ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.7(2015/04/28〜29) D

Top-page > Index > Page:  1  2  3  4  5  6

(Update:2015/05/07)

 

【位ヶ原山荘に到着、山頂方面へ出発、道路除雪風景】

快晴、気温は9℃

9時の位ヶ原山荘は快晴、気温は9℃。アウターはなくても全く寒さを感じない状況。4月下旬でこれだけ暖かい日はあまりありません。

 

春山入山計画書の記入・提出 トイレはここで − この先トイレはありません

バスを降りて最初に行うことは、春山入山計画書の記入・提出。いわゆる登山届に似たもので、バスの車内で配布されますが、位ヶ原山荘にもあります。また、提出箱は位ヶ原山荘入口に設置されています。

そして、山荘の外にはトイレが設置されています。この先には利用可能なトイレはありません。大雪渓にもトイレはありますが冬季閉鎖されていて、、春山バスが大雪渓に到着するタイミングに合わせて利用可能になります。

 

今年は特製のシリセードで 絶景が広がる

こちらのグループはもちろん山頂へ。「昨年はシリセードについて記事を載せていただきましたが、今年は特製のシリセードを持ってきたんです。稜線からの直滑降がたのしみ!」と、すでに気持ちは稜線の上に...シリセードと登山のどちらが主役なのかわかりませんが、フィールドを十二分に楽しむ意気込みは伝わってきました。

 

ここから雪の上に

位ヶ原山荘から100メートルほど進むと入山口があります。ご覧のとおり周囲は3メートル近い雪の壁になっていて、そのままでは登ることができませんが、除雪業者の方がスロープを作ってくれました。

 

出発の準備

強い日差しを受けて、雪面はかなりグサグサな状態。ここでシールやスノーシューを装着します。

 

半袖でも十分なほどの気候 − 日焼け止めは十分に

気温は14℃まで上昇し、半袖でも十分なほどの気候。しかし、この時期は紫外線が最も強いため、日焼け防止の対策は十分にされたほうがよいでしょう。

 

疲労を感じさせないライン取りで登る 行ってきます!!

「楽なトレースを選んで登ると、体力のない方でも山頂まで行けるものですね。ちょっと遠回りかな〜と思っても、意外に早く行けたりしますね。」
体力のあるうちは、急斜面でもガンガン直登できますし、逆に体力維持向上のためにガンガン登って行くという方もいらっしゃるでしょう。しかし、初心者の方や体力に自信のない方をお連れした場合は、疲労を感じさせないライン取りをしてあげたほうが早く登ることができて事故防止にもつながります。

 

WebSiteの情報は助かります 一斉にスタート

「WebSiteで25日は運行しないってことを知りました。いつも見させてもらっています。」何度も足しげくノリクラの通われる常連の方が必要とする情報はもちろんのこと、初めてノリクラにお越しになる方、また、ノリクラに来てみたいと感じてもらえるような情報も合わせて伝えられたらと思って、WebSiteの運営を行っています。

 

除雪作業が開始

スキーヤー・ボーダーの方々が一斉に山頂方面に出発すると、今度は道路の除雪が始まりました。

 

5月下旬には大雪渓まで除雪完了予定

左の画像で遠方に小さく映っていますが、最初はドーザーで何もない所から道の場所を割り出しながら表面を除雪します。そのあと、ドーザーの除雪跡を頼りにバックホーで掘り進め、掘った雪をロータリーで場外に放出するという手順で行われます。この付近は例年もっと深い雪の壁になり、上から重機が見えないほどになりますから、現時点ではまだアスファルトまで達していないはずです。この作業を何度も繰り返しながら先へ進みます。

今後、3.5km先の大雪渓まで除雪が5月下旬まで続けられ、最も深いところで10メートルほどの雪の壁が見られるようになります。なお、除雪作業中は道路への立ち入りが禁止されますのでご注意ください。

 

【屋根板から位ヶ原へ】

屋根板 − 広大なロケーション 縦溝 − 滑走時注意

こちらは位ヶ原山荘を出発した先の屋根板という場所。広大なロケーションがひろがります。右の画像のようにやや深めの縦溝が無数にあります。普段なら、滑走が困難な状態になりますが、今日はバーンがかなり緩んでいて、滑走が難しい状況ではありません。

今後、5月中旬以降になるとツアーコースでの下山滑走ができなくなった場合、位ヶ原からこちらの屋根板を滑り降りて、位ヶ原山荘から春山バスに乗車して下山することになります。その際、ご覧のような縦溝はさらにひどくなってくると思われますので、溝に足を取られて転倒しないようご注意ください。

 

「この先のハイマツが見えるところまでですよ」 − ゆっくりのんびりと

のんびり登るこちらの方。どちらまでお行きにになるか尋ねると、「この先のハイマツが見えるところまでですよ。そこでゆっくりと休憩してから下山です。」多くの方が山頂目指して登られる中、自分のペースでノリクラを楽しむというスタンスがいいですね。

 

こちらのお二人も一歩一歩ゆっくりと登って行きます。

 

「あそこの2つの峰の間から木曽川の源流が始まるんですよ」
休憩中も色々な話で
話題豊富なガイドさんと一緒に

今日は地元のアウトドア会社のツアーに参加のお二人。ハイマツ帯の手前でガイドさんとともに休憩です。「ハイテンションガイド」として、地元では有名なガイドさんですが、休憩しているときもツアーに参加される方々のモチベーションを途切れさせないよういろいろな話題で盛り上げます。

「あそこに2つのピークがありますよね。あの谷間から木曽川の源流が始まるんですよ。」
遠方に鉢盛山と小鉢盛山がありますが、その間から木曽川の源流が始まります。ただし、こちらとは反対側の山肌です。そのほか、放送禁止的な内容(?)まで幅広い話題が続き、休憩時間があっという間に過ぎて行きます。どうしてもこのガイドのことを知りたいかたは「リトルピークス」で検索してください。表示されたサイトには本人の挨拶メッセージの動画がありますが、ハイテンション過ぎますので、音量は控えめにご視聴ください(笑)。

 

ハイマツには立ち入らないようお願いします

また、休憩される際はハイマツの中には入らいないようお願いいたします。

 

摩利支天岳へ登る

朝、駐車場内でコーヒーを淹れていた方々に再会。大雪渓から摩利支天岳にみんなで登ります。先ほどの屋根板では縦溝が無数にあって、大雪渓付近でも同様に見られますが、摩利支天岳方面は比較的少な目。この付近で南向きの斜面は摩利支天岳ですから、その時の状況に応じて、最適なバーンを選んでください。

Next>>  Page6 【大雪渓下部】 ■

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  Next>>