ノリクラ 雪渓カレンダー
 
プレリリース版 Vol.4(2012/04/14) �D

【ツアーコース �U − 位ヶ原急斜面】

ツアーコース − 位ヶ原急斜面

こちらはツアーコース最後の位ヶ原急斜面。これまで樹林帯を切りとおしてコースが作られていましたが、この付近からはオープンバーンとなってきます。

昨年の位ヶ原急斜面 ２０１１ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4(2011/04/16) �D ↓	先週の位ヶ原急斜面 ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 Vol.3(2012/04/07) �D ↓

今週の位ヶ原急斜面 先週より２０センチ減少、昨年より１メートル多い

位ヶ原急斜面の積雪は先週より２０センチ少なく、昨年と比べて１メートル多い状況です。

いや〜、今回も辛かったですね〜。	でも、位ヶ原山荘があるから．．．

今朝、休暇村ゲレンデを出発した常連の方が、位ヶ原山荘から下山されてきました。「いや〜、今回も辛かったですね〜。でも位ヶ原山荘があるから、一日の山行をやり遂げるモチベーションにつながりますよ。」

スキー場の営業が終り、ゴールデンウィークが始まるまで期間、位ヶ原山荘は連日営業から金曜日から月曜日までの営業に変更されます。週末中心の営業ではあるものの、やはり、今日のような天候の時こそ、「駆け込み寺」的な重要な存在とも言えます。（ゴールデンウィークからは連日営業となります。）

２０センチほどの新雪	先週より積雪量が減少するがブッシュは少なくなる

ストックで突き刺して２０センチほどの新雪です。先週よりも積雪量は減少していますが、ブッシュの分布はむしろ少なくなっています。

不安定な雪層が懸念され雪崩に注意

雨が降ったり、雪が降ったりと、雪層のコンディションは不安定な状態が懸念され、今回も位ヶ原急斜面上端部分や屋根板などでは小規模な雪崩が見られました。

＜編集後記＞

一年の中にはいろいろな区切りの時期があります。ノリクラでのシーズンの区切りを挙げるならば、７月から１０月までのグリーンシーズンや、１２月上旬から３月までのゲレンデシーズンは、大きなシーズンの区切りになるかと思います。

また、４月中はシーズンの区切りが目白押しにやってきます。４月上旬のスキー場終了、４月中旬には県道乗鞍岳線の冬季閉鎖の一部解除、そして、４月下旬のゴールデンウィークには乗鞍岳春山バスの運行開始と、ほぼ、毎週のように何らかの区切りがやってきます。このように多くの区切りが訪れるということは、４月は季節が一気に変化することに関連があるわけです。

周辺の雪の融け方で季節感を感じるか、流れる風に空気感が緩んできた様子から春を感じるか、福寿草・水芭蕉といった早春の花々の芽吹きから春を感じるか、人それぞれ季節を感じるポイントは様々です。しかし、季節感を感じ取るということを常に心がけることが、一番大切なことだと思います。

ゲレンデシーズンが終了して憂鬱になるスキーヤー・ボーダーの方も多いことと思います。でも、いろいろな季節感を感じ取ることができれば、一年を通して、新たな楽しみ方を発見できるかもしれません。

■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。（乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。）