ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2009/06/13〜14) B
【雪渓下部】
ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。
⇒ | ||
先週の大雪渓入口 |
今週の大雪渓入口 |
こちらは大雪渓入口付近の様子。先週の画像と比較しながらお伝えします。大雪渓入口周辺は雪解けが完了した箇所が多くなり、先週から比べて50〜70センチの雪解けが見られます。
⇔ | ||
今週の大雪渓入口 |
こちらも同じく大雪渓入口付近の様子ですが、昨年と比べてやや遅い雪解けを見せています。週によってばらつきがあるものの、大雪渓入口付近はどの週もほぼ昨年より多い推移を見せています。
雪渓下部全景 |
いつもお伝えしている雪渓下部全景です。今回は時間帯によって天候がめまぐるしく変化する状況で、雪渓下部を含め全エリアで、6月13日(土)と6月14日(日)の両日のものを織り交ぜてお伝えします。そのため、画像によって天候が大きく異なることがありますのでご了承ください。
雪面は車道より50センチ下がる − 昨年並み |
トイレ側は昨年より一週間雪解けが早い |
雪渓の高さは先週の段階で車道とほぼ同じでしたが、ご覧のように50センチほど低くなっています。そして、トイレ側は車道の下を通る排水溝が完全に姿をあらわし、先週と同様、昨年より一週間早い雪解けを見せています。
⇔ | ||
昨年のモーグルコースの岩 |
今週のモーグルコースの岩 |
雪渓下部は肩の小屋方面に向かってしばらく中斜面が続き、その後はなだらかな斜面に変化して肩の小屋までつながります。この中斜面から緩斜面へ変化するあたりに、モーグルコースの岩があります。(夏スキーのシーズン、この中斜面ではいくつものモーグルのラインができることから、便宜上、呼称させていただいております)
先週は昨年よりもやや多い状況でしたが、今週はほぼ昨年と同じ状況です。
⇔ | ||
今週の石碑の岩 |
こちらは雪渓下部の南側にある石碑の岩。大雪渓エリアでモーグルコースの岩の次に姿をあらわす大岩です。先週からその姿を確認できるようになりましたが、先週と同様、一週間早い雪解けを示しています。
春スキーバスが到着 |
こちらは6月13日(土)の春スキーバス始発便が大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)に到着した時の模様。この濃霧の中でもご覧のようにたくさんのスキーヤー・ボーダーの方がお越しになっています。
準備が整った方から順次、稜線を目指して出発します。
今年もジュニアレーシングのトレーニングが始まります |
これまでは大半の方が春スキーバスから下山すると一斉に大雪渓から稜線まで登って行きましたが、スキーそのもののトレーニングのために大雪渓にお越しになる方々もやって来ています。
モーグラーの方々 − 夏のノリクラがやってきます |
こちらではエア台を作成するモーグラーの方々。山スキーの方々に加えて、「夏のノリクラ」のシーズンがやって来ていることがうかがえます。
今日はノリクラ初めてという方をお連れしてやってきました。しかし、天候は生憎の状態のため、稜線まで登らず大雪渓を繰り返し滑ります。
時折、見え隠れする周辺の様子を指差しながら、コースレイアウトなどを説明します。この天候ですのでバーンコンディションは固めで雪渓表面はそれほど大きなピッチはできていないので、大雪渓だけでも十分楽しいスキーを繰り返すことができます。
【肩の小屋】
それでは肩の小屋周辺の様子をお伝えします。
昨年の肩の小屋周辺 |
|
今週の肩の小屋周辺 |
先週と比べて高さ1メートル以上の雪解けで、昨年より一週間早い推移を見せています。他のエリアは50センチ程度の雪解けで、肩の小屋付近が一番雪解けが多い状態ですが、これも毎年の傾向です。
南側の雪原 − 昨年並み |
肩の小屋の南側に広がる雪原もかなり雪解けが進み、おそらく来週にはほぼ完全に雪解けが終わってしまうと思います。前述の肩の小屋周辺は昨年より一週間早い状況でしたが、こちらはほぼ昨年並みです。
ハクサンイチゲ(新芽) |
そして、雪解けが進んだ箇所から順番に高山植物の季節が始まろうとしています。こちらはハクサンイチゲの新芽。ご覧のような足元の変化を見つけることで、今日のような濃霧の中でも一日を楽しく送ることができます。(→ Next)
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |
|