【速報バックナンバー
2018年2月分】
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■2018年2月24日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ウインターシーズンは雪渓カレンダーの更新はありません)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )
@ 2018/02/24 10:10 硬い下地に新雪2〜3センチ − シールが効かずツボ足で (ツアーコース − 入口急斜面) |
A 2018/02/24 10:45 天候は猛吹雪へ (ツアーコース − 3番標識付近) |
B 2018/02/24 12:10 |
C 2018/02/24 12:15 悪天候につき、今日はここでミッション終了! (ツアーコース − 位ヶ原急斜面) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 2月も残すところあとわずか...厳冬期もそろそろ終わりに近づきつつあるのに、今日は朝の晴天から一転して猛吹雪の一日となってしまいました。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、青空が広がる良い天気の朝を迎えます。気温はマイナス6℃ですが、寒さはありません。昨晩の降雪はほとんどなく、乗鞍高原周辺の道路は、一部を除いて乾燥状態です。ただ、まだまだ降雪の季節は続きますので、スタッドレスの装着、または、タイヤチェーンの携行は必須です。
今日はこれから天候が悪化する予報が出ていましたが、それよりも早く天候が変化し、早朝ははっきり確認できた山頂方面は8時頃には姿を消し、8時30分ごろから降雪が始まります。雪の降り方は次第に強くなり、9時過ぎのかもしかゲレンデでは積雪2〜3センチ程度まで降り積もります。
この一週間は良い天気が続き、Mt乗鞍のバーンはやや硬めでしたので、恵みの雪になった模様です。
<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス4℃。もう、このころになると単なる降雪ではなく、吹雪といってもよい状態になってきます。朝一番のツアーコース入口には10名ほどの方がお越しになり、この天候にも関わらず、最終的には40名ほどに達した模様です。入口急斜面は昨日までのトレースがそのまま残ったアイスバーンの上に、今朝からの降雪が5センチ程度降り積もった状態。もう少し降雪があれば問題なかったものの、降雪量が少ないため、硬い下地を覆い隠すには至らずシールが効きにくく、転倒が相次ぎ、中にはシールを断念して、ツボ足で登るスキーヤーもいらっしゃいました。その後も吹雪は勢いを増すものの、硬い下地の上に軽い降雪という組み合わせのため、激しく降っているにも関わらず、思ったようには積雪量が増えません。
正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス8℃、今朝からの降雪は15センチ程度で、こちらでも下地の硬さがはっきりわかる状態です。天候はさらに悪化し、周囲の木々は轟々とうなりをあげ、ツアーコース内でも時折強風が吹き抜ける状態です。そのため、多くの方が位ヶ原急斜面より先の森林限界には向わずに下山されました。
先ほども申し上げたように、今日のツアーコースは、昨日までの硬いトレースが残ったままの所へ、今朝からの降雪が15センチほど降り積もったバーン状態となっていますから、下地がうねりが表面上わかりません。そのため、しっかりとスキー板を保持しながら滑走しないと、バランスを崩したり転倒する恐れがありますのでご注意ください。
速報を書く17時現在もまだ降雪が続いていますが、下地の硬さが感じられなくなるまでの降雪量には至らないと思いますので、明日以降お越しの方は、プチパウダー程度の期待度にとどめていただいた方が良いかと思われます。
<ツアーコースの積雪状況>
今週は降雪がほとんどなく、先週より積雪量が減少して昨年よりも少なくなり、2月上〜中旬並みになっています。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪175センチ。(先週より5センチ増加、昨年より25センチ少なく、2月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪165センチ。(先週より15センチ減少、昨年と同じで、2月下旬並み)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪260センチ。(先週より15センチ減少、昨年より18センチ少なく、2月中旬並み)
次回速報は3月3日(土)の予定です。(2018/02/24 17:20更新)
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2017ノリクラ雪渓カレンダー正式版
は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2017/12/31)<最終号>をもって2017シーズンの連載を終了させていただきます。2018シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
2017年 |
2018年 |
||||||
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月〜10月 | |
速報 | × |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ノリクラ 雪渓カレンダー |
× | × | × | × |
プレリリース版 |
正式版 |
●速報●
<2017年11月>
お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2017年12月〜2018年3月>
ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降>
春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2018年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2018年5月中旬頃を予定しております。
■2018年2月17日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ウインターシーズンは雪渓カレンダーの更新はありません)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )
@ 2018/02/17 09:30 降り始めから約3時間、すでに20センチ近い新雪が (ツアーコース入口) |
A 2018/02/17 12:25 この先の位ヶ原はホワイトアウト − 入山不能 (ツアーコース − 位ヶ原急斜面) |
B 2018/02/17 12:10 |
C 2018/02/17 12:35 ツアーコースは全面パウダー (ツアーコース − 1〜2番標識間) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 今日は夜明けとともに雪が降り始め、ツアーコースのみならず、ゲレンデサイドもパウダーゾーンに一変するほどの勢いで雪が積もりました。まだまだ、降雪は続いていますので、明日はパウダー狙いのバックカントリースキーヤーにとって、絶好の一日なると思われます。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、6時頃から降り始めた雪が2〜3センチ降り積もり、銀世界の朝を迎えます。気温はマイナス5℃で、牡丹雪が吹雪に近い降り方を見せ、あっという間に積もって行きます。そのため、夜明け前までは乾いたアスファルトの路面も真っ白になり、観光センターに訪れた観光バスは早速チェーンの装着を始め、朝一番の路線バスもタイヤチェーンを装着して運行していました。
Mt.乗鞍のゲレンデは、明け方までに圧雪作業が完了したバーンの上にうっすらと新雪が積り、時間ととも新雪部分がどんどん厚くなって行きます。かもしかゲレンデは9時のリフト運行開始時点で10〜20センチ程度の新雪となり、パウダー狙いのスキーヤー・ボーダーが一斉に新雪に飛び込んで行きました。
<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス6℃、この時点ですでに20名近くの方が出発の準備を始めています。天候は明け方よりもさらに悪化して、ひどい吹雪になってきました。ただ、あまり寒さは感じられず、ツアーコースを登り始めた方の中には、セーターなどのミッドレイヤーを途中で脱ぐ様子も見られました。ツアーコース入口急斜面の新雪はすでに20センチ程度まで降り積もっています。雪質はノリクラにしては若干湿り気が感じられるものの十分軽いものです。この先の新雪の積雪量は吹き溜まりで40センチ程度になっていますが下地に硬さがあって、その下地の硬さがスキーの滑走性を手助けしてれるため、快適なパウダーランを楽しむことができます。
正午の位ヶ原急斜面はかなりひどい吹雪となり、視界は100メートル程度まで悪化し、気温はマイナス12℃まで低下します。そのため、多くのスキーヤー・ボーダーの方は、ここで引き返した模様ですが、11号カーブまで向かった常連スキーヤーは、「とにかく、この先はは天候がひどい。今シーズン1〜2番の酷さだと思う。」と、おっしゃっていました。
今日はツアーコースは全面パウダーゾーンになっていますので、あえて、上部エリアに向かう必要がないほどで、午後からさらに天候は悪化し、速報を書く17時現在でも、まだ吹雪が続いている状態です。そのため、明日は間違いなく、きれいなパウダーを楽しめるはずです。ただ、強風でバーン表面が叩かれて、締まった雪質になる箇所もあるかもしれません。また、急激な積雪量の増加に伴う雪崩への注意も忘れないようお願いいたします。
<ツアーコースの積雪状況>
週の初めの降雪と本日の降雪で、3番標識付近と5番標識付近は昨年の最大積雪量に達しました。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪170センチ。(先週より15センチ増加、昨年より10センチ少なく、2月中旬並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪180センチ。(先週より30センチ増加、昨年より40センチ多く、3月上旬並みで昨年の最大積雪量を超える)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪275センチ。(先週より35センチ増加、昨年より40センチ多く、3月中旬並みで昨年の最大積雪量並みとなる)
次回速報は2月24日(土)の予定です。(2018/02/17 17:30更新)
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2017ノリクラ雪渓カレンダー正式版
は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2017/12/31)<最終号>をもって2017シーズンの連載を終了させていただきます。2018シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
2017年 |
2018年 |
||||||
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月〜10月 | |
速報 | × |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ノリクラ 雪渓カレンダー |
× | × | × | × |
プレリリース版 |
正式版 |
●速報●
<2017年11月>
お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2017年12月〜2018年3月>
ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降>
春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2018年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2018年5月中旬頃を予定しております。
■2018年2月10日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ウインターシーズンは雪渓カレンダーの更新はありません)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )
@ 2018/02/10 10:10 新雪10〜20センチ − 表面が締まっている (ツアーコース入口急斜面) |
A 2018/02/10 13:25 ベテランの面々が新人さんをご案内! (ツアーコース − 位ヶ原急斜面) |
B 2018/02/10 13:15 |
C 2018/02/10 12:55 森林限界以降は突風・地吹雪 − 今日はここで撤退! (位ヶ原) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ この1週間、北陸地方では甚大な大雪災害となりましたが、ここノリクラは連日数センチ程度の降雪にとどまっています。雪不足ではありませんが、バーンコンディション維持のためにはもう少し降雪が欲しいところです。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、ノリクラの白肌がオレンジ色にモルゲンロートに染まる朝を迎えます。気温はマイナス7℃で、ほぼ無風状態ですが、山頂方面は激しく雪煙が舞い上がり、風が強い様相を見せています。昨晩からの降雪はなく、観光センターまでの道路には積雪は全くないものの、それより先はいつものように圧雪路となっていますので、冬用タイヤ、またはタイヤチェーンの装着が必要な状態です。
今日から三連休とあって、多くのマイカーがスキー場に訪れ、山麓の第一駐車場は8時の段階で満車に近い状態で、中腹の第三駐車場もいつもの週末よりも多い状態が見られます。そんな状況のため、チケットセンターは8時30分に販売が始まっても、購入待ちの列がさらに延びてゆき、並んでから購入まで10分以上は要する状態が見られました。
ゲレンデのバーンコンディションは、まとまった降雪がないためやや締まっていますが、硬さを感じるほどではありません。また、アイスバーンの箇所もなく快適に滑走できます。
<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温は4℃、今日は全く寒さを感じさせない状態が続きます。この時点で10名ほどが出発の準備を始めます。そして、先ほどまでの晴天は8時頃には雲が広がり、9時過ぎからは少し小雪がちらつく状態となります。それでも、まだ、しっかりとした日差しがあって、アウターをザックに押し込んでから出発する様子が見られました。
ツアーコースの新雪は10〜20センチ。ただ、昨晩の降雪はなく、昨日までのトレースがそのまま残っている状態。登っている分にはほとんど気づきませんが、表面はややパックされた状態で、滑走時は足が取られやすいため注意が必要です。10時になると、山頂方面はしっかりと雲がかかってその様子は見えません。ツアーコース内でも風を感じるようになり、所々でつむじ風が発生し、天候の悪化が懸念されます。バーンは3番付近まではまだ柔らかい感触があったものの、それより先では柔らかい新雪の層も少なくなり、締まった状態となります。
<ツアーコース位ヶ原急斜面と位ヶ原>
正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス3℃、このころから急激に気温が低下しますが、さほどの寒さは感じません。上端もはっきり見えていて、視界は100〜200メートル程度あります。視界に問題がないため、この先も進みますが、位ヶ原はt時折突風が吹き、地吹雪で一瞬視界が奪われることもあります。そのため、今日は多くの方が位ヶ原で撤退された模様です。本日の入山数は約40名ほどで、厳冬期のこの時期としては多い入山数だと思います。
明日から再び荒れた天気になる模様です。風雪・低体温・視界不良には十分注意の上、お越しください。
<ツアーコースの積雪状況>
多少の降雪はあったものの、先週から全くかわらず、昨年より少ない状態となってしまいました。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪155センチ。(先週より同じ、昨年より15センチ少なく、2月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪150センチ。(先週より同じ、昨年より15センチ少なく、2月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪240センチ。(先週より同じ、昨年より5センチ少なく、2月上旬並み)
次回速報は2月17日(土)の予定です。(2018/02/10 17:15更新)
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2017ノリクラ雪渓カレンダー正式版
は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2017/12/31)<最終号>をもって2017シーズンの連載を終了させていただきます。2018シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
2017年 |
2018年 |
||||||
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月〜10月 | |
速報 | × |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ノリクラ 雪渓カレンダー |
× | × | × | × |
プレリリース版 |
正式版 |
●速報●
<2017年11月>
お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2017年12月〜2018年3月>
ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降>
春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2018年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2018年5月中旬頃を予定しております。
■2018年2月3日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ウインターシーズンは雪渓カレンダーの更新はありません)
(ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )
@ 2018/02/03 09:15 朝は綺麗に晴れ、立春日和の暖かさ (ツアーコース入口) |
A 2018/02/03 11:25 これより先は濃霧強風 − ここで撤退 (ツアーコース − 位ヶ原急斜面) |
B 2018/02/03 12:50 |
C 2018/02/03 13:35 本日より今シーズンの営業が始まる(10月末まで営業) (位ヶ原山荘) |
→その他の画像が本文末尾にあります。 | |
▼ 今日は2月3日、節分を迎え明日から立春ですが、午前中は立春にふさわしい小春日和となるものの、お昼前から再び吹雪となり、まだまだ、春遠しの日々が続きます。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、若干淡い色合いの青空の朝から始まります。気温はマイナス10℃、昨晩の積雪はほとんどなく、道路の積雪も朝までには除雪が完了し、スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンを装着した状態なら、問題なく走行できる状態です。
朝の冷え込みは、暖かな日差しで弱まり、8時頃にはマイナス6℃まで上昇します。体感的にはもっと気温が高いように思えるほどで、日差しを受けた面はホカホカと太陽の暖かさを感じるほど、少しずつ季節が春へと向かっている証拠でしょうか?
Mt乗鞍のバーンは、表面に新雪の柔らかい部分があって、快適に滑走できる状態です。ただ、未圧雪の箇所は先日までのトレースなどが残っていて、柔らかさは残っているものの、パウダーを楽しめるといったほどの状況ではなかった模様です。
<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温はマイナス2℃、リフト運行開始直後で10名ほどの方がお越しになって出発の準備をしていて、最終的には30名ほどの方がツアーコースに入山された模様です。しっかりと降り注ぐ日差しに、まるで春スキーのような穏やかさがあります。ツアーコース入口急斜面の新雪は10〜20センチ程度ありますが、下地の硬さが感じられ、昨日までのトレースが残っている状態です。
入口急斜面を登り切って、10時の1番標識付近から望む山頂方面はすでに雲がかかり、天候は悪化傾向になります。新雪は20センチほどまで増え、柔らかな感触が残っています。それでも、小春日和のような陽気が続き、アウターなしで十分なほどの状態です。
そして、11時の位ヶ原急斜面に差し掛かると、気温はマイナス8℃まで低下し、先ほどの春のような陽気はすっかり影を潜めます。上部では轟々と強風が吹き抜けている様子があり、先に位ヶ原に登った方々が、一斉に下山を開始します。ただ、位ヶ原急斜面のバーンは新雪が20センチほどあるものの、風でパックされたところもあり、やや滑りにくい状況だった模様です。
<位ヶ原、屋根板、位ヶ原山荘営業開始>
ツアーコースから位ヶ原に登ると、天候はさらに悪化傾向を示し、12時の時点で、視界は100メートル・気温マイナス10℃まで低下します。午前中の天候の良い時間帯に登った方々がすべり台や大雪渓方面に登った模様ですが、さすがにこの状況では方向感覚を失う模様で、山頂方面に登ろうとする登山者は何度も周囲の風景を確認しながら進む様子がありました。
また、屋根板では昨晩雪崩が発生した模様で、幅150メートル×長さ70メートルの範囲にわたり、屋根板下部の上端部分をほぼ全域にわたって崩れ落ちた状況が見られました。この付近は例年、1〜2回程度雪崩が発生する多発地帯ですのでご注意ください。なお、 ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> では、過去の雪崩箇所がわかるようになっておりますので、ご確認の上、入山されることをオススメします・
そして、本日2月3日より、位ヶ原山荘では今シーズンの営業が始まりました。冬季営業を行う数少ない山小屋で、これから冬の登山者やバックカントリースキーヤーなどが宿泊・お昼休みに数多く訪れることと思います。山小屋の支配人の話では、年末年始営業が終わった1月上旬から150センチほど積雪が増え、先日の小屋明け時には冬季入口の扉上部まであと30センチほどのところまで積雪に埋まっていたとのことでした。これから秋の紅葉シーズンが終わる10月末まで営業が続けられます。
<ツアーコースの積雪状況>
今週はまとまった降雪がなく、先週とほぼ同じか若干減少傾向で、ほぼ、昨年の2月上〜中旬並みの積雪量です。
・ 1番標識付近(標高
約2130メートル)で積雪155センチ。(先週と同じで、昨年とも同じ、昨年並み)
・ 3番標識付近(標高
約2235メートル)で積雪150センチ。(先週より10センチ減少、昨年より20センチ多く、2月上〜中旬並み)
・ 5番標識付近(標高
約2305メートル)で積雪240センチ。(先週より5センチ減少、昨年より45センチ多く、2月中旬並み)
次回速報は2月10日(土)の予定です。(2018/02/03 18:10更新)
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2017ノリクラ雪渓カレンダー正式版
は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2017/12/31)<最終号>をもって2017シーズンの連載を終了させていただきます。2018シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
2017年 |
2018年 |
||||||
11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月〜10月 | |
速報 | × |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
ノリクラ 雪渓カレンダー |
× | × | × | × |
プレリリース版 |
正式版 |
●速報●
<2017年11月>
お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2017年12月〜2018年3月>
ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降>
春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2018年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2018年5月中旬頃を予定しております。
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