ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.8(2010/06/30〜07/04) C
【7月3日(土)、観光センター前】
ここからは、いつものように週末の様子をお届けします。こちらは、7月最初の週末、7月3日(土)の観光センター前です。
岐阜県側の乗鞍スカイラインの開通は5月15日ですが、長野県側の県道乗鞍岳線の全線開通は7月からです。今日はその最初の週末を迎え、シャトルバスの発着所でもある観光センター前駐車場には、すでに30台ほどのマイカーがやってきています。
6月までは春山バス始発便の時刻に合わせて、営業を開始されていましたが、シャトルバスの運行が開始されたことを受けて、観光センターの売店も7時前には開店されるようになりました。
シャトルバス専用停留所が設置 | 大雪渓に向うスキーヤーが集まる |
観光センター前駐車場内にはシャトルバス専用の停留所が設けられ、大雪渓の夏スキーに向かうスキーヤーが集まり始めます。新島々・白骨温泉などへ向かう路線バスへの乗車は、観光センター前の道路に面したところにある別の停留所からの発着ですのでご注意ください。
シャトルバス乗車券の購入は、観光センター内の券売所にて行われますが、今回は準備が間に合わず、係員による手売にて対応されました。観光センター前以外の停留所では、シャトルバス到着時に車掌から購入いたしますが、繁忙期などは、休暇村や三本滝など主要な停留所では、バス到着前にて係員による手売が実施されます。
そして、シャトルバスが到着し...
トランクにスキーを搬入。スキーやボードなど収納台数が多い場合は重ね積みしますので、傷などを心配される場合は、スキーケースに入れた状態でトランクへの搬入をされたほうが良いでしょう。
すでにお伝えしてしているように、県道乗鞍岳線の全線開通が延期されたことにより、シャトルバスは終点の畳平まで向かうことができず、一つ手前の停留所である肩の小屋口バス停(大雪渓駐車場)での折り返し運行となっています。また、運行本数も通常よりも少ない状態です。
各バス停に、その旨のお知らせが掲示されていますので、運行ダイヤなどを必ず確認してください。
ちなみに肩の小屋口バス停での折り返し運行の場合、大雪渓での夏スキーをされるスキーヤー・ボーダーの方々には、全く影響はありませんが、畳平へは歩いて40分程度が必要です。ただし、車道は落石箇所でのフェンス補強工事等が実施されているため、安全上の問題から、肩の小屋方面へ迂回しなければなりません。(大雪渓〜肩の小屋間はアイゼンが必要です。)
それでは大雪渓に向けて出発です。
【車窓から】
観光センターから7kmほど進んだところの三本滝ゲート。
三本滝バス停 |
岐阜県側のシャトルバスは平湯温泉やほおのき平駐車場を出発すると途中にはバス停はありませんが、長野県側のシャトルバスは途中に11箇所の停留所があります。
往復券を購入した場合は、三本滝〜畳平間は途中下車可能です。紅葉の時期などは途中下車して歩いて散策される方も多くいらっしゃいます。
冬季閉鎖中はゲートが閉ざされていましたが、7月より警備員が配置され、この先はマイカー規制区間となります。通行できる車両は、バス・タクシーや自転車、許可車両のみとなっています。
緑の色合いが一層濃くなってきて、若い萌黄色から次第に鬱蒼とした緑へと雰囲気が変わってきました。
乗鞍スカイラインのシャトルバスは5月15日から運行を開始しますが、県道乗鞍岳線でも5月1日より位ヶ原山荘まで1日3便の春山バスの運行が開始され、さらに6月以降は肩の小屋口バス停まで運行が延長されることから、7月の全線開通を待たずとも、バスを利用して大雪渓に向かうことは可能です。
「7月にならないと大雪渓までバスが運行されない」と、認識されている方がまだたくさんいらっしゃるようです。大雪渓は7月以前のほうがバーンコンディションなどが良好である日が多いため、もし、ご存知でなかった方はぜひとも来年は春山バスを利用して、6月にお越しになることも検討されても良いかと思います。
そして森林限界の位ヶ原山荘に差し掛かると...
新緑の風景に残雪が見られるようになってきます。
5号カーブの雪の壁 | 4号カーブの雪の壁 |
宝徳霊神バス停の5号カーブや大雪渓手前の4号カーブは、ご覧のように、雪の壁が残った状態です。
そんな雪景色が続く中、肩の小屋口バス停(大雪渓前)に到着です。(→ Next)
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