第27回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
 
(2012/08/25〜26) F

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(Update:2012/09/10)

 

【表彰式】

大会会場 特設ステージ

すべての選手が下山して、13時からの表彰式はこちらの大会会場の特設ステージで始まります。

 

リザルト発表

会場の片隅にはリザルトが発表され、多くの人が集まっています。

 

完走証の発行

そして、選手一人ひとりに完走証の発行も即時行われます。

 

チャンピオンクラス優勝 森本 誠選手

入賞は各クラス上位10名で、それぞれのクラスごとに入賞者が表彰式の始まるのを待ちます。その最前列にある姿は、チャンピオンクラス優勝の森本 誠 選手。

一昨年の第25回大会で三連覇を記録し、昨年は大きな期待が寄せられましたが体調不良で思うような記録が出せませんでした。そんな中、見事の復活劇を見せてくれました。

 

まさか最後のスプリントになるとは... 一緒に戦った選手と語らう

ゴール間際のスプリントでトップに立つことができ、「いや〜こんな展開は初めてですよ。本当に最後の50メートルでしたよ。この展開を狙っていたわけではありませんが、もしかすると、そうなるかも...という予感はしていました。」

風邪をこじらせるなど万全な体制ではなかったという森本選手。最後までもつれ込んだレースを一緒に戦った選手と一緒に語らう様子も...「乾選手は常にコーナーでインを突いてきて、コーナーを出ると数メートルはすぐに離されるちゃうんですよ...」

 

8位入賞の村山 利男 選手 − 「みんな喜んでくれるからね〜 うれしいよ!」

そして、見事復活といえば、8位入賞の村山 利男 選手。「入賞うれしいですよ。(私が入賞すると、)ジジイ連中、みんな喜んでくれるからね〜。それがまたうれしいんだよねぇ〜。」

ご自身の年代のことを「ジジイ連中...」なんておっしゃっていますが、その横で10位入賞の本柳 隆志選手が「自分の年代の選手も、村山さんが調子合わせて走ってくれるのはうれしいですよ。」と語りかけると、「そんな調子いいこと言っちゃってくれて〜〜、ますますがんばんなきゃ!」

 

そして、チャンピオンクラスの表彰式が終り...

 

ウィナージャージ、着て見せて!

各クラスの優勝者にはウィナージャージが贈られます、例年なら表彰台の上で着用して記念撮影となるはずでした。しかし、今回は着用することなく表彰が終わってしまったため、個別に着用シーンの撮影に応じてくださいました。

 

やはりこのシーンがなければ...

やはり、このシーンがなければ表彰式が決まりませんね...

 

賞状と一緒に...

そして、賞状と一緒に村山選手も記念撮影。

続けられる原動力はコレ...(アルコールパワー!)

続けられる原動力はなんでしょうか?とおたずねると、「(コップを持つ仕草をして)コレだって言ってるでしょう〜コレだけのためにガンバってるんだから...でもレース前はあんまり飲まないよ。5合位かなぁ〜(日本酒!!)。」

レース前夜に日本酒5合とは驚きです。「でも、レース前に1升飲んだらダメ〜。若いときはそれで何度も失敗してるから...シーズン中はタバコも一日一本にとどめてるし、アルコールパワーをしっかり蓄積しているから、これからもまだまだ『伸び代』はありますよ〜」

禁酒・禁煙に加えて体重制限してヒルクライムレースに臨む選手の多い中、人間臭い一面を持つ村山選手を見ると、多くの選手から共感を呼ぶのもわかる気がします。

 

ロード女子A優勝 金子 広美選手(右)、ロード女子B優勝 中込 由香里選手(左)

各クラスの表彰式が続く中、大きなパラソルにはロード女子A優勝の金子 広美選手とロード女子B優勝の中込 由香里選手。

 

ロード女子A表彰式

ロード男子の表彰に続き、ロード女子の表彰が行われます。

 

二つの乗鞍を制覇 − 「やはり練習量でしょうか〜」

また、7月8日に開催された第9回乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムでも、女子総合1位を果たしていて、長野県側のコースと岐阜県側のコースの二つの乗鞍を制覇されたことになります。これは金子選手が初めてです。

 

並大抵の努力ではできない

表彰台の一番高いところに立ち続けることは、並大抵の努力では達成できないこと...

 

松本 雪子選手も入賞!

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の出場は今年で3回目の松本 雪子選手。昨年と同様に入賞できて、うれしい笑顔を見せてくださいました。

 

「何とか昨年の落車事故から復活しました!」 − 宮崎選手

復活といえばこちらの方も...お会いするとまず第一声は、「何とか昨年の落車事故から復活しました!」

一昨年、初めて出場して初入賞を果たしたものの、昨年は大会1ヶ月前にトレーニング中の交通事故で脳挫傷という重傷を負ってしまいました。そして、今年は一昨年よりもさらに順位を上げて、再び表彰式に臨むことができ、見事な復活劇を見せてくれました。

 

いよいよノリクラの夏も終わります − 明日からまた新たな一年が始まる

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終わると、ノリクラの夏も終わります。そして、この大会を目指してきた数多くの選手の夏も終わります。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終わった後は、どんなに暑い日が訪れても、ノリクラは秋の雰囲気に包まれて行きます。

大会まで連日のように、早朝トレーニングをこなしてから会社に通い、帰宅してから再びトレーニングという選手もいらっしゃったでしょう。

今日を境に再び一年がスタートします。明日からの365日...次の大会に向けてのステップがまた刻まれます。

 

<編集後記>

今年の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍も無事に終了いたしました。今回レース終了まで綺麗な青空に恵まれました。おそらくここ数年の中で最もよいコンディションだったと思います。

 

ことしからJCA会員の先行受付などが始まり、エントリー数は4531名とここ数年では最も多い出場者数となりました。今回より計測方式がネットタイム形式になり、着順が正式な順位にならないため、ゴール直前のバトルを繰り広げても、結果を見るまでは相手選手との勝敗がわからず、勝負の駆け引きという点の面白さが欠ける点があるのも否めません。また、下山も事故防止の観点から、例年以上に慎重に行われ、昨年よりも下山までに時間がかかったという声もありました。

 

ただ、これだけの大規模な大会を運営して行くためには、正確・厳正・安全といったキーワードを元に実施して行く必要があり、また、これらの問題点をさらにクリアして行くことも、次の大会へとつながって行くことと思います。

しかし、このすばらしいロケーションがあるからこそ、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が実施できることは間違いありません。

 

来年もぜひ、このすばらしいロケーションの下でお会いできることを楽しみにしております。

 

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