ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2008/06/21〜22) C
【稜線へ】
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それでは稜線に向けて出発します。
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今回(2008/06/23)の登山道(全体の2分の1付近) | 先回(2008/06/14)の登山道(全体の2分の1付近) |
先週は肩の小屋から稜線までの登山道は全体の約3分の1程度で雪解けが完了し、2分の1程度進んだあたりから積雪が始まっていましたが、ご覧のとおり、今週はさらに雪解けが進んでいます。
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ここから積雪 − 昨年よりもやや早い雪解け |
さらに30メートルほど進んだあたりから積雪が始まります。昨年と比べてやや早い雪解けです。
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登山道の積雪もかなり減少 | 積雪の横幅は10メートルほど |
積雪が始まっても登山道上に残された積雪はご覧のようにごくわずかになっています。横幅は10メートルほどです。
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登山道上の大岩 − 先週から1メートル以上の雪解け |
先週から頭を出し始めた登山道上にある大岩もご覧のとおりほぼ完全に姿をあらわし、先週から1メートル以上の雪解けであることが分かります。
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魔利支天岳 − 昨年とほぼ同等 |
こちらは登山道のルートを振り返って望んだ魔利支天岳。魔利支天岳そのものは先週とそれほど大きな変化はありませんが、その手前に広がる朝日岳から続く山裾の雪解けが目立ちます。先週と同様、昨年とほぼ同じ推移をみせています。
【稜線】
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蚕玉岳〜朝日岳稜線 |
こちらは蚕玉岳〜朝日岳の稜線
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稜線直下は完全に雪が途切れる − 昨年より若干早い雪解け |
先週はほぼ全面積雪が見られた稜線直下はご覧のように完全に雪解けが完了している状態です。
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朝日岳直下から大雪渓へのバーン − 狭いところで幅30メートルほどになる |
こちらは稜線の北側の朝日岳直下から大雪渓に滑り降りるバーン。大雪渓に入る手前が細くなりかけていますが、それでも幅30メートルほどあって滑走可能です。
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滑走は稜線から朝日岳直下へ移動する必要があります |
稜線直下の積雪がないため、剣ヶ峰方面から戻ってこられたスキーヤーは、姿をあらわし始めた登山道を下って朝日岳直下に移動します。
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こちらの方々は天候がよければ、年に1度はノリクラに訪れるとのこと。こちらの画像は23日(日)のもので、10時の乗鞍スカイラインのシャトルバスでお越しになられたとのことで、早朝のまとまった雨に見舞われずにすんだようです。
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朝日岳直下から大雪渓への滑り込み − 一番細い箇所が来週あたりで途切れる可能性あり |
朝日岳直下から大雪渓への滑り込みは現段階では問題なく滑走できるものの、次の週末あたりになると、前述の細くなった箇所が途切れたり、岩の頭が全体的に多くなってくることが予測されます。
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蚕玉岳〜朝日岳稜線 |
こちらは朝日岳側から蚕玉岳方面を見た稜線。先週と比べて大きな変化はなく、昨年とほぼ同じ状況です。
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権現ヶ池 − 昨年並み | 朝日岳 − 昨年より1週間早い状況 |
稜線の西側にある権現ヶ池は昨年とほぼ同じ状況。そして権現ヶ池の外輪のひとつである朝日岳は先週の段階では昨年よりも1〜2週間早い雪解けを見せていましたが、今週は昨年よりも1週間早い状況にとどまっています。
【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】
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こちらは剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線付近。
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先週から高さ1メートルほど雪解け − 昨年とほぼ同じ状況 |
蚕玉岳山頂付近は先週から比べて高さで1メートルほど雪解けが進みます。昨年と比べてほぼ同じ状況です。
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稜線直下の雪解けが激しい − 積雪は稜線から25〜55メートル下に |
先週あたりから稜線直下の雪解けが激しくなり、今週は稜線から分離してしまいました。稜線からの距離は一番近いところで25メートル、もっとも雪解けが進んだところで55メートルです。砂礫の急斜面ですのでスキーブーツで降りる場合は慎重を期す必要があります。また、次週末はさらに下方向へ雪解けが進むはずです。その先は問題なく滑走可能ですが、歩いて降りる距離が長くなれば、事実上、今週もしくは次週末が最後となる可能性があります。
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横幅は80メートル | 剣ヶ峰からの岩場 −先週からほとんど変化がありません |
横幅に関しても先週の150メートルから80メートルへと狭まっています。ただ、滑走に関してはなんら問題はありません。右の画像の剣ヶ峰から続く岩場も雪解けが目立つようになって来て、昨年より若干ペースが速いようです。
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今回(2008/06/22)の唐草模様 | 先回(2008/06/14)の唐草模様 |
位ヶ原の唐草模様は先週よりもさらにハイマツ帯の面積が増えてきています。昨年とほぼ同じ状態です。
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全体の3分の1地点 − 岩の頭が出始めました(昨年とほぼ同じ状況) |
稜線から県道までのうち、3分の1ほど滑り降りたところです。毎年、この付近から岩の頭が出始めて雪解けがさらに進むとこのエリアを境にバーンが上下に分離されます。先週までは全く見えなかった岩の頭がご覧のようにいくつも出始めてきました。昨年とほぼ同じ状況です。
また、この箇所が沢筋の中で一番細くなっているところですが、先週と同様に横幅は38メートルあり、滑走には全く問題ありません。
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この付近から緩斜面へと移行して行き、バーンには細かなピッチが目立ちますが、しっかりと板に加圧すれば問題なく滑走を楽しむことができます。
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全景 |
剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線からの沢の左に位置する剣ヶ峰の直下からも滑り込みも先週までは何とか滑走できましたが、今週はほとんど滑走できないほどしか積雪は残っていません。この状況は昨年とほぼ同じです。
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県道乗鞍岳線の周辺はかなり積雪が少なくなってきていることが分かります。
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1.8メートルの積雪 − 昨年よりも1週間早い雪解け |
山側の切り通しの壁は先週の2.5メートルから1.8メートルへと減少しています。先週の段階では昨年よりやや早い状態でしたが、今週は昨年と比べて1週間ほど早い雪解けの状態を見せています。
先週の段階ではしばらく楽しめそうな状態でしたが、急速に雪解けが進み、次の週末は稜線直下の雪解け具合によって、稜線からの滑走ができるかどうか微妙な状況です。(→
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