ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2003/10/04) A

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(Update:2003/10/10)

 

【高山植物】

ミヤマアキノキリンソウ(実)

ミヤマアキノキリンソウもなかなかご紹介する機会がなく、少しタイミングを逃した感があります。しかし、大雪渓エリア全体を見たとき、今年はこのようにきれいなタンポポ状態のミヤマアキノキリンソウを見つけることができず、探すのにやや苦労したものです。こんな曇空で見ると単なる枯れ草のようですが、日の光に照らされた綿毛は輝きを見せ、なにか暖かさを感じるような雰囲気を醸し出したりするものです。

 

イワカガミ(紅葉)

日に照らされて輝くといえばこちらのイワカガミを忘れてはなりません。この時期はどのイワカガミも深い紫色に変身し、「黒光り」といった感じです。夏場の緑色の頃よりも輝きが強く見えます。花の咲く頃がやはり一番の見ごろですが、一年中光り輝くイワカガミの葉は、その名をあらわすのにふさわしい存在です。

 

チングルマ(紅葉)

今年のウラジロナナカマドの紅葉がイマイチとなってしまいましたが、こちらのチングルマの紅葉はご覧のようにみごとに真紅に染まっています。画像上部にチングルマの茎が見えています。先週まではこちらに羽毛状の綿毛(実)がついていましたが、もうすっかり飛んでなくなってしまいました。

大雪渓エリアにおいて一番きれいな真紅を周りに放っているのはチングルマではないでしょうか?

 

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