ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2017/10/07) B
【雪渓下部、雪渓中段】
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雪渓下部 | 雪渓中段 |
それではここからは雪渓の積雪状況をお伝えします。6週間前まで残っていた雪渓下部の積雪はご覧のとおり完全に雪解けが終了しました。また、雪渓中段も4週間前に積雪はなくなりました。
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石碑の岩 |
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チングルマの紅葉は1週間経過してもきれい |
石碑の岩のチングルマ、先週もお伝えしましたがご覧のように完全に真紅の発色になりました。1週間経過してもその色合いにほとんど変化はありません。
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クロマメノキ | コケモモ |
この付近にはクロマメノキ、コケモモなども見られ、ご覧のようにたわわに実っています。
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高山植物の紅葉は鮮やか | クロウスゴ |
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ミヤマキンバイ | チングルマ |
このほかにもご覧のように見事に色づく高山植物たちがいっぱい!。先ほどの位ヶ原11号カーブの赤い部分も高山植物の紅葉でした。ダケカンバやウラジロナナカマドから見ると小さな紅葉ですが、非常に目立つ鮮やかな紅葉なんです。
【雪渓上部】
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雪渓上部全景 | 雪渓上部左側 |
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。
大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。
したがって、8月下旬以降になって雪渓上部左側しか滑走エリアがなくなるとノリクラデビューは出来ませんので、初めての方は雪渓下部や雪渓上部右側が滑走できる8月中旬までにお越しになったほうが良いでしょう。
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雪渓下端 =落書きの岩から雪渓下端まで35メートル= |
2014年の雪渓下端 |
こちらは下端部分。下端部分は落書きの岩の上方35メートルのところにあり、2014年と同じ雪解け状況です。なお、2016年は極端に雪不足の年のため比較できず、2015年はシーズン終了の10月末の段階でも、落書きの岩の上方10メートルまでしか雪解けが進みませんでした。
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先週のモーグルコース ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2017/09/30) B |
今回のモーグルコース 下端部分の雪解けはわずか |
こちらはモーグルコースのある右寄り部分。下端部分を見比べると数メートルしか雪解けが進んでいません。そろそろ、雪解けが止まる時期に差し掛かって来ました。
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モーグルコースは2本 |
今日はモーグルコースに訪れる方がいらっしゃいませんでしたが、先週と同様にモーグルコースは2本あります。
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右側のレーン − 17コブ×60メートル | 左側のレーン − 12コブ×53メートル |
コースの長さは先週と同じく、右側(上から見て左側)のレーンは、17コブ×60メートル(ピッチ:3.5メートル)。左側(上から見て右側)のレーンは、12コブ×53メートル(ピッチ:4.4メートル)です。また、右側(上から見て左側)は、平日に滑走・整備された模様で、きれいなコブが残っていました。
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左寄り部分 − ショートポールを設置してバーン整備 |
唯一、訪れていたのは常連のアルペンボーダー。雪渓上部左側の左寄り箇所にショートポールを設置してバーン整備です。
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10月以降は朝晩の冷え込みと日の入りが早く、滑走時間が限られる |
ただ、バーンが硬くうねりもひどいため、コース整備が思うようにはかどらず、今日はこれで撤退...10月以降は、表面が氷のように硬くなり、朝一番は滑走はもとより、バーン整備すらできない状況。日中は日が差せば緩んで整備・滑走できるものの、日の入りも早く、午後になるとすぐに日が陰って来てバーンは再び硬くなり、実質の滑走時間は2〜3時間あればよい方でしょうか?
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こちらは上端部分。
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2014年とほぼ同じ、2015年より1週間早い雪解け |
先週から積雪が少なくなって上端位置が下がり始めましたが、今週はあまり変化がありません。先週と同様、2014年とほぼ同じで、2015年より1週間早い雪解け状況です。
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上端から下端まで85メートル、例年よりやや長い |
雪渓上部左側の上端から下端までの距離は85メートル。
2016年は測定箇所の積雪が消滅し、2015年は108メートル、2014年は積雪のため先週より2メートル増えて83メートル、2013年は88メートルで、2012年は38メートル。2011年は濃霧で測定不能、2010年は49メートル、2009年は74メートル、2008年と2007年は降雪により上端・下端部分が不明瞭になり測定不能でした。例年よりやや長い状況です。
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