ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2003/09/15) A
【高山植物】
トウヤクリンドウ |
この花が咲き始めると本格的に秋の到来を感じさせます。クリーム色の花びらに緑のラインが特徴的で、開花している花が少なくなってきたこの時期は良く目立つ存在です。
イワギキョウ |
イワギキョウはほんとに息の長い高山植物です。ちらほらとしぼみ始めた花もあるのですが、まだまだ健在です。昨年の秋 (2002シーズン Vol.15 2002/09/01) にもトウヤクリンドウとイワギキョウをお伝えしておりますが、昨年から比べると、トウヤクリンドウの開花は2週間程度遅れているようです。
チングルマ(実) | ジムカデ(実) |
こちらの2つは花が終わり、きれいな実をつけています。チングルマは既に何回もご紹介してますので、詳細に解説するまでもありませんが、まだまだ大雪渓のいたるところで、たくさんの綿帽子を見かけることができます。そして、ジムカデも茎の先端にマッチ棒の頭のような赤い実をつけています。この赤い色はかなり鮮明で、花の時期よりもよく目立つほどです。
ウラジロナナカマド(実) |
ウラジロナナカマドも実もようやく赤くなり始めました。先ほどのトウヤクリンドウと同様、こちらも赤くい色づくのが昨年から比べると1〜2週間遅いようです。
ウラジロナナカマド(紅葉) |
この時期になるとやはり気になるのがウラジロナナカマドの紅葉です。昨年と比べ、こちらの紅葉のほうは、ほぼ同じ時期のようですので、次の週あたりは結構進んでいるのでは思われます。
ただ、大雪渓エリアでは霜などで枯れてしまうことが多く、ごらんの画像でも色づくまえに枯れ始めてしまった箇所もあり、キレイに色づいてくれるかどうか少し心配なところです。
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