ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2011/07/14〜15) A
【大雪渓に到着】
シャトルバスの到着した大雪渓入口の気温は14℃。ジリシリと照りつける太陽光線は、山麓の乗鞍高原よりも強烈に感じられます。
木曜日が定休日というお店のマスターの方。WebSiteの取材日が木曜日・金曜日に変更されたこともあって久々の再会です。これからしばらくは、毎週のように登場されることと思われます...
小さなザックに軽快な装いは、最近流行のトレールラン...
大雪渓の登山道入口から駆け上がって行きます。先を行く登山の方々にすぐに追いついてしまいます。さて、今日はどこまで行くのでしょうか...
大雪渓入口ですから、スキーヤーの方々が準備をする様子も見られます。まだ、大雪渓入口近くまで積雪がありますから、ここでブーツに履き替えて雪渓の上を歩いて行きます。
雪渓下部の積雪がなくなると、雪渓上部へ移動しなければなりません。そうなると後述するスキーヤー専用道を歩くこととなりますので、登山靴などでのアクセスとなり、スキー板とブーツはザックなどに固定して、背負って行くこととなります。
9時近くになると、山麓から雲がわき始め青空を飲み込むようになって来ました。強い日差しで暖められた空気が上昇して雲を発生させたもので、真っ青な青空から始まった日は、時間の経過とともにご覧のような現象が発生し、この雲がさらに大きくなると、突然の夕立となるわけです。これが夏山の天候はこのような一日を巡るわけです。
前のページで、朝から快晴の日の登山は朝一番が鉄則と、申し上げた理由はここにあります。
準備が整ったら、夏スキー開始です。
【雪渓下部 T】
ここからは雪渓下部の様子をお伝えします。
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昨年の大雪渓入口 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2010/07/17〜18) A |
今週の大雪渓入口 昨年並みの雪解け |
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昨年の大雪渓入口 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2010/07/17〜18) A |
今週の大雪渓入口 昨年並みの雪解け |
雪渓の下端部分はご覧のように岩の帯が出てきました。上段の二枚の画像では、岩から大雪渓入口までの距離は、昨年(左上)は43メートル、今週(右上)は45メートルと、ほぼ昨年並であることがわかります。
こちらは雪渓上部につながるスキーヤー専用道。前述のとおり、雪渓下部の積雪がなくなって雪渓上部へ向かうには、こちらのルートを利用します。
ウラジロナナカマド | つぼみ − 昨年より一週間遅い |
スキーヤー専用道沿いのウラジロナナカマドは完全に若葉が生い茂り、ご覧のようにつぼみが見られるようになって来ました。昨年よりも一週間遅い状況です。
登山道入口 | 車道との幅は6メートル − 昨年並み |
大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。登山道付近の雪渓と車道との幅は6メートルほどで、雪解け状況は先週と同じく、ほぼ昨年並みです。
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昨年の登山道入口付近 2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.10(2010/07/17〜18) A |
今週の登山道入口付近 昨年並み |
先週からの雪解けは高さ1〜1.5メートルほど。こちらに関してもほぼ昨年並みの雪解けです。
登山道入口付近 − 高山植物 |
そして、こちらは先週もお伝えした登山道入口付近の高山植物の様子。
シナノキンバイ − そろそろ開花 | コバイケイソウ − 花の気配がない |
先週は黄色のつぼみだったシナノキンバイは、開花を始めました。ほぼ昨年と同じ推移を示しています。コバイケイソウはつぼみすら見られません。このコバイケイソウは昨年は花をつけませんでしたから、今年は開花を期待したいところです。(→ Next)
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