ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2004/10/17) D
【雪渓下部】
さて、ここからはいつもの大雪渓の様子をお伝えします。ご覧のように一週間前の画像とはまったく趣の異なる状態になっています。
先ほどの位ヶ原山荘付近ほどではありませんが、この付近も路面に一部凍結箇所が見られます。
モーグルバーン付近 |
初夏の、まだここ多くの雪が残っている頃はモーグルのラインが数本並ぶモーグルバーン付近です。右はもともと雪解け水がたまり、少し窪地になっているところですが、ご覧のように道路下にある排水溝を半分ふさぐほどの積雪があります。したがって50センチ程度の積雪があるのではと思います。
摩利支天岳山肌はそれほど積雪はありません |
しかし、摩利支天岳の山肌はそれほどの積雪は残っていません。かなり急ですので、雪つきが悪いのでしょう。春先の雪が一面張り付いた状態は相当降雪がないと、この急斜面に雪が付かないことがわかります。
スキーヤー専用道路入口付近 | かなりの箇所でロープが埋まってます |
こちらはバス停から大雪渓上部に向かうスキーヤー専用道路の入口付近。ハイマツ帯が風よけになって吹き溜まりとなっているのでしょうか?かなりの降雪があり、スキーヤー専用道の両側に張られているロープが雪の中に埋まっています。このロープは大体地面より50センチほど高い位置に設置されています。
道がわからなくなるほどの積雪 | 深いところは膝まで |
さらにスキーヤー専用道路をあがるとごらんのようにどこが道路なのかまったくわからなくなっているところもあります。足を踏み入れると膝くらいまでズボっと入ってしまうところまであります。降雪から2日たっていますので、ふわふわの雪ではなく、少し表面の締まった感じの雪質です。場所によってはクラスト状のところもあります。
石碑の岩 |
こちらは石碑の岩付近。ご覧のように少しではありますが積雪があります。今年は7月上旬には雪が完全になくなってしまいました。それでも3ヶ月半しか地面が露出していません。岩の上部ですら、さらにもう1ヶ月〜1ヵ月半程度長いだけです。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |