第24回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍
2009/08/29〜30 B
【8月30日(日)、競技当日】
ゴール地点 |
こちらは早朝7時前のゴール地点。ご覧のように準備が始まっています。
地元の方々が総出で準備を進める |
テントの設営や選手誘導用のパイロンの設置など、地元の旅館・民宿などの方々を中心に行われています。昨晩の乗鞍高原の旅館・民宿は、選手の方やその関係者の方でどこも満室で、7時30分のスタートに体調を合わせるため、どこの宿泊先も朝食は5時前後に提供した後、このように大会運営に出向いています。
ゴール地点には計測装置が設置される |
こちらの県境がゴール地点。大会主催者の発表では、乗鞍高原の観光センター前のスタート地点から20.5km、標高差1260mあります。各選手の自転車に取り付けたセンサーからの電波を受けて、タイムの計測を行います。
手作業でゼッケン番号記録も合わせて実施 |
また、機械計測とは別に、目測でゼッケン番号の記録も行われ、万全の体制です。
ゴール地点以外でも、救護の車両や...
下山誘導の車両も現場に到着し、準備は着々と進められます。
無線係の方 − 朝一番からスタンバイ | 山麓からは絶えず雲が湧き上がる |
大会関係者の中で、もっとも早く現場にやってきたのは、無線係の方々。最近のノリクラ周辺の携帯電話の電波状況は、かなり良好ですが、携帯電話会社によっては、電波状況の悪いエリアがあり、無線での連絡手段は欠かせません。
8月30日(日)の朝の速報でもお伝えしたように、夜明け頃は朝日がまぶしく差し込む朝を迎えました。しかし、その後は山麓から湧き上がる雲に絶えず包まれてしまいます。もちろん、山麓の乗鞍高原でスタートを待つ選手の方々は、この雲海の下ですので、ゴール付近の状況はまったくうかがい知れない状況であったはずです。
【大雪渓 − トップの選手を待ちます】
そして、こちらは大雪渓前。
選手の手荷物満載のマイクロバスが続々とゴール地点へ |
旅館・民宿のマイクロバスには、それぞれの選手の下山用手荷物を満載し、うなりをあげて登ってゆきます。強い日差しが照り付けているときは、登ってきたときのスタイルで下山することも可能ですが、まず、間違いなく下山をはじめてすぐに芯から体が冷えてきます。
したがって、手荷物として預けるザックなどには、合羽やウインドブレーカーをしのばせ、通常、指きりのグローブを使用されている方は、指先まであるタイプのものを、入れておくと重宝するときもあります。
今日の大雪渓付近は、大会関係者以外、ほとんど訪れることができません |
いつもなら、一時間ごとにシャトルバスがやってきますが、今日は全面通行止めで、大会が実施されます。そのため、シャトルバスはもとより、タクシーなども通行ができません。大雪渓付近は、大会関係者以外、訪れる方はほとんどありません。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、通常通り、通行でき、シャトルバスの運行も行われており、畳平に訪れることは可能ですが、ゴール付近やコース上には、観戦するだけのスペースがなく、選手や大会関係者以外が立ち入ることは実質的に困難です。
絶えず山麓から湧き上がる雲間を、トップの選手がやってくるのを待ちます。
8時16分59秒 − 6号カーブ付近、トップの選手 | 8時17分40秒 − 6号カーブ付近、二番手の選手 |
8時16分59秒、宝徳霊神バス停付近、ゴールから3km手前地点にトップの選手の姿を見つけることができます。昨年よりも2分以上早いペースです。そして、8時17分40秒、二番手の選手の姿が見られます。どちらも独走体制です。
二枚の画像は、選手の位置関係が異なっていますが、同じ位置での時間差は50秒です。
トップは森本 誠選手 | 8時21分25秒大雪渓前を通過 |
トップは昨年に引き続き、森本 誠選手。大雪渓前を8時21分25秒に通過し、昨年よりも1分以上早いペースです。森本選手は、このまま1位でゴールします。(昨年は8時22分39秒通過)
二番手は竹谷 賢二選手 |
二番目にやってきたのは竹谷 賢二選手。トップの森本選手との差は1分04秒と、森本選手のペースが上がっています。竹谷選手は二位ですが、今回は招待枠参加のため、リザルトとしては計上されていません。
三番手集団 | 鵜沢 祐也選手 村山 利男選手 藤田 晃三選手(前から) |
トップから2分ほど遅れて三番手集団がやってきます。順番に鵜沢 祐也選手、村山 利男選手、藤田 晃三選手と続きます。
8時23分10秒大雪渓前を通過 |
村山選手の表情がいつも以上に険しさを見せています。三番手集団は最終的に順序が逆となり、藤田選手、村山選手、鵜沢選手の順にゴールします。
チャンピオンクラスの選手が続きます |
そして、チャンピオンクラスの選手が、後を追うようにゴールを目指して行きます。(→ Next)
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