第5回 乗鞍天空マラソン
(2010/06/19〜20) B
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(Update:2008/06/24) |
【まさに天空マラソン!】
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選手の方々が続々と... |
トップの選手が折り返して三本滝へ下山したのを見送り、しばらくすると続々とたくさんの選手の方々がやってきます。
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4号カーブ(大カーブ) − 最も積雪量の多い箇所 |
ここは大雪渓まであと500メートルほどの所にある4号カーブ(通称:大カーブ)といわれている箇所で、県道乗鞍岳線の中でももっとも積雪量の多いカーブの一つです。ご覧のように選手の背丈と比べてもその積雪量の多さは一目瞭然...
今年は例年に比べても積雪量が多い状態です。
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薄い空気と疲労が重なりかなり辛い状態 |
ロケーションが開けているため、見た目にはそれほどの勾配はなさそうに見えますが、空気の薄さと疲労の蓄積でかなり辛い状態です。
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天空の中を走り抜ける心地よさ |
それでもあと少しと思えば、青空に後押しされる思いで折り返し地点に進みます。そして、左の方は昨日受付のときにお会いした方...昨日受け取った参加記念のTシャツ姿です。今日は暑くもなく、寒くもなく、選手にとっては程よいコンディションだったように思います。
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晴天の中を駆け抜けて折り返しまであと一息... |
青空に恵まれることがどんなにうれしいことでしょうか?休むことが全く許されなかった登りばかりのコースも、あと一息です。
【折り返し地点の大雪渓では】
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そして、ようやく折り返し地点の大雪渓駐車場に到着。
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折り返し地点ではゼッケンのチェック |
雪渓を滑るスキーヤーの様子を眺めながら折り返し地点を通過します。ここではゼッケンチェックをしていますので、途中でUターンせず、必ず、折り返し地点までお越しください。
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登りが終わった達成感... |
まだまだ下りのランニングもありますが、やはり登りが終わると達成感に満ち溢れる気分になります。
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エイドステーションへ |
折り返し後、すぐに三本滝に向う選手もいらっしゃいますが、やはり、大雪渓でのエイドステーションには立ち寄らないわけには行きません。
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おにぎり・水・バナナが提供され、幾つもほおばる選手もいらっしゃいます。
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冷泉小屋前でバテてしまいましたよ〜 |
「冷泉小屋手前のつづら折れでバテてしまい、位ヶ原山荘を越えてからはもう脚が動かなくなりましたよ。」とおっしゃるこちらの方は、いつもは冬のツアーコースで何度もお会いになっている冬の常連さんです。「スキーの方は来週で終了の予定ですから、また来ます!」
ノリクラには、通年で楽しもうと思えばいくらでもアシストしてくれる懐の深さがあります。
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今回初めて出場 |
「昨年は応援に来ましたが、大会に出場するのは今回が初めて...こんなに良い天気になってよかった。」と、今日の感想をおっしゃってくださいました。
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無事に登りきれました! |
そして、スタート前にお会いしたこちらの方々も無事に登り切ることができました。「じーっとしていても暑いくらいですよ。まだメンバーが来ていないのでもう少し待ってから折り返します。」と、おっしゃってくださいました。例年の大会は雨続きで、停まってしまうと体が動かなくなるほどの寒さで、今回はまるで季節が違うのではないかと思ってしまうほどです。
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トレッキングだけでは |
初めてこの大会にエントリーされたこちらの方...その理由をお聞きすると「ノリクラには夏と秋によく来ていますが、トレッキングだけでは物足らなくなり、今回初めて大会に出場しました。」
トレイルランともマラソンとも異なる大会で、その過酷さゆえにひきつけられる方もいらっしゃるのかもしれません。
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雨と晴れではまるで違いますね |
第1回大会以外はすべて出場。晴れた大会は初めてで「雨の日と晴れたときでは走りのコンディションが全く違います!」と、感想を頂きました。山麓ではそれほどの寒さはない場合でも、森林限界を超えたこの付近は天候に違いによってかなりの寒暖差があり、6月中は降雪に見舞われるときもあるほどなんです。
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のんびりと風景を眺めて佇む |
競技途中であるものの、多くの選手は大雪渓とハイマツ帯の織り成す唐草模様の広がる剣ヶ峰などの山並みが聳える絶景を前に、すぐには下山しようとしません...
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天気が良いと風景の誘惑に負けてしまいます |
メンバー同士でゆっくりと休憩を取っているこちらの方々...晴れた日と雨降りの日とどちらが良いですか?と、お聞きすると...
「天気が良いと景色のよさの誘惑に負けて歩いてしまうんです。ですから、雨の時のほうが気持ちを集中させて走ることができるので、雨のほうがいいかなぁ〜」と、予想を覆すような答えを頂きました。
確かに今日のような天候では風景の誘惑はかなり強いものでしょう。でもそんな楽しみ方も天空マラソンだから許されるものではないでしょうか?
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そんな大雪渓の前では、エイドステーションに立ち寄る選手の姿がいつまでも絶えません。(→ Next)
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