ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.3(2008/04/05〜06) @
【大雪渓】
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4月最初のノリクラ雪渓カレンダープレリリース版をお届けします。乗鞍高原温泉スキー場の大半のリフト営業が終了し、今回は休暇村ゲレンデ1本のみとなって、山麓から上部エリアまで大半を登行しなければなりません。週の前半にまとまった降雪があり、その後も若干の降雪があり、ツアーコースでは10センチ程度積雪量が増加しています。また、大雪渓エリアにおいても20センチ程度の増加が見られ、まだまだこれからも増加して行くことと思います。
今回は二日とも良い天候に恵まれ、5日(土)は上空に薄い雲がかかり遠景は少し霞んだ状態で気温が低めに推移したため、登行においても、また滑走においてもまずまずのコンディションを楽しむことができました。翌日の6日(日)は朝から強い日差しの太陽が昇り、早朝から日没まで終日紺碧の青空に包まれて、これほどまでにきれいな青空は一年を通してもあまりめぐり合うことができない天候に恵まれました。天候の変化の激しい春先としては非常によい週末を送ることができたと思います。
それでは4月5日(土)〜6日(日)の様子をご覧ください。
【4月5日(土)、観光センター】
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4月に入ってどんどん日の出の時間が早くなってきます。6時過ぎにはもう力強い太陽が東の空にあがっています。
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朝から真っ青な空が広がります | ノリクラの峰々は朝日を受けて輝きます |
空の青さもご覧のように申し分ない状態。何もさえぎることのない西の空にノリクラの峰々が白くくっきりと輝き始めます。こんな風に大きく聳え立つノリクラの峰々を見ていると、「登らずに麓から拝む山」とされていた昔の人々の想いが少しばかり共感できるような気にさせられます。
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山頂付近は高く雪煙が舞い上がります |
山麓の乗鞍高原ではほとんど風を感じませんが、山頂付近を良く見るとご覧のように高く雪煙が舞い上がり、強い風が吹き続けている様子が伺えます。
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4月の声とともに雪解けが進みます |
そしてこちらは観光センターのテラス。先週までは数十センチほどの積雪がありましたが、ご覧のようにもうほとんどありません。4月の声とともに乗鞍高原では雪解けも進んでいるのでしょう...
【休暇村】
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休暇村駐車場 |
先週末で乗鞍高原温泉スキー場の営業は終了しましたが、休暇村ゲレンデの第一トリプルリフトのみ4月6日(日)まで延長営業されました。そのため、今回は休暇村ゲレンデからの出発となります。
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朝7時30分、早々にも出発準備 |
リフトの営業開始時間は8時30分ですが、1時間も前から準備をされている方々がいらっしゃいます。お話を伺うと「リフト1本だけなら大して距離を稼ぐこともできず、それならば早めに出発したほうがよい」との判断のようです。
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リフトには乗車せず、麓からすべて登行 |
麓から全て登行は大変なように思いますが、来週になれば全ての行程がシールやスノーシューによる登行なります。また、スキー場オープン前の12月前半の頃も同じように麓から全て登行でしたが、この頃と比べれば、ツアーコースにはしっかりと雪があり、藪漕ぎなどの必要がないため、苦労は少ないと思います。
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リフト営業開始が近くなると駐車場のあちこちで準備開始 |
しかし、リフト1本分だけでも乗車したいと思うのが人の常で、リフト営業の8時30分が近づくと、駐車場のあちこちでツアーコースへ向かう方々が準備を始めます。「登るのはいいんですが、山スキーはまだ初心者で滑りがまだまだで...」とおっしゃりながら、スキー板にシールを装着されます。ゲレンデスキーと異なり、滑る時間よりも登る時間のほうが圧倒的に長い山スキーは「スキーは登るための道具」と思ってもよいでしょう。
滑る楽しさももちろんですが登りながら回りの風景を楽しむことが醍醐味かもしれません。
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日差しはどんどん強くなります |
8時を過ぎて太陽の光は力強さがどんどん増してきます。
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暑くなくても日焼け止めは忘れずに |
これからの時期は降り注ぐ太陽の紫外線がどんどん強くなってきます。朝はまだ日差しが突き刺さる感覚はありませんが、顔にクリームを塗って日焼け防止の対策は怠ってはいけません。
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休暇村第1トリプルリフト − 8時30分営業開始 |
8時30分の営業開始とともに、休暇村第1トリプルリフトに乗車します。いつもなら営業開始が近づくとツアーコースに向かおうとする方々が集まってきますが今日はさすがに少なめです。
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ゲレンデは十分な積雪量 |
休暇村ゲレンデは営業終了を一週間延長しただけのことはあって十分な積雪。ブッシュや石が出ているようなところはありません。
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ゲレンデの真ん中で準備開始 |
第一トリプルリフトを降りて第二ペアリフトの乗り場付近まで滑り降りたところで登行の準備を開始です。
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出発! |
シールをつけたらいよいよ出発。滑ればあっという間のゲレンデも歩けばなかなかの距離があります。(→ Next)
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