ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2009/10/10〜11) C
【10月11日(日)、シャトルバスは位ヶ原山荘折り返し運転】
観光センター前駐車場 − 寒い朝 |
そして、翌日の10月11日(日)も、雲ひとつないきれいな青空が寒い朝に広がります。
山頂付近はうっすらと白く |
先日と同様、山頂付近はうっすらと白っぽくなっています。見た目には、昨日以上かもしれません。
積雪凍結のため、シャトルバスは位ヶ原山荘前折返し運転 |
三連休中日とあって、今日もシャトルバス乗車券発売所には、始発便のチケットを買い求める方々の列ができています。しかし、この冷え込みで、昨晩は山頂付近で降雪があって、岐阜県側の乗鞍スカイラインは積雪凍結のため通行止め。長野県側の県道乗鞍岳線も位ヶ原山荘より上部で1〜2センチ程度の積雪となり、シャトルバスは位ヶ原山荘前までの折り返し運転で運行が開始されました。
始発のシャトルバス | タクシーもすべて出払っています |
先週の10月3日(土)は、雨量規制で乗鞍スカイラインが通行止めとなり、畳平への乗り入れができないことから、シャトルバスは大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)までの折り返し運転となりました。その際も、「畳平まで歩いてどの程度時間が必要か?」と、係の方に質問される様子が見られました。今回も同様に、「位ヶ原山荘から畳平までどれくらいかかりますか?」と、お聞きになる様子が見られます。
位ヶ原山荘から大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)まで1時間〜1時間30分程度、大雪渓駐車場から畳平まで30分〜45分程度と考えられます。
タクシーも完全に出払ってしまい、乗り場には一台も待機するタクシーはありません。
折り返し終点の位ヶ原山荘前 |
そして、こちらは折り返し運転の終点となった位ヶ原山荘前。
山荘前にはたくさんの方が |
位ヶ原山荘前にはバスを待つ方々の長蛇の列ができています。
位ヶ原山荘前は乗客もバスも長蛇の列 |
一時間に一便が運行されるシャトルバスは、各便とも5台前後の運行となり、9時便にいたっては10台ものシャトルバスが位ヶ原山荘目掛けて出発しましたが、元々、バス一台がやっと転回できるスペースしかない状況ですので、山荘周辺は乗車を待つ方の列と同様、下り便のシャトルバスそのものも長蛇の列となっています。
午後になっても路肩には積雪 |
こちらは、位ヶ原山荘から先の県道乗鞍岳線。日差しが当たって大半の積雪は融けましたが、路肩にはご覧のようにまだ、雪が残っています。この時期は、日差しが差し込めば、簡単に融雪するものの、10月後半ともなれば、太陽が低くなることもあって、しっかりと日が差し込む時間帯が短く、融雪しにくくなってきます。
特に岐阜県側の乗鞍スカイラインは、県道乗鞍岳線以上に積雪凍結の頻度が高く、これからの時期は、通行止めとなる確率が高くなります。
大雪渓駐車場付近 − 通常運行となったシャトルバスに手を上げて... |
そして、こちらは大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)付近。ご覧のように多くの方が、散策されている中、11時15分に乗鞍スカイラインの通行止めが解除されたことから、シャトルバスは、11時便より、畳平までの通常運行となり、大雪渓前にもシャトルバスやってきます。
突然、現れたシャトルバスに乗車しようと、急いで駆け寄る方々が手を上げてバスを呼び止めます。
通常運行開始で、下り便を待ちます |
11時上り便が畳平に向けて出発したということは、もちろん、畳平からの下り便も運行が再開されるということになり、大雪渓駐車場には下山のシャトルバスを待つ方々の列ができ始めます。
今日は、畳平からの山頂登山の予定だったものの、位ヶ原山荘からの登山となり、ややお疲れ気味の様子。それでもこんなこともない限り、このような経験はなかなかできないものです。
そして、下りのシャトルバスが到着し、無事に下山です。(→ Next)
■ご注意■
今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。
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