ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.16(2013/08/24〜25) C

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(Update:2013/08/29)

 

【雪渓下部 U、モーグルコース】

昨年の雪渓下部 − 長さ34メートル×横幅32メートル
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) B
今週の雪渓下部 − 長さ60メートル×横幅60メートル
過去最大

雪渓下部の大きさは長さ60メートル×横幅60メートル。昨年は34メートル×横幅32メートル、2011年は長さ38メートル×横幅27メートル、2010年は長さ44メートル×横幅37メートル、2009年は長さ9メートル×横幅28メートルで過去最大の大きさとなっています。

 

まだ滑走できます

そのため、例年ならすでに滑走できない状況となってしまいますが、今年はまだ滑走可能な状況が続いています。

 

こちらはモーグルコース。

 

今日のモーグルコースはこちらの2名のみ

今日の大雪渓は訪れる人がほとんどなく、モーグルコースにはこちらの2名のスキーヤーのみです。

 

スタート付近 大雨の影響はなく、コブは残っている

大雨の影響はあまりなく、しっかりとした形状のコブが残っています。

 

ラインの長さ − 9コブ×44メートル
(ピッチ:4.8メートル)
次週末あたりまでは滑走可能

ラインの長さは9コブ×44メートル(ピッチ:4.8メートル)。おそらく、次週末あたりまでは滑走可能かと考えられます。

 

昨年の雪渓下部の上端付近
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) B
今週の雪渓下部の上端付近
昨年より2週間遅い雪解け

 上端付近の岩場の状況を比較すると、昨年よりも2週間程度雪解けが遅い状況となっています。

 

雪渓下部 − この先2〜3週間程度は積雪が見込まれる

雪渓下部の積雪は、少なくとも2〜3週間程度残ることが見込まれますが、9月以降は雪解けが遅くなるため、それ以上残るかもしれません。しかし、台風による大雨に見舞われれば、予想以上に雪解けが進むこともあります。

 

【雪渓下部 V】

石碑の岩

モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります。先々週の段階で周辺の積雪は完全になくなりました。

 

チングルマ 綿毛が広がる − 昨年より2週間遅い

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週から綿毛状態となり、今週は綿毛が開いてきました。先週と同じく昨年よりも2週間遅い状況が続いています。

 

先週の雪渓上部下端
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2013/08/14〜17) C
今週の雪渓上部下端
15メートルほど上昇

石碑の岩の東側にあるスキーヤー専用道を進むと、雪渓上部の下端に達します。先週と比べると、下端の位置は15メートルほど上昇しています。ほぼ例年並みの雪解けスピードです。

 

昨年同時期より2週間早い雪渓上部下端
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C
昨年同時期の雪渓上部下端
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C
今週の雪渓上部下端
昨年より2週間以上遅い雪解け

右上は昨年同時期の様子。左上はそれより2週間前の様子。こちらの画像から、雪渓上部の下端部分は昨年より2週間以上遅い雪解けであることがわかります。

 

【雪渓中段】

雪渓中段全景

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

 

昨年の雪渓中段全景
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C
先週の雪渓中段全景
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2013/08/14〜17) C

左は昨年同時期の様子、右は先週の様子。先週と比べるとかなり雪解けが進んでいることがわかります。積雪は中央の大岩の向こう側に残っているだけとなりました。

 

昨年の雪渓中段 − 長さ40メートル×横幅24メートル
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C
先週の雪渓中段 − 長さ150メートル×横幅34メートル
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2013/08/14〜17) C
今週の雪渓中段 − 長さ40メートル×横幅24メートル
過去最大の大きさ

こちらは中央の大岩の向こう側(北側)の様子。長さ60メートル×横28メートルで、昨年の長さ40メートル×横幅24メートルよりも大きく過去最大です。

 

まだ滑走可能な状態 雪渓下部方面にも積雪が残る

そのため、あまり面積を必要としない基礎的な練習をしようと思えば滑走可能な状態で、雪渓下部とは部分的に分断されているものの、下のほうにもまだ残っています。この時期でこれほど積雪が残っている状況は過去には見られません。

 

昨年の雪渓中段北端部分(登山道付近)
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.16(2012/08/24〜25) C
先週の雪渓中段北端部分(登山道付近)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2013/08/14〜17) C
今週の雪渓中段北端部分(登山道付近)
昨年より1週間遅い雪解け

こちらは雪渓中段の北端。肩の小屋への登山道がこの付近を通過しています。この付近は先週あたりから雪解けが少し遅くなってきた傾向でしたが、今週は1週間も遅くなっています。

 

雪渓中段全景 −この先1ヶ月程度残る見込み

過去の状況から見ると、この先1ヶ月程度は積雪が残ることが見込まれますが、雪渓下部のところでも申し上げたように、台風などの大雨の影響で雪解けが早まることも考えられます。 Next

 

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