【速報バックナンバー 2017年3月分】

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◎ 3月

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■2017年3月25日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/03/25 09:00
本日も150名近くの入山者が訪れた
(ツアーコース入口)
A 2017/03/25 10:30
快晴無風、冷え込んだ空気に包まれバーンは締まったまま
(ツアーコース − 5番標識付近)

B 2017/03/25 13:35
登頂成功! − 稜線は穏やかな春の雰囲気
(摩利支天岳 すべり台頂上)

C 2017/03/25 14:10
森林限界のパウダーは裏切りません
(摩利支天岳 すべり台)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日も快晴無風の朝から始まり、日中にかけても良い天気が続き、小春日和の一日となりました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス11℃、昨晩の降雪はなく、周辺道路も完全にドライ状態。そろそろ、スタッドレスタイヤの交換時期を探る時期になってきたと思われますが、まだ、降雪があってもおかしくない時期ですので、もうしばらくは様子を見たほうがよさそうかと思われます。

3月下旬に差し掛かると、Mt乗鞍のゲレンデも場所によっては雪解けが進み、春特有のグサグサ雪に置き換わってくるものの、ここ最近は天気が良くても気温が低い状態が推移していて、日中でもほとんど緩まず、ゲレンデコンディションは真冬とほとんど変わらない状態です。また、レストハウスやまぼうし前も豊富な積雪量があって、スキー学校に至っては、入口の方が低い状態がまだ続いています。
リフト営業は、ほぼ定刻通りに始まり、9時過ぎにはツアーコース入口にたどり着くことができました。なお、鳥居尾根クワッドリフトは、明日3月26日(日)で、今シーズンの営業が終了します。また、スキー場全体の営業終了は4月9日(日)予定となっています。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温は4℃、ぽかぽか陽気を通り越して暑ささえ覚える状態。すでに30〜40名ほどの入山者がお越しになって出発の準備を始めます。そして、多くの方がアウターをザックに押し込む様子もみられます。ツアーコース入口急斜面は5センチ程度の新雪がうっすら積もる程度。下地の硬さは感じられるものの、シールのグリップが効かないほどではありません。また、下地が硬いため、ツボ足でもそれほど沈み込みはなかった模様。日差しの暖かさを十分に受けて、額に大粒の汗をにじませる方も見られました。

ツアーコースのコンディションは全体的に5センチ程度の新雪が乗っている状態が続きます。ただ、標高2235メートル付近の3番標識からは、冷たい空気に置き換わり、汗は収まって程よい状況になってきました。また、この冷たい空気のおかげで、強い日差しを受けても、ツアーコースの新雪の雪質変化はほとんどありませんでした。
11時の位ヶ原急斜面の気温は、マイナス4℃、少し薄い雲がなびく状態ですが、きれいな青空が続きます。ただ、やはり、厳冬期並みのくっきり感はなく、中央アルプス・南アルプス・八ヶ岳などの遠方の山々は霞んではっきりしませんでした。位ヶ原急斜面も新雪5〜10センチ程度で、パウダーを楽しめるといえるほどの積雪はありません。

<森林限界>
ツアーコースを抜けて、13時の位ヶ原の気温はマイナス4℃、冷たい西風にさらされ、アウター・厚手のグローブが必要となり、厳冬期並みのコンディションになります。先週まではひどいアイスバーンが見られたものの、今週は着雪性のよい積雪に見舞われて、シールのグリップが効かないほどのひどいアイスバーンはほぼなくなりました。

そして、今日は山頂方面を目指す方も多くみられましたが、この時期はまだ直登することは不可能で、肩の小屋から夏の登山道とほぼ同じルートで登ることをオススメします。また、肩の小屋から山頂方面はアイゼンが必要です。また、山頂方面からの滑走においては、蚕玉岳直下のバーン、及び、朝日岳からのバーンのいずれも、吹き溜まりを除いて、アイスバーンやシュカブラ(風紋)がひどく、滑走に適さないことの方が多いかと思われます。剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳方面からの滑走は、春山バスの運行が始まるゴールデンウィーク頃からがオススメの時期となります。なお、この時期の森林限界以降の滑走は摩利支天岳のすべり台、及び、富士見沢がオススメエリアです。

14時の摩利支天岳すべり台頂上の気温はマイナス8℃、やや風があるものの、さほどの寒さはなく、訪れた方もお昼休憩を取る様子がみられました。厳冬期のすべり台頂上では、極寒と強風のため、とても休憩などできる状態ではなく、そんなところからも、春の気候に置き換わって来たと感じられます。また、頂上付近にはアイスバーンはなく、シールで登行が可能です。そして、一部パックされた部分もあったものの、若干重たさがあるものの、素直にターンできるパウダーが残っていて、さすがに森林限界のパウダーは裏切りませんでした。


<ツアーコースの積雪状況>
ほぼ例年なみの積雪量です。位ヶ原急斜面、位ヶ原3号カーブ付近で雪崩の跡が見られましたので、ご注意ください。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪195センチ。(先週より5センチ減少、昨年より135センチ多い)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪160センチ。(先週より5センチ減少、昨年より75センチ多い)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪272センチ。(先週と同じ、昨年より137センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/03/25 14:00更新)

 

【3月25日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年3月18日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/03/18 08:10
快晴の朝
(Mt.乗鞍)
A 2017/03/18 08:55
朝一番のリフトはザックを背負った方々ばかり...
(かもしかリフト)

B 2017/03/18 09:10
入山の準備
(ツアーコース入口)

C 2017/03/18 09:20
10時までに100名が入山 − 今期一番の賑わい
(ツアーコース入口)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日に続いて、今日も快晴の朝を迎えました。春分の日を含めた三連休初日の今日、朝一番で100名もの入山者が訪れ、ツアーコースは今期一番の賑わいになりました。本日は都合により、ツアーコース入口までの取材にとどめさせていただいておりますが、ツアコース、及び、森林限界以降の様子については、昨日3月17日(金)の速報をご覧ください。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、昨日と同様、快晴無風の朝を迎えます。昨日はきれいな朝焼けが見られましたが、今日はほんのり赤くなった程度で、青空はモヤが若干かかった状態でした。気温はマイナス10℃、昨晩の降雪はなく路面は乾燥していて、乗鞍高原一帯は一部を除いて、凍結箇所はほとんどありません。しかし、まだ、しばらく降雪凍結の可能性が続きますので、スタッドレス、及び、タイヤチェーンの傾向をお願いいたします。

Mt.
乗鞍は、普段の週末以上の人出が見られ、第3駐車場には続々とマイカーがお越しになります。路面は乾燥しているものの、駐車場はほぼ全面凍結状態。かなり滑りやすいため、転倒には十分ご注意ください。そして、リフト営業は、いつもより若干早めに運行が始まり、運行開始から10分程度で、夢の平クワッドリフトの係員の手には、回収した1回券が分厚い束となり、すでに50枚に達しています。この先のかもしかリフトも同様で、朝一番はツアーコースへの入山者ばかりでした。

<ツアーコース入口>
9時のかもしかゲレンデの気温は0℃、運行開始から10分程度しか経過していませんが、すでに50名以上の方々が入山に向けた準備を始めています。シールを装着するスキーヤーと、スノーシュー・アイゼンを装着する登山者は、ほぼ半々といったところ。そして、強い日差しでぽかぽか陽気になっていますから、アウターをザックに押し込んだり、背負ったボードにかけて登る様子も見られます。順次出発しますが、あとからどんどんお越しになるため、最終的に人影が途絶えたのは、10時近くになってからのこと。この時点で、すでに100名もの方が入山いたしました。おそらく最終的には150〜200名に及ぶものと考えられますが、間違いなく、今期一番の入山者数となると考えられます。

本日は、都合により、ツアーコースや位ヶ原、摩利支天岳東斜面のすべり台などの状況はお伝えできませんが、昨日3月17日(金)の速報にてご確認ください。
なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/03/18 12:15更新)

 

【3月18日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年3月17日(金)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/03/17 09:25
今日も快晴 − 陽気は春そのもの
(ツアーコース入口)
A 2017/03/17 10:15
ツアーコース内はゲレンデのような締まった雪質
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2017/03/17 12:10
この辺りから冷涼な澄んだ空気に置き換わる
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2017/03/17 14:10
位ヶ原よりさらに上部エリアに来てようやくパウダー
(摩利支天岳東斜面・すべり台)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 通常、土曜日にお送りしておりますが、今回は一日前倒しして、お送りいたします。明日から春分の日を含めた三連休。先週はでは日差しの暖かさをあまり感じられなかったものの、今日は完全に春の日差し。ただ、上部はまだまだ冬の空気に包まれ、春と冬とが混在した雰囲気でした。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス11℃まで低下しますが、さほどの寒さはありません。体のほうが厳冬期に慣れきってしまったのでしょうか?松本の日の出時刻は、もう5時台に突入しましたが、6時過ぎからノリクラの白肌はピンクに染まり始め、やがて、オレンジに変化しながら、朝焼けを楽しませてくれます。昨晩からの降雪はなく、乗鞍高原周辺の路面は、第3駐車場方面も含めて、ほぼ乾燥した状態です。ただ、まだ降雪に見舞われる日がありますので、冬用タイヤ、及び、タイヤチェーンの傾向は必要となります。

今日は平日とあって、Mt.乗鞍は人出がやや少ない状態ですが、学校が春休みに入り、学生さんの姿があちらこちらで見られました。バーン状態は、固めの仕上げたきれいな圧雪状態で、ゲレンデをかっ飛ばすには、なかなか最適な状況だったと思われます。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温は0℃、もちろん、快晴無風が続いています。この天候ですから、平日ではあるものの、すでに10名ほどがお越しになっています。この先のツアーコースのバーン状況は、硬めの下地の上に10センチ程度の締まった新雪。さらに、それが太陽の熱を受けて変化し始めている状態です。まさに春のバックカントリー状態に近づいています。このコンディションは最上部の位ヶ原急斜面まで変わりありません。

12時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス4℃、西側・北側は雲一つない晴天ですが、南側は活発に変幻自在に流れる春の雲が湧き上がります。それでも、空気は住んでいて、春と冬とが混在し、遠景の山並みもくっきりと映えています。

積雪量は5番付近より山麓側では先週よりも減少し、6番以降は若干増加傾向が見られる状況から、今後はツアーコースでは減少に転じ、位ヶ原より上部で積雪が増える傾向となると考えられます。

<森林限界以降>
ツアーコース位ヶ原急斜面の先からは、急激に冷たい空気に覆われ、13時の位ヶ原の気温はマイナス10℃まで低下します。位ヶ原のアイスバーンはかなり縮小したものの、場所によってはシールが全く効かないところもありますのでご注意ください。また、シュカブラも無数にありますので、滑走には十分注意が必要です。
そして、新雪感が得られるようになるのは、さらに登って、摩利支天岳東斜面(通称:すべり台)あたりからですが、こちらも場所によってはパック感があるところがあり、厳冬期のようなパウダーはなく、やや締まった感触の雪質でした。また、すべり台上部はほぼアイスバーン状態で、ルートを間違えると、最上部まで登ることが困難ですので、アイゼンは必ず携行してください。

<ツアーコースの積雪状況>
ほぼ例年なみの積雪量です。6番付近の谷はほぼ埋まりました。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪200センチ。(先週より2センチ減少、昨年より118センチ多い)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪165センチ。(先週より5センチ減少、昨年より80センチ多い)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪272センチ。(先週より18センチ減少、昨年より132センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/03/17 19:45更新)

 

【3月17日(金)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年3月11日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/03/11 09:15
今日は絶好の山スキー日和−本日入山者150名、今期最高
(ツアーコース入口)
A 2017/03/11 10:20
ノリクラを真正面にポーズ
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2017/03/11 11:55
厳冬期の深い青空にまだまだ満ち溢れている
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2017/03/11 13:20
全山にわたって締まった新雪
(摩利支天岳東斜面、通称:すべり台)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は「完全快晴無風」の一日。まさに山スキー日和の一日で、週末に限れば、今シーズン最高の天候だったといってよいでしょう。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス7℃、明け方は綺麗なモルゲンロートに白肌の乗鞍が赤く染まりました。3月も中旬に近くなると、空の雰囲気が春っぽくなって、淡い青空になってくるものの、今日は厳冬期とほぼ同じ深い青空が広がっています。昨日は夕方近くまで降雪があって、かもしかゲレンデ付近では少なくとも20センチの積雪があった模様ですが、昨晩以降の降雪は全くなく、乗鞍高原周辺の道路は一部を除いて、ほぼ乾燥した状態になっています。ただ、まだ降雪が見られる時期ですので、スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンの携行が必要です。

Mt.乗鞍では、本日、第50回乗鞍ダウンヒルスラローム大会が開催され、駐車場には数多くのアルペンレーサーの姿が見られ、第3駐車場では、いつもよりもマイカーの台数が多いように見受けられます。リフト営業は定刻通りに始まり、かもしかリフトにおいては定刻より10分早く運転開始されました。また、バーンコンディションはかなり良好! 柔らかい新雪が綺麗に圧雪されていて、ワンランク上の滑りができそうと錯覚させられるバーンです。

<ツアーコース>
9時もしかゲレンデの先のツアーコースは、快晴無風が続き、気温は0℃。すでに30名ほどの方が出発の準備をされていて、最終的には150名ほどが入山し、今期最高の人数をカウントしました。強い日差しに、アウターは不要で、出発前からザックに押し込む方も数多く見えます。
入口急斜面の新雪は20センチほど、昨日降雪があった割には、締まった感触のもので、新雪ではあるもののパウダーといえるかどうか微妙なところ。この降雪量と雪質は、ツアーコース最上部の位ヶ原急斜面まで変わりありません。

1番標識付近では摩利支天岳と剣ヶ峰が並んでみられるビューポイントになっています。そこにやって来たのは雷鳥調査の一行。標高2130メートルの1番標識付近には雷鳥は見られませんが、数多くの小鳥たちがこの日差しを喜んでさえずり渡り、双眼鏡を片手に観察を始めます。厳冬期はホシガラスくらいしか確認できませんが、ここではコガラ・ヒガラ・ゴジュウカラなどが確認された模様でした。春が待ち遠しいのは人間だけでなく、小鳥たちも同じだということが良くわかったワンシーンでした。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス2℃、もちろん快晴無風が続いています。新雪は20センチほどで、締まった新雪は山麓側のツアーコースと変わりません。太陽の灼熱を受けてもあまり雪質に変化はないものの、シールがやや滑りやすい状況だった模様ですが、それほど大きな問題ではありません。なお、ツアーコースの全体的な積雪量は先週とほぼ同じです。

<森林限界以降>
ツアーコースを登り切った先の位ヶ原は、昨日の降雪はやや湿り気があった模様で、厳冬期よりも着雪が良い状態で、先週のアイスバーンがかなり減少しています。午後になってもよい天候が続き、肩の小屋方面やすべり台方面は数多くの登山者・スキーヤーが登って行きます。すべり台でも、落ち着いた雪質で、ツアーコース内とほぼ同じ状態。また、最上部の肩の小屋・コロナ観測所分岐点(すべり台最上部)に差し掛かると、アイスバーンが広がっていますが、1本だけシールでも登行可能なルートがあり、最上部まで今回はシールで登ることができました。そして、多くの方はさらに先の富士見沢をめざし、無数のシュプールが刻まれていました。こちらも雪質はほぼ同じ状態です。

13時の肩の小屋・コロナ観測所分岐点(すべり台最上部)の気温はマイナス10℃。ただ、完全快晴無風のため、寒さは全くありませんでした。

今日は本当に最後まで良い天候に恵まれましたが、6年前の今日は東日本大震災があり、翌日3月12日は土曜日で、通常取材に現地入りいたしました。3月12日(土)の早朝には新潟中越地方でも地震があり、この地震の影響とみられる雪崩が富士見沢・位ヶ原急斜面などで発生しました。そして、天候は良かったものの、震災直後の自粛と電力不足・ガソリン不足のため、特に関東方面からの来場者が激減しました。また、Mt.乗鞍も電力不足のため、予定を早めて営業終了された記憶があります。


<ツアーコースの積雪状況>
ほぼ例年なみの積雪量です。6番付近の谷はほぼ埋まりました。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪202センチ。(先週より3センチ減少、昨年より117センチ多い)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪170センチ。(先週より5センチ増加、昨年より75センチ多い)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪290センチ。(先週より22センチ増加、昨年より140センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は、都合により一日前倒しして3月7日(金)にお届けする予定です。 (2017/03/11 19:30更新)

 

【3月11日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年3月3日(金)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/03/03 10:40
綺麗な青空が広がって来た
(ツアーコース − 1番標識付近)
A 2017/03/03 12:25
新雪10〜20センチ − パウダー完全復活までもう少し
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

B 2017/03/03 12:30
この先暴風 − ここで撤退でも青空に満足!
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2017/03/03 13:05
位ヶ原は所々にアイスバーンが残る − アイゼン携行を
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日からの降雪で、ツアーコースのバーン状況復活が期待されたものの、思ったほどの降雪ではなく、もう一降りほしいところです。今日は西高東低の冬型の気圧配置となり、早朝から急激に天候が回復したものの、それと同時に強風に悩まされた一日でもありました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、小雪の舞う朝を迎えます。気温はマイナス2℃、観光センター前駐車場の昨晩からの降雪は数センチにとどまっています。それでも今週はほとんど降雪がなく、観光センターで冬季営業しているバックカントリーのガイドツアーを行う会社の方は、「今週はほとんど雪がなく、雪かきは久しぶりです。」とのことでした。

時間の経過とともに、上空に青空が広がり、それと同時に風がつよくなってきて、周囲は地吹雪に近い状態に。そのため、Mt.乗鞍は、リフト運行開始が30分ほどずれ込む状況も見られましたが、鳥居尾根以外は9時30分までにはすべて運行開始されました。
なお、道路はMt.乗鞍事務所前から第3駐車場・休暇村方面にかけて積雪凍結していますので、スタッドレスタイヤ、また、タイヤチェーンの装着が必須です。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス4℃。強風に足早に流れる雲の中、滲んだ青空が広がって太陽が強く輝きます。今日は平日ということもあり、朝一番の入山者は3名にとどまっています。新雪は10〜20センチ、硬い下地にうっすらと乗っている程度で、ストックで突き刺すとコツコツと下地をたたく音が響きます。この状態はツアーコース最上部の位ヶ原急斜面まで変わりません。ただ、下地と新雪の着雪性は比較的良好で、シールがスリップするようなことはなく、先週の状況から比べると、かなり安全に登ることができる状態に回復しています。

天候は回復傾向で、10時30分頃には、ほぼ完全に青空に支配されるようになってきて、山頂方面もくっきりとしてきます。ただ、いつもは平穏なツアーコース内にも冷たい北風が吹き抜け、この強風がトレース跡を30分程度で完全にリセットしてくれます。もっとも、それだけ軽い雪質である証拠とも言えます。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス10℃、こちらも新雪は10〜20センチで下地の硬さがあります。そして、その上の位ヶ原は轟々と音を立てて、雪煙が渦を巻いているため、今日は全員ここで撤退となりましたが、この青空に皆さん満足されていたようです。

そして、位ヶ原急斜面のパウダーランは、強風の影響もあって、やや締まった感触の新雪で、吹き溜まりでは足を取られ、雪付きの悪いところでは、下地のアイスバーンにエッジを取られてバランスを崩す状況で、ほどよい雪付き場所を探しながら滑走するとパウダーランを楽しむことができるかと思います。このような状況のため、パウダーゾーンとしてはもう一降りほしいところと言えるでしょう。

<位ヶ原>
ツアーコースは表面的なアイスバーンはなくなりましたので、シールで問題なく登行ができる状態に復活したものの、位ヶ原は先週と同じく、アイスバーンがむき出しになっている箇所が点在しています。そのため、シールの場合はルートを見誤ると登ることが困難になりますので、アイゼンは必ず携行してください。

<ツアーコースの積雪状況>
ほぼ例年なみの積雪量です。6番付近の谷はほぼ埋まりました。
・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪205センチ。(先週より5センチ増加、昨年より110センチ多い)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪165センチ。(先週と同じ、昨年より78センチ多い)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪268センチ。(先週より10センチ減少、昨年より138センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/03/03 17:30更新)

 

【3月3日(金)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

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●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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