ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.9(2010/07/10〜11) C

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(Update:2010/07/15)

 

【雪渓下部 W − エアー練習、ジュニアレーシング】

エア錬

モーグルの大会では、コース上に二つのエア台(ジャンプ台)があり、コブを滑走しながらエアーの技を決める必要があります。

 

バックフリップでノリクラに舞う

エアーの技もどんどん高度化していて、空中で回転したりひねりを入れたりと、エアリアルや新体操に近い動きも必要なようです。

 

雪上でのエア錬ができる場所はノリクラなど限られています

専用のモーグルコースを開設しているスキー場も多くなって、ウォータージャンプでエアーに特化した練習もできるようになって来ましたが、雪上で繰り返しエアーの練習ができる場所はここ乗鞍大雪渓のような環境など、限られたものとなっています。

 

さて、こちらはいつものジュニアレーシング。

 

いつものようにトレーニングを繰り返す

しっかりとしたエッジの捉え、ポジションの位置。そして、各個人の持つスキー操作の癖への取り組み...夏でも冬でもどのスキーヤーでも永遠のテーマとなっています。

 

「わかってるけど、なかなか...」

上手くできる日とできない日があり、「三歩進んで、二歩下がる」ことの繰り返しです。

 

スタート付近にはエア台が...

スタート付近には、モーグルの方々が先週あたりに作成したと思われるエア台が残っています。

 

思考を切り替えジャンプの練習

なかなかうまく行かないトレーニングを続けても意味のないこともあり、そんなときは思考を切り替え、エア台を使ってジャンプの練習。

 

大ジャンプ!

モーグラーのようにちょっとした技も入れてみて、いろんなバリエーションを取り入れての練習は気分転換にも一役買います。

 

そして、着地したらすぐに次の旗門へ...

 

通常のゲレンデではできない練習もノリクラなら可能

アルペン競技では起伏の激しいコースの場合、ジャンプしながら滑走することが求められ、ポールだけの練習ではなく、ジャンプへの対応も重要です。このような練習も通常のゲレンデではなかなかできず、ノリクラのような環境が必要なるわけです。

 

今日も色々なバリエーションを取り入れながらの練習が続いています。

 

【雪渓中段】

雪渓中段

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。もう少し雪解けが進むと画像中央部分に大岩の頭が見えてくるはずです。

 

昨年の雪渓中段 − 中央に大岩、今年の雪の多さがわかる
2009 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.9(2009/07/11) C

こちらは昨年の画像、先ほどの大岩が中央に確認できます。このときの大岩の高さはすでに2メートル程度まであり、今年の雪の多さがわかります。

 

先週の雪渓北端(肩の小屋登山道付近)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2010/06/30〜07/04) F
今週の雪渓北端(肩の小屋登山道付近)
雪解けは50〜70センチ

そして、この二枚の画像は雪渓の北側。大雪渓避難小屋付近の登山口から肩の小屋への登山道がこの付近にあります。登山道はまだ雪の下で、先週の画像からわかるように雪解けは50〜70センチ程度です。

 

三本滝から5時間 − アイゼンがあったほうがいいですね

登山道を示す誘導ロープがありますので、それに沿って登って行けば肩の小屋にたどり着くことが可能です。こちらの方々、三本滝を出発し途中までは車道を進んで摩利支天付近から登山道を登ってこられたとのこと。位ヶ原山荘より先はまだ積雪があり、「アイゼンがあったほうがいいですねぇ〜」とおっしゃっています。

三本滝をスタートして5時間。山頂まではこの先1時間〜1時30分程度。足取りも軽く、さらに先を進みます。

 

雪渓中段全景 −昨年よりも一週間以上遅い雪解け

昨年はやや早めの雪解けを見せたこともありますが、今年はそれよりも一週間以上遅い雪解けとなっています。 Next

 

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