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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時30分現在の乗鞍高原の天候は、晴・気温11℃・無風。山頂方面は雲の帯が横たわるものの視界良好です。観光センター前駐車場には60台のマイカーがお越しになり、シャトルバス始発便に乗車しようとされる方々があわただしく準備を始めています。上部エリアの大雪渓・位ヶ原では、例年より1週間ほど早く紅葉が見頃を迎えています。
2時50分現在の畳平の天候は、曇・気温4℃・風速10メートル。バス・タクシーの通行は可能なものの、視界不良のため、次回パトロールまで自転車は通行見合わせとなっています。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始されます。(2016/09/24
05:50更新)
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■2016年9月22日(木)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.20)
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@ 2016/09/22 10:00 中腹エリアも見頃に (県道乗鞍岳線 −
荒田沢橋下 28号カーブ)
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A 2016/09/22 11:50 上部エリア−ナナカマドはピーク、ダケカンバはあと一歩
(位ヶ原お花畑)
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B 2016/09/22 12:20 本日イチオシの紅葉
(県道乗鞍岳線 − 宝徳霊神バス停 5号カーブ)
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C 2016/09/22 12:30 七色ナナカマド (県道乗鞍岳線
− 宝徳霊神バス停 5号カーブ)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 本日は通常の速報日ではありませんが、現地に向かうことができましたので、紅葉情報を中心にお伝えいたします。大雪渓・位ヶ原エリアはピーク目前の状態となり、次の週末は天候さえよければ、紅葉日和になることは間違いありません。
<乗鞍高原>
6時の乗鞍高原の天候は、霧・気温13℃・無風。濃霧が立ち込め、山頂どころか周辺の山すら雲に飲み込まれています。時間とともに霧は濃くなって行く様子がみられ、上部で雲海の可能性も考えられましたが、生憎、今日は山頂方面までしっかりと濃霧が立ち込める状況です。今日は秋分の日の祝日だというに、観光センター前駐車場は15台と、平日以下の状態です。
2時50分現在の畳平の天候は、霧雨・気温7℃・風速2メートル。乗鞍スカイラインはバス・タクシーの通行は可能なものの、視界不良のため、現在、自転車は次回パトロールまで通行見合わせとなっていましたが、8時25分に自転車通行止めが解除されました。
大雪渓方面に向かう前に、一の瀬の大カエデ(紅葉)の様子を確認いたします。見頃・ピークを迎える10月20日前後ですから一ヶ月も先のことで、まだまだ緑のほうが圧倒的に多い状態です。昨年と比べるとやや遅めの色付きの様子がみられます。
<乗鞍高原から大雪渓>
8時の三本滝ゲートの天候は曇→雨・気温16℃・無風ですが、周囲は若干煙った状態。そんな中、海外からお越しの二人のヒルクライマーがやってきました。ただ、乗鞍スカイラインはこの時点ではまだ通行止めで、身振り手振りで係員がその旨をお伝えしたところ、OKと返事があって、その後、長野県側に戻って来られました。
8時過ぎから雨が降り始め、かなりまとまった雨脚となります。そんな中、朝一番で出発したノリクラ常連のヒルクライマーがびしょ濡れになって下山されてきました。畳平に到着して間もなく雨が降り出したとのことで、きれいな紅葉を撮影することもできずに下山してきたとのこと。来月は「おやきフェスタ」に申し込んであるので、もう一度ノリクラに来ますおっしゃって、びしょ濡れになった体を温めるため、温泉目掛けて急いで下山されました。
11時の位ヶ原山荘の気温は11℃、寒くはないものの、周辺には霧が立ち込め、残念ながら紅葉スポットとして人気である屋根板・富士見沢方面を確認できません。位ヶ原エリアからの山頂はほとんど確認できず、大雪渓でもほぼ同じ状況です。雨はまとまった降り方〜霧雨に近い状況です。
<ヒルクライマーの皆さんへのお願い>昨日は十数人のヒルクライマーが、三本滝ゲート通過時において、乗鞍スカイラインの通行不可の説明を理解したにも関わらず、乗鞍スカイライン側に下山するという案件があり、長野県側・岐阜県側の双方で対応に苦慮された模様。このようなルール違反の積み重ねが自転車排除への動きにつながる可能性がありますので、通行止めの規制や交通ルールを十分守って行動してください。
<大雪渓>
正午の大雪渓の気温は11℃、視界は50〜100メートルほど。この雨の中でも、常連スキーヤーが今日も練習されていました。現在、大雪渓で滑走可能なのは雪渓上部左側で、先週と比べても横方向は小さくなったものの、縦方向(滑走距離)はほとんど変わらない様子。今日もショートポールを設置して練習されていましたが、ポール設置に必要な穴あけのドリルの先端がまだ地面についていないとのことで、まだしばらくは厚みがあって、9月中はもちろんのこと、10月上旬まで滑走できるのではないかと推測するところです。
<紅葉>
今日は悪天候のため、屋根板・富士見沢方面の様子が確認できませんでしたので、あらかじめご了承ください。
【大雪渓・位ヶ原エリア】 前回(18日(日))と比べると色合いが進行しています。今年のウラジロナナカマドは、状態の良いものが少なく、先週と比べると明らかにピークを過ぎた感じのものが多く見受けられ、褐色に近い状態となっています。株によってはほぼすべてが落葉したものも見られ、全体の割合としては、枯れて褐色となっている状態が4割程度、すべて枯れ落ちがもの2〜3割程度、まだこれから紅葉するものが3割程度でした。また、ダケカンバは黄色の色合いが増してきているものの、まだピークと呼べるほどの色合いではなく、まだ若い黄色を呈していました。
そのため、ウラジロナナカマドの赤を目的とするなら次週末しかなく、それ以降は全体的に落葉が始まると考えられます。また、ダケカンバについては明るい色調であれば、この週末が、褐色に近い深い色合いを求めるのであれば、この週末からさらに数日が必要かと思われます。
【中腹エリア】
特に荒田沢橋下の28号カーブはきれいな状態で、毎年安定した紅葉を見せてくれます。状態としてはなかなか良いコンディションで、上部エリアの紅葉に引けを取らない発色を見せてくれます。
【一の瀬大カエデ】
頭頂部の一部で色づきが見れますが、全体的にはまだ変化はありません。昨年よりもやや遅い状況のようです。ピークは概ね10月20日前後です。
本日のシャトルバスはAダイヤで全便各1台運行、ご来光バスは19日(月)を持って今シーズンの運行が終わりました。また、ヒルクライマーは午前5台、午後0台の合計5台でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.20 は、次週末掲載予定です。(2016/09/22
18:50更新)
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@ 2016/09/22 0 6:15 霧雨−乗鞍スカイラインは自転車通行止
シャトルバスはAダイヤ運行 (朝の速報 −
観光センター前駐車場)
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@ 2016/09/22 06:05 本日のシャトルバスはAダイヤ(晴天ダイヤ)での運行開始 (朝の速報 −
シャトルバス始発便)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の乗鞍高原の天候は、霧・気温13℃・無風。濃霧が立ち込め、山頂どころか周辺の山すら雲に飲み込まれています。ただ、雲は薄く、時折、青空がのぞいています。
2時50分現在の畳平の天候は、霧雨・気温7℃・風速2メートル。乗鞍スカイラインはバス・タクシーの通行は可能なものの、視界不良のため、現在、自転車は次回パトロールまで通行見合わせとなっています。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/22
06:40更新)
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■2016年9月18日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.19)
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@ 2016/09/18 10:05 土砂降りの中、本日のヒルクライマーは合計1名
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘上)
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A 2016/09/18 12:45 紅葉 −
中腹エリアも色合いがはっきりして紅葉が始まった
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ)
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B 2016/09/18 13:20 水玉に輝くウラジロナナカマドの紅葉
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
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C 2016/09/18 11:35 綺麗な色合いを探しながら...
(大雪渓前)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 三連休中日の今日、紅葉が始まって、本来ならたくさんの方が訪れてもおかしくない秋の行楽シーズンですが、大雨のため午後から通行止めとなり、平日以下の寂しい状況となってしまいました。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、昨晩22時30分頃からの雨が続く朝を迎えます。気温は15℃で微風。周辺の山肌をも飲み込むように低い雲が垂れ込めていて、山頂方面は全く確認できません。観光センター前駐車場は25台で、週末とは思えない状況です。また、2時45分の畳平の天候は、小雨濃霧・気温5℃・風速8メートルで、乗鞍スカイラインは濃霧と風のため自転車は通行止めです。また、今日のシャトルバスは雨ですが、晴天時のAダイヤでの運行が始発便より始まりました。
<乗鞍高原から大雪渓>
この雨は時折小康状態になるものの、やや強めの雨がやむことなく続きます。9時の三本滝ゲートの気温は16℃、雨の降り方は変わりません。シャトルバスは各便とも数名程度の乗車があって、ほとんどはレインウェアを着て、登山のスタイルをされている方々でしたが、さすがに自転車の準備風景はありません。せっかくヒルクライムにお越しになっても、この大雨では、「諦める...」というよりも「絶対ムリ!」と思うもので、準備すら取り掛かりません。しかし、そんな中、意を決して出発するヒルクライマーがいらっしゃいました。本来なら明日早く到着してヒルクライムする予定だったものの、昨日の到着が遅くなって、今日に変更されたとのこと。「えっ、これから行くの!」と、三本滝ゲートの警備の方も驚くほどひどい天候です。
その後も天候は全く変わらず、三本滝ゲートの先では道路上に法面から激しく雨水が道路に流れだし、摩利支天付近では場所によっては完全に冠水するほど。走り行く車は大きく水しぶきを上げる様子がみられ、急斜面に流れ出した大量の水は流れも速く、足元が救われるほどの勢いになっていました。そんな中を先ほどのヒルクライマーはものともせずに走り抜け、カメラには余裕のピースサインを送ってくださるほどでした。
位ヶ原山荘を過ぎたあたりから、雨に加えて風も強くなります。雨の降り方が尋常ではなく、11時には畳平で24時間累積雨量が60mmを超え、乗鞍スカイラインは通行規制値まであとわずかという状況になります。そして、先ほどのヒルクライマーも畳平から下山し、本日のミッション成功を喜んでいらっしゃり、冠水状態の道路に「ブレーキが効かないので20km/h以下で帰ります。」と、おっしゃって下っていきました。その後のヒルクライマーはなく、今日の自転車入山者数は1名だけでした。
<道路は通行止めに>
この状態ですから、大雪渓にはスキーヤーの姿はなく、本日は大雪渓まで向かっていませんが、大きさは昨日とほとんど同じ状態です。濃霧のため視界は100メートル以下で、時折、雪渓上部が確認できる程度でした。また、一時的に空が明るくなることがあり、雨が小降りになる様子も見られても、収まることはなく、乗鞍スカイラインは12時25分に通行止めが決まりました。それに伴い、岐阜県側のシャトルバスは12時45分平湯温泉発上り便から運休となり、下り便は畳平での乗客の様子を確認しながら決定するとのこと。また、長野県側は13時00分観光センター発上り便から運休となり、下り便は14時05分畳平発から運休となりました。また、県道乗鞍岳線も乗鞍スカイランと同様に通行止めとなり、下りのシャトルバスが三本滝ゲートに戻って来た時点で、ゲート閉鎖となりました。
本日の雨量規制通行止に伴い、明日のご来光バスは運休となり、これで今シーズンのご来光バスは終了いたしました。また、シャトルバスについては長野県・岐阜県ともに正常時のAダイヤでの運行が予定されていますが、現在もまとまった雨が降り続いているため、乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線ともに、開通が遅れる可能性があり、シャトルバスの運行も始発便から運行できるか不透明です。
<紅葉>
本日は悪天候で視界がほとんど効かないため、屋根板・富士見沢など遠景の紅葉の様子は確認できませんでした。それ以外の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は昨日とほとんど変わりありません。しかし、今日の雨で色合いがはっきりしているせいか、昨日よりも若干色合いが進んだように見られる場所もあります。今日の風でダケカンバ・ウラジロナナカマドなどは、木々が大きく揺さぶられる状態でしたが、それでも落葉がありませんでしたので、紅葉はしばらく持続しそうな雰囲気です。
また、中腹の冷泉小屋〜摩利支天にかけて、色づきがはっきりして来て、紅葉が始まりました。こちらもお昼までの段階では落葉はなく、しばらく紅葉が楽しめそうです。
今後は日を追うごとに刻々と変化が進むはずですので、早めにお越しになることをオススメします。特にピークを迎えてしまうと、多少の風雨で一気に落葉してしまいます。そのため、現時点でピークの訪れを予測することは不可能ですが、ピークを迎える前にお越しになることが賢明と思われます。例年のケースでは、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は、始まってから見頃・ピークに達するまでは数日〜1週間程度で、ピークを過ぎると一気に落葉します。昨日まで「紅葉全開」だったのに、一夜明けたら「全滅」ということは珍しくありません。
今日のシャトルバスは、9時便が2台以外は、ご来光バスを含めて最終13時便まで全て1台運行でした。また、ヒルクライマーは、先ほど申し上げたように1台のみでした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 は、次週末掲載予定です。(2016/09/18
18:10更新)
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の乗鞍高原の天候は、雨・気温15℃・微風。山麓の山肌すら雲がかかる状況で、山頂方面は視界不良ですです。この雨は昨晩22時30分ごろから降り始め、先ほどまでまとまった雨脚を見せていましたが、現在は小康状態になっています。観光センター前駐車場のマイカーは25台で三連休とは思えない静かさです。また、ご来光バスはこの天候でも運行された模様です。
2時45分現在の畳平の天候は、小雨濃霧、気温5℃、風速8メートル。バス・タクシーの通行は可能なものの、視界不良と風のため、自転車通行止めです。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/18
05:55更新)
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■2016年9月17日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.19)
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@ 2016/09/17 09:25 中腹エリアも色づきが目立ってきた (県道乗鞍岳線 −
荒田沢橋下 28号カーブ)
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A 2016/09/17 10:25 秋のヒルクライムを楽しむ
(位ヶ原山荘前)
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B 2016/09/17 11:00 大雪渓・位ヶ原エリアは全体的に色づきが始まる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
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C 2016/09/17 15:35 紅葉が始まったといってもよいレベルになる
=昨年より若干遅く、例年より若干早い= (屋根板
− 位ヶ原山荘〜宝徳霊神登山道)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 敬老の日を含めた三連休の初日。少しパラっと雨粒が落ちたことがありましたが、何とか雨に見舞われずに済んだ一日で、大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は本格的に始まったレベルに達しました。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、晴・気温11℃・無風。上空は鰯雲がたなびくものの、きれいな青空が広がってきました。この鰯雲も、時間の経過とともに次第になくなり、6時過ぎにはきれいな青空となってきます。観光センター前駐車場は35台と平日並みの少なさ...三連休初日なのに人出の鈍い状態で、タクシーの運転手さんも若干あきらめモード。この三連休の天気予報ではあまり天候が良くないとの発表があり、今朝のように晴天にも関わらず、天気予報で事前に判断される方々が多いものと考えられます。
<乗鞍高原から大雪渓>
8時の三本滝ゲートの気温は16℃、まだ、きれいな快晴が続き、紅葉散策にお越しになった常連の方は、いつもなら自転車で登って行くところ、今日はこれから天候が下り坂ということを考慮して、最初にバスで上まで行ってから、下山しながら紅葉散策するという作戦...その一方、三本滝から歩いて頂上目指すという逆のパターンもあって、どちらもそれなりの楽しみがある模様。ただ、紅葉散策だけに限ってしまえば、バスで上まで行ってから下山しながら楽しむのがオススメです。
常連の方の読み通り、9時には曇り空へと変わって行きます。朝一番はほとんどヒルクライマーがお越しになりませんでしたが、少しずつ多くなって行きます。そんな中、乗鞍スカイラインを畳平まで登って、乗鞍高原に降りる途中に出合ったヒルクライマーは、8月の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
以来のノリクラヒルクライム。下山はしっかりと着込んでいるにも関わらずかなり寒そうでした。観光センターまで下ったら、畳平まで登り返し、乗鞍スカイラインを下って帰るとのことでした。
10時の位ヶ原山荘の気温は14℃、曇でほぼ無風。今日も多くのヒルクライマーが訪れていました。休憩直後はさほど寒さは感じなかったものの、すぐに
冷え込んでくる様子は秋の深まりを感じるところ。そして、位ヶ原山荘から望む富士見沢や屋根板方面は、先週までの緑一辺倒の山肌が全体的に黄色くなり始めていて、紅葉が始まったっといえるレベルになってきました。昨年より若干遅く、例年より若干早い状態です。そして、11時を過ぎる頃には山頂に雲がかかり始め、次第に大雪渓付近も濃霧・雲に覆われるようになってきます。
<大雪渓>
正午の大雪渓の気温は12℃、ほぼ完全に濃霧に見舞われる状態となり、視界は時には100メートル切る状態。そんな中、常連スキーヤーが朝から練習に励む姿がありました。現在滑走可能なバーンは雪渓上部左側。ただ、状況を熟知した常連に限定される難易度の高いバーンです。滑走距離は先週と同じく26メートルあり、滑走にはほとんど問題ない状態。ただ、先週よりも左右の横幅が幾分狭くなり、積雪はあっても上部からの小石が流出するなどの問題もあって、実質1〜2レーンしか取れない状態です。
<紅葉>
紅葉が始まったといえるレベルに。昨年より若干遅く、例年より若干早い紅葉の始まり
先ほどもお伝えしたように、大雪渓・位ヶ原エリアでは、全体的に色づきが始まり、紅葉が始まったといえるレベルに達したと考えられます。現時点では、まだピークの色合いに達したものはないものの、あと数日〜1週間で見頃を迎えると考えられます。ただ、大雪渓付近を中心にウラジロナナカマド状態が芳しくなく、紅葉が始まると同時に枯れてしまう現象がみられ、良い状態のウラジロナナカマドがほとんど残っていない状況。ただ、まだ青いものも残っているため、それらが今後どこまで色づくか期待したいところ。
そして、富士見沢・屋根板のダケカンバの黄色い紅葉も、全体的に色づき綺麗になってきました。ただ、こちらにあるウラジロナナカマドの状態も芳しくなくない状態です。
そのため、ウラジロナナカマドの赤を目当てにされるなら、できるだけ早くお越しいただいた方がよいと考えられ、ダケカンバの黄色〜黄金色の紅葉は、週の半ば〜来週末あたりがピークの色合いになるのではと考えられます。また、中腹エリアの冷泉小屋〜摩利支天あたりも紅葉が始まったといえるレベルに近づいています。
今日のシャトルバスは、ご来光便・始発便が各1台、8時・9時便が2台運行でした。また、ヒルクライマーは午前81台、午後18台で、合計99台でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 は、次週末掲載予定です。(2016/09/17
19:20更新)
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の乗鞍高原の天候は、晴・気温11℃・無風。上空は鰯雲がたなびくものの、きれいな青空が広がってきました。
3時現在の畳平の天候は、曇・気温7℃・風速5メートル。乗鞍スカイラインは視界良好のため、自転車通行可能。観光センター前駐車場は、三連休初日にも関わらず、35台で平日並みの静かさです。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/17
05:40更新)
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■2016年9月14日(水)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.19(次週末掲載予定))
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@ 2016/09/14 16:30 先週末から比べると、この数日で色づきが進んでいる (県道乗鞍岳線 −
位ヶ原お花畑)
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A 2016/09/14 16:25 全体的にはまだ青い部分が多いが赤や黄色が点在
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
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B 2016/09/14 16:30 始まったといえるレベルまであと少し
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原7号カーブ)
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C 2016/09/14 16:10 中腹エリアはまだこれから (冷泉)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
【画像提供:三本滝ゲート】
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▼ 本日は取材日ではありませんが、本日の紅葉状況をお伝えします。
全体的にはまだ緑が多く、紅葉が始まったといえるレベルではありませんが、前回速報の9月11日(日)と比べると、色付いている部分はさらに進んでいる様子がみられます。道路パトロールを行っている三本滝ゲート管理人の話では、色付きが進んでいるものの、枯れている部分も目立っているとのことで、今後は、まだ紅葉の進んでいない緑の部分が綺麗に色付いてくれることを願いたいところです。
色付きが進んでいるのは上部の大雪渓・位ヶ原エリアが中心で、中腹の冷泉小屋付近は、もう少し時間がかかりそうです。
次週末にはもう少し進んで、紅葉が始まったといえるレベルに近くなるのではと考えられますが、全体的な色付きはもう少し先になりそうです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.19 は、次週末掲載予定です。(2016/09/14
18:00更新)
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■2016年9月11日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.18)
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@ 2016/09/11 06:05 距離157km、獲得標高4000m
− 日本一過酷なレース (乗鞍センチュリー・チャリティーライド)
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A 2016/09/11 11:10 大雪渓・位ヶ原エリアは色づきが目立つようになってきた
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ付近)
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B 2016/09/11 10:05 状態が良くないものが目立つ中、きれいな発色の物も
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
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C 2016/09/11 14:45 滑走距離25m−先週の3分の2になっても雪のある限りは! (雪渓上部左側)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 今日は終日曇空。山麓から湧き上がる雲が周期的に流れるものの、大きな天候の崩れはなく、じーっとしていると肌寒さを感じさせ、暑さなんてすっかり忘れ去ってしまった一日でした。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、曇・気温12℃・微風。1時間前のご来光バスが出発する時間帯はきれいな星空が見えていました。雲はそれほど厚みのあるものではなく、雲間に青空がのぞき、6時過ぎには鰯雲へと移り変わり、見ていてなかなか楽しいもの。この気温で日差しがありませんから、半袖では肌寒さを感じ、始発便の車掌さんは改札に降り立つと防寒着を身にまといます。今日は寒いという感覚があっても暑いという感覚は全くありません。
今日は地元の施設が行うチャリティーイベント「乗鞍センチュリー・チャリティーライド」が開催されました。毎年9月第2週に開催され、今年で8回目となるこちらのイベントは、小児がんなど重い病気の子供たち・家族を支援する目的で開催され、コースは乗鞍高原から畳平に上り、乗鞍スカイラインをさらに国道158号へ下って、高山市の美女峠を経由して木曽街道から野麦峠・白樺峠を経て、再び乗鞍高原に戻るもので、距離157km・獲得標高差4000mは「日本一過酷なレース(主催者発表)」です。
今回は52名が出場し、6時に乗鞍高原を出発しました。早い人では午後3時(9時間)、遅い人では制限時刻の午後6時(12時間)もかかる過酷なものですが、90%以上の完走率とのことでした。そのため、出場はある程度の体力・技術力を備えた方に限られるとのことです。(問い合わせ:ノーススター(松本市乗鞍高原、0263‐93‐1688))。
<紅葉>
冒頭でもお伝えしたように、今日は終始曇の天気。それでも、時折、日差しが差すこともあって、雲はそれほど厚いものではありません。
全山的に葉の色合いが変化していて、中腹の摩利支天付近でも、真夏は針葉樹も広葉樹もどちらも同じ深い緑色だったものが、広葉樹の色合いが薄くなり、両者の違いが一目でわかるほど(→参照:その他の画像6枚目)。中腹エリアはまだ紅葉という雰囲気はあまりないものの、それでも所々で色づいたものがみられる状態です。
上部エリアの大雪渓・位ヶ原は昨日と大きな違いはないものの、位ヶ原お花畑のウラジロナナカマドは明らかに昨日よりも色合いが深くなっています。しかし、大雪渓・位ヶ原エリア全体的には色付いたものは全体の2〜3割程度で、紅葉が始まったといえるレベルではありませんが、ほぼすべてのウラジロナナカマドは葉の色合いが薄くなって、紅葉への準備が着々と進んでいます。ただ、気になるのは、昨日も申し上げたように、早期に色づいたものはすでに枯れてしまっているものもあり、今後、色づきが進むものも、色づきとともに早期に枯れてしまうのかという懸念も考えられます。大雪渓・位ヶ原エリアに関しては、次週末の前後には色付きの始まったものが多くなってくるなり、紅葉が始まったといえるレベルになるのではと期待しています。
<大雪渓での秋スキー>
今日も常連グループが大雪渓でのトレーニングが行われました。バーン状況は昨日と変わらないものの、滑走距離は若干短くなって25メートル。下地の固い部分があるものの、トレーニングを指導する方の話では、ポールを設置するドリルの先端が地面に達していないとのことで、厚みに関してはまだ問題ない状況のようです。また、昨日は雪解け水が流れ落ちる様子がみられたものの、今日は雪解けがみられず、日差しの有無が大きな違いと考えられます。大雪渓の雪解けは、例年9月いっぱいまでは見られますので、雪渓はもう少し小さくなる可能性が考えられます。
正午の大雪渓の気温は15℃、しーっとしているとかなり寒い状態。時折、山麓から雲が湧き上がってきて視界が妨げられる状態ですがそれも一時的で、今日もみっちり練習できた模様です。
今日のシャトルバスは、ご来光便2台、始発便・7時便・8時便は各1台、9時便は2台運行され、そのほかの便は1〜2台運行でした。今日のヒルクライマーは午前73台、午後4台の合計77台ですが、先ほどご紹介した「乗鞍センチュリー・チャリティーライド」に出場した方が,登りに52名含まれていますので、一般の方は20名程度にとどまった模様です。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.18 は、次週末掲載予定です。(2016/09/11
19:20更新)
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@ 2016/09/11 05: 35
曇−乗鞍スカイラインは自転車通行可 シャトルバスはAダイヤ運行 (朝の速報 −
観光センター前駐車場)
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@ 2016/09/11 05:35
雲は薄く、東の空は朝焼けが
(朝の速報 −
観光センター前駐車場)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の乗鞍高原の天候は、曇・気温12℃・微風で、やや肌寒い朝です。雲が薄く、若干ですが東の空に朝焼けがみられました。山頂方面は視界良好です。観光センター前駐車場は65台で十分余裕があります。
3時現在の畳平の天候は、曇・気温6℃・風速1メートル。乗鞍スカイラインは視界良好で自転車通行可能。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/11
05:40更新)
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■2016年9月10日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.18)
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@ 2016/09/10 05:37 雲海を黄金色に染めるご来光
(大黒岳 − ご来光バスの運行は9月19日(月)まで)
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A 2016/09/10 10:55 小径自転車
モールトン大集合
(位ヶ原山荘)
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B 2016/09/10 11:50 秋らしい空気感
− 徐々に色づく紅葉
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)
=紅葉の始まりは来週三連休の前後か=
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C 2016/09/10 14:25 滑走距離26m
− まだまだ滑走中! (雪渓上部左側)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 今日は秋らしい一日...青空を流れゆく雲・清々しい空気感、どれをとっても爽やかなコンディションが夕方まで続きました。
<乗鞍高原・ご来光>
夜明け前の3時30分の乗鞍高の天候は、ほぼ快晴で星空が広がる夜を迎えています。気温は11℃で半袖では寒さを感じる状況。ご来光バスの運行が来週の三連休最終日である9月19日(月)までと
あと1週間程度に迫り、今日はまたとない天候に恵まれましたので、ご来光に出かけました。
今日のご来光バスは3台。4時10分にヘッドライトを頼りにバスは出発しますが、三本滝を過ぎたあたりから空が明るくなりはじめ、位ヶ原山荘を過ぎたあたりから、眼下に雲海が広がっていることに気づきます。水平線が茜色に染まり始めます。
ご来光バスが県境の臨時バス停に到着したのは5時頃、日の出時刻は5時22分で、多くの方がバス停から5分程度登った大黒岳山頂を目指します。大黒岳山頂の気温は4℃、防寒着を着ていれば寒さはありません。今日は手前の鉢盛山付近から南アルプス・八ヶ岳・浅間山まですっぽりと覆う重厚な雲海に包まれ、その雲海から頭だけをのぞかせる状態でした。日の出は八ヶ岳と浅間山の中間付近で、日が少しずつ高くなるにつれて、雲海が黄金色に輝くようになり、いつもなら太陽が出切ってしまうと立ち去る人々も、黄金色に燃える雲海の見事さに感動します。今日のような重厚な雲海から昇るご来光は、なかなか見られない貴重な体験だったと思います。
<乗鞍高原から大雪渓>
7時の乗鞍高原は雲一つない快晴で気温13℃、清々しい空気に包まれています。9時前あたりから雲に日差しがさえぎられることがあって、すぐに青空が戻ってきて、雲は秋の雰囲気を漂わせるもの。今日も秋のヒルクライムを楽しむ方々が多くお越しになり、青空が広がるロケーションで立ち止まって写真を撮る様子は、夏のヒルクライムでは見られない光景です。
10時の位ヶ原山荘の気温は12℃、じーっとしていると肌寒さを感じるほど、今日は一般的なロードバイクに加えて、ランドナーやリカンベント、そして、小径自転車など様々な自転車でお越しになる様子が見られ、中でもモールトンという小径自転車でお越しのグループはその珍しさにひとだかりができるほどでした。
正午の大雪渓の気温は19℃と高めですが、爽やかな空気感に暑さはありません。
<大雪渓はまだ滑走するスキーヤーが>
現在滑走できるのは雪渓上部左側で、先週と比べると左右が消滅して横幅は3分の2程度になっています。しかし、縦はそれほど変わらず、今日の滑走距離は先週の30メートルから26メートルに。それでも、いつもの常連スキーヤーがショートポールを立てて、細かなピッチでのターンの練習を重ねていました。中には何度やっても完走できない方もいて、夕方まで繰り返し練習する様子がみられました。
<紅葉>
先週、きれいに色づいていた部分は枯れ落ちてしまい、今週は新たな部分が色づいていますが、まだ、始まったといえるレベルではありません。進捗具合は昨年とほぼ同じかやや遅い程度で、大雪渓〜位ヶ原の色づき始めは、来週三連休の前後からで、例年よりもやや早いと考えられますが、かなり不確定です。
ただ、雨が少なかった影響か、現時点では葉の状態があまり良くないものが目立ち、色づき始めたと同時に枯れてしまう現象がみられ、今後の状況がやや気がかりです。
今日のシャトルバスは、ご来光バスは3台、始発便が2台、7時便が1台、8時便・9時便が各2台でした。また、自転車は午前98台・午後23台で合計121台とまずまずの状況でした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.18 は、次週末掲載予定です。(2016/09/10
19:50更新)
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の乗鞍高原は、快晴・気温13℃・無風。清々しい朝を迎えました。
2時45分現在の畳平の天候は、晴・気温5℃・風速4メートル。乗鞍スカイラインは視界良好で朝一番から自転車通行可能。観光センター前駐車場は90台でまだ十分余裕があります。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始されました。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/10
07:15更新)
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■2016年9月4日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.17)
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@ 2016/09/04 09:50 青空出てきたぞ!山見えてきたぞ! (県道乗鞍岳線 −
位ヶ原 7号カーブ)
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A 2016/09/04 10:05 青空と雲のコンビネーション
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ)
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B 2016/09/04 10:25 紅葉 −
今年は色づきが早い!
(宝徳霊神〜大雪渓 登山道)
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C 2016/09/04 13:40 滑走距離30m
− 2000年以降過去最少
(雪渓上部左側)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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▼ 今日は晴れたり曇ったり天候が目まぐるしく変化する一日で、一時的に雨が降ることもありましたが、夕方まで雨具のお世話になることなく過ごすことができました。
<乗鞍高原>
早朝5時の乗鞍高原は、曇・気温18℃・無風で、山頂方面は完全に雲に包まれているものの、雲はそれほど厚くなく、雲間に青空がのぞき、朝焼けに雲が赤く染まっています。そして、時間とともに雲は薄くなり、山頂方面が少しずつ見え隠れする状況です。観光センター前駐車場は40台と昨日の半分以下。おそらく、台風12号が接近する天気予報が影響しているものと思われます。しかし、そんな天気予報とは裏腹に6時過ぎから青空が多くなってきて、7時にはほぼ快晴の状態となりました。
8時の観光センターの気温は23℃、日差しが強くじりじりした感覚があるものの、真夏のような暑さはありません。昨晩はバンフ・マウンテン・フイルムフェスティバルが乗鞍高原で開催されましたが、「映画を見に来るだけではつまらない...」と、県外在住のノリクラフリークは、ご自宅から自転車で参加されたとのこと。ご自宅から高山に入り、乗鞍スカイラインを登って畳平から乗鞍高原まで180kmを走破し、「上映会場に到着した時には、足がパンパン...」と、ノリクラの楽しみ方はハンパではありません。
<乗鞍高原から大雪渓へ>
この天候も9時ぐらいになると、雲が沸き始めて日差しが妨げられるようになってきました。9月といえどもまだ夏の天候の推移を見せていて、夏と秋とを行ったり来たりしています。沿道のダケカンバは部分的に黄色に色づくものが少しずつ多くなってきて、位ヶ原に到達すると、一部のウラジロナナカマドは色づきがはっきりしてきました。そんな様子をスマホで撮影するタクシーの運転手さんは「今年は早いなぁ〜、下手する三連休前に見頃が来てしまうかもしれない。」と、おっしゃっていました。
そして、初めてお越しになったヒルクライマーのお二人は、何度も足を止めて写真撮影を繰り返します。ちょうど雲が切れて青空が広がり始める時に大雪渓方面がスパッと開けました。「すごい!この景色!」と、言葉にならない感動は、雲の演出がなければ得られないもの。秋のヒルクライムは紅葉の美しさもさることながら、鮮やかな青空もその魅力の一つでしょう。
その後も山麓から湧き上がる雲が周期的に流れて、山頂方面は見え隠れする様子が繰り返されます。
<乗鞍スカイライン、バス停の新設>
少し足を伸ばして乗鞍スカイラン方面を除いています。正午の桔梗ヶ原の気温は15℃、ほぼ曇の天候ですが、視界は良好で槍穂をバックに続々とヒルクライマーが駆け上がってきます。今日の乗鞍スカイランは99台の自転車が走行し、ひっきりなく登って行く様子がみられました。四ッ岳カーブから土俵ヶ原を登り、そして、烏帽子岳のカーブを回ると広大な桔梗ヶ原に出ますが、その瞬間、背中のポケットからスマホを取り出すヒルクライマーの様子がみられ、辛いヒルクライムから解放されると同時に見られる絶景は格別なものだったと思います。
さて、9月1日より新たなバス停が新設されました。大黒岳登山口と平湯温泉下山口ですが、登りの畳平行シャトルバスの降車専用バス停のため、短めのポールが1本だけ立つ簡素なものです。降車専用のため、通常のバス停に見られるダイヤ・運賃表示はなく、下山専用である旨の案内プレートがあるのみでした。これらのバス停は、大黒岳、および、平湯温泉への登山道入口付近に設置され、特に平湯温泉への登山道入口は、これまでタクシーを利用しないといけない状況でしたので、かなり利便性がよくなりました。上り便の下車専用ですが、今後は通常の停留所と同様、乗降できるようになればさらに良いと思われます。
<大雪渓>
すでに2000年以降最少の面積となった大雪渓ですが、今日も滑走練習にお越しのスキーヤーの姿がありました。横の幅は問題ないものの縦が短く、滑走距離は30m。滑走不能な時期が近づきつつあります。それでも「雪の上に立つことができるだけでも練習になる」と、朝早くからお越しになって休むことなく繰り返し滑り続ける様子が夕方まで続きました。「来週はまだ滑られそうだが、その次の3連休が...」と、おっしゃる様子も見られ、今後の雪解け状況がかなり気がかりな状況です。
<紅葉>
昨日と大きな変化はありません。過去画像と精査しないと断定できませんが、昨年よりも早めに色付きが始まっている様子がみられます。ただ、紅葉が始まったといえるレベルではありませんのでご承知おきください.そして、大雪渓付近では一部で枯れ始めたウラジロナナカマドも見られ、紅葉が始まったウラジロナナカマドでも一部で晴れているように見える部分もあったほどです。そのほか、位ヶ原から冷泉・摩利支天まで同じような傾向で、所々で紅葉が始まりつつあります。
今日のシャトルバスは、ご来光便が2台、始発便〜8時便が各1台、9時便が2台と少な目。また、ヒルクライマーも午前29台・午後5台で合計54台とこちらは昨日の4分の1でした。ただ、今日は乗鞍スカイラインのヒルクライマーは多く、99台にも及んだとのことでした。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.17 は、次週末掲載予定です。(2016/09/04
18:50更新)
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の乗鞍高原の天候は、曇・気温18℃・無風。山頂方面は雲に覆われて確認できません。
3時の畳平の天候は、濃霧・気温7℃・風速4メートルで、乗鞍スカイラインは視界不良ですが回復基調のため、5時より自転車通行可能になりました。
観光センター前駐車場は40台と少な目。雲間に若干青空がみられる状態で、雲はさほど厚くない模様で、朝日に少し赤く染まっています。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/04
05:40更新)
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■2016年9月3日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダーVol.17)
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@ 2016/09/03 10:50 今日はヒルクライム3本行くぞ〜 (県道乗鞍岳線 −
位ヶ原山荘上 14号カーブ)
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A 2016/09/03 10:40 色付き始めたものがちらほらと
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ付近)
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B 2016/09/03 13:10 今日は県道乗鞍岳線、明日は乗鞍スカイライン
(大雪渓前)
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C 2016/09/03 15:00 滑走距離30mでも華麗なターンを (雪渓上部左側)
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→その他の画像が本文末尾にあります。
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▼ グリーンシーズンも残すところあと2ヶ月。暑かったり寒かったりを繰り返すたびに、徐々に秋へとシフトいたします。今日もいろいろなところで「小さな秋」を見つけることができた一日でした。
<乗鞍高原>
早朝3時の乗鞍高原は、まだ夜明け前で満天の星空が広がっています。気温は15℃で寒さはほとんどありません。9月からご来光バスは日の出時刻に合わせて出発時間が30分遅くなり4時10分。3時30分にはバスが入線し、続々と乗客が集まり、最終的にはご来光バスは3台が運行されました。ただ、その後は山頂方面を雲が覆い尽くすようになってしまいました。そのため、ご来光は雲の隙間からわずかにのぞく方になった模様です。
2時40分の畳平の天候は、濃霧・気温7℃、風速3メートルで、11km地点(四ッ岳カーブ)より視界不良のため、乗鞍スカイラインは自転車通行見合わせでしたが、5時50分に解除され通行できるようになりました。山頂方面にかかる雲は、6時30分ごろから抜け始めてきれいな青空にノリクラの峰々が映える光景が広がりました。
<ヒルクライマー、大雪渓へ>
先週の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終了したものの、今日も走りにやって来たヒルクライマーは今シーズンの走行本数が20回を迎え、「今日3本やれば23本になる。昨年は30本を達成したので、今年はそれを上回りたい!」と、本日、ヒルクライム3本に挑戦とのこと。
途中ですれ違ったランドナーに乗った方は「最近はこのようなクラシカルな自転車が流行していて、10数年以上前に購入した時はすぐに手に入ったものの、今ではかなり待たなければいけない」とのこと。これから秋の紅葉シーズンを迎えると、最新のロードバイクよりもクラシカルなランドナーのほうが風情があってよいかもしれません。
この天候も10時前から再び曇り空へ。位ヶ原山荘の気温は17℃でひんやりとした空気が漂っています。富士見沢の雲間にこれから登って行く道路を見つけ「あそこまでいくんですか!と、驚くヒルクライマーもいらっしゃいました。
<大雪渓>
正午の大雪渓の気温は16℃、山麓から湧き上がる雲が絶えず周期的に流れ込みます。それでも雪渓上部左側は雲の上で、視界は良好な状態が続きました。そして、今日も常連のスキーヤーがショートポールをセットして練習されていましたが、滑走距離はわずか30メートル。本当に練習メニューを吟味しないと、トレーニング結果が出ないものと考えられます。バーンコンディションはこの時期としてはやや硬めですが、滑走には大きな問題とはなりません。しかし、急斜面でスキー板を外すと板を流してしまう危険性があって、ゴール付近で一部雪面を平に削って、安全に板の着脱ができるように工夫されています。
<紅葉>
もう少し画像を精査しないと断定できませんが、昨年よりも早めに色付きが始まっている様子がみられます。ただ、紅葉が始まったといえるレベルではありませんのでご承知おきください.そして、大雪渓付近では一部で枯れ始めたウラジロナナカマドも見られ、紅葉が始まったウラジロナナカマドでも一部で晴れているように見える部分もあったほどです。そのほか、位ヶ原から冷泉・摩利支天まで同じような傾向で、所々で紅葉が始まりつつあります。
今日のシャトルバスは、ご来光便が3台、始発便が2台、7時便が1台、8時便が2台、9時便が2台で、混雑らしいものはありませんでした。また、自転車は午前153台、午後41台で合計194台と、大会が終わったにも関わらず、多くのヒルクライマーが訪れました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.17 は、次週末掲載予定です。(2016/09/03
19:30更新)
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の乗鞍高原は、曇〜晴・気温15℃・ほぼ無風。ご覧のようにきれいな朝焼けに雲が赤く染まっています。山頂方面は雲に隠れてほとんど見えませんが、県境付近は雲間から一部確認できる状態です。
2時40分現在の畳平の天候は、濃霧・気温7℃・風速4メートルで、乗鞍スカイラインは、11km地点(四ッ岳カーブ付近)より視界不良のため、自転車は次回パトロールまで通行見合わせです。
観光センター前駐車場は、90台ほどのマイカーがお越しになり、ご来光バスが出発した4時10分時点はきれいな星空で3台も運行されるほどの盛況振りでした。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通りのAダイヤでの運行が開始される予定です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2016/09/03
05:40更新)
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