第8回 乗鞍天空マラソン
 
(2013/06/22〜23) B

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(Update:2013/07/03)

 

【一斉にスタート】

すでにトップ独走(1km地点) 2位集団(1km地点)
08:03:49 【地図参照(Click)】 08:04:16 【地図参照(Click)】

これまでの場合、スタートから1kmほどの地点では、数名の選手で先頭集団が形成されていましたが、今年はご覧のとおり、2位以下を切り離してすでに独走体制。

各画像には【地図参照(Click)】というボタンを配置しています。
クリックしていただくと地図がポップアップされて、走行地点を表示するようになっています。地図中央の十字のマークが走行地点ですので、レース展開の参考になさってください。

なお、「08:03:49」などの数字は撮影時刻です(8時03分49秒)。スタートが8時00分ですから、3分49秒経過したことになります。

 

【各エイドステーションの概要】
名称 距離(標高) 場所 飲料水 スポーツ
ドリンク
軽食
バナナ
トイレ 関門時間
スタート 0km(1500m) 観光センター        
第1エイド 3km(1600m) 休暇村        
第2エイド 7km(1800m) 三本滝   9:30
第3エイド 12km(2100m) 荒田沢橋      
第4エイド 14km(2350m) 位ヶ原山荘    
第5エイド
(折返し地点)
18km(2600m) 大雪渓駐車場 11:40
第6エイド 22km(2350m) 位ヶ原山荘    
第7エイド 24km(2100m) 荒田沢橋     12:20
ゴール 30km(1800m) 三本滝         13:00

スタートからゴールまでの各エイドステーションの概要はご覧のとおりです。

 

乗鞍天空マラソンコース地図
【拡大(Click)】

今回のコースの概要は、上記のコース図をご覧ください。(トップバナーにある「ガイドマップ→ノリクラガイドマップ 天空マラソン版 」と同一です。)

 

トップ(1.2km地点) 2位が飛び出して後続集団を離す(1.2km地点)
08:05:08 【地図参照(Click)】 08:05:22 【地図参照(Click)】

善五郎の滝駐車場から休暇村への直線部分に差し掛かったところ。スタートから約1.2km地点。左画像のトップ選手に続いて、2位選手が14秒遅れで追随し、3位以下は集団を形成しています。

 

鈴蘭橋(2.3km地点)、左画像:1位、右画像:2位・3位
08:07:38 【地図参照(Click)】 08:08:06 【地図参照(Click)】

スタートから2.3km地点、鈴蘭橋に差し掛かると、1から3位までの選手がそれぞれ単独走行となります。鈴蘭橋から望むノリクラの峰々が美しく輝いています。

 

第2エイドの三本滝(7km地点)
【地図参照(Click)】 【地図参照(Click)】

こちらは7km地点の第2エイドステーションの三本滝。最終的にはこちらがゴール地点となるため、ゴールした選手を観光センターへ運ぶシャトルバスがすでに用意されています。また、選手の通過と同時に、地元の子供たちによる龍神太鼓の演奏が山々にこだましています。

 

三本滝通過 8km地点通過
08:27:22 【地図参照(Click)】 08:32:10  【地図参照(Click)】

三本滝を通過して、もう後ろを振り返る必要がないほど2位以下が離れています。

 

残雪と深い森、そして、新緑の鮮やかさ

この先は新緑の回廊が美しいエリア...

 

新緑の回廊を行く
08:46:30 08:46:30

例年なら、この緑の回廊が作り出す木陰で、日差しを避けながら走る様子もありますが、今年は乾いた優しい空気に包まれて、日差しの強さを感じさせません。

ひたむきに、ただただ前に足を走らせる...
完全に孤独なレースとなって、戦いは他の選手とではなく選手本人が相手かもしれません。

 

第3エイドの荒田沢橋(12km地点)
【地図参照(Click)】 【地図参照(Click)】

そして、こちらは12km地点の第3エイドステーション、荒田沢橋です。

 

スポーツドリンクと飲料水が用意
08:50:22 【地図参照(Click)】 08:50:30 【地図参照(Click)】

各エイドステーションにはスポーツドリンクと飲料水が用意されています。

 

08:50:34  【地図参照(Click)】

 例年とのタイム差を確認して再び走り出します。

 

2位の選手も 紙コップは必ずゴミ箱へ
08:52:34  【地図参照(Click)】 08:52:40  【地図参照(Click)】

12km地点でのトップとの差は2分12秒。その差が徐々に広がってきます。エイドステーションで使用した紙コップはご覧のようにゴミ箱が用意されています。

他の大会ではポイ捨てが許可されている場合がありますが、乗鞍一帯は中部山岳国立公園内にあり、大会が行われるコースは、スタートから第4エイドステーションの位ヶ原山荘までは規制の厳しい第1種特別地域で、さらに第4エイドステーションより先は、国立公園の中でも最も規制の厳しい特別保護地区に指定されています。

そのため、必ず、ゴミ箱に「命中」するように投函するようお願いいたします。

 

明るい新緑と深い緑のコンビネーションが美しい

さらに進むと、明るい新緑と深い緑のコンビネーションが美しい光景が続いて行きます。この付近では所々でノリクラの峰々が見られますが、ほとんど森の中を進んで行きます。

 

第3エイドから冷泉小屋までは勾配が最も厳しい
08:58:16 【地図参照(Click)】 08:58:24 【地図参照(Click)】

12km地点の第3エイドステーション(荒田沢橋)から冷泉小屋までの約1kmの区間が最も勾配のキツイ箇所で、この1kmの間に標高が100メートルも上昇します。スタートの観光センターから折り返し地点の大雪渓までの平均勾配が約6%に対し、この区間だけ10%にも及んでいますから、かなりキツイ状態であることが想像できます。

 

第4エイドの位ヶ原山荘(14km地点)
【地図参照(Click)】 【地図参照(Click)】

そして標高2350メートル、14km地点の第4エイドステーションがある位ヶ原山荘。こちらには救護スタッフなども待機しています。なお、コース上には多数のスタッフが配置されていて、常にレース・選手の状況を見守り、無線・携帯電話などで大会本部や救護スタッフとの連絡を行っています。

 

スタートから約1時間が経過
09:05:00 【地図参照(Click)】 09:05:04 【地図参照(Click)】

スタートから約1時間が経過。時速に換算して平均約14km/hになります。自転車ヒルクライムのチャンピオンクラス枠に入るほどの速さです。

 

新緑と残雪が織り成す唐草模様が美しい
09:07:37 09:12:17 

第4エイドステーションの位ヶ原山荘から先は森林限界を超えます。「森林限界」とはその名のとおり、森が自生できない境界域ということで、これより先は、高い木が自生できない厳しい環境となります。先ほども申し上げたように「特別保護地域」という最も規制の厳しくなるエリアに指定されるのも、このスケール感と自然環境をご覧いただければ実感できるはずです。

視界を遮る高い木々が少なくなることで、周囲のロケーションが広くなり、これから目指す大雪渓がようやく見られるようになって来ました。

 

位ヶ原周辺はロケーションが広がる

ただ、位ヶ原山荘から大雪渓までの4kmは、これまでの疲労が蓄積されるのと同時に空気がさらに薄くなって、体力と持久力を振り絞っての勝負となるでしょう。

大会コースの中で最も雪の壁の大きい4号カーブ。今日はここから望む穂高連峰がくっきりと浮かんで、絶景が広がっています。

 

雪の回廊
09:19:24

 周囲には雪の壁が見られるようになり、雪の回廊の中をトップの選手がやってきました。

 

佐々木 跡武 選手(1位)
09:19:50 【地図参照(Click)】 09:19:53 【地図参照(Click)】

 トップを行くのは、佐々木 跡武 選手。

 

このまま独走、最終タイムは1時間59分55秒
09:19:57 【地図参照(Click)】

佐々木 跡武 選手は、この先の大雪渓の折り返し地点を通過後も独走体制を貫き、一昨年の第6回大会での2位から順位を上げて優勝されました。最終タイムは1時間59分55秒で、2位とのタイム差をこの先もさらに伸ばして、最終的には5分近いリードでゴールしました。

 

尾崎 弘明 選手(2位)
09:23:07

 2位は尾崎 弘明 選手、タイムは2時間05分27秒。

 

佐藤 亮人 選手(5位) 五位野 清隆 選手(4位)
09:26:23 09:30:19

 3番目は佐藤 亮人 選手で最終順位は5位(タイム 2時間14分01秒)、4番目は五位野 清隆 選手で最終順位は4位(2時間13分43秒)。

 

曽根 新 選手(3位)
09:31:10 09:31:14

5番目にやってきたこちらの選手は曽根 新 選手。余裕のポーズを決め、この後の下山で先の二人を追い抜き、最終順位は3位に躍り出ました(タイム 2時間13分19秒)。

折り返し地点が過ぎても、レース展開には油断ができない状況です。Next

 

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