ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2013/04/20〜21) C
【ツアーコース U −3〜6番標識区間】
太陽が姿を消し、雲が厚くなる − 天候は悪化へ |
先ほどまでぼんやりと顔を覗かせていた太陽も、その姿が次第になくなり、雲が徐々に厚くなってきました。そして、遠景の山並みを見ると鉢盛山の山頂にはすでに厚い雲がかかり始めています。ゆっくりではあるものの、天候は悪化傾向を示しています。
昨年の5番標識 2012ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) C ↓ |
先週の5番標識 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.4(2013/04/13) C ↓ |
今週の5番標識 先週より30センチ減少 昨年より30センチ少ない |
こちらはツアーコース上部付近の5番標識。3番標識の画像と同様に、左上は昨年同時期で右上が先週のものです。先週より30センチ減少して、昨年より30センチ少ない状況です。
昨日の降雪がうっすらと積もっている |
5番標識を過ぎたあたりから、うっすらと昨日の降雪が残っている様子が見られます。先週のような重たくベタベタした湿雪ではありません。
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昨年の6番標識手前の谷 2012ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) C |
今週の6番標識手前の谷 |
5番標識を過ぎて6番標識付近に差し掛かると、ウェーブ状になった箇所があります。左の昨年同時期よりもフラットになっていることがわかります。また、先週よりもさらにフラットになっています。ウェーブが存在することすら気付かないといってもよいでしょう。
ただ、ウェーブが小さくなってきたことで勢い良く下山滑走することよよって、ウェーブに足をとられて転倒負傷することが懸念されます。過去には転倒負傷して救助要請した事案も発生していますので、細心の注意が必要です。
そして、6番標識を過ぎれば、ツアーコース最後の位ヶ原急斜面へと向かいます。
【ツアーコース V − 位ヶ原急斜面】
ツアーコース − 位ヶ原急斜面 |
こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。これまで樹林帯を切りとおしてコースが作られていましたが、この付近からはオープンバーンとなります。
昨年の位ヶ原急斜面 2012ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) D ↓ |
先週の位ヶ原急斜面 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.4(2013/04/13) C ↓ |
今週の位ヶ原急斜面 先週より30センチ減少、昨年より1メートル多い |
位ヶ原急斜面の積雪は先週より30センチ減少して、昨年より1メートル多い状況です。位ヶ原急斜面はこれまで増加の一途をたどっていましたが、今週は初めて減少に転じました。
気温0℃、空気が冷え込んできた | ここで防寒対策を施します |
正午の位ヶ原急斜面の気温は0℃。空気に冷え込んできた感覚を覚えるようになります。ここでネックウォーマーやフェースマスクを被って防寒対策を施します。春スキーの季節ではありますが、まだまだ、冬の装備も必要です。
昨日の新雪がしっかりと降り積もる | パウダーを捉えて楽しそうに滑る |
この付近から足裏に柔らかさを感じる程度まで新雪が降り積もるようになり、下山滑走するスキーヤーの姿も、パウダーを捉えて楽しそうに滑り降りる様子がみられました。(→ Next)
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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