ノリクラ 雪渓カレンダー
 
プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) A

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(Update:2012/04/26)

 

【三本滝レストハウス】

三本滝レストハウス

こちらは三本滝レストハウス前駐車場。

 

駐車場内にはまだ積雪が

すでに20台ほどの車がやってきています。前回の ノリクラ雪渓カレンダーVol.4(2012/04/14)A でお伝えしたように、先週から駐車場の除雪が開始されましたが、駐車場内はまだ積雪が残っていて、駐車スペースもまだ十分でない様子が見られます。

しかし、次週からは春山バスの運行が始まる予定ですから、駐車スペースの拡張が必要となり、除雪作業は今後も続けられることと思います。

 

お越しになった大半はスキーヤー・ボーダーの方々

お越しになっている大半がツアーコースに出向くスキーヤー・ボーダーの方々で、中にはまだ十分に積雪があるゲレンデ内のパークに向かう方もいらっしゃいました。

 

出発の準備

シールをスキー板に貼ったり、ビーコンの装着やゾンデ棒(プローブ)といった雪山に入山するための装備も持参します。

 

毎週楽しみに見てます! 気温8℃ − 強い日差しにアウターを脱ぐ

今シーズンは初めてノリクラにお越しになったというこちらの方。「毎週楽しみにしています。日曜日(速報が掲載される翌日)には、必ずWebSiteのチェックをしているんですよ!」と、おっしゃってくださいました。

9時の三本滝レストハウスの気温は8℃。太陽がさらに高くなって強い日差しに気温以上の暑さを感じ始めます。着ていたアウターを脱いでも全く寒さを感じません。ですから脱いだアウターはそのままザックに押し込みます。

 

かもしかゲレンデへ 山頂目指して出発!

道路を挟んで反対側のかもしかゲレンデに向かい、「天気が良いので、できれば山頂目指して行きたいと思います。」とおっしゃって、かもしかゲレンデをあとににしました。剣ヶ峰山頂までは標高差は約1200メートルで距離は約5kmです。この天候が終日続けば何とか到達できることと思いますが、森林限界を超える標高2500メートルの位ヶ原より上部エリアでは、ホワイトアウトに遭遇しないよう、天候の変動には十分注意した行動が必要です。

 

【かもしかゲレンデ】

かもしかゲレンデ

それではかもしかゲレンデからツアーコース入口を目指します。

 

かもしかゲレンデは全面滑走可能な状態

行き着きの悪い箇所ではブッシュが若干出始めましたが、右の画像のとおりシールやスノーシューで登る場合も、また、下山滑走にも全く問題のないバーンコンディションで、全面滑走可能な状態です。

 

強い日差しでバーンが緩み始める

バーンは強い日差しに緩んできます。それでも踏み抜くほどまでザクザクではなく、シールでもツボ足でもどちらでも問題なく登って行ける状態です。

話が少し逸脱しますが、春山バスが運行開始されると、スノーシューやアイゼンなどを持たずに、ツボ足で登るスキーヤー・ボーダーの方を多く見かけるようになります。スキーのアルペンブーツならともかく、ボードのソフトブーツだと雪面を蹴りこんでステップを切ることもできず、バーンが硬かったり急斜面では大変危険です。

春山バスでお越しの場合も、必ず、スノーシュー、もしくはアイゼンを携行し、歩き始めからそれらを装着されたほうが良いでしょう。途中からアイゼンを装着してもよいのですが、装備が必要になったシチュエーションになると、アイゼンを履くことどころか、身動きの取れない状況に陥ります。

 

こちらはかもしかゲレンデを横切る県道乗鞍岳線。

 

昨年の切り通し箇所
2011ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版
Vol.5(2011/04/23) A
今週の切り通し箇所
高さ3.5メートル − 昨年より高い

切り通しの雪の壁は、先週の3.8メートルから若干低くなって3.5メートルです。左の画像の昨年同時期は2.8メートルですから昨年以上の積雪です。しかし、一昨年の4メートルには及びません。

 

昨年のヘアピンカーブ(35号カーブ)
2011ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版
Vol.5(2011/04/23) A
今週のヘアピンカーブ(35号カーブ)

切り通しの雪の壁が高いため、さらに上部に向かうには除雪された道路を経由して進みます。こちらは道路のヘアピンカーブ部分。昨年と比べて積雪量の多いことが一目瞭然です。

 

上部ゲレンデへ − 高さ1.8メートル、昨年よりやや少ない

ヘアピンカーブを進んだ先にある上部ゲレンデの入口です。入口部分の雪の高さは1.8メートル。昨年は2メートルです。全体的に積雪量は昨年より多い箇所が大半で、ここだけが少ない状況のようです。 Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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