【速報バックナンバー
2019年10月分】
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(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.25<最終号>)
B 2019/10/26 11:35
▼ 22日(火)の初雪・初冠雪に続き、25日(金)も積雪に見舞われたため、今日の山頂方面は真っ白な雪景色!シーズン最後にふさわしい光景を見せてくれました。なお、本日の速報が今シーズン最後の速報となります(2020シーズンの予定は下記に記載しております)
2019年 2020年 ○ ○ ○ ○ ○
○ プレリリース版 正式版
●速報● ■2019年10月23日(水)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.25)
▼ 昨日は初雪・初冠雪から一転し、今日は雲一つない快晴の朝を迎えました。一の瀬大カエデはピークの色づきとなり、真っ青な空、初冠雪の白、そして、大カエデの赤の三色が織りなす三段紅葉となりました。 ■2019年10月22日(火)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.24)
▼ 早朝初雪となりましたが、雲間から山頂方面に初冠雪を観測しました。昨年より2日遅く平年より4日遅い記録。大雪渓より上部は積雪が続き、通行止継続中です。(2019/10/22
16:00更新)
B 2019/10/22 05:55
▼ 台風20号から変わった低気圧の影響により、昨晩は降雪に見舞われ、乗鞍岳では初雪となりました。岐阜県側乗鞍スカイラインでは最大10センチ、長野県側県道乗鞍岳線では5センチの積雪となり、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線ともに通行止めです。 ■2019年10月21日(月)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.24)
▼ 前回取材の10月19日(土)以降、急速に色づきが良くなり、ほぼピークに近い状態となってきました。これまで昨年より1〜2週間遅い状況でしたが、最終的には昨年とほぼ同じタイミングでピークを迎える状況となってきました。 ■2019年10月19日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.24)
B 2019/10/19 09:35
▼ 先週にひきつづき、今日もあいにくの天候の一日となってしまいました。 ■2019年10月12日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.23)
B 2019/10/12 09:30
▼ 体育の日三連休初日の今日。残念ながら台風19号の影響により終日雨と濃霧の一日となってしまいました。 ■2019年10月5日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.22)
B 2019/10/05 09:45
▼ この1週間で大雪渓・位ヶ原の紅葉はピークを迎えて初めての週末を迎え、良い天候に恵まれたため、多くの方が紅葉散策・紅葉撮影にお越しになりました。ただ、残念なことに、昨日の暴風雨でダメージを受けたダケカンバが散見し、若干ピークを過ぎた雰囲気となっている点が惜しいポイント。大雪渓・位ヶ原の紅葉のピークはあと数日程度と思われますので早めにお越しください。 ■2019年10月4日(金)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
今回はありません)
@ 2019/10/03
B 2019/10/03
▼ 一昨日にひきつづき、紅葉情報をお届けします。今週に入って大雪渓・位ヶ原はほぼピークの状態となり、昨日よりも良い状態が見られます。ナナカマドは近年になく鮮やかな状態となり、ダケカンバの発色も良くなってきました。 ■2019年10月2日(水)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
今回はありません)
▼ 昨日にひきつづき、紅葉情報をお届けします。今週に入って大雪渓・位ヶ原はほぼピークの状態となりました。ナナカマドの状態もまずまずで、まだ青い部分も残されていることからピークはもうしばらく続きそうです。また、ダケカンバは昨日同様に全体的にまだ青い部分が残っていて、ピークまでもうしばらくかかりそうです。 ■2019年10月1日(火)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
今回はありません)
▼ 28日(土)あたりから見頃に入った紅葉ですが、本日10月1日現在、ほぼピークの状態になってきました。位ヶ原11号カーブでは、ナナカマドはまだ青いものもありますが、綺麗に赤〜オレンジに染まって来ました。しかし、ダケカンバがはっきりとした黄色になるにはもう少し時間がかかりそうです。
@ 2019/10/26 08:15
発色がピークに達し、真紅の輝きを放つ
(一の瀬大カエデ)
A 2019/10/26 07:45
紅葉は昨年より1週間ほど遅れている
(観光センター)
大雪渓・山頂方面はしっかり雪化粧
(大雪渓〜肩の小屋登山道)
C 2019/10/26 12:15
今日の入山数3名
− 全員山麓から歩いて登る
(肩の小屋前)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<観光センター駐車場>
早朝7時の観光センター前駐車場は曇だったものが綺麗に青空が前面に広がる朝を迎えます。気温は6℃と冷え込んでいます。昨日の降雪に伴い、県道乗鞍岳線は大雪渓より積雪が始まり、県境では5センチほどの雪に覆われます。この状況は岐阜県側でも同様で、10km地点(四ッ岳カーブ)あたりから降雪となり、終点畳平で15センチの積雪となっています。このため、どちらも通行止めでシャトルバスは運休となりました。
7時前までは曇に近かった状態から綺麗な青空が広がり、朝日を受けて乗鞍高原に広がる紅葉も輝きを取り戻します。
<一の瀬大カエデと大雪渓への沿道の様子>
一の瀬大カエデは10月23日(水)あたりでピークとなり、初冠雪を頂くノリクラと青空をバックに、三段紅葉の撮影が楽しめました。それから数日が経ち、若干の落葉が感じられますが、ピークの発色が続いていますので見ごたえ十分ではないかと思います。ただ、今朝は青空がややくすんだ状態だったため、三段紅葉にはなったものの、空の鮮やかさが若干乏しい状態となってしまいました。
乗鞍高原の紅葉の上限は夜泣峠付近で、これより上部ではほぼ完全に落葉し、冷泉小屋から位ヶ原山荘付近にかけてはダケカンバのグロテスクな枝ぶりを楽しむことができ、これも晩秋の雰囲気を醸し出す一品となっています。
<大雪渓>
11時の大雪渓の気温は8℃、路面には全く積雪はありませんが、大雪渓内では一昨日の降雪が降り積もっています。概ね5〜20センチの積雪で、深いところでは30〜40センチとなっています。雪質は若干湿り気があり、冷え込みが厳しくなるとカチカチに固まり、場合によっては今後はアイゼンが必要になるかもしれません。
そして、先週まで残っていた雪渓上部左側はどこに雪渓が存在しているのかわからないほど全面覆いつくされました。雪渓上部左側の上では約20センチの積雪量。あれだけテカテカでツルツルだったアイスバーンも何ら問題を感じずに登って行けれるほどたくさんの新雪が降り積もりました。そして、おそらく今年も雪渓上部左側に残る1999年からの雪渓はそのまま越冬し、温存期間20年の記録に迫ります。
<紅葉>
現在は乗鞍高原がメインとなり、上端は夜泣峠付近です。ほぼピークに達した状態でも、まだ青い部分が残っているものが多く、特に善五郎の滝遊歩道のミズナラはまだ青い部分がかなり残っていてピークまであと一歩の状態が続いています。昨年より1週間程度遅い状況です。また、休暇村〜三本滝にかけてはカラマツはピークまであと一息といった状態で、こちらも1週間程度遅い状況です。おそらく、来週あたりまで見頃が続くものと思われます。
<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスは県道乗鞍岳線の積雪通行止めが終日運休。自転車入山数はゼロでした。三本滝から歩いて山頂目指す入山数は3名でした。なお、県道乗鞍岳線、乗鞍スカイラインは積雪状況によって冬季閉鎖が前倒しされる年もありますが、現時点では冬季閉鎖の発表はなく、通行止め解除の可能性も残されています。
昨年12月より毎週お届けした速報は本日をもって今シーズンの連載を終了させていただき、2020シーズンの速報開始は12月上旬です。今回取材の
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.25<最終号>
は今週末掲載予定です(2019/10/26 20:30更新)
【2019シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2019リクラ雪渓カレンダー正式版
は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2019/10/26)をもって2019シーズンの連載を終了させていただきます。2020シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月〜10月
速報
×
(毎週土曜)
(毎週土曜)
(毎週土曜)
(毎週土曜)
(毎週土曜)
(毎週土曜)
ノリクラ
雪渓カレンダー×
×
×
×
<3月下旬〜5月上旬>
<中旬開始>
<2019年11月>
お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2019年12月〜2020年3月>
ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2020年3月下旬以降>
春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2020年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2020年5月中旬頃を予定しております。
@ 2019/10/23 09:00
快晴の朝、昨日の初冠雪に輝く乗鞍岳をバックに三段紅葉
(一の瀬
大カエデ)
A 2019/10/23 09:35
どじょう池に映る逆さノリクラ
(一の瀬 どじょう池)
三段紅葉を一目見ようと大カエデ周辺には多くの方がお越しになっています(2019/10/23
更新)。
【初冠雪観測 − 昨年より2日遅く、例年より4日遅い】
@ 2019/10/22 10:40
山頂方面、初冠雪観測
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
A 2019/10/22 10:50
大雪渓より県境方面は積雪が続く
(県境付近)
【初雪観測 −
昨年より5日遅く、例年より8日遅い】
@ 2019/10/22 06:00
位ヶ原山荘より積雪
(位ヶ原山荘)
A 2019/10/22 06:00
昨晩の降雪で初雪となり、現在は雨
(位ヶ原山荘)
積雪は最大5cm
(県境付近)
C 2019/10/22 06:00
三本滝ゲートより通行止め、シャトルバス運休
(大雪渓前)
6時の畳平の天候は雨・気温2℃・風速1〜2メートルで、乗鞍スカイラインでは8km地点より積雪。また、標高2350メートルに位ヶ原山荘の天候は雨・気温3℃で、位ヶ原山荘付近から積雪が始まっていています。
この初雪は昨年より5日遅く、過去10年間の平均観測日より8日遅い記録です。なお、今シーズンの道路冬季閉鎖は11月1日からで、今後、路面状況が回復すれば開通する見込みですが、現時点では開通の見込みは立っていません。(2019/10/22
07:45更新)
@ 2019/10/21 07:25
ほぼピークの発色に
(一の瀬大カエデ)
A 2019/10/21 07:20
若干緑の部分が残り
厳密なピークまであと一歩
(一の瀬大カエデ)
まだ緑の部分が一部残っていて、厳密なピークまであと一歩という状態ですが、まだ落葉が始まってなく見ごたえ十分です。完全に真紅になるまであと数日程度と思われますので、今週いっぱいは楽しめるのではないかと思います。(2019/09/21
09:15更新)
@ 2019/10/19 08:35
大カエデがようやく赤くなってきた
(一の瀬大カエデ)
A 2019/10/19 08:00
乗鞍高原の紅葉は昨年より1〜2週間遅い
(サイクリングロード)
これから乗鞍高原は暖色系の色彩に包まれる
(夜泣峠)
C 2019/10/19 15:20
14時頃から集中豪雨
− 道路は川のように
(大雪渓駐車場)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<観光センター駐車場>
早朝7時の観光センター前駐車場は曇〜雨・気温10℃・ほぼ無風。夜明け前までは結構な降り方を見せていましたが、夜が明けて降り方が弱くなり、雲間に青空が覗く朝を迎えます。観光センター前駐車場にはわずか4台のクルマしか止まっていません。この天候に加えて、先週の台風19号の災害による中央自動車道の通行止めが続いていることが影響しているものと思われます。観光センター周辺の木々は黄色や赤に輝き始め、紅葉前線がようやく乗鞍高原に訪れた模様で、昨年より1〜2週間遅い状況です。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは朝7時より通常通り開門し、シャトルバスも始発便からBダイヤ(Cダイヤ)での運行が始まります。先週の三連休が終わった10月15日(火)より晩秋ダイヤとなり、天候にかかわらず2時間に1便の減便運行が最終日10月31日まで予定されています。
<一の瀬大カエデと大雪渓への沿道の様子>
8時ごろになると時折薄日が差す状況まで天候が回復します。乗鞍高原の紅葉が始まり、一の瀬園地にある大カエデもようやく見頃に近いレベルまで色づきが始まりました。これまで全く人の姿を見かけなかった大カエデ周辺に今日は三脚を構えたカメラマンの姿が見られました。全体的に赤い発色が始まったものの、まだ緑の部分がかなり残っている状態で、ピークの鮮やかな状態まで1週間程度かかると思われます。
10時の三本滝ゲートの気温は13℃、10月後半に入るというのに全く寒さを感じません。それどころか若干蒸し暑いよう空気感さえ感じます。三本滝ゲートを過ぎたかもしかゲレンデ付近はダケカンバの紅葉がまだ残っているもののほぼ終盤の状態で、摩利支天より上部は完全に落葉しました。
標高2350メートルの位ヶ原山荘を過ぎると濃霧が立ち込め、視界は50〜100メートル程度。先週はまだダケカンバの葉が若干残っていたものの、今週は完全に落葉し何も残っていません。
<大雪渓>
12時の大雪渓の気温は10℃、雨はそれほどではないものの、若干風が強くなってきます。そして、視界は50メートル程度しかなく、大雪渓駐車場からは雪渓上部左側に残っている雪渓の様子は全く確認できません。
雪渓上部左側の雪渓の大きさは長さ20メートル×横18メートルで、先週と比べると横幅がかなり小さくなり、夕方近くになって濃霧が抜けて来た時の様子ではいつもの横長の形状から縦長の形状に変化しています。バーン表面は完全に氷で縦溝は先週よりも小さくなっています。滑走距離は恐らく15メートル程度しか確保できないため、2〜3ターンしかできないのではないかと思いますが、常連スキーヤーの道具がまだ置いてあって、まだ練習にお越しになっている模様です。
午後になると天候は悪化傾向を示し、14時頃からは集中豪雨に近いレベルの降り方となり、いたるところで小さな滝ができ、富士見沢からは泥水が勢いよく流れ出て、大雪渓駐車場は全面泥水に覆われるほどの状態でした。
<紅葉>
上部の紅葉は完全に終了し、かもしかゲレンデ周辺の紅葉が終盤を迎え、現在は乗鞍高原での紅葉が見頃に差し掛かった状態です。一の瀬園地周辺では見頃に近い状態まで色づくものの、善五郎の滝遊歩道一帯にあるミズナラはほとんど色づいていない状態で、乗鞍高原全体では色づきが今後深まっていくことと思われます。また、休暇村〜三本滝間のカラマツでも色づきが始まり、周辺ではヤニの匂いが漂い、針状に落葉も始まっています。
また、一の瀬大カエデも全体的にしっかりとした赤色になってきました。昨年より1週間程度遅い状態で、ピークまで1週間程度かかるのではないかと思われます。
<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスはBダイヤ運行で、全便1台運行。午後から雨が強くなったものの、乗鞍スカイラインが通行止めとならなかったため、最終便まで通常運行されました。また、自転車入山台数は午前・午後ともにゼロでした。
次回速報は10月26日(土)の予定で、次回をもって今シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーは終了となります。なお、今回取材の
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.24 は今週末掲載予定です(2019/09/14
19:00更新)
@ 2019/10/12 06:55
今日はダメだねぇ〜
(観光センター前
− シャトルバス始発便)
A 2019/10/12 13:05
渓流と紅葉
(県道乗鞍岳線 − 三本滝上)
中腹の紅葉が綺麗
(県道乗鞍岳線 − 29号カーブ上 直線区間)
C 2019/10/12 10:05
点在するダケカンバのパッチワークが綺麗
(県道乗鞍岳線
− 位ヶ原山荘上 直線区間)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<観光センター駐車場>
早朝7時の観光センター前駐車場は雨・気温15℃・ほぼ無風。台風19号が本日にも接近上陸するという状況の割には穏やかな朝を迎えています。雨の降り方も特に台風を意識させるものではありません。三連休初日なのにこの天候ですから、観光センター前駐車場には数台程度のクルマしかなく、ひっそりとした雰囲気。
本日は首都圏を中心に計画運休が実施され、さわやか信州号などの高速バスも軒並み運休となる中、県道乗鞍岳線も乗鞍スカイラインは朝7時から通常開門され、シャトルバスも雨天時用Bダイヤながら通常運行が始まります。「今日はダメだねぇ〜これからひどくなるから運休になるかもね〜」と、始発便の運転手さん。乗客1名を乗せて畳平へ向けて出発しました。
<大雪渓への沿道の様子>
8時の三本滝ゲートの気温は10℃、開門から1時間経過するものの、先ほどの始発便以外の通行車両はゼロ。もちろん自転車もゼロです。8時便が三本滝に到着するものの、上部天候確認のため一時待機。その後、運行中止の連絡が入って、8時便は三本滝で運行打ち切りとなりました(この便の乗客はゼロでした)。また、これと同時に乗鞍スカイラインのシャトルバスも7時40分便で運行が中止となりました。
三本滝を過ぎてかもしかゲレンデから摩利支天付近までのダケカンバの紅葉が鮮やかな発色を見せてくれます。どんよりとした天候の中でも輝きがあって、今週はこのエリアが一番見頃となっている状態。ただ、ダケカンバの落葉がひどく、今後はボリューム感が乏しくなっていくのがちょっと心配されます。
10時の位ヶ原山荘の気温は10℃、この付近から少し風が感じられるようになるものの、台風到来という状況を感じさせるほどではありません。そして、先週見事な紅葉を見せてくれた位ヶ原大雪渓エリアはもうほとんどのウラジロナナカマドは落葉し、ダケカンバもグネグネとしたダイナミックな幹が目立つ状態となり、このエリアの紅葉は終了してしまいました。
<大雪渓>
11時の大雪渓の気温は10℃、風雨は若干強いものの傘がさせる程度で視界は100〜200メートルほどあり、まだ、台風らしさはありません。それでも大雪渓駐車場から積雪の残る雪渓上部左側は確認できない程度の濃霧はかかっています。
雪渓上部左側の雪渓の大きさは長さ25メートル×横41メートルで、先週より若干小さくなりまだまだ雪解けが進んでいます。バーン表面はテカテカとひかっていて、完全なアイスバーン状態。縦溝がひどく、畑の畝(うね)に近い状態となっています。例年と比べるとかなり小さくなってしまったものの、ここ数週間の雪解けスピードから考えると、今年もこのまま雪渓は残ることが予測され、1999年から続く雪渓上部左側の雪渓は21年目を迎えることになりそうです。
午前中は台風の影響はほとんど感じられなかったものの、12時を過ぎるあたりから風雨ともに強くなって来ました。
<紅葉>
大雪渓位ヶ原の紅葉と冷泉から摩利支天付近までのナナカマドの紅葉は終了しました。現在、きれいな状態に紅葉が進んでいるのは、冷泉から摩利支天付近のダケカンバの黄色とかもしかゲレンデ付近の紅葉です。例年であれば山麓の乗鞍高原の紅葉が見頃に近くなってくる時期ですが、今年はまだ青々とした状態が続いていて見頃までもうしばらくかかる状態。また、一の瀬大カエデはようやく色付きが始まったといえるレベルで例年より遅れています。
<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスはBダイヤ運行で、7時の始発便1台、8時便1台は途中で運行打ち切りとなりました。また、自転車入山台数は午前・午後ともにゼロでした。また、岐阜県側乗鞍スカイラインのシャトルバスは7時40分便で運行中止となり、乗鞍スカイラインも強風のため11時に通行止めとなりました。
なお、午後からは風雨が強くなってきたため、明日の乗鞍スカイラインは累積雨量規制による通行止めとなる可能性が考えられます。その場合、岐阜県側・長野県側ともにシャトルバスは運休となりますのでご注意ください。
次回速報は10月19日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.23 は今週末掲載予定です(2019/10/12
18:10更新)
@ 2019/10/05 09:20
昨日の暴風雨を耐えしのいだ紅葉
(県道乗鞍岳線 −
位ヶ原11号カーブ)
A 2019/10/05 09:50
沿道には多くのカメラマンが
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原7号カーブ)
雲海と紅葉
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)
C 2019/10/05 09:30
ダケカンバも鮮やかになって来た
(県道乗鞍岳線
− 位ヶ原8号カーブ)
→その他の画像が本文末尾にあります。
<観光センター駐車場>
早朝6時の観光センター前駐車場は快晴・気温7℃とこの時期らしい冷え込みの朝を迎えました。10月から県道乗鞍岳線の開門時間が7時となり、シャトルバスもそれに合わせて始発便が7時となっていますが、6時前から乗車券販売所には紅葉散策・紅葉撮影の方々の長蛇の列ができ、その後、7時が近くなると、乗場の列が観光センターに突き当たってさらに公衆トイレの近くに達するほどの混雑ぶり。始発便は5台が運行されたものの、乗車できずに次便への整理券が配布される状況でした。なお、観光センター前駐車場は7時過ぎに満車となりました。
<大雪渓への沿道の様子>
8時の三本滝ゲートの気温は13℃、こちらもアスファルト部分はすでに満車。自転車で登る方も多く、8時の時点で40台ほどがすでに入山され、真夏のハイシーズン並みの賑わいです。日差しが高くなっても暑さはほとんどなくヒルクライム日和。ただ、昨日の暴風雨による落葉がひどく、三本滝から摩利支天、そして、紅葉の回廊が見られる摩利支天から冷泉までの中腹エリアはナナカマドを中心にややダメージが大きい状況です。
9時の位ヶ原山荘の気温は14℃、すでに多くの登山者やヒルクライマーが立ち寄っていて、今日は一年で一番忙しい一日になりそうです。この付近からは屋根板・富士見沢のダケカンバの屏風が広がるビュースポットですが、ダケカンバの黄色の色合いもかなりはっきりしてきて、ピーク目前の状況。
更に登って位ヶ原11号カーブから先が紅葉のメインステージとなり、ナナカマドの赤がメインとなります。しかし、残念なことに昨日の暴風雨の影響により状態のよいナナカマドがかなり少なくなり、中には丸裸のナナカマドも散見する状況。それでも状態の良いものもありますので、ぜひともそんなナナカマドにカメラを向けてください。また、位ヶ原のダケカンバ(黄色)は先ほどの屋根板・富士見沢のダケカンバよりも鮮やかで、光の当たり方にもよりますが、かなりきらびやかに光っている様子が見られます。
そして、位ヶ原11号カーブ・位ヶ原7号カーブ・位ヶ原お花畑・大雪渓3号カーブなどの紅葉スポットには、常に多くの方がカメラを構えていらっしゃる様子が見られました。
<大雪渓>
正午の大雪渓の気温は15℃、午前中は一時的に雲が広がるタイミングもあったものの、快晴が続き、乾いた爽やかな空気が流れています。
今日は常連のテレマーカーが訪れましたが、20メートル×5ターンしかできない猫の額のようなバーンで滑走したものの、1回でやめてしまうほど、条件の良くないバーンだった模様。日中は日差しで表面が緩見ますが、雨水などによる縦溝があって、おそらく、滑走しにくい一因になっているようでした。雪渓の大きさは長さ28メートル×横45メートルで先週より若干小さくなったものの、あまり大きな変化はなく、雪解けがそろそろ収まって来た模様です。します。
<紅葉>
上の欄でもお伝えしたように、この1週間でピークに達したものの、昨日の暴風雨によるダメージがナナカマドを中心に見られます。ただ、大雪渓・位ヶ原ではまだ残っているものもあり、ダケカンバがキレイに発色してきたため、全体的な状況としては今年の紅葉はかなり高いレベルだと考えられます。また、中腹の冷泉〜摩利支天の方がダメージがひどく、ダケカンバの落葉も始まって、ピークは過ぎつつある状況のため、あと数日で上部のナナカマドと中腹エリアの紅葉は終わってしまうと考えられます。
<今日のシャトルバス・自転車と明日のシャトルバス運行>
今日のシャトルバスはAダイヤ運行で、7時の始発便5台、8時便5台、9時便4台、9時30分便2台、10時便は2台でした。観光センター前駐車場は7時に満車となりました。また、本日の自転車入山台数は午前132台、午後36台、合計168台ででした。なお、本日夕方、自転車の下りで単独転倒事故が発生しております。下りではスピードを抑えて、路面状況をよく確認して走行してくださるようお願いいたします、
次回速報は10月5日(土)の予定です。今回取材の ノリクラ雪渓カレンダー Vol.22 は今週末掲載予定です(2019/10/05
20:40更新)
紅葉 − ピークの色合いがが続いています
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
紅葉 − ナナカマドと同様、ダケカンバも綺麗な発色に
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)
C 2019/10/03
ナナカマドは近年になく鮮やか
(大雪渓・位ヶ原)
ただ、昨晩より風が強くなり、枯れた部分の落葉がやや見られる状態となってきました。これから今晩にかけて強風が続く模様で、紅葉へのダメージがある程度考えられますが、紅葉している部分への影響はそれほどではない模様です。そのため、この週末が最後のチャンスとなるかと思いますので、お早目にお越しくださることをお勧めします。(2019/10/04更新)
@ 2019/10/02
ナナカマド − まだ青い部分もあり、ピークが続く
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下)
A 2019/10/02
落葉はまだないが、明日・明後日の風雨の影響が懸念
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓)
なお、現段階では落葉は見られずピークが続いていますが、明日・明後日の風雨による落葉の懸念が心配されます。特に明後日4日(金)は風雨が強まる予報が出ています。ただし、風雨の影響が小さければ、週末までピークの状態が続くのではないかと考えられます。(2019/10/02
21:30更新)
@ 2019/10/01
中腹でもほぼピークに近い状態
(県道乗鞍岳線 −
冷泉〜摩利支天間 28号カーブ付近)
A 2019/10/01
ナナカマドはほぼピーク、ダケカンバはもう少し時間が必要
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
ピークの状態はこれから数日〜1週間ほど続くと思われますが、紅葉が進むと強風による落葉や霜枯れのダメージを受けやすく、今週末に接近する台風による強風の影響が懸念されます。できる限りお早目にお越しになったほうが良いでしょう。(2019/10/01
21:00更新)
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