ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.7(2015/04/28〜29) �B

【乗鞍岳春山バス試運転 − 雪はさらに多くなる】

冷泉小屋

観光センターから約１３ｋｍ、標高２２００ｍの冷泉小屋に到達です。

積雪量が少なく、雪の壁越しに冷泉小屋を確認できる

例年、この付近から雪の量が一気に増加し、道路の両脇は雪の壁に阻まれて、周囲の様子を確認することができません。しかし、今年は積雪量が少なく、ご覧のように雪の壁の上から冷泉小屋を確認することができました。

報道各社 − ニュース映像の撮影

話が前後しますが、この下の荒田沢橋から冷泉小屋までのつづら折れ区間が、県道乗鞍岳線の中で最も狭小で急勾配がつづきます。そのため、大型バスが通行するのに、除雪幅が狭い場所がありますが、今年は全くありませんでした。

冷泉小屋から位ヶ原山荘までの区間では、報道機関の方々を対象に、雪の壁をバックにしたニュース映像の撮影が行われました。

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昨年の試運転 ２０１４ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2014/04/24〜27) �B		今年の試運転 この付近の積雪量は昨年と変わらない
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昨年の試運転 ２０１４ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.5(2014/04/24〜27) �B		今年の試運転 この付近の積雪量は昨年より少ない

こちらの二組の画像は昨年の試運転（２０１４年４月２４日）の様子と同じ場所で比較したもの。試運転に参加された大半の方が積雪量が少ないと感じられましたが、上段の場所ではそれほど違いはなく、下段の画像では昨年よりも少ないことがわかります。積雪量は場所によって異なっていることがわかります。

位ヶ原山荘に近づくと積雪量が増える

そして、位ヶ原山荘手前のカーブに差し掛かると、積雪量がさらに多くなり、道幅も一車線分しかありません。

もっとも高いところで５メートル

松本市の担当の方の話では、現時点でもっとも高いところで５メートルほどとのこと。今後、大雪渓方面の除雪が進むとさらに高い雪の壁が見られますから、早期に除雪が完了し、大雪渓まで延長運行が始まることを期待したいところです。

ヘアピンカーブの連続

幅広く除雪されているといえども、位ヶ原山荘まではいくつものヘアピンカーブが連続します。

フロントガラス直前まで雪壁が迫る

ヘアピンカーブを曲がりきるのに、アタマが先の壁にぶつかりそうになり、フロントガラス直前まで雪の壁が迫ります。単に大きく回ればよいというだけでなく、オーバーハングの長いバスの場合、高低差のあるヘアピンヘアピンカーブでは、お尻が路面に接触してしまうこともあり、そんなことを考慮しながらライン取りを考えていらっしゃるようです。

出発から１時間３０分、位ヶ原山荘に到着です。

【乗鞍岳春山バス試運転 − 位ヶ原山荘に到着、明日より運行開始決定】

気温１３℃ − 屋外でも寒くない

１１時３０分の位ヶ原山荘の気温は１３℃。この時期、二桁の気温は珍しく、例年なら、寒くてすぐに山荘に飛び込む様子があるものの、今年は山荘の外で名刺交換などの挨拶が交わされていました。

富士見沢方面 − 雪解けが激しく、５月中旬頃の積雪状況

位ヶ原山荘から望む富士見沢方面。激しい雪解けで５月中旬頃の風景になっています。

除雪業者のスタッフ − 今日はこれから除雪の手直しや道路に張り出した枝打ち

これから連休に入るため、除雪は一旦中断されますが、連休後、位ヶ原山荘から大雪渓方面への除雪が再開されます。大雪渓までは約３．５ｋｍとそれほど長くはありませんが、３週間程度はかかるはずです。今日はこの後、除雪の手直しや枝打ち作業が行われます。

大役を終えて一安心

試運転を終了して、「先輩方々から、狭い場所や確認するポイントなど、事前にいろいろなアドバイスをお聞きしましたが、今日は全く問題なくスムーズ過ぎました。」と、大役を終えて一安心のようです。

意見交換会

そして、山荘内では意見交換会が行われ、道路に張り出した枝打ち作業の依頼、安全運行の再認識やスキーヤー等への安全配慮の啓蒙への取り組み、また、地元からは位ヶ原山荘より先の除雪を早期に実施し、大雪渓への運行延長をいち早く実施してもらいたいなどの話が挙げられ、位ヶ原山荘支配人からは、冬は雪が多かったものの、春になって急に溶け出し、シュルンドや踏み抜きに十分注意するよう、お客様へ呼びかけなどを行いたいとおっしゃっていました。

明日４月２９日（水）始発便より運行開始決定

特に大きな問題点はなく、明日４月２９日（祝）始発便より乗鞍岳春山バスの運行が行われることが決まりました。

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