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★過去の速報★| 2023年1月 | 2022年12月以前(→INDEX) |
春特有の重たい湿雪 − 明日以降は雪崩に注意! |
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@ 2023/03/18 14:40 大雪が続く − 夜明け前から夕方まで終日除雪 (県道乗鞍岳線 − 第三駐車場付近) |
A 2023/03/18 09:55 本日の入山者数は8名 (ツアーコース入口) |
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B 2023/03/18 10:25 |
C 2023/03/18 12:55 気温1℃・新雪35センチ − 下山滑走は湿雪に苦労する (ツアーコース − 位ヶ原斜面) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 季節外れの大雪といえば確かにそうですが、この時期、このような降雪は結構見舞われるもの...2年前の雪崩死亡事故の時も、まとまった湿雪が降った翌日でした。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、本降りの雪の朝を迎えます。気温は0℃。この雪は昨晩の夜遅くから降り始め、明け方からまとまった降り方となり、7時の段階で10センチ程度ですが、どんどん降り積もる勢いです。湿った着雪性のある降雪は、周囲の木々に覆いつくし、乗鞍高原一帯は真冬以上の銀世界となっています。道路もかなり積もっていて、県道乗鞍岳線はもとより、国道までも真っ白です。降雪は夕方まで続き、朝から昼までにさらに10センチ程度積もる状態で、乗鞍高原周辺の除雪は終日にわたって続けられました。
この降雪により、Mt.乗鞍のリフト営業も除雪作業により遅れ、やまぼうしリフトとかもしかリフトは9時30分頃までずれ込みました。そして、かもしかリフトの営業開始と同時に、パウダー狙いの方々が一斉に新雪ゾーンに飛び込んでいきます。なお、雪不足のため4月2日までの最終日までの営業が微妙な状況でしたが、この降雪により、多少は状況が良くなった模様です。
<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はプラス2℃、新雪は30センチほど積もっています。今日の入山者数は、午前5名・午後3名の合計8名。雪質は完全なウェットではないものの重たい湿雪。シールでのラッセルはそれほど困難ではなかったものの、ワカンでの登攀はかなり苦労されている模様でした。ツアーコースは全区間で新雪30〜35センチで、気温もプラス1〜2℃で、風もほとんどない状態でした。
<雪崩に注意
−
2年前の雪崩は、前日にまとまった湿雪が降り、晴れた翌日に発生>
12時30分の位ヶ原急斜面の気温は1℃、新雪は35センチ。木々の様子を見る限り、先週よりも積雪が増えていることがわかります。冒頭で申し上げたように、2年前の2021年3月14日、位ヶ原急斜面で発生した雪崩死亡事故は、前日にまとまった湿雪が積もり、晴れて強風に見舞われた日に発生しました。今回は2年前ほどのひどい湿雪ではありませんが、明日は晴れて気温が上がる見込みで、その後は雨が降る日もあり、バーン状況の変化により、雪崩の危険性が高くなります。したがって、明日以降入山される方は、登攀ルートの選定など、細心の注意で行動されることをお勧めします。(2年前の雪崩前日と当日の速報
→ ●湿雪の降った前日:2021年3月13日(土)速報、●雪崩発生当日:2021年3月14日(日)速報)
<ツアーコースの積雪状況>
今週は3月13日(月)に降雪がありましたが、その後は降雪がなく、昨晩からの降雪で、ツアーコース上部を中心に積雪量が増え、3番と5番は今年一番の積雪量となりました。それでも、昨年より少ない状況です。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪85センチ・新雪30センチ。(先週と同じ、昨年より70センチ少なく、4月中旬並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪130センチ・新雪30センチ。(先週より15センチ増加、昨年より20センチ少なく、3月下旬並み)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪215センチ・新雪35センチ。(先週より25センチ増加、昨年より25センチ少なく、4月上旬並み)
次回速報は3月25日(土)の予定です。(2023/03/18 20:50更新)
■2023年3月11日(土)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。)
春の陽気に包まれて... |
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@ 2023/03/11 09:25 今期一番の賑わい− 午前中だけで80名ほどが入山 (ツアーコース入口) |
A 2023/03/11 12:15 気温プラス12℃ − 半袖でも全く寒くない (位ヶ原) |
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B 2023/03/11 13:45 |
C 2023/03/11 14:15 雪面が適度に緩んで..パウダーとは違った春山の楽しさ (摩利支天岳 − すべり台) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 先週と同様、今日も雲一つない快晴の一日でした。しかし、先週よりも気温が高く、雪面が適度に緩んで、厳冬期のパウダーとは違った春山滑走の楽しさを味わえた一日でした。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、雲一つない快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス3℃ですが、強い日差しにより、暖かさを感じる状態です。乗鞍高原周辺の積雪もかなり少なくなり、道路はほとんどが乾燥状態でしたが、まだ積雪凍結となる日がありますので、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンは必要です。
Mt.乗鞍 第三駐車場は、いつもの土曜日よりも来場者が多い様子が見られます。駐車場スタッフの話では、朝早くから登山者・バックカントリーの方々の来場がいつもより多いとのこと。3月を迎え、春山シーズンが本格的に始まる気配を見せています。
場内アナウンスでは、雪不足による滑走注意の注意喚起がなされていましたが、やまぼうしレストハウスより上部のゲレンデは、それほど雪不足を感じさせる状態ではありません。ただ、雪質は日中の日差しにより、緩み始めて来ました。
<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はプラス10℃、朝一番の時点で60名以上の入山者が出発の準備をされ、午前中だけで80名ほどが入山しました。もちろん、今シーズン一番の人出となり、これから、3月末に向けて、多くの入山者が訪れるようになると思われます。
今週は、3月9日(木)から10日(金)にかけて、かもしかゲレンデより上部で降雪となりました(乗鞍高原は雨)。しかし、ツアーコース入口付近はあまり新雪らしいバーンではなく、やや締まった感じの状態となっていて、さらに上部でも同様のコンディションとなっています。また、気温が高く、日差しも強いため、かなり暑い状態で、バテ気味になってしまいますので、水分補給は十分行うよう心がけることをお勧めします。
11時30分の位ヶ原急斜面の気温はプラス14℃。この付近までやってくると表面にうっすらと新雪らしきものが積もっていることがわかります。真っ青な快晴が続きますが、遠景の山並みは霞んでいて、厳冬期のようなくっきりとした光景ではありません。
<位ヶ原>
ツアーコースから位ヶ原に登っても、快晴無風が続きます。12時気温はプラス12℃。この時期、森林限界をの位ヶ原で気温が10℃以上は珍しいことで、半袖で登るスキーヤーの姿もありました。今日は剣ヶ峰方面に向かったスキーヤー・登山者が多く、剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線からの滑走エリアには数多くのシュプールが刻まれていました。山頂方面に向かったスキーヤーの話では、肩の小屋から稜線沿いにシールで登るが、途中からアイゼンが必要な状態だったものの、滑走エリアは適度に緩んでいて、至福の時間を堪能できたとおっしゃっていました。また、すべり台方面は、若干もっさりした感触ではあったものの、適度に緩んだバーンで滑走しやすい状態でした。
ただ、この時期は、寒暖の差が激しくなって、一旦緩んだバーンは夜間凍結により、アイスバーンになってしまいます。今日は問題なくアクセスできた稜線沿いも、天候によっては、アイゼンが必要な状態となりますから、十分な装備のもと、ご来場ください。
<ツアーコースの積雪状況>
先週より減少し、昨年の4月中旬並みの状況です。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪85センチ。(先週より25センチ減少、昨年より100センチ少ない)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪115センチ。(先週と同じ、昨年より25センチ少ない)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪190センチ。(先週より5センチ減少、昨年より85センチ少ない)
次回速報は3月18日(土)の予定です。(2023/03/11 21:00更新)
■2023年3月4日(土)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。
)
快晴無風、バックカントリー日和 |
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@ 2023/03/04 09:20 3月最初の週末 − 多くの登山者・スキーヤーが訪れる (ツアーコース入口) |
A 2023/03/04 10:50 名物ガイドと一緒に... (ツアーコース − 4〜5番標識間) |
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B 2023/03/04 13:20 |
C 2023/03/04 13:55 今日はどこを滑っても、どこを撮っても最高の一日 (摩利支天岳 − すべり台) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 3月最初の速報をお届けします。3月に入ると、少しずつ春の訪れが感じられるようになり、今日も多くの入山者でにぎわいました。今日は穏やかな一日でしたが、3月は冬と春が混在し、厳冬期以上に注意が必要です。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、雲一つない快晴の朝を迎えます。気温はマイナス8℃と冷え込んでいますが、陽が昇ると急に暖かさを感じるようになり、季節が春へと進んでいることがわかります。昨晩からの降雪はなく、道路は一部を除いて、ほぼ乾燥状態です。ただ、降雪や凍結はありますので、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンは必要です。
2月19日(日)に、乗鞍高原と白骨温泉を結ぶ乗鞍上高地スーパー林道B線で路面崩壊が発生し、それ以降、通行止めが続いています。県道白骨温泉線へ迂回できますが、路線バスは運休となっていますのでご注意ください。
Mt.乗鞍のゲレンデ内を歩く登山者の方へのお願いを前回2月25日(土)の速報にて掲載いたしました。ジグザグに歩く様子はなくなったとのことですが、大勢で横に広がって登る様子が今日も多く見られました。ゲレンデへのダメージが大きいため、登山道やバックカントリーを歩くように縦一列になって登るようお願いいたします。
<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はプラス6℃、朝一番の時点で30名ほどの入山者が訪れて出発の準備を行っています。木曜日の降雪が10〜15センチほど積もっていて、状態も悪くありません。訪れたスキーヤーも思いのほか良い状態に笑みがこぼれます。今日は日差しは強いものの、空気に幾分冷たさがあって、バーンの緩みはほとんどありません。ツアーコース全体として新雪は5〜15センチ程度です。11時の位ヶ原急斜面の気温はプラス6℃、新雪は10〜15センチ程度です。
今週のツアーコースは、木曜日の降雪で積雪の減少が抑えらえていていますが、今年は例年よりかなり少ないため、ツアーコース下山滑走は早めに不可能になる可能性が高い状態です。ツアーコースの積雪は3月中旬頃まで増加し、下山滑走は例年5月上旬まで可能ですが、滑走可否の判断となるツアーコース下部の現在の積雪状況は、昨年の4月上旬並みとなっています。
<位ヶ原、すべり台、富士見沢>
ツアーコースから位ヶ原に登ると、気温がマイナス2℃まで低下しますが、穏やかな快晴が続きます。今日は多くの登山者が山頂方面を目指す様子が見られました。山頂に向かった登山者の話では、肩の小屋から先はアイゼンが必要な状態とのこと。これからは日によってはかなり緩んで、アイゼンが必要でない状況もあるかもしれませんが、緩んだ分、今度はひどく凍結しますので注意が必要です。今日は穏やかな一日でしたが、3月は冬と春が混在し、天候はもとより、バーン状況は厳冬期以上に注意が必要です。
また、摩利支天岳のすべり台方面は、新雪は15〜20センチほど積もっていて、若干締まっていますが上部は申し分ないパウダーで、下部はややパック感がある状態。また、富士見沢方面は新雪が30〜40センチほど積もり、パックされた部分はすべり台より少なく、状態が良かったとのことでした。
<ツアーコースの積雪状況>
3月2日(木)の降雪で、新雪が5〜15センチほど積もっていて、この降雪により積雪減少が抑えられた模様です。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪110センチ。(先週と同じで、昨年より70センチ少なく、4月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪115センチ。(先週より5センチ減少、昨年より25センチ少なく、4月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪195センチ。(先週より5センチ減少、昨年より55センチ少なく、4月中旬並み)
次回速報は3月11日(土)の予定です。(2023/03/04 20:10更新)
●これより過去の速報はバックナンバーに格納しております
→ 速報バックナンバー2月分、速報バックナンバー目次(2023年1月以前の速報)
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