ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.16(2008/08/29〜31) D
【雪渓上部 T】
雪渓上部全景 − 上部はやや早く、下部は1週間遅い |
こちらは雪渓上部。先週は上部部分で昨年より早く、下部では昨年並みといった状況でしたが、上部はやや早く、下部は1週間ほど遅い状況です。
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先週の雪渓上部右側全景 ノリクラ雪渓カレンダーVol.15(2008/08/23〜24)D |
今週の雪渓上部右側全景 横幅66メートル −1週間遅い状況 |
こちらは雪渓上部右側。先週と比較してお伝えしますが、横幅は先週の90メートルから66メートルに短くなっています。ただ、北寄りの右側部分ではそれほど変化がなく、南寄りの雪渓上部を左右に分ける尾根部分の雪解けが目立ちます。それでも全体的にはあまり雪解けが進まず、昨年よりも1週間遅い状況です。
リフト土台 |
雪渓上部右側の右下(北東)付近にあって雪渓中段の上部に位置するリフト土台付近。前述の通り、北寄り(右側)部分ではほとんど雪解けが進んでいませんので、雪渓からリフト土台までの距離は先週の35メートルから36メートルへとほとんど変化していません。したがって、昨年より1週間遅い状況です。
北側部分 − 長さ100メートル 滑走距離73メートル |
比較的横幅があって、数本の滑走ラインが取れそうですが、岩の頭が出始める箇所が多く、実際には2レーン程度しか確保できません。こちらは北寄り部分の滑走レーン。雪渓下端までの距離は先週の134メートルから100メートルとなり、実際の滑走距離は73メートルです。
中央部分 − 長さ165メートル 滑走距離85メートル |
中央には砂礫地帯があり、この下の部分がもう一つの滑走エリアとなります。下端までの距離は165メートルですが、途中に岩の頭が出始めていて、実際の滑走距離は85メートルです。
上端部分 |
こちらは雪渓上部右側の上端部分。
雪渓上部右側上端 − 昨年より1週間近く早い雪解け |
上端の位置は先週よりも30メートルほど下がっています。先週と同様、昨年よりも1週間近く早い雪解けです。
上端から − 雪渓上部下端まで193メートル |
上端から雪渓上部の下端までの距離は先週の237メートルから193メートルとなっています。しかし、ここからはもう滑走できる状態ではなく、先ほどご紹介した北側の砂礫付近からの滑走となります。そして、ご覧のように雪上に岩の頭が出始めているため、上端よりやや下がった箇所からしか滑走ができません。下端までの距離で見ると昨年よりもやや遅い状況といえます。
プライベートゲレンデ − 今日は一人だけ |
30日(土)は雨が降っている時間帯のほうが多い状態で、さらに31日(日)はマウンテンサイクリング大会のためシャトルバスが運休されることから、今回は大雪渓に訪れるスキーヤーは皆無に近い状態で、特に31日(土)の午前中はこちらの方 一人だけ。
一人でもショートポールと電動ドリル持参で |
30日(土)は始発便でやってきて、一人であるにもかかわらず、スキー板・靴のほか、ショートポールと電動ドリルまで持参されての練習です。
一人で黙々と練習を重ねる |
冬場のスキー場でも同様のことが言えますが、他に滑走しているスキーヤーの全くいない状況ではもちろん指導者からの的確なアドバイスなどなく、自分のイメージで練習を繰り返さなければなりません。練習に集中できる反面、自分がどのように滑っているのかわからないという側面もあります。
バーンをきれいに整地するのももちろん自分で |
一人でポールを立てて、その部分だけ何度も滑走すれば、ある程度フラットな状態となります。幸いにも今日は気温が低いにもかかわらず、雪面が硬くなく、何本か滑走すれば、スプーンカットの凹凸がさほど気にならない状態となってくれました。そして、納得のいくまで、ノリクラでの練習の日々が続きそうです。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンにしてください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。大雪渓は新雪が降っても急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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