ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2011/08/18〜19) B

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4  5

(Update:2011/08/25)

 

【雪渓下部 U】

石碑の岩

こちらは雪渓下部の南端に当たる石碑の岩。周辺は完全に雪解けが完了しています。

 

チングルマ 先週とほとんど変わらず

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週とほぼ同じ状態を保っています。昨年(2010年)は、完全にさく果が飛んでなくなっていましたが、一昨年(2009年)は、今年と同じようにきれいなさく果の綿毛を見せてくれました。

こちらのチングルマは、早い推移を見せた年の翌年は、今年のように遅い推移を見せ、ここ数年はその繰り返しを続けています。

 

雪渓上部下端部分

石碑の岩の東側にあるスキーヤー専用道を進むと、雪渓上部の下端に達します。

 

雪渓上部下端部分
下端部分は先週より17メートル上昇

雪渓上部の下端部分は、先週から17メートル上昇して、撮影地点から27メートル先にあります。

 

雪渓上部下端部分 − 昨年よりもやや遅い雪解け

先週と同様、昨年よりもやや遅い雪解け状況を示しています。

 

昨年の雪渓上部下端部分
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2010/08/21〜22) B
今週の雪渓上部下端部分
昨年よりも50センチ程度積雪量が多い

雪解け状況が遅いことが端的にわかる画像がこちらです。画像に写る大岩をご覧になるとお分かりですが、積雪量が昨年よりも50センチ程度多いことがわかります。

ほかのエリアは、昨年並みか、昨年よりも早い雪解け状況を示すところが大半ですが、雪渓上部の下端部分は、雪解けが遅くなってきている状況が続いています。

 

【雪渓中段】

雪渓中段

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。この位置からの画像では、積雪は完全になくなっているように見えますが、中央の大岩の反対側にまだ積雪が残っています。

 

昨年の雪渓中段
2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.15(2010/08/21〜22) C
先週の雪渓中段
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.14(2011/08/11〜13) C

今週の雪渓中段
昨年よりやや早い雪解け

これまでは昨年よりも一週間近く早い雪解けを示し、先週と比べてかなり雪解けが進んでいることがわかります。それでも、先週と同様、昨年よりやや早い雪解けにとどまっています。

 

雪渓中段全景 − 長さ22メートル×横幅15メートル

雪渓の大きさは、長さ22メートル×横幅15メートル。先週は、雪渓中段で滑走するスキーヤー・ボーダーの様子がありましたが、雪渓下部と同様に、今シーズンは滑走できない状況となりました。前述のとおり、昨年よりやや早い雪解けを示しています。 Next

 

Copyright (C)   乗鞍香辛料監視委員会

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  Next>>