第16回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム

(2019/07/06〜07) @

 

 


 

昨年度の大会は大雨のため中止になり、今年も連日のように雨が続きました。「2年も連続して中止なんてありえない!何としてでも開催したい!」という気持ちが通じたのでしょうか、若干不安定な天候ではあったものの無事に開催することができました。

今年は約700名の方が参加され、新たにe-BIKE(電動アシスト自転車)の部門が新設されました。ノリクラの豊かな山岳風景を手に取るように楽しんでもらうには自転車が最適なアイテムですが、急坂を登るヒルクライムは一般人には敷居がなかなか高いスポーツ。そんな矛盾を解消してくれるアイテムとしてe-BIKEが着目され、今回はテスト走行という位置づけでカテゴリーが作られました。

有力選手が名を連ねるチャンピオンクラスからe-BIKEまで、頂点から山麓まで幅広い方々に楽しんでいただける大会となって行くことが期待され、さらには大会を契機にノリクラに足しげくお越しいただけたらと思います。

それでは、今年も大会の様子をお伝えしたいと思います。なお、過去の大会の様子は、ノリクラ ヒルクライム・マラソン大会関連(乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム) から、ご覧頂くことができます。

 

◎ 今回の目次

Page-1 : 【7月6日(土)、大会前日の受付会場】
Page-2 : 【7月7日(日)、レース当日の朝】       【開会式、そしてレースが始まります】
Page-3 : 【レース展開T、スタート〜平湯峠】       【レース展開U、平湯峠〜ゴール】
Page-4 : 【いよいよゴール】        【ゴール後のひととき】
Page-5 : 【表彰式】        <編集後記>

●参考資料●
(表) − 【7月6日(土)〜7月7日(日)の大会日程】 (Page-1)
(表) − 【7月7日(日)、クラス別スタート時刻】 (Page-2)
(表) − 【リザルト − 総合1位〜10位】 (Page-4)
(表) − 【出走者数・完走率】 (Page-4)
(外部リンク) − 【リザルト − 全選手】
 
●過去の大会●
第15回大会(2018/07/07〜08) ※ 大雨のため中止
第14回大会(2017/07/08〜09)
第13回大会(2016/07/09〜10)
第12回大会(2015/07/11〜12)
第11回大会(2014/07/12〜13)
第10回以前の大会(乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムINDEX)

 

 

 

 

【7月6日(土)、大会前日の受付会場】

大会会場の殿下平総合交流ターミナル

こちらは大会会場の殿下平総合交流ターミナル。大会前日の今日はこちらで選手受付が実施されます。基本的に当日の選手受付は、やむを得ない事情がない限り実施されていませんので、必ず前日にお越しください。また、グループで代表の方が取りまとめたり、代理の方の受付でもかまいません。

 

実行役員後藤 穂氏と大会事務局の担当の岡部さん

最初に出迎えてくださったのは、大会の実行役員である後藤 穂氏と大会事務局の担当の岡部さん。今年の大会の特徴についてお聴きすると「やはりe-BIKEでしょうか?ウチの大会が国内で最初に応募を開始しました。最近e-BIKEの人気が高まっていて、本大会でもレースとして実施した場合にどのような結果が出るのか検証するため、今年は表彰等を行わないテストレースを行います。」

 

コース図 − 【地図拡大】
(大会レコード:59分25秒 第14回大会 田中裕士選手)

レースは乗鞍スカイラインを
通行止めにして実施します

レースは標高1360mの殿下平総合交流ターミナルをスタートし、ここから1kmほど先の分岐点から旧国道の県道5号乗鞍公園線に入り、平湯峠から乗鞍スカイラインを進んで、標高2702mの畳平がゴールとなります。全長18.4km、標高差1342m、平均勾配7.2%のヒルクライムレースです。なお、コースレコードは、第14回大会(2017年)の59分25秒(田中 裕士選手)。

こちらのコース図は大会公式のコース図に難易度をくわえております。全体的には序盤の勾配がきつく、体力・経験値によって異なりますが、一般的には劇坂区間は3ヶ所あります。

<劇坂区間>
● 赤線@ −1km地点の国道から分岐して平湯峠(4km地点)まで
● 赤線A − 4.4km地点の平湯峠から7.4km地点の夫婦松駐車場まで
● 赤線B − 12km地点から1〜2kmまで

@とAは序盤にありますので、ここをいかに辛抱して乗り切るかが、完走できるカギを握っているといえます。なお、猫岳中腹の14km地点付近森林限界が始まり、天候・気候の急変があるかもしれません。また、桔梗ヶ原に到達して最後の青線部分1km程度は、傾斜が緩くなり、高速で飛ばせるはずです(体力が残っていれば...)

 

【7月6日(土)〜7月7日(日)の大会日程】

  時刻 実施項目
7月6日(土) 12:00〜16:00 選手受付 <殿下平総合交流ターミナル>
7月7日(日) 6:00〜7:40 荷物受付 <殿下平総合交流ターミナル>
  7:50 応援バス発車 <殿下平総合交流ターミナル→畳平>
  7:20 開会式 <殿下平総合交流ターミナル>
  8:15〜 スタート <殿下平総合交流ターミナル> → 参照 : クラス別スタート時刻(2ページ目)
  10:00 足切り時間 <夫婦松>
    自転車先導にて下山開始(夫婦松駐車場で約10分間休憩)
  11:10 競技終了 <畳平>
  下山後 計測チップ回収 <殿下平総合交流ターミナル>
  12:15 表彰式<殿下平総合交流ターミナル>

レース前日の7月6日(土)、及び、レース当日の7月7日(日)の日程はご覧のとおりです。

 

選手受付

大会本部があるテントにはカテゴリーごとに受付場所が決められています。

 

初めての参加 − 「ノリクラは景色がいいって聞いたので」

こちらの方は今回初めての出場。「ノリクラは景色がいいって聞いたので応募してみました。まだ、一度もノリクラを走ったことがないんですよ。」

 

応援バスの受付

そして、選手の受付だけではなく、大会当日のレース前にバスでゴールまで先に向かい、ゴール付近で選手の応援ができる応援バスの受付もこちらで実施されています(有料)。

 

明日はゴールで応援します
(e-BIKEなら出場したい〜)

左の方は、「一度、長野県側のエコーライン(県道乗鞍岳線)を走って、こんなに景色が良い所があるんだ!」と、感心し、今回応募されたとのこと。そして、応援バスのチケットを大事に持つ右の方は、「明日はもちろんゴールでの応援に努めますが、もし、私の欲しいe-BIKEが国内で手に入るようになったらe-BIKEで出場しようと思います。」とのこと...

「普通のロードバイクでノリクラ登るのはちょっと...」という方でも、「e-BIKEなら行ってみたい!」と、考えている方は結構いらっしゃるようです。

 

検車場(有料) − 事前に検車されていない場合はこちらにて

ほとんどの方が自転車を持参されずに受付で終了します。大会要項にも記されているように、あらかじめ地元の近くなどの自転車ショップに持ち込んで点検をお願いしていますので、会場に自転車を持ち込む必要がありません。しかし、諸事情により事前に点検を受けなかった方は会場内の検車場にて点検が受けられます(有料)。

 

そして受付の真向いでは...

 

参加賞 − Tシャツ(左)、キャップ(右)

エントリー時に参加賞を申請された方は、記念Tシャツかキャップのいずれかを選択されたかと思いますが、その参加賞の引換をこちらで行っています。なお、参加料(エントリー料)は、参加賞の有無によって若干異なりますが、昨年大会(2018年大会)に申し込まれた方は参加賞なしの料金で参加賞を選ぶことができました。

 

スカイラインは広くて路面もいいので走りやすいよ 乗鞍スカイライン開通初日にも来ました!

「いや〜初めての参加だよ。スカイラインは道幅が広く路面もいいので、もっと多く方に来てもらえるんじゃないかな〜」と、そして右の方は5月15日のスカイライン開通当日にお越しになりました。

 

自転車関連用品の展示販売するブース

そして、選手駐車場内には自転車関連の用品を展示販売するブースが設けられています。最新モデルの試走やパーツの相談などを行っていました。

 

矢部周作選手(本大会三連覇)

今回も数々の選手にお会いすることができましたが、もちろん、注目される有力選手も会場に訪れて下さいました。

かつては実業団のカテゴリーもあり、その当時は誰もが一般クラスより実業団の方が速いと思っていました。しかし、その思い込みを打ち破ったのが矢部 周作選手(画像中央)。一般クラスで2度の総合優勝、その後、実業団が廃止されチャンピオンクラスが設立された2016年も総合優勝を果たし、本大会三連覇の記録を持っています。もちろん、明日もトップの座を狙います。

 

楽しく走れたらそれで十分... 明日は天候の心配もなさそう〜

昨年は怪我の影響があって、今年は何とか練習を再開したレベルとのこと。「明日は天候の心配もなさそうですので、楽しく走れたらそれで十分...」と、おっしゃっていますが、おそらくこれまでと同じく序盤からバンバンなく飛ばして行くのではないかと思います。

 

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