ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>
Vol.25(2015/10/24〜25) B
【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝ゲート〜大雪渓)】
三本滝ゲート − この先、マイカー規制 | 観光客の方が絶えず訪れる |
観光センターから7km先にある三本滝ゲート。この先、マイカー規制です。シャトルバスを利用される方。三本滝に向かおうとされる方など、ゲート管理の業務とは関係ないものも含めて、お越しのお客様には親切に対応します。
一緒に記念写真を | ちょっと照れくさそう |
「それでは一緒に記念写真を」と、サービス精神旺盛...でもちょっと照れくさそう(笑)。こちらの三本滝ゲートの警備員の方も業務はあと1週間...来年もお会いできることを楽しみにしています。
かもしかゲレンデ − 草刈り作業が始まる |
三本滝ゲートのはるか頭上で草刈機の甲高いエンジン音が鳴り響いています。かもしかゲレンデでは、来るスキーシーズンに向けて、草刈りが行われました。急斜面で大きな石が多く、機械での草刈り作業ができず、全面草刈機での手作業です。
これまでにも夏場のかもしかゲレンデの状況をお伝えしておりますが、ヤナギランやヨツバヒヨドリなど高さ1メートル以上の山野草が生い茂る場所ですので、そのまま雪が降っても滑走できる状態にはなりません。そのため、冬が訪れる前に草刈りが必要で、このように草を短くしておけば、少ない降雪でも滑走可能な状態になります。
全て枯れ落ちる |
三本滝ゲートを過ぎると、紅葉シーズンは完全に終わり、どこを見ても、葉をつけたものはなく、すべて枯れ落ちてしまいました。
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枯れないのは湧き水だけ |
そんな中で枯れずに残っているものを発見...摩利支天上の30号カーブにある湧き水。夏場とほとんど変わらない数量で流れ続けています。
=間違い探し − 1点だけ違う箇所があります= |
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先週の29号カーブ先の直線箇所 | 今週の29号カーブ先の直線箇所 |
湧き水の上の29号カーブ先の直線箇所。こちらの2枚の画像、1点だけ違いがあります。
冬季閉鎖に向けてカーブミラーが撤去 |
先週まで存在していたカーブミラーがありません。冬季閉鎖に向けてミラー部分だけ撤去されました。積雪による損傷防止と、春になって行われる除雪作業に支障をきたす恐れがあるためです。
位ヶ原山荘 − 年末年始・冬季も営業 |
標高2350メートルの位ヶ原山荘は10月31日(土)まで営業が続けられます。その後は、冬季営業が予定されていて、年末年始(今シーズンは2015年12月23日(水・天皇誕生日)〜2016年1月11日(月・成人の日))と、2月上旬からの冬季通常営業です。ただし、4月末の乗鞍岳春山バスが運行されるまでは、交通機関はなく、雪上を歩いて行くことになりますから、冬山経験者のみとなります。
11号カーブ・ツアーコース入口 |
さらに登って位ヶ原山荘から1.5km先の11号カーブ・ツアーコース入口。
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藪だらけのツアーコース位ヶ原急斜面 |
厳冬期のツアーコース位ヶ原急斜面 |
すぐ手前の眼下に広がる藪の部分がツアーコース最後の位ヶ原急斜面。ここを登りきると先の11号カーブに突き当たります。現在は藪だらけですが、年末年始を過ぎるころには右の画像のようなオープンバーンが広がります。
ノリクラ雪渓カレンダーは今回のVol.25で終了いたしますが、12月からは速報を再開し、ツアーコースの状況をメインにお伝えすることになります。積雪状況や雪のコンディション、また、森林限界を超えた厳冬期のノリクラの様子をお楽しみください。
紅葉も終わって、何もない状態ですが、唯一真っ青な青空が広がっています。でも、これさえあればあとは何もいらない...まるで炊き立ての白いご飯のようなものでしょうか?
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先週の4号カーブの氷瀑 | 今週の溶けてなくなりました 暖かい日・寒い日を繰り返しながら冬へ |
大雪渓下の4号カーブ近くにはご覧のようなせせらぎが岩場を伝っていて、10月は周囲に氷瀑がみられるのが珍しくない状況。しかし、今日はご覧のように氷が融けてしまってます。如何に暖かいのかお分かりでしょう。こんな日もあって、寒い日もあって、それを繰り返しながら冬へと進んで行きます。
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