第8回 乗鞍天空マラソン
(2013/06/22〜23) C
【駆け上がるランナー】
続々と選手が駆け上がってくる |
やはり2000名にも及ぶ参加者となると、本当にたくさんの方が駆け上がってきます。
良く見ると男性選手と一緒に登ってくる女性ランナーの姿があります。
杉浦 美由紀選手、女子1位 2時間34分39秒 | |
09:45:28 | 09:45:38 |
杉浦 美由紀選手。単独の女子トップです。一昨年の第6回大会では3位、昨年の第7回大会では2位と、一つずつ順位を上げ、今回の第8回大会では見事優勝を果たされました。この時点では2位以下との差は2分程度ですが、最終的には3分30秒程度の差をつけてゴールしました(タイムは2時間34分39秒)。
前 :朝倉 麻貴選手(2位)、後:平野 泰子選手(4位) | |
09:47:22 | 09:47:22 |
2位は朝倉 麻貴選手。この後も2位の位置をキープしてゴールされました(タイム2時間39分07秒)。後ろの女子選手は平野 泰子選手で最終順位は4位(タイム2時間42分47秒)。
武田 典子選手(3位) |
そして、カメラに向かってポーズを決める女子5番目にやってきた武田 典子選手。この後順位を二つ上げて3位でゴールです(タイム2時間42分13秒)。
苦しい中にも楽しそうな表情 |
苦しそうな表情の中でも、楽しそうな表情が見え隠れしていて、この大会の大きな特徴である「景色を楽しみながら走ること」に少しでも近づこうとされる様子が感じられました。
青空に背中を押されて |
こんな真っ青なキャンパスが上空いっぱいに広がると、足取りも不思議と軽くなるものでしょう...
【大雪渓目指して】
10時、気温12℃ − ひんやりとした空気に包まれる |
10時前後の大雪渓付近の気温は12℃。少し上空の雲が多くなるときもありますが、きれいな青空に包まれています。肌を突き刺すような日差しの強さはまったくありません。空気感はどちらかというとひんやりとした雰囲気を漂わせ、多くの選手にとって、走りやすいコンディションだったと思います。
カメラの前では思いっきりの笑顔とポーズ |
選手一人一人の写真を撮影するカメラマンの方々...今日は遠方の穂高連峰がくっきりとしていて、そんな峰々をバックに映しこんだ画像は、選手の皆さんの大切な思い出になるはず。カメラの前を通過する選手の方々も思いっきりの笑顔とポーズを決めちゃいます。
ファインダーをのぞきながら選手を応援! |
よいカットを切り取るため、完全に寝そべって撮影されていますね。トップの選手が通過してから2時間以上も同じ姿勢で取り続けます。それと同時に、ファインダーをのぞきながら、選手への声援も掛け続けます。沿道の観客のない状況の中、登ってくる選手に声を掛けて大会に参加することは、大切なことですね。
カメラマンとのアイコンタクトが魅了する一枚を... |
だから、選手の皆さんも飛び切りの笑顔でこたえて下さり、そんなアイコンタクトのやり取りが、天空マラソンのワンショットをを魅了する礎となるものでしょう。
ダイナミックな夏雲が頭上に |
上空には夏雲が広がります。ダイナミックな雲のが頭上いっぱいに広がります。
「今年も来年もお会いできるかな〜」 |
毎年、出場される方の中には、毎年同じアイテムを付けられるケースも多く、「今年も来年もお会いできるかな〜」と、ちょっとした期待が膨らんだりします。
すれ違う選手同士の励ましあいが心に響く |
山岳道路ですから沿道に応援者が並ぶスペース的な余裕がなく、ここには選手しかいません。ですから、選手同士での励ましがごく普通に交わされ、同じ辛さを経験したもの同士だからこそ、心に響く声援ができるのでしょう。
「ガンバ!あとちょっと〜〜」の掛け声に押されて |
「ガンバガンバ!折り返しまであとちょっとだ!」
足が動かずめげそうになる方も、「ちょっとだけ走って見るか...」という気持ちにさせられるものです。
着ぐるみの中は汗でびっしょり − 「汗冷えですよ!」 |
「初めて仮装で出場しましたが、出場する大会を間違えました!」
レース序盤ではかなり汗をかいてしまい着ぐるみの中は完全にサウナ状態。しかし、登るにつれて体が冷え込んできて、汗ばんだ着ぐるみが今度は冷たくなって、汗冷え状態に...天空マラソンは標高差があるため、レース序盤と終盤では気温差がかなりあります。
「出場する大会を間違えました」と、おっしゃっているように、初めて仮装して出場される方は、他のレースなどで仮装走行に慣れてから、過酷な天空マラソンに出場されたほうがよいのかもしれませんね。
「暑いよ!寒いよ〜!」を同時に連呼しながら、ひたすら登って行きます...
マリオの大きな声援で |
「ファイト!ファイト〜!走れ走れ!!」
大きな掛け声を出しながら登ってくるのは、マリオのお二人。下山の人にも「走れ走れ」ってハッパを掛けるほどの勢いです。すれ違う選手の方々とのハイタッチの嵐が続いています。かなりの人気振りの様子がうかがえますね。
ハイタッチはまだまだ続きます |
そんなハイタッチに応じながら、折り返し地点の大雪渓のエイドに向かいます。(→ Next)
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