【速報バックナンバー 2025年1月分】

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◎ 1月  
■2025年1月25日(土)                 ■2025年1月18日(土)                  ■2025年1月11日(土)                  ■2025年1月1日(水)                 

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■2025年1月25日(土)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

今週はほとんど降雪なし − 高気圧に緩やかに覆われ夕方まで快晴 
@ 2025/01/25 09:00
パトロール犬 − Mt.乗鞍の安全を見守ってくれる
(Mt.乗鞍 − パトロールセンター前)
A 2025/01/25 11:25
今週は降雪がなく、5番付近からようやくパウダー感が
(ツアーコース − 5〜6番標識間)

B 2025/01/25 11:50
気温プラス2℃ − 今週は気温が高い
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2025/01/25 12:50
夕方まで快晴の一日でした
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
先週中ごろから良い天気が続き、
今週は月曜日と水曜日の夕方に少し降雪があったものの、ほぼ晴天が続いています。

早朝7時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温はマイナス11℃と冷え込んでいます。昨晩からの降雪はなく、国道158号線や県道乗鞍岳線は路面凍結は見られず、ほぼ乾燥状態です。ただ、県道から外れた側道は圧雪状態となっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンは必須です。

Mt.乗鞍のやまぼうし駐車場は先週末までは圧雪状態となっていたものの、降雪がなく暖かい日が続いたこともあって積雪がほとんどなくなりました。ただ、積雪が残っている所はアイスバーンになっているため、スキーブーツなどで歩く際には十分注意が必要です。

Mt.乗鞍は今日も通常通りの営業が始まります。ゲレンデの至る所では雲一つない紺碧の青空に真っ白にそびえたつ乗鞍の峰々を眺めながらのスキーを楽しむことができます。
しかし、降雪がほとんどないバーンはやや硬めとなっているため、スピードコントロールに注意して、慎重な滑走に心がける必要があります。なお、どのスキー場にも来場者の安全を守るためにパトロール隊が配備されていますが、Mt.乗鞍のパトロール隊では、ゴールデンレトリバーのパトロール犬 ラビちゃんが、つぶらな瞳で皆様の安全を見守ってくれています。

<ツアーコース・積雪状況>
9時30分のツアーコース入口の天候は、快晴・気温マイナス4℃。朝一番の段階で
15名ほどが入山の準備をされていますが、今日は天候が安定していることもあって、登山者の多くが営業前から山頂目指して入山された模様。入口付近の新雪は5〜10センチ程度ですがパウダー感はほとんどありません。もう少し正確にいうなれば、経時的に硬くなった新雪部分が日差しでやや緩んだ状態といったほうが良いでしょうか?

このバーン状態は5番標識付近までほぼ同じ状態が続き、5〜6番付近からパウダー感が戻ってきた感じです。ただ、柔らかい部分は5〜10センチ程度しかなく、その下はしっかりした下地ができています。それでも、下山滑走はプチパウダー感を感じられる状態でした。

正午の位ヶ原急斜面の天候は快晴・気温プラス2℃、このところ日中でも氷点下が続いていたものの、久しぶりの陽気です。しっかりした日差しに加えて風もないため寒さを全く感じられず、道中、アウターをザックに押し込む様子があちこちで見られました。位ヶ原急斜面でも新雪は1〜10センチほどしかありません。

<位ヶ原>
ツアーコースから森林限界を超えた位ヶ原に入ると、気温が急速に低下します。13時の天候は快晴で気温はマイナス6℃まで低下します。ただ、快晴無風で強い日差しは午後になっても変わらないため、気温ほどの寒さはありません。午前中に山頂に向かった登山者の話では、肩の小屋から先はアイゼンが必要な状態ですが、雪は緩み始めていたとのこと。また、9時ごろから山頂では雪煙が立ち上がり、爆風が吹いていたとのことですが、午後には山頂も穏やかな状態となった模様。また、すべり台に向かったスキーヤーの話では、バーンコンディションは位ヶ原付近よりもやや硬め。ただ、パックされた状態ではなく、シールでトップまで問題なく登ることができる状態だったとのことでした。

積雪量に関しては、ツアーコース内では昨年よりも多い状態ですが、位ヶ原など森林限界以降は昨年よりも少ない傾向となっています。

<ツアーコース積雪状況>
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りで、先週より減少しています。ツアーコース内は昨年よりも積雪が多い状態ですが、森林限界を超えた位ヶ原は昨年よりも少ない状態です。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪85センチ。(先週より25センチ減少。昨年より60センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪90センチ。(先週より10センチ減少。昨年より15センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪165センチ。(先週より20センチ減少。昨年より15センチ多い。)

次回速報は2月1日(土)の予定です。(2025/01/25 20:25更新)

1月25日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


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■2025年1月18日(土)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

高気圧にドカンと覆われ終日快晴 〜 またとないバックカントリー日和 
@ 2025/01/18 09:50
好天に恵まれ、朝一番で40名、午前中に50名程が入山
(ツアーコース入口)
A 2025/01/18 12:10
日差しがあっても風が冷たく、新雪が腐らない
(ツアーコース − 6番標識上)

B 2025/01/18 13:25
森林限界から風がやや強いが晴天が続く
(位ヶ原)

C 2025/01/18 14:00
終日快晴 − またとないバックカントリー日和
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
今週は、15日(水)に大雪注意報(乗鞍上高地地域)が発令されて、まとまった降雪があったものの、それ以外は晴天に恵まれました。
そして、今日は上空の気圧の尾根に対応して日本海に発生した高気圧が、次第に南下してすっぽり覆ったため、終日にわたって快晴が続き、またとないバックカントリー日和となりました。

早朝7時の乗鞍高原は、東の空にやや雲があったものの、ほぼ快晴の朝を迎えます。気温はマイナス15℃の極寒、おそらく今シーズン一番の冷え込みとなったと思われます。昨晩からの降雪はないものの、乗鞍高原周辺の道路は圧雪状態となっていて、スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンが必要な状況です。夜明けと同時に白銀の乗鞍の峰々が赤く染まるモルゲンロートが乗鞍にお越しになった方々を出迎えます。

Mt.乗鞍は、今日も通常通りの営業が始まります。今日は紺碧の青空に真っ白な乗鞍岳が浮かぶシチュエーションがどのゲレンデからも眺めることができ、ゲレンデ周辺の木々一面霧氷に覆われて幻想的な世界を醸し出しています。冷え込みが強いこともあって、ゲレンデは踏みしめるとキュキュと足元に心地よい感触があり、極上のコンディションが終日に渡って続きました。

<ツアーコース・積雪状況>
かもしかリフトは整備点検のため、運行開始が9時40分に変更されました。10時のツアーコース入口の天候は、快晴・気温マイナス4℃。朝一番の段階で
40名ほどの方々が出発の準備を始め、午前中に50名程度が入山されたと思われます。

燦々と降り注ぐ強い日差しの暖かさを感じるものの、空気は気温以上に冷たく、アウターを脱いだほうが良いか少し迷う状態。新雪は入口付近で20センチ。入口急斜面以降は20〜30センチ程度ですが、若干落ち着きを感じさせる雪質です。ただ、強い日差しにさらされても雪質が腐ることはなく、午後になってもパック感は感じられない状態でした。これが春先になると日差しのほうが勝ってすぐに腐ってしまい、まさに厳冬期の証と言えるでしょう。

正午の位ヶ原急斜面の天候は快晴・気温マイナス2℃。新雪は20〜30センチほどで、この付近でも落ち着きを感じさせる雪質です。滑りにくいと感じた方もいらっしゃったかと思われます。少し冷たい風を感じるようになりますが、日差しの強さが寒さをカバーしてくれます。

<位ヶ原>
ツアーコースから森林限界を超えた位ヶ原の気温はマイナス
6℃で、それほど気温が低下しているわけではありませんが、風がやや強くなって気温以上に寒さを感じる状態。新雪は10センチ程度で、所々にシュカブラが見られます。午前中に剣ヶ峰山頂に向かった登山者の話では、山頂は爆風で肩の小屋以降はアイゼン・ピッケルが必要な状態とのこと。また、すべり台方面に向かったスキーヤーは、吹きさらしとなっている場所はなく、シールで問題なく登れる状態ですが、雪質はツアーコース内とあまり変わらないとのこと。また、富士見沢に向かったスキーヤーは、富士見沢としてはやや硬めだったとのことでした。

<ツアーコース積雪状況>
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りで、ほとんど増えていません。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪110センチ。(先週より15センチ増加。昨年より60センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪100センチ。(先週より15
センチ減少。昨年より20センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪185センチ。(先週より5センチ増加。昨年より50センチ多い。)

次回速報は1月25日(土)の予定です。(2025/01/18 20:10更新)

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■2025年1月11日(土)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

連日の大雪をもたらした強い冬型が緩み、天候回復へ 
@ 2025/01/11 09:25
朝は小雪が舞う
(ツアーコース入口)
A 2025/01/11 10:55
次第に青空が広がり、山頂方面も見え隠れする
(ツアーコース− 1番標識付近)

B 2025/01/11 13:05
すごく軽い雪ではないが、板が走って楽しいパウダーラン
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2025/01/11 13:15
午後から再び天候悪化へ
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
今週は全国的に強い冬型に見舞われています。1月6日(月)に日本海に発生した低気圧の影響で一時的に冬型が緩んだものの、7日(火)以降はこれまでよりも一段と強い冬型となりました。その影響で、厳しい寒波が南下して、北日本・東日本の日本海側を中心に大雪となり、乗鞍の西側に当たる岐阜県高山市では10日(金)に大雪警報が発令されました。乗鞍高原でも連日降雪が続き、年末年始営業が続けられている標高2350mの位ヶ原山荘では、連日50センチ以上の降雪が続き、吹き溜まりでは1日で1メートル以上の降雪となりました。また、Mt.乗鞍でも、この1週間でゲレンデの積雪が30センチ以上増加して、スキー場トップの積雪は120センチに達し、すでに昨年の最高積雪量となっています。

早朝7時の乗鞍高原は、小雪が降る朝を迎えます。気温はマイナス6℃、昨晩からの積雪は数センチ程度ですが、前述のとおり、連日の大雪のため、観光センター駐車場には除雪でできた雪山が背丈以上の高さになっています。乗鞍高原に続く国道158号線は融雪剤が散布され、ほぼ乾燥状態ですが、前川渡から乗鞍高原に入る県道乗鞍岳線は全面圧雪路です。ただ、夜明け前から除雪作業がしっかり行われているため、スタッドレスタイヤがよく効く路面状況です。

Mt.乗鞍は、朝一番の人出は芳しくなかったものの、三連休初日とあって、やまぼうし駐車場は午前中には満車となった模様。パウダーゾーンが広がるかもしかゲレンデは新雪が10〜20センチほど積もり、リフト運行開始と同時に、多くのスキーヤー・ボーダーがパウダーバーンに飛び込んで行きました。

<ゲレンデ内の登攀禁止について>
これまでも、山頂方面を目指す登山者が、ゲレンデ中央付近をツボ足で登攀する状況が問題となっていました。朝一番の綺麗なバーン状態が台無しになるだけでなく、ツボ足で穴が開いてしまった箇所は、圧雪車で整備しても、もとの綺麗な状態に戻らないことが問題としては大きいようです。

 

ゲレンデ内に設置のポスター
下山などではスノーシューやワカンなどの登攀用具を装着してください

そのため、今シーズンからは、ゲレンデ内の登攀が一部を除いて禁止されました。また、下山ルートも指定されていますのでご注意ください。ツボ足のダメージが問題となっていますので、下山ではスノーシューやワカンなどの登攀用具を装着を必ずお願いいたします。

<ツアーコース・積雪状況>
9時のツアーコース入口の天候は、曇のち晴・気温マイナス4℃。朝一番の段階で10名ほどが入山されました。三連休の割には入山者数がやや少ない状況です。9時30分あたりから、急速に青空が広がります。

新雪は入口付近で20センチほどで、先週は下地の存在をあまり意識できなかったものの、しっかりした状態になり、20センチほどの新雪もやや落ち着いた感触となっています。連日の降雪の割には新雪部分が少ないように感じられます。1番付近からは高天ヶ原と剣ヶ峰が雲が抜け始めた青空の中からぼんやりと見え隠れします。ただ、天候が良いのは比較的山麓に近いところだけでは、位ヶ原急斜面より先は午後には吹雪となって来ました。位ヶ原急斜面の新雪部分も20〜40センチにとどまっていますが、ブッシュ・木々がだいぶ埋まっていて、先週よりもさらにオープンバーンが広がっています。

<位ヶ原>
ツアーコース先にある森林限界の位ヶ原は、青空はなくなり、吹雪となり始めました。13時30分の気温はマイナス6℃。位ヶ原の雪質はツアーコースよりも若干軽い感じがあるものの大きな違いはなく、新雪部分も15〜20センチ程度にとどまっています。ただ、下地がしっかりしていることもあり、パウダーランを気持ちよく楽しめる状態です。

さらに上部は視界が良くなかったものの、滑り台に向かったスキーヤーの話では、ツアーコース内と雪質は変わらないが、風の影響を受けた感触があったとのこと。また、富士見沢に向かったスキーヤーの話では、新雪量は多くはなかったが、状態は良かったとのことでした。

本日は岐阜県高山地域でなだれ注意報が発令されていました。連日の大雪で積雪量が増加していますので、なだれへの警戒が十分必要です。そのほかの画像では、過去の雪崩死亡事故現場を地図と写真で掲示しておりますので、ご確認の上、不用意に立ち入らないようお願いいたします。

<ツアーコース積雪状況>
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りです。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪95センチ。(前回より10センチ増加。昨年より45センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪115センチ。(前回より25センチ増加。昨年より15センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪180センチ。(前回より35センチ増加。昨年より45センチ多い。)

次回速報は1月18日(土)の予定です。(2025/01/11 21:00更新)


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■2025年1月1日(水)     

※ ご注意 − 11月より山頂方面は冬季閉鎖となり、シャトルバスなどの交通手段はありません。十分な装備を完備した冬山経験者のみ入山できる状態ですのでご注意下さい。

快晴の元旦を迎えたものの、午後から吹雪に 
@ 2025/01/01 08:30
快晴の元旦を迎えるが、強風に見舞われ山頂は激しい雪煙
(Mt.乗鞍)
A 2025/01/01 09:40
新雪20センチほど − やや締まっている
(ツアーコース入口)

B 2025/01/01 11:40
昼前から青空がなくなり吹雪へ
(ツアーコース − 6番標識上)

C 2025/01/01 12:40
新春恒例の初すべり
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
新年明けましておめでとうございます。乗鞍大雪渓WebSiteは2001年の開設から今年で25年目となりますが、今年もこれまで通りの連載を予定しておりますので、昨年同様のご愛読をよろしくお願いいたします。

年末年始は、冬型の天候が続くため、綺麗に晴れ上がることが少ないですが、昨年に引き続き、今年の元旦も綺麗な青空に恵まれ、乗鞍高原はもとより、標高2350メートルにある位ヶ原山荘でも初日の出を拝むことができた模様です。

早朝7時の乗鞍高原の天候は快晴の朝を迎えます。気温はマイナス7℃で日の出とともに風が吹きはじめて次第に強くなっていきます。そして、乗鞍高原から望む山頂方面は激しく雪煙が立ち上がり、かなりの強風となっている模様です。

昨日は乗鞍高原周辺では夕方まで降雪でしたが、標高の低い国道付近では雨だった模様。国道は凍結防止剤がしっかり散布され凍結はありませんでしたが、奈川渡ダムで国道に接続する県道奈川木祖線や、国道から乗鞍高原方面につながる前川渡大橋では完全アイスバーンとなっていました。また、乗鞍高原はほぼ全面で圧雪路になっているため、スタッドレスタイヤ、または、タイヤチェーンの装備が必要です。

Mt.乗鞍では、スタッフのインフルエンザにより、要員確保ができなかったため、やまぼうしリフトが運休となりました。そのため、山麓リフト乗り場まで一旦滑り降りてから、山麓リフト夢の平クワッド→かもしかリフトに乗り継ぎます。リフト乗車中も強風による徐行運転が頻繁に発生していました。このところ、30日の晴天をのぞいて、連日降雪が続いているため、バーンは申し分ないコンディションが維持されています。

<ツアーコース・積雪状況>
10時のツアーコース入口の天候は、晴・気温マイナス4℃。新雪20センチですが、雪が落ち着いている感触があります。30日(火)のように終日晴天の日があると、降雪があっても雪質の変化が発生します。ただ、パックされたようなひどいものはなく、十分パウダー感が温存された状態でした。なお、ツアーコース内の新雪は、全区間ほぼ30センチ以上となっています。

お昼前には青空がなくなって、白っぽい空が広がると同時に吹雪が始まるようになってきました。今日は気温が極端に低いわけではないものの、日差しを受けても暖かさを感じない状態でした。

12時の位ヶ原急斜面の天候は雪・強風・気温マイナス10℃。周辺の風は収まってきたものの降雪が強くなり、視界も次第に悪化傾向を示します。

<新春初すべり>
毎年恒例となっている初すべりは今年も位ヶ原急斜面で。バーン表面は表面が若干落ち着いた感触ありますが全面パウダーゾーンで、場所によっては新雪60センチほどもあります。午後は吹雪がひどくなってきましたが、今後はやや締まった感じのバーン状態が続くものと思われます。

<ゲレンデ内の登攀禁止について>
これまでも、山頂方面を目指す登山者が、ゲレンデ中央付近をツボ足で登攀する状況が問題となっていました。朝一番の綺麗なバーン状態が台無しになるだけでなく、ツボ足で穴が開いてしまった箇所は、圧雪車で整備しても、もとの綺麗な状態に戻らないことが問題としては大きいようです。

 

ゲレンデ内に設置のポスター

そのため、今シーズンからは、ゲレンデ内の登攀が一部を除いて禁止されました。また、下山ルートも指定されていますのでご注意ください。

<ツアーコース積雪状況>
本日のツアーコースの積雪量は下記の通りで、前回よりやや減少していますが、雪が落ち着いたためと考えられます。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪85センチ。(前回より30センチ増加。昨年より55センチ多い。)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪90センチ。(前回より30センチ減少。昨年より35センチ多い。)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪145センチ。(前回より10センチ減少。昨年より55センチ多い。)

次回速報は1月11日(土)の予定です。(2025/01/01 21:30更新)

 

1月1日(水)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

 


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