ノリクラ 雪渓カレンダー
 
Vol.21(2013/09/28〜29) D

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(Update:2013/10/03)

 

【今シーズン最後のご来光バスに乗って...】

早朝4時前の観光センター前駐車場 − 今シーズン最後のご来光バス

早朝4時前の観光センター前駐車場。日の出まで1時間30分近くありますので、周囲はまだ真っ暗。こちらは観光センターに到着したご来光バスです。気温は6℃とこの時期としては高めの気温かと思います。ご来光バスは9月末までの運行ですから、残すところあと二日...今シーズン最後のご来光バスの様子をお伝えします。

 

6台運行 周囲はまだ真っ暗...

今日のご来光バスは6台運行されました。この時期としては格段に多い台数。このところ安定した天候が続き、今日も終日晴マークの並ぶ天気予報が発表されていましたので、多くの方がお越しになったものと思われます。

日の出に間に合うように運行する必要がありますので、出発間際の乗車は運行時間の遅延の原因となります。また、ご来場の乗客数に応じて運行台数を算出し、乗車券販売などの手続きも必要ですから、少なくとも定刻寄りも10〜15分程度前には乗車口にお越しください。

通常、ご来光バスは定刻の30分くらい前には観光センターに入線し、乗車券販売やバス乗車が開始されます。

 

三本滝ゲート まだまだ闇夜が続く

こちらは三本滝ゲート、ここからマイカー規制が始まり、夜間(夕方6時〜翌朝6時)までは通行禁止のため、ゲートが施錠されていますが、ご来光バスの通行は許可されていて、バス会社の係員がゲートを開けて先に進みます。

料金や乗り降りできるバス停は、日中に運行されるシャトルバスと変わりありません。そのため、観光センター前以外のバス停(休暇村や三本滝)からも乗車することが可能です。

 

位ヶ原山荘 ようやく空が白み始める

こちらは標高2350メートルの位ヶ原山荘前。空が少しずつ明るくなってきました。

 

県境で臨時停車

シャトルバスの場合は、大雪渓・肩の小屋口バス停を過ぎると終点の畳平に入線しますが、畳平では日の出を見ることができません。そのため、ご来光ポイントに近い県境付近に臨時停車します。

 

バスから降りて富士見岳や大黒岳へ

時刻は5時を過ぎたところ。ご来光ポイントはバスを降りた県境付近でももちろん楽しむことができますが、すぐ隣の富士見岳や大黒岳へ向かう様子も見られます。

 

大黒岳登山道 山頂まで15分程度

一番のオススメは大黒岳からのご来光です。ただ、今日の日の出時刻が5時40分で、ご来光バスの下り臨時便が5時51分ですから、大黒岳山頂から10分で下山しなければなりません。体力に自信がない方は、乗り遅れる可能性がありますので、バスを降りたすぐのところの県境付近からご来光を楽しむことをオススメします。

大黒岳でご来光を楽しむ方の大半は、ご来光バス下り臨時便には乗車せず、その次の7時05分畳平発のシャトルバス下り便をご利用されているようです。その場合、県境付近のご来光バス臨時バス停には停車しませんので、下山後は畳平まで向かう必要があります。

 

大黒岳山頂 すでにたくさんの方がお越しになる

大黒岳山頂にはすでに50名以上の方が日の出の瞬間を狙っています。気温は6℃、ほぼ無風でこの時期としては珍しく暖かな夜明けを迎えています。

 

八ヶ岳 − 今日の日の出は左端の蓼科山あたりから

遠方に見える山並みは八ヶ岳。その左端の蓼科山あたりから今日の日の出を迎えるはずです。

 

日の出10分前

日の出10分前、空が明るくなると同時に稜線付近の黄金色がさらに輝きを増してきました。

 

5時40分 − 日の出 朝日を浴びて...

そして、5時40分、蓼科山の山頂付近から、今日の日の出を迎えました。今日のように雲ひとつない快晴の日は日の出時刻どおりにご来光を拝むことができますが、稜線付近に雲がたなびいていたりすると、定刻よりもさらに遅れることがあります。

しかし、その場合は雲が綺麗に朝焼けすることもありますので、そんな日の出を迎えるのも雲海の躍動感を感じられるものです。日の出は毎日やって来ますが、唯一無二であるからこそ、毎回感動を与えてくれるわけです。

 

秋のノリクラは初めて来ました! 

いつもは夏スキーにしかノリクラにお越しになったことのないこちらのお二人。WebSiteで紅葉が進んでいることを知って、今日はご来光も同時に楽しもうということでお越しになりました。夏のノリクラとは全く異なる景色にすでに興奮状態...これから、位ヶ原方面へ紅葉散策に歩いて向かうとのことです。

 

日の出10分後、5時51分ご来光バス下り臨時便が発車 − 大黒岳からの下山では乗車に間に合いません

そして、5時51分、ご来光バス下り臨時便が県境付近の臨時バス停に到着します。大半の方は、このあと紅葉散策や登山などに出かけられるようで、6台運行されたご来光バスに乗車された方は20〜30名ほどでした。また、購入した往復乗車券の復路券(下り券)は、このあと運行されるシャトルバス下り便にも利用できますので、一日を十二分に楽しむことができます。

なお、大黒岳山頂から臨時バス停まで下山に10分程度かかりますので、大黒岳でご来光を楽しんだ場合は、ご来光バス下り臨時便に間に合わない可能性がありますのでご注意下さい。

ご来光は天候に大きく左右されます。乗鞍高原で星空が広がっていても、山頂付近は濃霧で視界が効かない場合もあり、全く日の出を確認できない場合もあります。その場でも、道路状況に問題がなければ、ご来光バスは運行されますので、天気予報などをしっかりとチェックされたうえで、ご来光バスを楽しんでください。

また、この時期は山麓でも朝晩は冷え込み、防寒着を着て出発されると思いますので、服装の心配ありませんが、夏場でも日の出前後は10℃以下となりますので、どんなに暑くても長袖・グローブは必須です。夏季は山麓では暑いため、忘れがちになりますから特にご注意下さい。 Next


■ご注意■

今回の大雪渓関連の記事はノリクラ初心者の方を対象にしておりません。ノリクラデビューをお考えの方は来年の夏シーズンをご検討ください。
これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈します。今後、大雪渓に新雪が降った場合でも、急斜面とアイスバーンが残っていて、この時期にノリクラの雪渓で滑走されたことのない方や、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

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