ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.5(2021/10/02) B

 

 

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(Update:2021/10/04)

 

【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】
★見頃になりました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

先週の位ヶ原山荘付近
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2021/09/25) A
今回の位ヶ原山荘付近

標高2350メートルの位ヶ原山荘付近は、ダケカンバとウラジロナナカマドの二種類の構成となりますが、ダケカンバの比率の方が多くなり、黄色から褐色のダケカンバの屏風にウラジロナナカマドの赤が点在する構成となります。

先週よりも黄色の色付きがはっきりしてきて、屋根板のダケカンバは今ほぼピークを迎えたといってもよいでしょう。

 

2019年の位ヶ原山荘付近
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2019/10/05) D
2020年の位ヶ原山荘付近
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A

こちらは昨年・一昨年の様子。昨年は若干遅れ気味ですが、例年10月上旬頃にはダケカンバの黄色の屏風がみごとに広がります。

 

先週の屋根板方面(大黒尾根・富士見沢)
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2021/09/25) A
今回の屋根板方面(大黒尾根・富士見沢)

遠目で見ると先週とあまり変化が無いように感じられますが、落葉が進んでいます。

2019年の屋根板方面(大黒尾根・富士見沢)
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2019/10/05) D
2020年の屋根板方面(大黒尾根・富士見沢)
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A

若干ではありますが、昨年・一昨年よりもまだ色合いが浅いかもしれません。今年はこれ以上の発色は進まずに落葉するかもしれません。

 

ダケカンバとウラジロナナカマドが発色が綺麗に揃い、また、雲一つない快晴となって、まさに紅葉日和となりました。週末にここまで条件が揃うことはなかなかなく、2014年以来の状況です。

【参考−2014年、週末に快晴と紅葉のピークが重なったときの模様(2014/09/27〜28)】

2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) D   【9月28日(日)は終日快晴、紅葉日和】       【9月28日(日)は終日快晴、登山日和・御岳の噴煙】
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) E   【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】       【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近) T】
2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) F   【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】       【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】       【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】

 

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】

★見頃を過ぎつつあります(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

冷泉
2019年の冷泉
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2019/09/28) D
2020年の冷泉
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A

こちらは標高2230メートルの冷泉。落葉が始まっています。例年とほぼ同じような状態です。

 

今回の冷泉小屋付近

2020年の冷泉小屋付近
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.5(Vol.22 2020/10/03) A

しかし、それは冷泉周辺だけのようで、冷泉小屋付近は綺麗な色づきとなっています。ダケカンバの黄色がまだ若く、来週にはきれいな黄色になっていると思われます。

 

今回の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)

冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり、荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。先週は良い状態の紅葉でしたが、今週は落葉が始まってきました。

2020年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.5(Vol.22 2020/10/03) A

昨年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2019/09/28) D

近年は上部の大雪渓・位ヶ原エリアとほぼ同時に紅葉が見頃を迎えて、大雪渓・位ヶ原エリアよりも若干長めに楽しむとができる状態でしたが、今年は大雪渓・位ヶ原エリアよりも先に落葉が進んでいます。

 

中腹エリアのウラジロナナカマドは状態が良い

それでも周辺には、まだ見頃が続いている箇所も残っています。

 

今回の29号カーブ上の直線区間
先週よりも色づきがはっきりと

更に下って29号カーブ上の直線区間。先週よりも発色が進んで見頃の状態になってきました。

 

2020年の29号カーブ上の直線区間
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A

 

こちらは昨年の模様。ほぼ同じ状態です。

冷泉・摩利支天エリアは、次週にはほぼ終了し、見頃は次のコーナーでお伝えする摩利支天〜三本滝エリアへ移ることになりますが、ただ、こちらもすでに落葉が進んでいます。

 

【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】
★見頃に差し掛かりました(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

摩利支天付近

標高2000〜1800mの摩利支天〜三本滝間。

 

2020年の摩利支天付近
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A
今回の摩利支天付近

今年は上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉が綺麗でしたが、山麓寄りのエリアの紅葉が芳しくない模様で、しっかりと色づかないうちに落葉が進んでいます。

 

2020年のかもしかゲレンデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(Vol.22 2020/10/03) A
今回のかもしかゲレンデ

ただ、かもしかゲレンデ付近は綺麗に色づきが始まりましたので、次週末には紅葉が楽しめると思われます。

【次週末は...】 次週末は上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は終了し、位ヶ原山荘付近のダケカンバは見頃がまだ続くと予測されますが、落葉が目立って来ると推測されます。見頃のエリアは摩利支天付近とかもしかゲレンデ付近かと思います。また、さらに山麓の乗鞍高原の紅葉が見頃に達するかどうか微妙なところで、次週末は見頃のエリアが少ない可能性もあります。そのため、上部の紅葉が終わって、山麓の紅葉が始まる間の端境期になる可能性がありますが、これは例年よくあることです。

なお、次週末の予測には、過去のノリクラ雪渓カレンダーの様子を参考になさってください。(昨年の様子 → 2020ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(Vol.23 2020/10/10) @

 

 


 

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