ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2002/08/25) B

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(Update:2002/08/30)

 

【雪渓上部】

まだまだ、雪融けは進んでいます。もう右側の雪渓は滑走できないほど小さくなってしまいました。

 

雪渓上部 右側

こちらは右側の雪渓。先週は何とか滑ることができたのですが、この1週間でホントに様変わりしてしまいました。もう滑走はできません。以前からここで滑っていたグループも左側の雪渓に移動してきました。

 

雪渓上部 左側

左側の雪渓も一回り小さくなっています。このエリア全体を見たとき右側部分(ちょうどご覧になっている付近)の雪融けが進んでいるようです。

 

下から見ると...

上から見ると...

バーンそのものに大きな変化はありません。真ん中の階段を挟んで下から見て右側がフラットバーン、左側がコブのラインです。この日の午前中は県道乗鞍岳線が通行止めということもあって人出はかなり少ないものでした。

 

右側のフラットバーン

人出が少ないせいか、先週よりもウエーブが少し少ないように感じます。しかし、下から見て右側(画面左側)の雪融けにより、横幅はだいぶ小さくなっています。この画像より、一つ上の画像のほうが良くわかるのですが、バーン途中に岩が出てしまい、それも少し気になるところです。

 

左側のコブライン

コブのラインは2本あります。白いシャツを着ている人が立っている付近に1本、そして、黒のシャツを着ている人が滑っているラインが1本です。この日は上から見て右側のラインしか滑っていないようでしたが、左側のラインも先週から比べて雪融けによりコブが浅くなっており少し整備すれば滑走できると思います。

前回も申し上げておりますが、雪渓上部左側は斜度がきつく、これから気温が低くなる時期を迎えバーンが硬くなってきて初めて雪渓をすべる人にとって危険を伴います。したがってこれから雪渓デビューをお考えの方は来年に持ち越していただくほうがよろしいように思います。救急車を呼んでも2時間以上はかかりますので...

今年は救急車で搬送されたケースを見かけませんでしたが、毎年何回か救急車やグループのマイカーで大雪渓から病院へ搬送される場面を目にします。時期的には雪渓上部左側しか滑られなくなったこの時期よりも7月のほうが圧倒的に多いようです。バーン状態は悪くても、今の時期に訪れる人はある程度上級者で、コントロールしながら滑走できるためと思われます。

ですから、お盆にノリクラを訪れ、「あそこで滑ってる人がいるから今度、スキー板を持っていこう」と、8月下旬〜9月に訪れる人がいますが、絶対にやめてください。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2001/08/18

昨年はこの時期に県道付近の雪渓が完全になくなってしまいました。

(→今回は少しおまけがあります。

 

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