ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.11(2009/07/25〜26) E
【雪渓上部 V − モーグルコース】
雪渓上部左側 − 上は一週間早く、下は三週間早い雪解け |
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。濃霧のため、不明瞭な画像ですが、上部は一週間早く、下部は三週間早い雪解け。特に下部の雪解けが顕著です。ただ、昨年は下部の雪解けが遅い傾向を示していましたので、今年の下部が極端に雪解けが早いというわけではありません。
今週からモーグルコースが移動 − いつものようにメンテナンス |
そして、今週からモーグルコースが、雪渓上部左側に移動しました。いつものように、コブ管理人が作成・メンテナンスしています。
モーグラーも基礎スキーヤーも滑りやすいコブに |
雪渓下部より斜度があること。そして、モーグラーの方々のほかに、基礎スキーの方にもお越しいただきたいという考えから、コブのピッチ・横幅が広めに作成されています。
長さは90メートル×21コブ |
コブラインの長さは、90メートル×21コブ。通常より、やや、長めの4.3メートルピッチです。
雪渓下部の雪解けが進むと、モーグルコースは雪渓上部に移動します |
こちらの方々は、雪渓下部のコブが終了すると、いつもノリクラのシーズンを終えていましたが、コブラインは、雪渓下部の雪解けが進むと雪渓上部に移動することをWebSiteで知って、今日始めて雪渓上部にお越しになりました。雪渓下部とは、まるで異った急斜面に、最初は慣れない様子でしたが、今日は、比較的、柔らかめなバーンということもあって、少しずつ、斜度に慣れてこられた様子です。これからも、ノリクラ通いが続くようです。
上端 − 昨年より一週間早い雪解け |
こちらは、モーグルコーススタート地点より、45メートルほど登ったところの雪渓上端。
昨年より一週間早い雪解け |
上端部分は、昨年より、一週間早いです。
上端から −
下端部分まで171メートル |
この上端から雪渓上部左側の下端までの距離は171メートル。下端部分の雪解けが激しいことから、昨年よりも、二週間ほど早い状況です。
【豪雨の中の肩の小屋】
肩の小屋 | 豪雨 − 周辺の登山道では濁流が |
こちらは肩の小屋。15時を回る頃になると、土砂降りとなり、肩の小屋周辺の登山道はご覧のように、濁流が流れるほどの激しさです。
乾燥室 − 万国旗のようにたくさんの合羽 |
そして、乾燥室には、ご覧のように、今晩宿泊の方々の合羽が、まるで万国旗のように、幾重にも広がっています。
食堂 − 夕食の準備が進む |
今日は、週末とあって、たくさんの宿泊者がお越しになり、すでに、各部屋で夕食の始まる時刻を待っています。食堂でも、ご覧のように、ほぼ、準備が整った状況。
荒天で突然のキャンセルも... |
大半の宿泊の方は、もう、チェックインしていますが、まだ、お越しにならない方もいらっしゃり、この荒天でキャンセルの電話が入ることも...
「困ったなぁ〜」 − 準備や段取りの仕切りなおし |
すでに段取りが用意されていて、突然のキャンセルに少し困った様子。明日の朝食の用意や席順などを仕切りなおします。
山小屋があるから安心して登山ができます |
肩の小屋の外では雷鳴が轟き、激しい雨が続いています。そんな状況で山小屋に到着すると、本当にホッとした気分にさせてくれるものです。このような山小屋は、緊急避難場所として、どんな状況であっても、継続していってもらいたいものです。(→ Next)
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