ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.4(2009/04/18〜19) D
【位ヶ原山荘】
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こちらは位ヶ原山荘。
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屋根板 |
時刻は16時近くになろうとしていますが急激な冷え込みはなく、位ヶ原山荘前に広がる屋根板のバーンはまだパックされた雰囲気ではなく、体力を使い果たした後の最後の滑走でも楽しく滑り降りることができます。
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山荘周辺も雪解けが進む | 入口よりも低くなっています |
位ヶ原山荘の周辺でも雪解けが進んでいて、乾燥室の玄関口は雪解けで斜めになってきた雪面を整えています。シーズン中は入口の扉よりも高かった雪面が右の画像のように低くなり、これからは入口に入るための階段が一段ずつ出てくることでしょう。
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こちらは厨房。いつものように夕食の準備です。
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ご飯は圧力釜で... |
位ヶ原山荘の標高は2350メートル。平地よりも沸点が低いため、ご飯を炊くのも圧力釜が活躍します。
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火にかけた鍋から湯気が立ち上がり、その蓋を開けた瞬間、箸を突付こうとする方々から歓声が上がったりするとうれしいものです。
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夕食が始まります |
そして、夕食のひとときが始まり、今日も楽しい会話がホール全体に響き渡っています。
こちらの方は明日は朝5時に出発して雪の硬いうちにアイゼンで剣ヶ峰へ向かうとのこと。山頂に一番乗りで到着できることは間違いないはず。山荘に宿泊するメリットと言えるでしょう。
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今日は鳥居尾根から − 除雪作業に出会えました |
今日は鳥居尾根から登って来たというこちらの方々。鳥居尾根を登りきると県道乗鞍岳線の魔利支天バス停付近に合流し、その先は登山道もしくは車道を歩くことになります。そんな中、除雪作業を見ることができ貴重な経験ができたようです。
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ホール全体をハイテンションに |
そして、ホールをハイテンションな状況に盛り上げているこちらの方々。朝からこんな調子が続いています。
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飲んで今日一日をリセット... |
標高の高い山荘でのアルコールは平地よりも酔いがまわりやすいもの。普段の生活を忘れて酔いつぶれるのも、自分をリセットさせてくれる環境がここにはあるからかもしれません。
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夕食の後も、消灯時間までアルコールタイムと明日の作戦会議が続けられます。
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「ノリクラは広いところがいいですねぇ〜」 |
昨年、始めてノリクラにお越しになり、そのときの印象が良かったので今年も来ました。昨年は霧の中でホワイトアウトになった位ヶ原で山荘へ向かう方向が分からず困っていたところでお会いいたしましたが、今日は申し分ない天候で夕方まで位ヶ原から大雪渓まで楽しんで来られたようです。
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支配人との会話も... |
支配人との会話も夕食の一品。どんなに忙しくても宿泊の方々との生の会話を大切にしたいという気遣いが訪れた方々に安らぎを与えてくれるものです。
【4月19日(日)、快晴の朝】
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力強い朝日が昇り始める |
翌日、4月19日は夜明け頃に少し薄い雲がたなびいていたものの、滲んだ朝日が徐々に力強さをみせはじめます。それでも明け方はまだ硬いバーンが広がり、昨日緩んでガタガタになった状態がそのまま固まっています。ツボ足で歩いても全く足跡が残らないほどです。
6時の気温は6℃。つい1ヶ月ほど前までは最高気温ですらプラスにならない状態でした。それが今では最低気温ですらマイナスにならない日もあり、季節が急激に変化していることがわかります。
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山荘前の除雪が始まれば、この光景も見納め |
西の空ははっきりとした青空が朝早くから広がり、ノリクラの峰々は朝日にしっかりと照らされるようになってきます。位ヶ原山荘周辺はいつものように雪に囲まれています。ただ、山荘前を通る県道乗鞍岳線の除雪が進めば、この光景も来シーズンまでお預けです。
車道の境を示すポールの下に眠る路面が姿をあらわすのも、もう間もなくのことでしょう。
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真っ青な快晴 − 薄着で出発 |
7時を過ぎる頃には、もう完全に真っ青な快晴に包まれます。そして、寒さなど全く感じさせない状況に、山荘で準備を進める時点からアウターをザックで背負うボードにくくりつけ、薄着で出発します。
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今日は富士見岳を目指して出発です。
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乾燥室 − 準備が続く |
そして、乾燥室ではあわただしく出発の準備が続けられています。
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燦々と降り注ぐ太陽 − 雪面は春の柔らかさに |
時刻は8時を過ぎた所。硬く締まった早朝の雪質は力強い太陽に負けて春の柔らかさを見せるようになってきます。
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剣ヶ峰目指して出発! |
昨晩、飲み交わしながら行き先を決めた剣ヶ峰を目指して出発です。(→ Next)
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