【速報バックナンバー 2008年8月分】

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◎ 8月

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■2008年8月31日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.16(今週末掲載予定)   第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 (9月中旬掲載予定)) 

@ 2008/08/31 08:22
第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 T
=トップは57分13秒=
A 2008/08/31 09:10
第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 U
=気温14℃・曇・無風 − 比較的好条件な天候=

B 2008/08/31 09:30
第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 V
=今年ももちろんママチャリで=

C 2008/08/31 10:45
第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 W
=天候の悪化もなく無事終了=

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日はノリクラにとって、一年の中でもっとも大きなイベントである全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の競技当日。昨日は観光センター駐車場で雨の中、大会エントリーが行われ、競技当日の天候が憂慮されましたが、きれいに晴れ渡る状況ではなかったものの、まずまずの一日となりました。
早朝、5時の位ヶ原山荘付近の気温は9℃。4時前に少し雨が降ったものの20分程度でやんで、東の空には雲間を茜色に染めながら朝日が見え隠れしています。この頃になると路面は乾き始め、上空を薄く覆っていた雲も次第に取れて青空が広がるようになってきます。そして、今日の大会が間違いなく開催されることを確証してくれるかのように、しっかりとした青空の下に強く日差しが大雪渓を照らし出してくれるようになります。朝の速報でもお伝えしたように、今日は県道乗鞍岳線の乗鞍高原から県境までの区間を全面通行止めにして大会が実施されるため、大雪渓付近を通過する車は大会関係の車両しかありません。7時ごろになるとゴールがある県境付近では計時用の測定器の設置やパイロンの配置などが行われ、選手の到着を待つばかりとなります。県境付近から眺める山麓ははっきりとその様子がうかがえ、チェックポイントAが設置される位ヶ原山荘でも同様に準備が進められている様子がはっきりとわかります。
競技は7時30分のチャンピオンクラス皮切りに今年から新設されたショートコースのビギナークラスまで、15のカテゴリの選手が数分おきに観光センター前のスタート地点から出走します。ただ、早朝の晴天は6時30分ごろから少しずつ曇り始め、チャンピオンクラスの選手が大雪渓にやってくる頃になるとどんよりとした天候が広がり、パラパラと雨粒が時折落ちてくるようになってきます。それでも、それ以上の天候の悪化はなく、8時22分にトップの選手が大雪渓前を単独で通過し、その約1分後に3名の選手がほぼ同時に通過して行きました。1位の森本 誠選手は57分13秒で昨年トップより2秒早いタイムでゴールし、2位 藤田 晃三選手(57分24秒)、3位 鵜沢 祐也選手(57分25秒)、4位 Chris Lintaman選手(57分38秒)でした。その後も続々と選手が通過して行きます。
天候は相変わらずどんよりとした雲が広がり、山頂付近にも時折雲がかかるようになってきます。9時の気温は14℃。若干霧雨が降るときがあり、山頂や大雪渓全体に少しモヤがかかりますが、西から少しばかりひんやりとした風が流れるようになってきます。いつもなら、大粒の汗を顔からほとばしりながら、サイクルジャージのジッパーを全開にしてペダルを回す選手の様子を見かけるものの、今日は大粒の汗を吹きだす選手の姿は少なく、むしろ長袖のサイクルジャージで出走される選手の姿がちらほら見られるほどでした。9時30分ごろになると下山誘導が始まり、3号カーブ付近などでは眼下に広がる屋根板や大雪渓のパノラマにビンディングペダルから足をはずして記念撮影をとられる光景が見られます。しかし、10時を回る頃になると山麓からゆっくりと霧が湧き上がるようになります。今日の天候は岐阜県側の方が比較的良く、畳平付近では雲の切れ間から青空が覗く状態が続き、ゴール地点を通過して荷物の受け渡しが行われる鶴ヶ池大雪渓の駐車場ではのんびりと大会の余韻を楽しむ方もいて、さらに下山を開始して、県境を越えて位ヶ原山荘方面の鶴ヶ沢から湧き上がる雲をみて驚く選手の方もいらっしゃいました。大会も終盤となると登ってくる選手よりも下山誘導を待つ選手の姿が長蛇の列となります。競技は11時30分をもって打ち切られ、最終の選手は7秒前にゴールを通過し、来年はもう少し早くゴールしたいとおっしゃっていました。
正午の県境付近の気温は18℃。山頂・大雪渓などの上部から乗鞍高原の山麓まで少しずつ晴れ間が覗くようになり、もう少し早く天候が回復してくれたら、もっと気持ちのよい光景の中を走ることができたのにと思ったほどです。
そして、大会は観光センターでの表彰式が各カテゴリ別に行われ、無事に終了することができました。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のためにトレーニングを重ねてこられた選手の方もたくさんいらっしゃり、7月から8月にかけてのノリクラ雪渓カレンダーでは、そんな選手の方々にお会いした時の様子を紹介させていただきました。そして、本日の大会の様子は9月中旬頃、掲載する予定です。その際にはお知らせのコーナーにてご案内いたしますのでもうしばらくお待ちください。(2008/08/31 18:15更新)

【ご注意 − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。】
大雪渓周辺整備工事に伴い、トイレ改修が実施されます。なお、期間中は大雪渓駐車場周辺に仮設トイレの設置が予定されています。
   ◎ 工事期間 : 2008年8月25日(月)〜2008年10月31日(金)
  ※ 詳細は、お知らせ − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。(2008/08/25) をご覧ください。
【お知らせ − 次週より、悪天候時は朝の速報を中止します】
大雪渓トイレの利用ができないため、現地での速報編集作業が困難なことから、悪天候時は朝の速報を中止します。ご了承ください。

 

@ 2008/08/30 06:00
晴(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 朝の速報をお伝えします。今朝の大雪渓は山頂付近に若干の霧があるもののきれいな晴天に包まれています、気温は10℃でやさしく西から風が流れています。山麓にはやや雲海が見られるものの、東から力強い太陽が昇りはじめています。今日は第23回全にほんんマウンテンサイクリングin乗鞍の競技が県道乗鞍岳線(観光センター〜県境間)で実施されます。この天候ですから問題なく実施されそうです。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/30 06:20更新)

【お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
8月30日(土)〜31日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  29日(金)16時 〜 31日(日)17時
    ◎ 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め  :  30日(土)18時 〜 31日(日)12時30分
    ◎ シャトルバス運休  :  31日(日)のご来光便と6時の始発便から12時便(下り13時10分便)まで運休、13時便(下り14時10分便)から運行開始
   ※ 詳細は、お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2008/08/25) をご覧ください。
【ご注意 − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。】
大雪渓周辺整備工事に伴い、トイレ改修が実施されます。なお、期間中は大雪渓駐車場周辺に仮設トイレの設置が予定されています。
(2008/08/25 修正)
   ◎ 工事期間 : 2008年8月25日(月)〜2008年10月31日(金)
  ※ 詳細は、お知らせ − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。(2008/08/25) をご覧ください。
【お知らせ − 次週より、悪天候時は朝の速報を中止します】
大雪渓トイレの利用ができないため、現地での速報編集作業が困難なことから、悪天候時は朝の速報を中止します。ご了承ください。

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■2008年8月30日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.16(今週末掲載予定)  ) 

@ 2008/08/30 09:00
トイレ改修工事開始
(大雪渓)
A 2008/08/30 10:30
午前はきれいな雲海が広がる
(雪渓上部右側)

B 2008/08/30 15:45
雨の中の大会エントリー
(第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍−観光センター
)

C 2008/08/30 15:35
明日はここからスタート!
(第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍−観光センター)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日はほとんどやむことのない雨の一日となりました。日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は雨がやんで静かな夜を迎えています。気温は16℃。月も星もなく、晴れているのか曇っているのかわからない夜空が広がっています。そんな中を西の空に閃光が走ってノリクラの稜線が浮かび、上空は薄いベールに包まれていることが確認できます。観光センター駐車場は第23回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会会場となるため、昨日16時から閉鎖され、大会関係の車両が数台停まっているだけです。その駐車場の路面は乾き始めていて、天候が回復するかのように思えたほどです。
しかし、5時栗から再びまとまった雨が降り始め、6時の乗鞍高原は小雨。山麓の低い山にも霧が立ち込めて、山頂付近はその様子を全くうかがうことができません。そのため、ご来光バスは17名の方が乗車されましたが、残念ながら日の出を拝むことができなかったようです。さほどひどいというほどの天候ではありませんが早朝は小雨が降り続き、7時のシャトルバスに乗車された方は2名だけでした。乗鞍高原ではしっかりと視界が確保され、三本滝のかもしかゲレンデからも乗鞍高原がはっきり眺めることができましたが、魔利支天のバス停付近から霧がかかり始め、荒田沢橋を過ぎて冷泉小屋下のつづら折れ付近は深い霧に包まれて、いつもははっきりと確認できる幻の滝もかすかにその様子を見ることができる程度でした。それでも位ヶ原山荘付近になるとまた視界が確保され、さらに大雪渓手前から再び霧に包まれるという、天候の悪いときの定型的なパターンを見せてくれます。
シャトルバスが到着した大雪渓の天候は朝の速報でもお伝えしたように雨と濃霧に包まれています。8時の気温は13℃。この気温でもさほどの寒さは感じません。この濃霧も次第に解消されてきたと思ったら、まとまった雨が降り、めまぐるしく天候が変化を始めます。すでにお伝えしているように大雪渓のトイレは改修工事が始まりました。仮設トイレが設置される予定ですが、10月末までトイレ小屋に立ち寄ることができませんので、悪天候時の非難場所がありませんのでご注意ください。
この天候も9時を過ぎる頃から周囲を包んでいた濃霧が抜け始めて、雲海の中から遠景の山々が頭を覗かせる風景が広がるようになり、鉢盛山はもちろんのこと、南アルプスまで、きれいな雲に飾り付けられた様子が見られるようになります。このまま天候が回復するかと思ったものの、11時近くになるとまとまった降り方を見せるようになり、遠景は再び霧の中に包まれてしまいます。正午の大雪渓の気温は10℃。強くなった雨脚は若干は解消されたようですが、その後も雨が続いたことには変わりありません。
乗鞍高原の観光センター駐車場では大会エントリーのためにお越しになった選手の方々で賑わい、周辺の道路もかなりごった返した状態が続きます。例年なら、計時用に取り付けるセンサーの動作テストで、自転車に乗車してお越しになる光景が見られますが、この天候のため、大会受付でセンサーは手渡されるものの、動作テストは中止され、自転車に乗って会場にお越しになる光景はほとんどありませんでした。15時の観光センターの気温は18℃。この頃から雨の降り方が弱くなり、15時30分ごろになると、西の空に太陽の輪郭が覗くときもあったほどでした。多くの選手が明日の天候を気にかけながらも、雨が完全にやむことなく、今日一日が終わって行きます。
明日もあまりよい天気予報が出ていません。今日と同じような天候となる可能性が高い状態です。ただ、今日は大雪渓付近の上部も山麓の乗鞍高原もほぼ無風の状態が続き、視界もさほど悪くはありませんでしたので、雨さえ気にならなければ、なんとか大会が開催されることと思います。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.16 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/30 19:15更新)

【お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
8月30日(土)〜31日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  29日(金)16時 〜 31日(日)17時
    ◎ 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め  :  30日(土)18時 〜 31日(日)12時30分
    ◎ シャトルバス運休  :  31日(日)のご来光便と6時の始発便から12時便(下り13時10分便)まで運休、13時便(下り14時10分便)から運行開始
   ※ 詳細は、お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2008/08/25) をご覧ください。
【ご注意 − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。】
大雪渓周辺整備工事に伴い、トイレ改修が実施されます。なお、期間中は大雪渓駐車場周辺に仮設トイレの設置が予定されています。
(2008/08/25 修正)
   ◎ 工事期間 : 2008年8月25日(月)〜2008年10月31日(金)
  ※ 詳細は、お知らせ − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。(2008/08/25) をご覧ください。
【お知らせ − 次週より、悪天候時は朝の速報を中止します】
大雪渓トイレの利用ができないため、現地での速報編集作業が困難なことから、悪天候時は朝の速報を中止します。ご了承ください。

 

@ 2008/08/30 07:45
濃霧・小雨(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 朝の速報をお伝えします。今朝の大雪渓は濃霧。小雨が降っています。気温は13℃で、少しばかり肌寒さを感じます。空気の流れる間隔はあるものの、ほとんど無風に近い状態です。この天候ですから大雪渓付近には人気は全くありません。先ほどから少しだけ視界が回復してきました。今日は観光センター駐車場で全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会受付が実施されるため、車両の立ち入りができなくなっています。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/30 08:10更新)

【お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
8月30日(土)〜31日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  29日(金)16時 〜 31日(日)17時
    ◎ 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め  :  30日(土)18時 〜 31日(日)12時30分
    ◎ シャトルバス運休  :  31日(日)のご来光便と6時の始発便から12時便(下り13時10分便)まで運休、13時便(下り14時10分便)から運行開始
   ※ 詳細は、お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2008/08/25) をご覧ください。
【ご注意 − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。】
大雪渓周辺整備工事に伴い、トイレ改修が実施されます。なお、期間中は大雪渓駐車場周辺に仮設トイレの設置が予定されています。
(2008/08/25 修正)
   ◎ 工事期間 : 2008年8月25日(月)〜2008年10月31日(金)
  ※ 詳細は、お知らせ − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。(2008/08/25) をご覧ください。
【お知らせ − 次週より、悪天候時は朝の速報を中止します】
大雪渓トイレの利用ができないため、現地での速報編集作業が困難なことから、悪天候時は朝の速報を中止します。ご了承ください。

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■2008年8月24日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.15  ) 

@ 2008/08/24 10:20
雨の中のヒルクライム
(大雪渓)
A 2008/08/24 12:05
お昼近くまで濃霧
(雪渓上部右側)

B 2008/08/24 12:30
徐々に視界が回復
(雪渓上部右側)

C 2008/08/24 14:50
午後はきれいな青空に山麓の雲海が広がる
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は早朝の雨がやんで、徐々に天候の回復する中、静かなノリクラを楽しむことができた一日となりました。
昨晩、一旦やんだ雨は21時過ぎ当たりから再びまとまった雨脚を見せるようになります。その雨が日付をまたいでも降り続き、早朝6時の乗鞍高原は小雨が降り続いています。気温は18℃。さほど低い気温ではありませんが、いつもよりも少しばかり寒さを感じます。雨を降らせる雲はどんよりと垂れ込めて、位ヶ原はもちろんのこと、山麓の低い山すら霞ませる状態です。このため、観光センターに訪れる車は20台ほどしかありません。普段なら、シャトルバスに乗車する準備を始める光景が見られるものの、今日は静まり返った状態が続きます。今日のご来光バスは乗客がいなかったため、三本滝バス停まで運行された後、運休となりました。そして、7時のシャトルバスの運行時間が近づいてもバス停には人影はほとんどなく、2名の方を乗せて観光センターを出発します。雨の降り続く中、三本滝ゲートを通過すると、所々で道路の法面から激しく滝のように水が溢れ流れています。昨日の雨によるもので、かなりの雨量が降ったことが想像されます。また霧も濃くなるようになり、かもしかゲレンデから山麓の乗鞍高原方面を眺めるとすっぽりと霧に埋め尽くされている様子がうかがえます。冷泉小屋付近までは霧が立ち込めたり抜けたりを繰り返し、いつもはほとんど流れがない幻の滝も激しく流れ落ちています。この霧も位ヶ原山荘を過ぎる頃になると、再び視界がひらけるようになり、位ヶ原から望む山頂方面はちょうど大雪渓付近を横切る県道乗鞍岳線を境にその上がすっぽりと霧につつまれている様子がみられ、シャトルバスが到着した8時ごろの大雪渓付近は朝の速報でもお伝えしたように雨と霧に見舞われ、気温は12℃を示しています。朝の速報を編集している間に、山頂から山麓へ流れる霧と雨は次第に収まりを見せるようになり、9時には雨はほとんどやんでくるようになります。
今日の大雪渓付近は昨日以上に人出の少ない状況。シャトルバスはどの便も1台での運行で、いつもなら、必ず見かけるタクシーがほとんど訪れません。そして、昨日以上にヒルクライマーの方の姿が少なく、大雪渓前を通過した自転車はお昼までの間に10台に満たないほどです。
断続的に降った雨も10時ごろにはほぼ完全に収まります。それでもお昼近くまでは西から流れる霧に包まれるときがありますが、それでも視界が完全に奪われるほどではありません。大雪渓に訪れたスキーヤー・ボーダーは雪渓上部右側に基礎キャンプの方々を中心に十数名ほど。雪渓上部左側のモーグルバーンは皆無で、いつものにぎやかさは全くありません。
正午の大雪渓は12℃。今日は終日に渡って12℃前後の気温を推移します。まだ西から霧が流れ込むものの、それまで雲に覆われていた東の位ヶ原方面の様子ははっきりと確認することができるようになって来ます。それでも山麓の乗鞍高原方面はすっぽりと霧に包まれた状態が続きます。午後をまわると大雪渓には日差しが差し込むようになります。そして、絶えず西から流れる霧に覆われていた山頂も姿をあらわすようになり、次第に東の空には雲の切れ間から青空が覗くようになります。その青空には上層の薄い雲がたなびき、それまでの天候を支配していたどんよりとした雲が流れてゆきますが、時間とともにその動きがゆっくりと穏やかなものとなり、徐々に青空の面積が増えてゆきます。15時の大雪渓は14℃、午後になって降り注ぐようになった太陽の日差しも、この時間になると雪渓上部の上端付近はから翳り始めます。徐々に日が短くなってきていることがわかります。大雪渓付近はこの良い天候のもとで今日一日を終えて行きますが、大雪渓から望む乗鞍高原方面は終日に渡って雲にすっぽりと包まれていて、シャトルバスで下山すると、位ヶ原山荘より下部では霧が立ち込めて、乗鞍高原は午前中まで雨が続いたようです。そのため、大雪渓付近の好天を想像することすらできなかったようです。したがって、今日は大雪渓など上部に出向く方が少なかったのかもしれません。天気予報では昨日と同様に悪天候を想定しておりましたが、想像以上に良い天候に巡り会うことができました。
今回のように低い雲が山麓に垂れ込めると山頂付近の様子をうかがうことができず、やはり現地にやってきてみないとわからない状況が今回も繰り広げられたと感じます。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.15 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/24 19:45更新)

【お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
8月30日(土)〜31日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  29日(金)16時 〜 31日(日)17時
    ◎ 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め  :  30日(土)18時 〜 31日(日)12時30分
    ◎ シャトルバス運休  :  31日(日)のご来光便と6時の始発便から12時便(下り13時10分便)まで運休、13時便(下り14時10分便)から運行開始
   ※ 詳細は、お知らせ − 第23回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2008/08/25) をご覧ください。
【ご注意 − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。】
大雪渓周辺整備工事に伴い、トイレ改修が実施されます。なお、期間中は大雪渓駐車場周辺に仮設トイレの設置が予定されています。
(2008/08/25 修正)
   ◎ 工事期間 : 2008年8月25日(月)〜2008年10月31日(金)
  ※ 詳細は、お知らせ − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。(2008/08/25) をご覧ください。
【お知らせ − 次週より、悪天候時は朝の速報を中止します】
大雪渓トイレの利用ができないため、現地での速報編集作業が困難なことから、悪天候時は朝の速報を中止します。ご了承ください。

 

@ 2008/08/24 07:45
雨・霧(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今朝の大雪渓は昨日と同様で雨がしとしとと降り続いています。気温は12℃。北からの風が吹いています。しかし、8時を過ぎる頃から、雨はやんで霧も抜け始め、空が明るくなってきました。ただ、このまま回復するか微妙な所です。観光センターの人出も昨日以上に少なく、大雪渓周辺は全く人気はありません。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/24 08:30更新)
【ご注意 − 大雪渓周辺整備工事に伴い、8月25日(月)から大雪渓トイレが使用できなくなります。】
大雪渓周辺整備工事に伴い、トイレ改修が実施されます。期間中は畳平・肩の小屋・位ヶ原山荘のトイレを使用していただくことになります。
◎ 工事期間 : 2008年8月25日(月)〜2008年10月31日(金)
【お知らせ − 次週より、悪天候時は朝の速報を中止します】
大雪渓トイレの利用ができないため、現地での速報編集作業が困難なことから、悪天候時は朝の速報を中止します。ご了承ください。

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■2008年8月23日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.15  ) 

@ 2008/08/23 10:15
大会一週間前、こんな天候でも最終トレーニング
(大雪渓駐車場)
A 2008/08/23 11:30
ずぶ濡れになりながら...
(雪渓上部右側)

B 2008/08/23 12:55
やや硬めのバーン
(雪渓上部左側)

C 2008/08/23 14:00
今日は終日濃霧と雨と風の一日でした
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は久々に終日雨の一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は星がほとんどない晴れた夜空が広がります。気温は15℃。半袖では寒さを感じる気温です。月もなく星もないのに、夜空はぼんやりと明るく、山麓を取り囲む山の形はもちろんのこと、西の空にはノリクラの輪郭がはっきりと浮かんでいます。いつもなら月の出た夜しか見えないものの、今日は高天ヶ原や剣ヶ峰を異様にはっきりとその姿を眺めることができます。そして、秋を思わせるような静かで寂しい鳴き方をする虫の声が心に染み渡って行きます。この夜空にも次第に薄く雲が広がって行きます。いつものやさしい空気の流れはありません。
朝6時の乗鞍高原は雨。この雨は5時くらいからまとまった降り方を見せ始めました。観光センター駐車場はいつもの賑わいは全くなく、車も30台ほどしかお越しになっていません。ご来光バスは天候にかかわらず、道路が通行可能であれば運行され、今日も1台18名の方が乗車されましたが、この天候ですのでご来光を拝むことはできなかったようです。その後も各便ともに運行される台数は1台。お盆シーズンとは全く異なった様相を見せています。7時の乗鞍高原の気温は16℃。この頃になると雨はほぼやんで6名の方が7時便に乗車されました。しかし、雨は三本滝ゲート付近に達すると再び降り始め、かもしかゲレンデを通過して魔利支天に向かうと霧が周囲に立ち込めるようになってきます。そして、荒田沢橋を過ぎる頃になると、風が吹き始め、赤い実をつけ始めたウラジロナナカマドなどが幹ごと大きく揺さぶられて来ます。
シャトルバスが到着した8時の大雪渓は濃霧。気温は10℃とまるで8月とは思えないような低温。霧と雨はさらに強くなってきて、大雪渓駐車場から車道沿いの雪渓下部が見えなくなるときがあるほど。ほとんど訪れる人のいない大雪渓入口付近はシャトルバス自体も停車せずに畳平へ向かう便が多く、静かな一日を送っています。
それでも大雪渓は基礎キャンプの方々を中心に15名ほどの方がお越しになり、バーンはやや硬めであるものの、ある程度の人数で滑りながら整備することができる程度の柔らかさはあり、風雨が時間とともに強くなる中、大半のスキーヤーは午前中で下山されました。
マウンテンサイクリングの大会を一週間後に控えて、今日も大雪渓の前をヒルクライマーが登って行きます。いつもの週末でこの天候であれば、登ってこられる方はほとんどいないはずですが、やはり大会前ということもあって、ポンチョを身にまといながらペダルを力強く回し続ける様子をうかがうことができ、また、あまりの寒さに身動きできないヒルクライマーもいらっしゃったほどです。
正午の大雪渓は10℃。今日は終日10℃前後の気温が続きます。一時的に空が明るくなったときもありましたが、終始、どんよりとした空が広がり、雨はそれほどでもないものの、風と霧はさらにひどくなり、霧の粒が絶えず真横に流れ、時折、吹き抜ける突風にバランスを失いかける瞬間もありました。そして、午後になって、少し視界が開けるときもあって、天候は回復傾向に向かうかと思いましたが、結局、夕方まで全く変わらない天候のまま一日が終わって行きます。動いていればそれほど寒さは感じない状態でしたが、今日は久しぶりの悪天候で、激しい降り方ではなかったものの、霧の粒が大きく、ウエアの中に風が舞い込むと、入ってきた霧で濡れてしまうような状態に閉口させられた一日でもありました。明日もあまりよい天候ではない予報が出ています。この天候のため、おそらく明日も思うように取材を行うことができませんので、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.15 は一部内容を省略してお届けすることになりますがご了承ください。(2008/08/23 20:00更新)

 

@ 2008/08/23 07:45
雨・霧(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今朝の大雪渓は雨。強弱を繰り返しながら降っています。気温は10℃。乗鞍高原でも肌寒い朝を迎えましたが、大雪渓も8月とは思えない気温を示しています。ご覧のように山頂方面は霧が立ち込めて、撮影したときよりも速報を書く現在はさらにひどくなってきて、北からの風も雨も徐々に強くなってきています。大雪渓にはまだスキーヤーはお越しになっていません。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/23 08:10更新)

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■2008年8月17日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.14  ) 

@ 2008/08/17 10:00
乗鞍スカイライン&県道乗鞍岳線 ヒルクライム
(位ヶ原山荘)
A 2008/08/17 11:10
絶えず霧に包まれます
(大雪渓前)

B 2008/08/17 12:45
午後になって視界が開け始める
(雪渓上部左側)

C 2008/08/17 14:00
抜けるような青空に浮かぶ雲
(大雪渓入口付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今回の取材は15日(金)・16日(土)と、お伝えいたしましたが、編集の都合上、追加取材を行いましたので、速報をお伝えします。
今日は朝から晴れ間が覗くものの、はっきりとしない天候が続き、午後になってようやくきれいな天候に恵まれ、少しばかり秋を感じさせる一日でした。
お盆最終日の今日、早朝の乗鞍高原には高い雲と低い雲が織り成す雲のオブジェがきれいな空が広がります。気温は19℃。観光センター駐車場には95台程の車がやってきています。昨日よりもやや多いものの、いつもなら駐車場のあちこちで繰り広げられるあわただしく出発の準備に追われる様子は見られず、比較的静かな朝を迎えます。山頂方面は位ヶ原より上部に常に雲がかかり、その様子をうかがうことはできません。ご来光バスは2台が配車され、52名の方が乗車されましたが、上部に掛かる雲のため、残念ながらご来光を拝むことができませんでした。昨日と同じ気温ですが、蒸し暑さはなく、長袖で出歩く人の姿が目立ちます。7時の気温は21℃、上層に掛かる雲は山頂より上に押しあがるようになりますが、次第に全体が霧とも雲とも判別のつかない状態にすっぱりと覆われ、乗鞍高原まで霧に一時的に覆われます。8時頃に少し雨に見舞われるものの、少しばかり霧の立ち込める三本滝を通過する頃になるとその雨もやんできます。そして、休暇村を過ぎた当たりのカラマツ林の木漏れ日を楽しませてくれた日差しはすっかりなくなり、ほぼ完全に曇の天候となります。そのためヒルクライムしていても火照った感覚はなく、汗をかいてもそれほど暑さは感じません。魔利支天を過ぎて荒田沢橋から冷泉小屋前の急坂付近に達すると少しずつ風に冷たさを感じるようになります。沿道にはコウゾウリナが咲き始めている様子がうかがえ、少しずつ夏の終わりを感じさせてくれます。
冷泉小屋を過ぎると次第に山麓を眼下に望むようになり、その山麓から霧が上部にむかって絶えず流れ込む様子があり、冷気が流れ込んでくるようになります。10時の位ヶ原山荘は17℃。ビンディングペダルから足をはずすと、すぐに寒さを感じるほど。気温以上に冷たい空気が流れていることを気づかせてくれます。そして、位ヶ原山荘から望む上部には絶えず雲がかかるようになり、山頂付近の様子をうかがうことは全くできなくなって、いつ雨が降ってもおかしくない天候になってきます。それでも10時30分ごろになると再び日差しが戻ってきて、 冷涼な空気が絶えず流れ込む森林限界を超えた位ヶ原をさらに進んで行きます。一旦、戻ってきた日差しも再びなくなるようになり、11時の大雪渓入口付近の気温は15℃とさらに気温は低くなってきます。そして、大雪渓には絶えず山頂から霧が流れ込み、雪渓上部や山頂方面はその姿が見え隠れしています。
今日も山麓から湧き上がる霧と、山頂から流れ込む霧が大雪渓で行き交う様子を見ることができます。今日も大雪渓には常連を中心に雪渓上部右側のフラットバーンで10名ほど。雪渓上部左側のモーグルバーンで15名から20名程度の方がお越しになっています。正午の雪渓上部の気温は12℃。低めの気温でバーンコンディションは硬くなり、モーグルコースは難易度が高くなって、完走できない状態に閉口するモーグルラーもいらっしゃるようでした。
正午を過ぎると雪渓上部右側では霧が西から流れるものの、雪渓上部左側では山麓から冷たい空気が流れ込んで天候は不安定な様相を見せています。10分間隔で霧と晴を繰り返す状況が続き、その後は、山麓にきれいな青空とあまりしっかりとしない形の雲がまるで水墨画を見ているようなきれいな風景を醸し出し、指を刺しながらその雲の様子に感嘆するモーグラーもいたほど。
午後になると次第に天候は回復し始め、全体的にきれいな青空が広がり、しっかりと降り注ぐ日差しが戻ってきます。高い青空に低く浮かぶ雲が動いて行く様子を見ていると、夏の入道雲が上に成長してゆくものとは異なり、上に向かってなくなっていくような感じです。冷涼な空気が漂う中、少しばかり秋を思わせるような雰囲気を見せてくれます。
今日は全く夏を感じさせることがなく、お盆最終日はやはり秋の入口とも感じ取れる一日となりました。
なお、15日(金)から今日までの取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/17 17:00更新)

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■2008年8月16日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.14  ) 

@ 2008/08/16 10:50
午前中は青空と日差しに囲まれます
(位ヶ原山荘)
A 2008/08/16 12:40
時間とともに雲量が多くなる
(大雪渓前)

B 2008/08/16 13:35
午後は山頂から霧が絶えず流れ込む
(雪渓上部右側)

C 2008/08/16 14:45
急激な霧の動きに撤退開始
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今回の取材は15日(金)・16日(土)と、通常の週末とは異なった日程で実施いたしますので、速報も一日ずれた形になりますのでご了承ください。
今日も早朝はきれいに晴れ上がり、その後は次第に天候が悪化して、夕方には激しい雨に見舞われる夏の一日を送りました。
朝6時の乗鞍高原は西の空に少しばかり雲が浮かぶものの、きれいな青空が広がる良い天気から始まります。気温は19℃。朝のひんやりとした感覚はなく、観光センターを行き交う人は半袖の方のほうが多い状況です。6時の時点での観光センター駐車場にお越しの車は65台ほど。普段の週末よりもやや少ない状況で、空きスペースのほうが目立ちます。ノリクラの稜線には帯状に横たわる雲に覆われ、山頂付近はその姿を隠しています。今日のご来光バスは2台が運行されましたが、この雲のため、日の出を拝むことができなかったようです。この雲も時間とともに徐々に消滅して行き、7時ごろになると山頂付近の様子をはっきりと眺めることができるようになります。今日はいつも以上に早朝から強い日差しが降り注ぎ、7時の気温は21℃でその前からもう蒸し暑さを感じるほど。いつもは8時ごろにならないと耳にすることのできないセミの声が7時30分には少しずつなき始めます。この日差しで、上空はほぼ快晴であるものの、山頂付近には再び雲がかかり始めます。ただ、この雲もはっきりとした形ではなく、霧の塊といったような形状といったほうが良いような感じです。
8時の乗鞍高原は22℃。強い日差しに包まれほとんど風もないため、ペダルをまわし続けると顔全体から汗が吹きだします。ただ、この強い日差しも9時20分ごろになると上空に広がり始めた雲にさえぎられるようになってきて、少しばかり汗が収まってきます。それでも空気に涼しさを感じることはなく、三本滝ゲートを通過すると、かもしかゲレンデにはヤナギランやヤマハハコがきれいに咲き誇っている様子をうかがいながら、さらに先を進んで、冷泉小屋付近に達するとようやくひんやりとした空気が漂うようになり、冷泉小屋前の激坂を登りきった全身を心地よく吹き抜けてクールダウンさせてくれます。
10時の位ヶ原山荘付近は完全に雲に覆われて、山頂付近も一時見えなくなりますが、その後再び天候は回復し、午前中は何とか青空と日差しに包まれる状況が続きます。
しかし、山頂付近を激しく流れる霧を眺めながら到着した正午の大雪渓付近はほとんど日差しはなくなり、大雪渓前からさらにひんやりとした感覚となって気温は18℃。ヒルクライムにはちょうどよい状況となります。それでも東の空には青空が広がり、この時点ではさほどの天候の悪化は感じさせません。
今日の大雪渓は週末にもかかわらず、訪れるスキーヤー・ボーダーはまばら。13時時点では雪渓上部右側のフラットバーンで5名ほど。そして、雪渓上部左側のモーグルコースでも15名程度でした。午後になって、山頂から絶えず霧が流れ込むようになり、14時の大雪渓の気温は14℃。薄着で大雪渓に立っているとやや寒さを感じるほど。風が強くなり始めて、それまでしっかり見えていた魔利支天岳のコロナ観測所も西から激しく流れ込む霧に包まれるようになってきます。そのためバーンも徐々に硬くなってきて、雪渓上部左側のモーグルコースではかなり手こずるモーグラーの姿がありました。
その後は急激に天候は悪化の一途をたどり、14時30分ごろにはそれまで西から山麓へ一方向に流れていた霧の動きが上空から大雪渓へ真下へ霧が流れ込んで渦を巻くようになってものの15分もしないうちに雪渓上部は完全に視界が奪われる状況となります。15時の気温は12℃まで下がり、上空からはポツリポツリと雨が降り出します。この頃から風もかなり強くなり、下山する自転車が突風にあおられる状況が続きます。そして、雨は15時30分ごろから激しい降り方を見せて、降ったりやんだりを繰り返しながらも16時30分ごろまで続きました。
今日は大雪渓に訪れるスキーヤー・ボーダーがまばらでしたが、ヒルクライムに訪れる方もやや少な目の状況。それでもマウンテンサイクリングの大会が近づいてきて、激しい夕立の中でもペダルを回し続けるヒルクライマーの姿が県道乗鞍岳線のあちこちで見かけることができました。また、シャトルバスは9時便で8台が運行され、午前中はまずまずの人出だったようです。
お盆を過ぎると徐々に秋の気配を見せます。今日はまだ夏の天候の推移を見せましたが、そんな上空にもうろこ雲が時折たなびくなど、徐々に秋の雰囲気も見せてくれました。
冒頭でも申し上げましたが、今回の取材は昨日と本日の二日間です。したがって、明日は日曜日ですが速報はありませんのでご了承ください。次回は通常通り、週末の取材を予定しております。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/16 19:40更新)

 

@ 2008/08/16 06:50
晴(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日の朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は19℃。早朝は少し雲が多く、ノリクラの頂には帯状に雲がたなびいていますが、その雲の次第に少なくなってきています。朝から強い日差しに照らされて、朝のひんやりした感覚はなく、観光センターを行き交う人は半袖の姿が目立ちます。今日の観光センターの人出はいつもの週末よりもやや少なめで、駐車場は空きスペースが目立ちます。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/16 07:30更新)

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■2008年8月15日(金)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.14  ) 

@ 2008/08/15 10:00
午前中は大雪渓〜山頂に霧が絶えずかかる
(大雪渓、登山道入口付近)
A 2008//08/15 13:40
午後になってようやく山頂が現れる
(雪渓上部)

B 2008/08/15 14:10
今日の大雪渓は大半がボーダーの方
(雪渓上部左側)

C 2008/08/15 14:55
午後をまわるとようやくきれいな青空が覗く
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今回の取材は15日(金)・16日(土)と、通常の週末とは異なった日程で実施いたしますので、速報も一日ずれた形になりますのでご了承ください。
今日は午前中はほとんど曇空でしたが、午後になって次第に日差しが戻り、雷鳴や雨に見舞われることのないまずまずの一日を送ることができました。
昨日の夕方に1時間以上に渡るひどいスコールに見舞われた乗鞍高原は日付が変わる頃になっても所々に水溜りのある状態。上空にはまだ雲が残り、西の空には満月の一歩手前の小望月が明るく怪しげに流れる雲を照らしています。気温は18℃。いつものように西から柔らかい空気の流れを心地よく感じます。そして、やさしく虫たちが秋を先取りするかのようにしんみりとあちこちでなき始めています。
そして、一夜明けた早朝6時の乗鞍高原は上空の半分程度が雲に覆われて、時折、晴れ間も覗く天候。西の空には高天ヶ原ははっきりとその姿を見せるものの、剣ヶ峰から北側は山頂に掛かる帯状の雲でその姿を見ることができません。気温は19℃、観光センター駐車場は100台ほどの車がお越しになっています。お盆後半に入りましたが、さほどの混雑はありません。この1週間を見ると11日(月)は早くから混雑が見られたものの、それ以外はほぼコンスタントな人出のように感じられます。今日のご来光バスは2台が運行されました。しかし、この曇の天候のため朝日を拝むことができず、ご来光バスが下山を開始して位ヶ原付近まで標高を下げて、ようやく朝日を見ることができたようです。昨日の雨で濡れた観光センター前のテラスや駐車場のアスファルトはまだ乾ききっていない所があり、やや、湿気を感じる気候。観光センター付近を行き交う人々も半袖の人が目立つように感じます。
7時の気温は21℃。7時便は2台が配車されて、60名ほどが観光センターをあとにします。いつもなら、スキーヤー・ボーダーの姿を見かけるものの、今日は数えるほどしかお見えにならず、登山や観光に出かける方が大半を占めています。シャトルバスは三本滝を通過して魔利支天バス停付近にやってくると一時的に霧に覆われます。魔利支天バス停を過ぎた当たりから望む山頂方面は完全に雲に包まれ、その姿を確認することができなくなってきます。そのため、遠景もほとんど望むことができない中、大雪渓手前の4号カーブを通りすぎ、大雪渓に到着する直前から、シャトルバスは霧に中に突入して行きます。シャトルバスが到着した8時前の気温は14℃。絶えず西からのやや強めの風が吹きぬけ、じーっとしているとかなりの寒さを感じる状況。バスを降りた方々はアウターを着込む所から出発の準備が始まります。それでもこの霧は時間とともに少しずつ抜け始めて、8時を過ぎる頃には雪渓下部ははっきりと確認できる状況になってきます。そして、9時20分ごろになると、霧は雪渓上部の上端付近まで押しあがり、時折、晴れ間も見え隠れするようになります。
今日のシャトルバスは6時便・7時便が2台、8時便が4台、9時便は8台、10時便が5台とまずまずの人出となりましたが、どの便も大雪渓入口にある肩の小屋口バス停で下車する方々の大半が山頂を目指す登山の方々で、スキーヤー・ボーダーの方々がほとんどいない便もあり、また、いつもならどの時間帯の便もほぼ停車するものの、今日はそのまま畳平へ直行する便もあるほどでした。
午前中はほとんど天候に大きな変化を見せず、山頂付近の朝日岳と蚕玉岳の鞍部から南に向かって霧が絶えず流れ、上空を覆う雲も西から東へ少し早く流れて行き、その雲間から時折、日差しが見え隠れする状況。早朝の寒さは少しは和らぐものの、気温の上昇は時間が経過してもそれほど変化を見せません。正午の大雪渓の気温は18℃。今日は終日に渡って18℃前後の気温を推移します。午前中は天候に大きな変化を見せませんでしたが、3時ごろになって山頂付近の雲がなくなり始めて、14時近くになってようやく山頂付近の姿を確認できるようになります。
前述のように今日の大雪渓を訪れるスキーヤー・ボーダーの方々は少なめ。現在、滑走可能なエリアは雪渓上部右側のフラットバーン・雪渓上部左側のモーグルラインです。二つのエリアを合わせてもお越しの方は30名に満たない状況で、そのほとんどがボーダーの方々という、いつもとは様相の異なった構成を見せています。
大雪渓付近は絶えず雲に覆われる状況も東の空には青空が広がる時間が長くなり、13時ごろには雲に隠れて見えなかった鉢盛山も15時近くになると鉢盛山はもちろんのこと、遠くに松本平に燦々と日が指す様子を確認することができるようになり、大雪渓にも日差しが戻ってくる時間が長くなって来ます。
午後のシャトルバスも13時便が4台、14時便が7台とまずまずの人出でのようでした。夕方まで全く雨に見舞われることのなかった今日は最終便も若干の混雑があり、時間に余裕を持った行動が必要となります。
今日は暑さとか日差しの強さを全く感じることのない、暑くも寒くもない非常に過ごし易い一日で、平地の暑さとは無縁の世界がここには広がっています。明日もまずまずの天候が続くようですので、後半を迎えたお盆を楽しみたいものですね。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/15 20:15更新)

 

@ 2008/08/15 08:05
霧(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今朝の大雪渓は霧。7時のシャトルバスの到着した頃は大雪渓全体が霧に覆われていましたが、徐々に抜けてきました。気温は14℃。絶えず西からのやや強めの風が吹き抜けます。まだスキーヤーはまばらで静かなノリクラです。先ほどから時折日差しが見え隠れすようになって来ました。それでも山頂から激しく流れる霧の様子は変わりません。7時時点の観光センターはいつのもの週末程度の人出です。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/15 08:30更新)

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■2008年8月10日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.13  ) 

@ 2008/08/10 10:25
今日もヒルクライマーの姿が絶えません
(位ヶ原山荘先、直線コース)
A 2008//08/10 11:00
山麓からの雲に包まれ始めます
(宝徳霊神バス停付近)

B 2008/08/10 13:30
夏の日差しと夏の雲に今日もスイカで
(雪渓上部左側)

C 2008/08/10 14:50
ハイマツのビロードに雲のグラデーションが映える
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日も昨日と同じような天候の推移を見せてくれましたが雨に降られることなく気持ちのよい一日を送ることができました。
早朝の乗鞍高原は雲のまったくない深い快晴の朝から始まります。6時の気温は15℃、少しばかり寒さを感じさせる気候です。観光センター駐車場にはこの時点で110台の車がお越しになり、朝早くから出発の準備をされる方の姿を至るところで始まっている様子がうかがうことができます。6時をまわればしっかりとした太陽の光が差し込むようになりますが、ジリジリと照りつける感覚はなく、観光センター駐車場を行き交う人の姿は長袖と半袖が半々といった所です。
シャトルバスは昨日と同様、始発の6時便、7時便ともに2台が運行されました。7時を過ぎるともうひんやりとした感覚はもうなくなり、セミが鳴き始めるようになります。もちろん天候も変わりなく雲ひとつない青空が続きます。8時の気温は22℃、8時を回ると同時にセミの合唱が始まります。今日もヒルクライムに訪れる方がひっきりなく県道乗鞍岳線を登って行く様子が見られます。雲ひとつない快晴も9時を回る頃になると剣ヶ峰の上空に雲が湧き始めるようになります。乗鞍高原に降り注ぐ日差しには全く変化はありませんが、ヒルクライムしていてもさほど強さを感じさせるものではなく、いつもなら吸い込む空気に熱感を覚えるときがあるものの、今日はそれほどの状況は少なく、三本滝付近まではほとんど無風でしたが、汗が吹き出ることもありません。徐々に雲が広がり始める青空を眺めながら先を進み、冷泉小屋手前から眺めることのできる幻の滝にほとんど糸の太さといっても良いほどの流れしか見られず、また、沿道を覆い尽くすように生えるイタドリも少し萎れてきた感じが見受けられ、雨の少ない様子がそんな所からもうかがうことができます。そして、ほとんど無風だった状況も冷泉小屋を過ぎた当たりから気持ちのよい風が吹きぬけるようになります。それと同時に山麓から霧が湧き上がるようになり、夏山の天候がシナリオ通りに展開され始めていることがうかがえます。
10時の位ヶ原山荘の気温は18℃。寒いというほどの状況ではありませんが、暑さはここにはありません。ヒルクライムの途中に立ち寄るヒルクライマーも暖かいお汁粉を注文するほど。この時点ではまだ山頂付近は何とか確認することができますが、10時30分ごろになると剣ヶ峰や富士見岳など山頂付近に雲が入り込むようになり、11時の宝徳霊神バス停付近の気温は16℃。ひんやりとした空気に包まれています。この付近から南の高天ヶ原から剣ヶ峰、そして、大雪渓からさらに北の魔利支天・富士見岳などノリクラの主峰の数々を一望できます。南の山麓から高天ヶ原方面へ流れ込む霧と、北から魔利支天方面へ流れ込む霧が大雪渓付近で渦を巻く様子が確認でき、天候の悪化が懸念されるようになります。空も次第に暗くなり、いつ雨が降ってもおかしくない状況となります。
正午の大雪渓入口付近の気温は18℃。大雪渓付近の雲の動きは変わらず、いつもと異なって東からの風が吹いています。それでも今日はこれ以上の天候の悪化はなく、13時ごろになるときれいな青空が広がるようになってきます。午後になるといつもと同じように西から東へ雲がゆっくりと流れて青空に夏の雲が流れるようになります。周期的に流れる雲に日差しが見え隠れして、そんな状況が位ヶ原を覆い尽くすハイマツのビロードに美しい雲のグラデーションを作る光景が広がります。今日は終日を通して暑くも寒くもない一日でした。また、シャトルバスは8時便が4台、9時便が6台とまずまずの状況で、午後便も14時の6台を最高にどの便も4台以上が運行されました。
今日は全く雨に降られることがない一日を送ることができたと思いましたが、17時20分ごろには乗鞍高原でも20分ほど夕立があり、おそらく大雪渓付近でも降られたこととおもいますが、昨日ほどではありませんでした。
この時期は午後には必ず雨に降られることを念頭においた行動が必要です。夏スキーもヒルクライムも登山も一番よい季節ですから、十二分にノリクラを楽しめたら最高ですね。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/10 19:50更新)

 

@ 2008/08/10 06:35
快晴(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日の朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は15℃。少しひんやりとした朝を迎えています。ご覧の通りの快晴が広がり、朝早くから出発の準備をする方が観光センター駐車場にお越しになっています。昨日よりもやや多い人出です。風はなく少しずつ日差しが強くなり始めています。昨日と同様、深い青色をした夏の快晴です。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/10 07:30更新)

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■2008年8月9日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.13  ) 

@ 2008/08/09 09:00
きれいな青空に雲が湧き始める
(大雪渓駐車場)
A 2008//08/09 12:55
青空が覗くものの、にわか雨に見舞われる
(大雪渓駐車場)

B 2008/08/09 13:55
再び晴れ上がり、スキー再開
(雪渓下部)

C 2008/08/09 17:15
突然の霰と豪雨で道路は冠水
(大雪渓駐車場)

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 ▼ 今日は本当に夏山らしい天候の推移を見せてくれた一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原はいつもよりも星の数か少ない夜空が広がります。目を闇夜に慣らさないとなかなかたくさんの星を見つけることができないほど。それでも西の空に広がるノリクラの稜線は月のない暗い夜空が広がるときよりもはっきりとしています。そして、時折、西の空に瞬く閃光がノリクラの稜線をさらに浮かび上がらせてくれます。いつものように空気は西から柔らかく流れて行きます。気温は19℃。その空気の流れにはいつものひんやりとした感覚はなく、むしろ温度感を感じるほどで、虫たちの合唱に包まれながら、そんな夜空を頼むことができます。
そして、一夜明けて、6時の乗鞍高原はしっかりとした青色の空が広がります。その青空に千切れたような雲が流れて、ノリクラの稜線を飾り付けています。気温は17℃、観光センター駐車場には90台ほどの車がお越しになり、時間の経過とともに日差しが差し込むようになるものの、日差しが突き刺す感覚はなく、朝の準備を始める方は長袖の格好がやや多いように見受けられます。今日は早朝からまずまずの人出で、ご来光バスは2台が運行されて、74名の方がきれいな朝日を楽しまれたようです。また、シャトルバス始発便も2台で80名の方が乗車されました。そして、7時便も2台が配車されて、観光センターから50名の方を乗せて大雪渓・畳平に向けて出発します。7時の気温は21℃ですが、シャトルバスの車内はすでに蒸し暑さを感じるほど。早朝の便ではあまり必要のなかったエアコンが使用されたほどです。早朝に見られた千切れ雲は時間とともにその姿を消して、しっかりとした快晴が広がるようになってきます。そのため、休暇村を過ぎたシャトルバスの車窓からはカラマツ林から降り注ぐ木漏れ日がいつも以上に美しく感じます。この天候ですから、森林限界を超えれば、穂高はもちろんのこと、南アルプスや中央アルプスが折り重なる光景が車窓から十分に楽しめる光景を見ながら大雪渓に到着することができます。朝の速報でもお伝えしたように、8時の大雪渓の気温は18℃。濃い青空の広がるまさに真夏の朝の光景です。しっかりと日が差すものの、日差しが突き刺さる感覚はなく、まだ、人出の少ない大雪渓付近はのんびりとした雰囲気が広がり、スキーヤーの中にはシャトルバスから降りてもその雰囲気に飲み込まれて、完全にくつろいでしまう方もいらっしゃったほど。これほどきれいな天候に包まれると、強い日差しで雲が湧き上がってくるのが夏山の定石。9時ごろから青空に雲が湧き始めます。そして、いつもなら西から吹き抜ける風が、9時30分ごろなると南からの風が吹き始めて、9時45分には南から流れ込む雲で日差しがなくなるようになります。
今日のシャトルバスは8時便が4台、9時便が6台、そして、10時・11時便が4台と、混雑とは行かないもののまずまずの人出でした。時間とともに雲の量が次第に増えて、11時には上空の4分の3ほどが雲に覆われ、南からの風が続きます。正午の大雪渓の気温は18℃。今日は終日に渡ってほとんど気温の変化を見せませんが、この頃になるとポツリポツリと雨が降り始め、雷鳴も気になるようになってきます。雨と雷鳴はそれほどではありませんでしたが、大半のスキーヤーは13時便で下山しました。その雨が降る間も東の空には絶えず青空が広がる奇妙な天候です。今日はひっきりなしに登ってくるヒルクライマーもこの雨に見舞われて、大雪渓駐車場のトイレで雨宿りする姿も見かけ、雨に濡れてかなり寒そうな状況。そして、14時ごろにはすっかりやんで安定した天候が広がり、再びスキーを始める方もいらっしゃいました。
15時ごろにはしっかりとした西日が大雪渓を包むようになりますが、16時を過ぎる頃から、大雪渓全体を霧が覆うようになり、完全に視界が奪われるときもあるほど。そして、17時近くになると再び大粒の雨と雷鳴が始まります。この雨と雷鳴はお昼のものよりも程度がひどく、17時をちょうど迎える頃には大雪渓一帯は豪雨に見舞われ、一時的ではありましたが、比較的大粒の霰(あられ)にたたきつけられます。この降雨で車道は完全に冠水し、あふれ出た雨水が激しくうねり狂うほどです。
この雨も最終のシャトルバスが到着した18時の乗鞍高原ではすっかりやんで、観光センター駐車場も次第にそのアスファルトが乾いてきました。それでもまだ時折雷鳴を耳にすることができますので、まだ不安定な天候が続いているようです。こんな不安定な天候に見舞われるようになると本格的な夏山がやってきたといえるでしょう。
明日も今日のように午後から不安定な天候となることが予測されます。雨とともに雷にも十分に注意して行動する必要がありそうです。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/09 19:50更新)

 

@ 2008/08/09 07:45
晴(大雪渓)

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 ▼ 朝の速報です。今朝の大雪渓はご覧の通り、濃い青空が広がるよい天気です。気温は18℃。風はほとんどなくすがすがしい状態が広がっています。コントラストの強い夏の日差しが降り注ぐものの、肌を焼き付ける感覚はまだありません。観光センターの人出はまずまずでしたが、大雪渓は静かなのんびりとした雰囲気に包まれています。メインバーンはほぼ完全に雪渓上部となり、バスを降りたスキーヤーはザックに板をつけて出発して行きました。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/09 08:40更新)

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■2008年8月3日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.12  ) 

@ 2008/08/03 11:45
秋のような空
(4号カーブ)
A 2008//08/03 11:50
マウンテンサイクリングに向けて!
(大雪渓)

B 2008/08/03 13:40
午後は雲が広がり始めます
(雪渓上部左側)

C 2008/08/03 13:34
短い夏をスイカで楽しむ
(雪渓上部左側)

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 ▼ 今日は秋を思わせるような天候が広がり、午後になってやや雲が広がるものの、終日に渡って気持ちのよい一日を過ごすことができました。
早朝の乗鞍高原は筋状の雲がややかかるもののきれいな青空から始まります。6時の気温は16℃。半袖ではやや肌寒さを感じる気候です。この天候ですから西の空に広がるノリクラの稜線をさえぎるものはなく、はっきりとその姿を示します。この時点の観光センター駐車場には約100台ほどの車がお越しになっています。それでも続々と車がお越しになることはなく、比較的静かな朝を迎えます。7時の乗鞍高原の気温は20℃、シャトルバスは2台が運行され、いつもならスキーヤーの姿を多く見かけるはずですが、今日はそれ以上に登山や観光に出かける方の姿のほうが多い状態です。そして時間とともに徐々に汗ばんでくるいつもの感覚は、今日は空気が乾いているせいか、さほどの暑さを感じません。それでも7時を少しまわり始めるとセミは早くも鳴き始め、真夏の一日が始まる気配を見せてくれます。8時の乗鞍高原は22℃。観光センター駐車場もシャトルバスに乗車される方があちこちで準備を始めるようになり、バス停には長い列ができるようになり、8時便は4台が運行されました。日が高くなるにつれて日差しも強くなってきて、ヒルクライムする県道乗鞍岳線は木陰の箇所と日向の箇所ではその温度差をいつも以上に感じます。そして、三本滝付近までの乗鞍高原は吸い込む空気に暑さを感じるようになり、顔中から汗が吹き出る感覚を覚えます。9時の魔利支天バス停付近の気温は21℃。きれいな青空はまだまだ続き、しっかりとした日差しが差し込むものの、この付近から体をクールダウンさせてくれるには十分なほどの涼しいそよ風に包まれるようになり、噴出す汗が引いてくる感覚すら覚えるほどです。このそよ風に絶えず包まれながら登り、冷泉小屋手前の石畳付近から眺めることのできる幻の滝はほとんど枯れ、これからは降雨の後しかその流れを見つけることはできなくなると思います。ヒルクライムしながらもそんな風景を楽しみながら、冷泉小屋付近に達すると風が少しばかり強くなってきて、向かい風を感じるときもあるほど。そして位ヶ原山荘に達すると、ヒルクライムの足を止めてじーとしていると寒さを感じるほどの状態。ここで休憩するヒルクライマーの多くがその寒さにウインドブレーカーを着込むほどです。10時の位ヶ原山荘は18℃で、日差しがあっても暑さや暖かさは感じません。位ヶ原山荘から先は森林限界で展望が開けるようになってきますが、青い空はいつもよりも高く透明感があり、絵筆で描いたような雲が広がる様子はひんやりとした空気と相まって、秋を先取りするように感じます。
8月末に開催される全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで1ヶ月を切り、今日は大会に出場する選手・チームの姿を多く見かけることができました。これから週末を中心にトレーニングにお越しになる選手の姿が絶えない状態が続き、大会に向けての最終調整が徐々に始まります。
正午の大雪渓は18℃。この頃になると絶えず西からやや強めの風が吹くようになり、足早に流れる雲に時折日差しが隠れる時があります。昨日は雪渓下部でも滑走するモーグラーの姿を見かけることができましたが、今日は雪渓上部がメインバーンとなっています。13時ごろになると、風はさらに強くなり、それまで一様に西から山頂を越えて東へ流れていた雲が山頂の上空で渦を巻くようになり、日差しがなくなって曇った時間が長くなるようになります。午後は山頂や肩の小屋付近から雲が流れ込むようになりますが、霧に包まれることはなく、比較的肌寒い状態となるものの、天候の悪化を予感させるようなことはありません。日差しのない状態は大雪渓・山頂付近だけで、山麓の乗鞍高原には強い日差しが差し込む様子を大雪渓から確認することができます。また、今日のシャトルバスは上り便も下り便もさほどの混雑はなく、上りのピークは9時の6台、下りのピークは14時の6台でした。
曇り空が広がる天候も夕方になると再び解消し、透明感の溢れる空気は終日に渡って続き、斜光に照らされた位ヶ原ではまるでオオシラビソだけがスポットライトを浴びたようにきれいな光景が広がり、今日一日が終わってゆきます。8月最初の週末ですが、今日は本当に秋を思わせるような透明感と空気感を感じた一日でした。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.12 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/03 21:00更新)

 

@ 2008/08/03 06:25
晴(乗鞍高原)

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 ▼ 今日の朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は16℃。観光センター駐車場にお越しになる車は昨日より多いもののまだ空車スペースがあります。天候はご覧のように少し薄い雲がたなびきますが、きれいな青空が広がります。半袖の方は少し寒そうに腕をさすりながらはっきりと見えるノリクラの稜線を眺めています。昨日は落石で始発便と7時便が運休となりましたが、今日のシャトルバスは始発便から通常通りの運行を開始しました。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/03 06:50更新)

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■2008年8月2日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.12  ) 

@ 2008/08/02 10:45
午前中は薄い雲に覆われる
(登山道)
A 2008//08/02 15:15
今日はレーシングキャンプでにぎわいます
(雪渓上部右側)

B 2008/08/02 15:45
絶えず夏の雲がたなびきます
(雪渓上部右側)

C 2008/08/02 15:55
夕方になってきれいな斜光に照らされます
(雪渓上部右側)

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 ▼ 今日はしっかりとした青空ではなかったものの、安定した天候の中、穏やかな一日を過ごすことができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原はしっかりと晴れた夜空が広がるものの、星の数はいつもより少ない状況。星の輝きをさえぎる月はありませんので、若干透明度が少ないのかもしれません。そして、先週までは聞くことのできなかったやさしく鳴き渡る虫の声に前後左右から包まれて、その響きに心地よさを感じます。ワサビ沢を柔らかく流れるせせらぎと相まってまるで秋の夜を思わせるような雰囲気を醸し出しています。気温は18℃、半袖でそんな様子にしばしたたずんでいても寒さは感じない所からやはり夏の夜であることは間違いありません。
一夜明けて早朝の乗鞍高原は上空にやや薄い雲が掛かるものの晴れた空が広がります。6時の気温は16℃。この時点で観光センター駐車場は50台程度でかなりの空きスペースがあります。西の空に広がるノリクラの頂の上空には薄い雲が帯状に広がりますが稜線にはかからず、その姿をはっきりと確認することができます。そして、時間とともに薄い雲もなくなり、しっかりとした青空が広がるようになります。そして、6時過ぎになると、夜明け前に出発したご来光便が観光センターに戻り、きれいな朝日を楽しんだ乗客がバスから下車します。しかし、シャトルバスの始発便の6時便は落石のため運休。落石は富士見岳から屋根板につながる富士見沢上部、2号カーブの山麓寄りで発生し、ご来光便の前に実施した早朝のパトロールの後に発生した模様で、県道乗鞍岳線は三本滝ゲートより上部が通行止めとなりました。落石は人力では除去できる大きさではなく、その後、重機による撤去が行われて8時より通行可能となり、シャトルバスは8時15分から運行が開始されました。この便は2台が配車され、97名の乗客を乗せて大雪渓・畳平へ向かいます。8時の時点の乗鞍高原は比較的きれいに晴れ上がっていたものの、その後は再び薄い雲が上空を覆い始めます。気温は20℃、セミの鳴き声が観光センター駐車場に響き渡るようになってきます。県道乗鞍岳線を行くシャトルバスの車窓からは、これまであまり見かけなかったホタルブクロが沿道を彩るようになり、三本滝ゲート付近のかもしかゲレンデではヤナギランも見かけるようになり、夏本番の様相があちこちでうかがうことができるようになって来ました。そして、位ヶ原山荘を過ぎて遠景の様子が確認できるようになってくると穂高はもちろんのこと、南アルプスもその稜線をはっきりと見せて、少し青空がスポイルされているにもかかわらず、まずまずの光景を楽しむことができます。シャトルバスの到着した9時の大雪渓は全体的に薄い雲に覆われるものの、しっかりとした日差しが差し込み、あまり曇っていることを感じさせる状況ではありません。今日の始発となった8時15分便は、突然、運行開始となったため、準備が間に合わない人が多かったこともあり、その次の9時便は5台が運行されました。しかし、今日は大雪渓に訪れるモーグラーの姿が少なく、雪渓下部のモーグルラインにはボーダーの方も合わせて10名ほどしかお越しになっていません。それとは対照的に大雪渓北側から肩の小屋に通じる登山道はいつもより多くの方がお越しになり、沿道の高山植物を楽しみながらゆっくりと歩んで行きます。10時の大雪渓の気温は20℃、この頃になると山麓から雲が湧いてくるようになり、真夏の天候のステップを踏むような感じを見せますが、それもさほど長続きしません。そして、11時ごろになると日差しが強くなり、それまでの風がなくなってきたせいもあって蒸し暑さを感じます。それまでの上空の薄い雲が西からの厚い雲に徐々に変わり始めます。正午の大雪渓は20℃。雲の動きが見られるようになり、西の空には厚い雲が広がり、東の空は青空が見え隠れする状態となります。したがって、午後になると西の雲に日差しが隠れるようになってきます。今日の大雪渓はポールレッスンに最適な雪渓上部右側のエリアが一番の賑わいを見せ、ざっとみて50名ほどの方がポールレッスンや基礎レッスンを行っていました。先週もポールレッスンの方々が多く見られましたが、それ以上の賑わいでした。
午後は雲間から時折青空がのぞき、モクモクとした夏の雲が広がる状態が続きましたが、夕方になるときれいな青空に斜光が差し込み、大雪渓はもちろん、山頂付近にもスポットライトが当たるように輝き、今日一番のコントラストを見せて一日が終わって行きます。終日、しっかりと晴れ上がった時間帯は短かったものの、天候を悪化させるような雰囲気は一切なく、暑くもなく寒くもない穏やかな一日で、なぜかいつもよりも静かにのんびり感じるノリクラを楽しむことができたように感じます。明日も良い天候が続くようですので、安定した天候でノリクラを楽しみたいものですね。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.12 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/08/02 20:20更新)

 

@ 2008/08/02 09:05
晴(大雪渓)

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 ▼ 今朝の大雪渓は少し薄雲が広がり始めて晴〜曇の天候となっています。9時の気温は16℃。日差しが差していると少し蒸し暑さを感じますが、気持ちのよい西からの風が絶えず吹きぬけて心地よさを感じます。早朝の落石で県道乗鞍岳線は8時まで通行止で、シャトルバスは8時15分から運行開始しました。また、観光センターなど乗鞍高原の人出はさほど多くありません。
詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/08/02 09:40更新)

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