ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.15(2012/08/16〜19) F

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(Update:2012/08/23)

 

【8月16日(水)、剣ヶ峰登山】

8月16日(木)、早朝7時 肩の小屋
山麓は快晴、この付近は濃霧

こちらは8月16日(木)、早朝7時の肩の小屋。山麓の乗鞍高原ではきれいな青空が広がっていましたが、標高2780メートルのこの付近では、ご覧のような濃霧に包まれています。

 

蚕玉岳 − 稜線超えの霧が吹きぬける 頂上小屋

肩の小屋から登山道を登り、稜線に到達すると、稜線を超える風が激しく吹きぬけ、霧雨も降る状態に...それでも、時折、雲間に青空がのぞき、天候は次第に回復傾向へと向かって行きます。

右の画像は剣ヶ峰山頂直下にある頂上小屋です。

 

登山道が頂上小屋の軒先を通る

頂上小屋は登山道の目の前にあります。というよりも、頂上小屋の軒先を通らないと山頂には行けないといったほうが良いほどです。小屋の女将さんはそんな登山者に一人一人声をかけていました。

 

8時の剣ヶ峰山頂 − まだ濃霧に覆われる

8時過ぎの剣ヶ峰山頂。今日はさほど風は強くないものの、絶えず濃霧が流れていて、今日ばかりは「登山は朝一番」という定石は成り立たないようです。

 

朝霧に濡れて輝くコマクサ

今年はコマクサの当たり年のようで、剣ヶ峰付近でも数多くの花が咲き乱れています。朝霧に濡れて輝くコマクサの様子を見ると、登山の疲れなど忘れてしまいます。

 

剣ヶ峰山頂(長野側) − 朝日神社、大勢の方が押し寄せる

山麓の天候が良いこともあって、今日もたくさんの登山者が剣ヶ峰山頂へお越しになる様子があります。こちらは長野県側の朝日神社です。正面に小さな祠がありますが、2010年に新しく立て替えられました。そのときの祠上げの様子は、2010ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.8(2010/06/30〜07/04) @ 【剣ヶ峰山頂への神祠上げ】 をご覧ください。

剣ヶ峰山頂(岐阜側) − 乗鞍本宮

こちらはその反対側(岐阜県側)にある乗鞍本宮です。今日は眺望が効かないため、周辺の山並みは何も確認できませんが、天候の良いときはこちらから御岳などの山並みがくっきりと見られるはずです。

 

剣ヶ峰への登山道 − 天候がよければ、子供さんも登れる

山頂への登山道はきれいに整備されているため、天候条件が悪くなければ、小さな子供さんでも登ることが可能です。

 

頂上小屋を通って山頂へ

時刻は11時30分。絶え間なく多くの登山者が訪れます。

 

突如、霧が抜けて眼下に位ヶ原が − 一斉にカメラを構える

それまで周囲を覆っていた雲が抜け始め、位ヶ原などの絶景が眼下に眺められるようになってくると、一斉にカメラを構える様子が登山道のあちこちで見られます。

 

蚕玉岳山頂 −なだらか山容

蚕玉岳(こだまだけ)の山頂はなだらか山容を持ち、のんびりとされる方々の様子が見られます。

 

晴れたり雲ったりを繰り返す

先ほどまで青空が広がっていたかと思うと、再び濃霧に見舞われる状況が繰り返されます。

 

朝日岳山腹 −九十九折れ 登る人・下る人がお互いに譲りながら...

稜線に到達するまでの朝日岳山腹は、岩場の中を登山道が九十九折れにルートが切られています。登る人と下る人がお互いに道を譲りながら進みます。

 

剣ヶ峰登山 − 年齢を問わず楽しめる

剣ヶ峰登山は、小さなお子さんからご高齢の方まで、さらに小さなお子さんの場合は、お父さんの背中に揺られて山頂を目指す様子もあり、気軽に3000メートル急の山並みを楽しむことができるところに大きな特徴があります。

 

肩の小屋

頂上から下山して約50分。肩の小屋に戻ってきました。

 

たくさんの登山客で賑わう

お昼時を迎えて、肩の小屋では屋外も屋内もたくさんの登山客で賑わっています。

 

軽食コーナーはフル稼働

そして、もっとも忙しいのは、そば・うどんなどを提供する軽食コーナー。スタッフの手が止まる瞬間がありません。

 

肩の小屋 − たくさんの方がお越しになるのを待ちしています

肩の小屋は畳平からのルートと大雪渓からのルートの合流地点で、ちょうど中間地点でもあります。そのため、この時期は多くの登山者が訪れるポイントでもあり、悪天候時には重要な避難場所でもあります。

 

肩の小屋へ向かう専用道

こちらは畳平から肩の小屋へ向かう専用道。ここからの眺望もなかなかなもの...

 

大雪渓 位ヶ原

ご覧のように剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳山頂から大雪渓、そして、位ヶ原まで一望できます。

白一面の大雪渓(雪解け前)
ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.3(2012/05/26〜27) A
白一面の位ヶ原(雪解け前)
ノリクラ 雪渓カレンダー  Vol.3(2012/05/26〜27) A

こちらは、3ヶ月前の同じ箇所の画像。一面銀世界が広がっています。まったく風景であるとは想像できないほどです。

目線上に雲が浮かぶ

 モクモクと湧き上がる雲が目線と同じ位置に浮かんでいます。

 

空の青と雲の白、そして、緑の美しさが広がっています。

 

夏空のヒルクライム

この日は、お盆休み期間中でも、もっともよい天候の一日となり、ヒルクライムにお越しになる方もたくさんいらっしゃいました。ノリクラは登山だけでなく、ヒルクライムも人気があり、なだらかな山容が色々な人々に愛されているものと考えられます。 Next

 

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