ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.6(2010/04/29〜05/01) B
【ツアーコース T】
入口急斜面を登り切ると、その先はなだらかな緩斜面を進んで行きます。
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ツアーコース − @番標識付近(手前) |
昨年のツアーコース
− @番標識付近(手前) |
入口急斜面を登りきったところから@番標識付近までは、ツアーコース内でも切り株がもっとも多い箇所で、先週から切り株が見え始めました。状態としては先週とほとんど変わりありません。また、昨年の画像と比べてもほとんど変わらない状況のように見えますが、切り株周囲の枝が雪の中から飛び出している状態が昨年の方が多く、さらにツアーコース脇の木々の高さなどからもやはり今年のほうが積雪量が多いといえます。
@番標識付近 − ウェットな雪質は変わらず |
先ほどまでの雪はほぼ完全に止んだものの、上空には雲が垂れ込め続け、@番標識付近から眺められるはずのノリクラの山並みは確認できません。また、雪質も同様にウェットな状態が続きます。
天候回復の兆しが − 「朝の雨で一時は帰ろうかと思った...」 |
それでもお昼近くになると、雲が足早に駆け抜けて青空が広がり始めます。「今朝の雨で帰ろうかと思ったときもあったが、待機しているうちに青空がのぞき始めたので、いつもより少し遅めの出発となりましたが登ってきました。」と、おっしゃりながらツアーコースを登って行きます。
昨年のB番標識 2009ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 (2009/04/29〜05/03) B ↓ |
先週のB番標識 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5 (2010/04/24) B ↓ |
今週のB番標識 |
こちらはツアーコース中間付近にあるB番標識。左上は昨年同時期のもの、右上が先週のものですが、先週より15センチ増えて、昨年よりも30センチ多い状態です。
次第に青空が多くなる |
正午頃になると青空の面積のほうが多くなり、今朝の吹雪が全くうそのような光景が広がるようになります。天候が急激に回復することは大変うれしいことですが、同じように天候の悪化も急激に訪れることを「春の嵐」という言葉が示すとおり、この時期は注意しなければなりません。
湿雪ながらも綺麗なスプレーを上げて − 「気持ちいい〜っ!」 |
滑る段階になって青空が広がると気分も高揚するもの...「気持ちいい〜!」と連発しながらツアーコースを滑り降りて行きます。
日差しがないためパックされず滑り易い |
ウェット感があってやや重たい感触はあるものの、日差しで緩んでパックされていないため、比較的滑り易い状態です。
昨年のD番標識 2009ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 (2009/04/29〜05/03) B ↓ |
先週のD番標識 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5 (2010/04/24) B ↓ |
今週のB番標識 |
こちらはツアーコース上部付近のD番標識。B番標識と同様、左上が昨年のもの、右上が先週のものです。先週より15センチ増えて、昨年より40センチ多い状態です。
午後から再び雲に支配される |
先ほどまでの青空も13時近くになると再び雲に支配されるようになり、今日はしっかりと天候の回復が見込まれません。
E番標識手前のウェーブ |
D番標識を通過して、しばらく平坦な箇所を進むと、ご覧のように少しウェーブ状のエリアに差し掛かります。先週よりも10〜20センチ程度積雪が増えていますが、全体的には大きな変化はありません。ウェーブの形状も今のところ変化は見られません。
そして、E番標識を過ぎるとツアーコース最後の位ヶ原急斜面へと続きます。(→ Next)
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