ノリクラ 雪渓カレンダー
 
プレリリース版 Vol.5(2013/04/20〜21) A

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(Update:2013/04/25)

 

【三本滝レストハウス】

こちらは三本滝レストハウス前駐車場。観光センターから約7kmのところにあります。

 

雪に閉ざされ、駐車場は15台ほどで満車

まだ、半分程度しか除雪が進んでなく、7時過ぎの時点で15台ほどの車がお越しになっていますが、すでに満車に近い状態です。

 

駐車場周辺は1メートル以上の積雪−駐車スペースが狭小
=春山バス利用時は観光センター前駐車場を=

三本滝レストハウス周辺は、まだ積雪が1メートル以上もあり、次週末(4月27日(土))には乗鞍岳春山バスの運行が始まるため、狭小な三本滝レストハウス前駐車場はかなりの混雑が懸念されます。そのため、乗鞍岳春山バスをご利用の方は、観光センター前から乗車されることをオススメします。

 

出発準備の様子

そして、駐車場では出発の準備の光景がいつものように始まっています。

 

初めてのバックカントリー
シールの装着も「手取り足取り」

ノリクラでのバックカントリースキーは初めて、そしてバックカントリーに出かけるのも初めて...すべてが初めてということで、シールの装着方法も「手取り足取り」の状態...

 

不用意に放置されたチートシート
=おもわず足で押える=
小物類は体から離さない・すぐに収納するクセを...

指導されている方の目に留まったのは、不用意に地面に放置されたチートシート(シールの剥離シート)...思わず足で抑えてしまいます。

「こんな風にしておくと、フィールドではすぐに風で飛ばされてしまいますよ!」と、急いで拾ってシートをたたみます。しかし、2枚1組のシートを重ねて一緒にたたみ始めようとします。
「1枚ずつたたんでおかないと、スキーからはずしたシールをチートシートに張り合わせるとき、手間がかかりますよ。」と、申し上げると、バラしてたたみ直されましたが、そのときも、片方のシートを地面にそのまま放置してしまう様子が...(笑)

フィールドで小物類を風に飛ばされないようにするためには、「アイテムは常に体から離さない・すぐにザックにしまいこむ」というクセを身に着ける必要がありますね...

 

準備完了・出発!

一つ一つを実際に体験しないと身に付かないものですね。無事に準備が整えば出発です。

 

シールはアイスバーンにあると全く効かない アイゼン携行は必須!

雪質は千差万別であることはご承知のことと思います。シールでの登行は非常に機動力がありますが、グリップが効きにくいバーンコンディションになると、登行が極端に困難になります。特にアイスバーンになるとまったく歯が立ちません。そのため、アイゼンの携行はスノーシューでの登行以上に必須といえるでしょう。

 

来週から乗鞍岳春山バスが運行 − 静かなノリクラは今週まで

「来週から賑やかになりますね〜」

乗鞍岳春山バスが来週(4月27日(土))から運行が始まります。天候にも左右されますが、かなりの賑わいが予測されます。これまでの静かなノリクラが一変する状況で、本格的な春山シールとなるはずです。そんな静かなノリクラを最後に楽しんでおこうという方が、今日は目立ったように感じられました。

 

【かもしかゲレンデ】

かもしかゲレンデ − ブッシュ・石など全くありません

それでは、かもしかゲレンデからツアーコース入口を目指します。かもしかゲレンデはリフト営業が終了してから2週間が経過しますが、ブッシュ・石などが出ている箇所はまったくありません。

 

こちらはかもしかゲレンデを横切る県道乗鞍岳線(エコーライン)。

 

ここでスキーをはずす シールが貼られていません

ここでスキー板やスノーシューをはずして、アスファルトの車道に下りる必要があります。スキーでかもしかゲレンデを登って来られたこちらの方、通常、スキーの滑走面にはシールが装着されているはずでが、裏返してみるとシールが貼ってありません。たまに登行ために滑走面にうろこが刻まれたスキー(ステップソール)で登って来られる方もいらっしゃいますが、滑走面を見てもごく普通のスキーで、クトー(スキーアイゼン)を装着しただけの状態です。

 

クトーだけで登ってきました

このクトーは縦方向にもグリップの効くタイプで、「新雪はダメですが、今日のような硬い雪ならクトーだけで問題ありませよ。」とのこと...「シールだけ装着してクトーなし」というパターンはよくあるものの、「クトーだけ装着してシールなし」という方は初めてお会いしました。

 

先週は3番標識で断念! − 今日はもう少しがんばります...

「いつも見てますよ!」と、声を掛けてくださったこちらの方。「先週もやってきましたが、休暇村からの出発でしたから、3番標識で断念しました。今日はもう少しがんばってみたいと思います!」

 

いつもご覧下さりありがとうございます

いつもご覧くださり有難うございます。このように声を掛けてくださることは、取材やWebSite運営の励みになります。ですから、ぜひとも、気軽にお声を掛けて下さると幸いです。

 

昨年の切り通し箇所
2012ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) A
今週の切り通し箇所
高さ3メートル − 昨年より低い

 切り通し部分の雪の壁は高さ3メートル。先週と変わりありません。なお、昨年は3.5メートルでした。

 

昨年のヘアピンカーブ(35号カーブ)
2012ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2012/04/21) A
今週のヘアピンカーブ(35号カーブ)

 切り通しの雪の壁が高いため、さらに上部に向かうには除雪された道路を経由して進みます。こちらは道路のヘアピンカーブ部分。

 

上部ゲレンデへ−高さ2メートル、昨年より若干多い

上部ゲレンデに向かう箇所の積雪は2メートルほど。昨年は1.8メートルでしたので、今年の方が若干多い状態となっています。ここからさらにかもしかゲレンデを登って、ツアーコース入口を目指します Next


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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