ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.9(2012/07/06〜07) B
【雪渓中段】
雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。もう少し雪解けが進むと画像中央部分に大岩の頭が見えてくるはずです。
こちらは雪渓中段の北端。肩の小屋への登山道がこの付近にはあるはずですが、まだ、雪の下に閉ざされています。
7月になると学校登山でここを登る様子が見られます。ただ、肩の小屋からの下りについてはスリップの危険性から、当面はこのルートを通らずに、畳平へ抜けたほうがよいでしょう。
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昨年の雪渓中段北端部分(登山道) 2011ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.9(2011/07/07〜09) E |
今週のの雪渓中段北端部分(登山道) 積雪量は1メートル以上の違いがある |
ご覧のように昨年と比べて、積雪量は高さ1メートル以上の違いが見られます。
雪渓中段の南部分で、石碑の岩の少し上部に当たる箇所です。ご覧のとおり、岩が姿をあらわしてきました。また、雪面がかなり汚れていることがわかります。
雪渓の下を流れる雪解け水や雨水が、この付近から噴出して土砂を押し流したためです。例年見られる現象で、土砂が噴出すると雪解けが加速します。
【雨の中の肩の小屋】
大雪渓の北端にある肩の小屋。晴れた日なら、広場のベンチに腰を下ろして休憩する登山者の姿がありますが、土砂降りの雨の中では、人影は全くありません。
小屋の中に逃げ込む登山者の姿もなく、今日は立ち寄る登山者の全くない状態...
外仕事も全くできず、内部の細かな仕事を見つけて、片付けて行きます。今日は売店の商品一覧表の見直し作業です。
来客もなく仕事がないからといって、外出する先もないのが山小屋。細かなことでも仕事を見つけることができれば、何もない自然の中から楽しみを見つけることも容易にできるようになるでしょう。(→ Next)
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