ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2009/04/18〜19) @
【大雪渓】
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今回も二日とも良い天候に恵まれて、春スキーの楽しさを十二分に味わうことができた週末となりました。
18日(土)は先週と同様、朝から快晴の青空が広がる良い天気に恵まれ、はっきりとした強い日差しが燦々と降り注ぐものの、吹き抜ける風で常にクールダウンさせてくれる程よい気候の中を過ごすことができ、「風に吹かれる」という心地よさが季節の移り変わりをしっかり感じさせてくれる一日でした。
そして、この天候は翌日の19日(日)も続き、心地よい風に吹かれて、暑くもなく寒くもない気候の中を過ごすことができましたが、一日が終わって体が乾燥してことに気付き、やはり太陽は季節の移り変わりとともに強さを増し、夏のノリクラと同様に、日照りで体力が消耗される点に注意を払わなければならないようになって来ました。
また、休暇村ゲレンデから全て登行しなければならない状況で、例年なら、この時期は訪れる人の少ない「静かなノリクラ」を楽しむことができるところですが、ツアーコース入口までリフトで向かうことができる3月並の人出が見られ、かつてない賑わいを見せたのも、この天候に誘われてのことかもしれません。
それでは春スキー本番を迎えたノリクラの様子をお伝えします。
【4月18日(土)、観光センター】
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力強い朝日が昇る |
昇りはじめたばかりの太陽を受けた肌に、少しばかりじりじりとした感覚を覚えるほどの力強さの朝から始まります。
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早朝6時 − 雲ひとつない快晴 |
早朝6時の乗鞍高原の気温は0℃でしたが、日が高くなるのと同時に暖かさを通り越して行く感覚を覚えるほど。朝一番から快晴の青空が広がります。
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ノリクラの山肌 − 真冬並みの白さ |
西の空に広がるノリクラの山肌は少しばかり降雪があった影響から、真冬並みに真っ白な様相を見せています。
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鳥居尾根ダウンヒルコースなど、雪解けが進む |
そんな山頂付近とは裏腹に、山麓の乗鞍高原では雪解けが進み、鳥居尾根ダウンヒルコースはご覧のように所々で地肌が見え始め、観光センター駐車場脇の除雪の雪もかなり小さくなってきました。
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少しずつ春の様相を見せ始めているものの、まだまだ、周辺の山肌には変化はありません。
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桜の季節もまだまだこれから |
こちらは観光センター駐車場西側にある、乗鞍自然保護センター前の桜の木。平地ではすでに満開から葉桜の季節となっていますが、こちらではご覧のように、開花の気配すら感じさせません。ここの桜の開花は例年5月上旬。都会の桜とは1ヶ月以上の開きがあります。また、この桜と同じ時期に咲くスモモの方がノリクラでは見かける機会が多いでしょう。
雪解けから草木の芽吹きへ...これからの時期は小さな緑を見つけたら、その様子を手に取るように確かめて楽しみたいものです。
【休暇村】
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こちらは観光センターより県道乗鞍岳線を1.5kmほど先に進んだ休暇村。先週と同様、ツアーコースへのアクセスは休暇村ゲレンデから始まります。
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駐車場の至るところで準備の姿がみられます |
休暇村ゲレンデに隣接する駐車場には準備を始めるスキーヤー・ボーダーの方々の姿があります。スキー場営業中はツアーコース入口までリフトで向かうことができ、また、スキー場の営業が終了してしばらくすると、三本滝ゲートまでマイカーで向かうことができるようになるため、スキー場最上部のかもしかゲレンデからのアクセスとなります。
そのため、スキー場の営業が終了し、三本滝ゲートまでマイカーの通行ができないこの数週間は、ツアーコースへのアクセスが最も長く、例年なら、一番人出の少ない時期となるはずですが、駐車場の至るところで出発の準備を始める方々の様子を見かけることができます。
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これから山頂へ |
いつもWebSiteを見て下さっているとのことですが、マイカー規制以来、久々のノリクラにお越しになりました。山頂までの予定とのことで、この後、お話をお聞きする方々の中にも、山頂を目指して向かう方が多く、やはり春スキーの時期を迎えたことを感じさせてくれます。
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強い日差しにバンダナで顔を... |
こちらの方々も山頂目指して準備を進めています。朝から強い日差しが差し込み、バンダナで顔を覆います。
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今回ノリクラ初挑戦 − WebSiteで入念にチェック |
こちらの方々もWebSiteをいつもチェックしてくださり、今日はノリクラ初挑戦です。山頂までを予定しているものの、初めてなのでペース配分が分からずちょっと心配。しかし、「WebSiteで『山頂付近はアイゼンが必要』とか、生の情報が手に取るように分かるので安心です」と、おっしゃってくださいました。
現地の天候・気温や雪質などの状況をお伝えするだけでなく、お会いした方々との会話の中から得られる情報も貴重なものが多く、色々な繋がりを通して、ご覧下さる方々にとって有益な情報をお伝えできればと考えています。
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駐車場には次から次へとやってきます |
今日はまるでハイシーズンのスキー場の駐車場と思ってしまうほど、次から次へとツアーコースに訪れる方々がやって来ます。
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ザックに何を詰め込むか? |
限られたザックの容量に何を詰め込むか、この時期ともなれば、山頂で喉を潤す「アレ」を何本持って行くか、真剣に思案してしまいます。
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これからの時期は日焼け対策は必須 |
さわやかな気候に包まれますが、紫外線は気温とは関係なく、これからの時期はどんどん強さを増して行きます。つばのある帽子をかぶっていても、雪面からの照り返しは激しいもので、しっかりした日焼け防止が必要です。
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休暇村ゲレンデ − 標高差1000メートルを登ります |
今日は魔利支天岳東斜面に向かう予定とのこと。雲ひとつない青空が今日の行程を保障してくれるかのように迎えてくれます。
標高1600メートルの休暇村ゲレンデからは1000メートル以上の標高差があり、今日のように天候が良いときは問題ありませんが、天候の悪化が懸念される状況であるならば、引き返すことも十分に考慮した行動が必要です。特に、ツアーコースから位ヶ原のオープンバーンに出る地点での時刻や天候状況の判断は重要で、急激な濃霧で引き返せなくなる状況を常に考えなければいけません。(→ Next)
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