ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2013/06/15〜16) B
【大雪渓下部 T】
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ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。
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昨年の大雪渓入口 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2012/06/16〜17) B ↓ |
先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2013/06/08〜09) A ↓ |
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今週の大雪渓入口 昨年とほぼ同じ積雪量 |
先週と比べると雪解けが進んでいますが、周囲に積雪量を比べるための指標がなく、具体的にどの程度減少したかはっきりしません。また、先週と同様に、昨年とほぼ同じ積雪状況ですから、雪解けスピードも昨年とほぼ同じ状態であることがわかります。
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昨年の大雪渓入口 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2012/06/16〜17) B |
今週の大雪渓入口 看板が見え始めた − 昨年より1週間以上遅い雪解け |
大雪渓入口の右側に「高山植物等の採取は禁止されています」などのお願いの記載された看板があります。先ほどの入口付近では、昨年とほぼ同じ積雪状態でしたが、こちらはでは明らかに昨年よりも積雪量が多い様子は一目瞭然です。昨年よりも1週間以上遅い雪解けです。
また、先週は看板が全く確認できませんでしたので、少なくともこの1週間で50センチ以上の雪解けしたが見られたことになります。
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昨年の大雪渓入口 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2012/06/16〜17) B ↓ |
先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2013/06/08〜09) A ↓ |
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今週の大雪渓入口 昨年より1週間遅い雪解け |
入口付近をさらに別の角度で見ると、先週はガードロープより雪面が上にありましたが、ご覧のとおり、地肌が見え初めてきましたので、先週から60〜70センチの雪解けが見られます。また、昨年と比べて1週間近く遅い雪解けです。
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トイレ付近 |
そして、車道をはさんだ反対側のトイレ付近では...
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昨年のトイレ付近 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2012/06/16〜17) B ↓ |
先週のトイレ付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2013/06/08〜09) A ↓ |
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今週のトイレ付近 昨年より1週間近く早い雪解け |
先週より30〜50センチ雪解けが見られ、昨年より1週間近く早い雪解け状況となっています。先ほどの大雪渓入口付近では昨年より積雪量の多い状況でしたが、こちら側では逆の状況となっています。
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昨年の登山道入口 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2012/06/16〜17) B |
今週の登山道入口 標識が見え始めた − 昨年より1週間早い雪解け |
大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。今週はご覧のように登山道を示す標識が姿をあらわし始めました。こちらでも昨年より1週間早い雪解けを見せています。
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大雪渓下部全景 | モーグルコースの岩(青丸部分) |
大雪渓エリアで最も早く頭を出すモーグルコースの岩。左画像の青丸部分です。
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昨年のモーグルコースの岩 2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2012/06/16〜17) B ↓ |
先週のモーグルコースの岩 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2013/06/08〜09) A ↓ |
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今週のモーグルコースの岩 昨年よりやや遅い雪解け |
7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。先週からの雪解けが1メートル近くにも達したため、これまでは昨年より1週間遅い雪解け状況でしたが、その差が小さくなって、やや遅い程度になっています。
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雪渓下端まで158メートル |
モーグルコースの岩から雪渓下端までの距離は先週の163メートルから158メートルへ。しかし、まだまだ十分な滑走距離を確保することが可能です。
【大雪渓下部 U − レーシングキャンプ、モーグルコース】
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レーシングキャンプ |
6月中旬の大雪渓は、バーンの大きさを全く気にすることなくポールを設置することができます。広すぎてどこにポールを張ってよいのか迷うほど...
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足取りが重く、うつむき加減... |
ノリクラでの担ぎ上げは今シーズンは今日が初めて...足取りが少し重たそうで、さらには下ばかりを見てうつむき加減です。
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「顔を上げて元気よく歩こうよ!」 | じゃんけんしながらゲーム感覚で登る |
「顔を上げて元気よく歩こうよ!」...そんな声に反応して、笑顔が戻ってきました。そして、3人でじゃんけんしながら登り始めます。
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登りもしっかりとした足取りで! |
滑るための集中力を高めるためには、登るときもある程度のテンション維持が必要です。
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この時期はまだバーンの荒れを気にする必要がありません |
5月後半の頃を考えると、6月中旬のこの時期になると少しばかりバーンが荒れてきています。それでも滑走する上で問題となることはなく、ある程度滑って表面をならせば、十分んトレーニング可能な状態となります。
夏スキーの本番の時期は7月以降ですが、その頃になると、バーン表面はかなり荒れてきて、ポールを設置する前に、表面にできた氷の塊などを削り取る必要があり、まるで畑の農作業のごとく、バーン全体を鍬で耕さなければなりません。
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どんなに涼しくとも定期的な水分補給を! |
どんなに涼しいコンディションであっても、定期的な水分補給は必須です。喉が渇き始めたら、脱水症の警告サインがもうでていると思って下さい。喉が渇く前にこまめに補水しましょう。
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明日はできたらメンバーを稜線へ連れて行きたいです |
「今日はポールトレーニングを行い、明日はできたらメンバーを稜線まで連れて行きたいですね!」
ポールトレーニングだけであれば、7月以降でも十分可能ですが、稜線からのダイナミックな滑走はこの時期しかできません。ぜひとも、自分の体力で稜線まで登りつめて、そこからの眺めと滑走を楽しんでもらいたいものです。
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モーグルコース |
こちらはモーグルコース。取材二日目の様子ですが、夏空に雲がきれいに湧き上がっています。
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雪飛沫、果敢に攻める |
今日はたくさんのモーグラーが訪れたようで、昨日以上に深いコブへと成長しています。果敢に攻め続け、雪飛沫を撒き散らせながら疾走します。
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「若い子にはすぐに追い抜かされてしまいますよ。」
ジュニアモーグラーを連れてきたコーチが、ボソッとつぶやきます。どんどん若い世代の方がノリクラにお越しになって、次への飛躍のステップのために通い続けてもらえば幸いです。
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こちらは取材一日目のモーグルコースの様子。
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ボーダーの皆さん |
今日はボードの方ばかり...滑りを楽しみながら、みんなで過ごす時間も大切です。
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一斉に登って... |
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一緒に滑る! |
みんなで一斉に登って....みんなで一緒に滑る...
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楽しいことが一番幸せなこと |
こんな風に過ごせることが大切で、年齢不詳な過ごし方が一番幸せなことだと思うのです...(→ Next)
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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