ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2005/09/10) A

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(Update:2005/09/15)

 

【高山植物】

コバイケイソウ(実・紅葉)

摩利支天岳の山肌を黄色く染めているのはコバイケイソウの紅葉であることは、前のページや先週のノリクラ雪渓カレンダーで紹介いたしました。ご覧のように先週よりもさらに黄色くなっている様子が分かります。そして刮ハ(さくか)が一段と大きくなっています。

 

コバイケイソウ(実・紅葉)
2005/09/03撮影

コバイケイソウの花はこの刮ハがついている一番上の枝のほかに、画像でもお分かりかと思いますが、刮ハの下の側枝にも花がついていました。しかし、刮ハができるのは一番上の枝についた花だけです。また、この時期に来年咲く芽が成長し始めるようで、来年、花をつけるかどうかは、今の時期の気候などにも影響があるようです。

 

クロウスゴ(実、紅葉)

そしてクロウスゴの実も、臼状のくぼみはっきりと分かるほど大きくなっています。また、こちらも少しずつ紅葉が始まっています。

 

トウヤクリンドウ(花)とチングルマ(実)

トウヤクリンドウが咲き出すと、高山植物の季節ももう終わりに近づいてきている証拠といってもよいでしょう。白い花びらに緑のラインがくっきりと目立つため、すぐに見つけることができます。大雪渓エリアではつぼみに近いものがありますので、まだまだ、これから楽しめる高山植物です。

 

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