ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2004/05/30) D
【雪渓下部 T】
いつもの大雪渓入口の看板の画像はまだ出来上がっておりませんので掲載できませんが、先週と比べて雪渓の下端が2メートルほど後退し、先週は見えなかった排水講が今週は見えるようになっています。したがって、高さにして80センチくらいは雪融けが進んでいると思います。
先週は悪天候のため同じ場所の撮影ができませんでしたので先週との比較はできませんが、昨年と比べて2〜3週間ほど雪融けが進んでいます。
登山道入口 |
こちらは県道沿いのから肩の小屋へ登っていく登山道入口です。積雪は1メートル以上あるように見えますが、下の地形から考えて1メートルもないと予測されます。雪面から出ているハイマツ帯の高さから、昨年の比べてこちらも2〜3週間早い雪融けです。
【雪渓下部 U】
石碑の岩 |
こちらの石碑の岩は先週から比べて50〜80センチ程度雪融けが進んでいます。
モーグルコーススタート付近 |
下から見て石碑の岩の右側にモーグルコーススタート付近の岩場があります。こちらは高さが1.5メートル位になっていて先週よりも50〜80センチくらい雪融けが進んでいます。
モーグルコーススタート上部のクレパス |
モーグルコーススタート付近の岩場から上部に延びるクレパスは先週もお伝えしたものですが、大雪渓の中で一番大きなクレパスです。最初にお伝えした5月15日の時よりも少し埋まっている感じですが、それでも3メートルはあると思います。開口部の幅は先週とあまり変わりなく、広いところで1.5メートルほどです。ただ、風雨の影響からか断面がだいぶ丸みを帯びてきています。
今回のような霧の中ではクレパスに落ちる可能性もありますので十分な注意と今後の変化を見守って行きたいと思います。
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