ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.23(2013/10/12〜13) B

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(Update:2013/10/17)

 

【観光センターから大雪渓へ、沿道の風景 V(位ヶ原山荘〜大雪渓)】

さらに登って、こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

秋は途中下車の方々多くなる − 山歩き・写真撮影が人気

紅葉シーズンから晩秋のこの時期にかけては、こちらの位ヶ原山荘前でシャトルバスを乗り降りされる方が多くなります。これまでは紅葉シーズンが終わるとかなり人出が少なくなりますが、最近は歩くことそのものを楽しむ方が増えていらっしゃるようで、晩秋になっても山歩きをされる方々の様子が見られます。

 

晩秋の柔らかな雰囲気

ビビッドな紅葉はどこを切り取っても絵になるものですが、紅葉が終わった晩秋の雰囲気もなかなか味があってよいもの...

 

初冬へ一歩ずつ近づく

さらに季節が進んで、晩秋を過ぎて初冬という雰囲気になってくると、完全にモノトーンな世界に塗り替えられてしまい、柔らかな秋の雰囲気は今しか楽しむことができません。

 

晩秋の雰囲気も寿命は短い − あっという間に冬へ

見事な紅葉の期間も短いんですが、晩秋の雰囲気を楽しむことができるのも実は短いんです。あっという間に冬が訪れて、のんびりと楽しもうなんて雰囲気すら沸いてこなくなるものです。

 

残された紅葉ポイントを探す

紅葉が終了してしまったと言えども所々に残るポイントを探すのもそれは楽しいものです。

 

ノリクラのグリーンシーズンもあとわずか

残り短いノリクラのグリーンシーズンを穏やかに過ごせるのもあとわずか...紅葉シーズンが過ぎればあっという間に冬への駆け足が始まります。

 

【雪渓下部】

それではここから雪渓下部の様子をお伝えします。

 

積雪はもうありません

雪渓下部の雪解けは先週の段階で終了しました。

 

スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド 赤い実だけを残して落葉

こちらはスキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマド。ほとんど落葉してしまい、ご覧の通り、赤い実だけが目立つ状況です。ほぼ昨年と同じ状況の推移です。

 

石碑の岩

モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります。周辺の雪解けは完全に終り、変化の乏しい状況となってきました。

 

チングルマ − 見事な真紅の紅葉

いつもお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週以上に見事な真紅の紅葉を見せてくれています。おそらくピークの色合いといえるでしょう。こちらもほぼ昨年と同じ推移です。

 

あちこちで高山植物の紅葉

そして、雪渓下部周辺をよく観察してみると、同じように深い色合いの高山植物を見つけることができます。

 

チングルマの紅葉 ミヤマキンバイの紅葉

左はチングルマの紅葉、右はミヤマキンバイの紅葉です。ウラジロナナカマドやダケカンバの見事な紅葉とは別の世界で、ビビッドな色合いを放ち続けています。これらの高山植物の紅葉は「草紅葉」などと呼ばれていますが、お花畑などでは、一面に高山植物の紅葉が広がる様子もあって、なかなかの趣が感じられるものです。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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