【速報バックナンバー 2019年2月分】

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◎ 2月

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■2019年2月23日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/02/23 09:20
どんよりとした曇り空から快晴へ
(ツアーコース − 入口)
A 2019/02/23 10:40
ツアーコースから森林限界以降まで全山アイスバーン
(ツアーコース − 1番標識付近)

B 2019/02/23 11:30
穏やかな陽気に包まれ、のんびりお昼休み
(県道乗鞍岳線 − 5番標識付近)

C 2019/02/23 12:25
位ヶ原から急激に気温低下し、強風とアイスバーン
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は見事な快晴に恵まれたものの、バーンはツアーコースから位ヶ原を経て、大雪渓・すべり台までツルツルのアイスバーンに覆われ、これほどまでひどいコンディションはかつて経験したことのない状態の一日でした。明日入山される方はアイゼン(スキーアイゼン)を必ず持参してください。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、どんよりと低い雲が垂れ込める朝を迎えます。気温はマイナス2℃で風は全くありません。雲は見晴峠付近まで低く、7時にしては薄暗い状態です。ただ、このように雲が低く垂れこめている場合は、上部エリアは雲海の上の快晴に恵まれていることが季節を問わず結構見られます。昨晩からの降雪はなく、道路はほぼ乾いた状態。ただ、まだ降雪に見舞われる日が多いため、4月上旬〜中旬頃までは冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要です。

Mt.乗鞍は今日も通常通りの営業が始まります。どんよりとした雲は鳥居尾根コースの上部付近まですっぽりと包んでいて、山頂方面は全く確認できません。しかし、夢の平クワッドリフトの終点付近までやってくると、急に青空が広がり始め、かもしかゲレンデは完全に青空へと劇的な変化を見せます。バーンは全体的に固めのコンディションです。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス4℃。朝一番の段階で30名ほどがお越しになり、最終的には70名ほどがツアーコースに入山した模様です。周囲の木々は霧氷で真っ白に化粧が施され、くっきりとした青空とのコントラストが見事です。今週は19日(火)に雨〜湿雪が降ったため、ツアーコースは完全にハードパックされ、シールが効きにくい硬いバーンになっています。そのため、入口急斜面上端では、場所を選べば何とかシールでも登ることが可能ですが、中にはスキーを外してツボ足で登る姿もありました。

その先のツアーコースもバーンコンディションは同様で、今日は日差しは強かったものの強めの風が吹き続き、冷たい空気に包まれていたため、バーンが緩むことなく、硬い状態が日中も続きました。

12時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス5℃、綺麗な快晴が続きますが、バーンコンディションはさら悪化し、風の影響で吹き溜まりと吹きさらしの硬い所があり、うまくルートを見つけないと、シールでは登ることができない状態です。

<位ヶ原>
森林限界を超えた位ヶ原もツアーコースと同様で、吹き溜まりと吹きさらしの部分があり、シールが効かない状態です。気温はマイナス10℃まで低下し風も強くなり、真冬の寒さを感じさせます。時折、雲が流れて視界が妨げられる時間帯がありましたが、それも一時的で良い天気が続きます。もう少し上部に向かえば、バーンコンディションが改善するかと思いましたが、今日は大雪渓もすべり台もシールの効かない硬い状態で、所々に数ターン程度のプチパウダーゾーンが残っている程度でした。

大雪渓では、雪渓下部にあるモーグルコースの岩が全く隠れずに残っていて、大雪渓入口周辺では道路のガードロープや駐車場の岩がしっかり確認できる状態で、積雪量は例年より少ない状態ですが、バーン表面が硬くツルツルに凍っているため、今後降雪があっても積雪につながらない可能性があります。森林限界以降はこれから積雪量が増える時期に入ってきますが今後が心配です。

<ツアーコースの積雪状況>
例年、ツアーコースの積雪量は、3月上旬〜中旬にピークを迎え、もうしばらく積雪増加が期待できますが、今年は極端に積雪が少なく、例年並みまで回復する可能性は低い状態です。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪100センチ。(先週より10センチ減少、昨年より75ンチ少なく1月上〜中旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪95センチ。(先週と同じで、昨年より70センチ少なく1月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪135センチ。(先週より5センチ減少、昨年より125センチ少なく12月下旬並み)

次回速報は3月2日(土)の予定です。(2019/02/23 18:30更新)

 

【2月23日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年2月16日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/02/16 09:25
今日の入山者数は50名ほど
(ツアーコース入口)
A 2019/02/16 10:05
カチカチの下地にシール登攀は苦労
(ツアーコース − 入口急斜面上端)

B 2019/02/16 10:55
新雪がなく歩きやすいため、何本ものトレースができる
(ツアーコース − 4〜5番標識間)

C 2019/02/16 12:25
雪化粧するダケカンバ − いつもよりも湿った降雪
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日はほぼ終日にわたって雪が降り続きましたが気温は高く、暖かな一日を送ることができました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、明け方から降り始めた小雪の朝を迎えます。気温はマイナス3℃、やや風が強くて吹雪に近い状態です。昨晩からの降雪は3〜5センチ程度。強い風で吹き飛ばされてしまいますが、サラサラとした乾いた雪です。乗鞍高原は観光センター付近まではほとんど積雪凍結がありませんが、観光センターから先の第三駐車場・休暇村方面は所々で圧雪状態となっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要です。

Mt.乗鞍は今日も通常通りの営業が始まります。今日は若干客足が遅い模様で、いつもの土曜日よりも人出は少な目。また、第三駐車場はお昼過ぎの時点で3分の2程度しか埋まっていませんでした。ゲレンデのバーンはやや硬めで、場内アナウンスでは雪不足を伝える様子もありました。2月中旬ならシーズンを通して一番積雪の多い時期ですから驚きです。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス4℃。ぼんやりとした太陽の輪郭が見え隠れし、雪の降り方も少し落ち着いて来ました。朝一番の段階で20名ほどが出発の準備をされ、最終的には50名ほどが入山した模様です。

バーンコンディションは先週と変わらず、3日(日)の降雨によるアイスバーン化の影響が継続し、その上に5センチ前後の新雪がうっすらと乗っている状態。そのため、入口急斜面上端では、シールがほとんど効かず四苦八苦する様子が続出。中にはシールで登るのを断念し、硬いバーンをツボ足で何度もキックして足場を作りながら登る様子が見られました。その先のツアーコースも状況は変わらず、硬いバーンに新雪が数センチ乗る状況が続きます。

12時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス8℃、視界は200メートル程度。新雪は下部のツアーコースよりも若干増加して10〜20センチ程度あってプチパウダーを楽しむことができます。位ヶ原急斜面の入口付近から上端が時折確認できない状態が見られます。積雪量は若干増えてはいるものの、位ヶ原急斜面のブッシュは入口付近を中心にまだ残っていて、例年の1月上旬並の積雪状況です。

<位ヶ原>
森林限界を超えて視界は低下し、お昼の段階で200メートルほど。雪の降り方や風が少し強くなり、気温は12時の時点でマイナス9℃まで低下します。そして、ダケカンバなどの木々の枝先には着雪して白く雪化粧が施されます。いつもは乾いた雪質のため、枝先に着雪することはありませんので、少し湿気の多い雪質であることがわかります。そろそろ、季節が次へと移り始めている証拠かもしれません。また、積雪量は昨年より40センチ程少ない状況ですが、ツアーコースでは60センチ以上も少ない状況ですので、森林限界以降はツアーコースほどひどい雪不足ではない模様です。

周囲はほぼホワイトアウトの状態のため、位ヶ原から屋根板を経由して位ヶ原山荘に向かおうとした登山者が、視界不良のため途中で断念して引き返してきた様子もありました。今日はそれより上部に向かった方はほとんどなかった模様ですが、雪質的にはツアーコース内よりも森林限界以降の方がよく、すべり台や富士見沢などはもしかするとパウダーゾーンとなって可能性も考えられます。

<ツアーコースの積雪状況>
思ったように積雪量の増加に結び付かず、ツアーコースはこれから3月下旬まで積雪量が増え続ける時期ですが、例年並みの積雪量に追いつくか若干心配があります。午後になって降雪がやや激しくなり、このまま降り続けば、多少なりともバーンコンディションの改善につながるかもしれません。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪110センチ。(先週より5センチ増加、昨年より60ンチ少なく1月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪95センチ。(先週と同じで、昨年より85センチ少なく1月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪140センチ。(先週より5センチ増加、昨年より135センチ少なく12月下旬〜1月上旬並み)

次回速報は2月23日(土)の予定です。(2019/02/16 19:15更新)

 

【2月16日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年2月9日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/02/09 09:30
三連休初日 − 70人ほどが入山
(ツアーコース − 入口)
A 2019/02/09 09:50
3日(日)の雨でアイスバーン − シール効かずツボ足で
(ツアーコース − 入口急斜面上端)

B 2019/02/09 10:45
新雪5cm前後 − バーンはゲレンデのような硬さ
(ツアーコース − 1〜2番標識間)

C 2019/02/09 12:00
今日のお宿は位ヶ原急斜面
(登山部の学生さん − 女子部員募集中(笑))
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 北海道では観測史上最低気温を記録する寒波に見舞われ、東京都心でも積雪が見られておりますが、ノリクラに関しては「普通の寒波」の一日でした。ただ、3日(日)の降雨の影響でツアーコースは全面にわたって硬いバーンとなり、ところによってはアイスバーンで登攀に苦労する場面もありました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。気温はマイナス7℃、昨晩からの降雪はなく、曇っているものの山頂方面ははっきり確認できる視界が保たれています。乗鞍高原は観光センター付近まではほとんど積雪凍結がありませんが、観光センターから先の第三駐車場・休暇村方面は全面圧雪状態となっていますので、冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要です。

Mt.乗鞍は今日も通常通りの営業が始まります。第三
駐車場はいつもの土曜日よりも多くのマイカーが訪れていて、チケットセンターにも長い列が早くからできていました。今日から3連休という方も多いためと思われます。バーンは若干硬めですが、表面は柔らかく仕上げられ、3日(日)の降雨の影響はあまり感じられません。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス6℃。ちょうど、この頃から雪が降り始めます。もちろん日差しはないものの、思ったほどの寒さはなく、空気は冷たいのに暖かさを感じるという状況でした。入山者は朝一番の段階で20〜30名ほどがお越しになり、最終的には70名ほどが入山した模様です。

ツアーコース入口から入口急斜面では、3日(日)の降雨の影響により、かなり硬いバーンとなり、この硬さは今シーズン初めてのこと。例年なら1月中には1〜2回雨が降って、下地が硬い状態に変化しますが、今年は気温が高い日があっても降雨が全くなく、2月に入ってようやくこの現象が見られました。そのため、入口急斜面上端では、シールがかなり効きにくい状態となり、シールをあきらめてツボ足で登るスキーヤーの姿もありました。ただ、ツボ足になってもつま先を蹴り込むことができないほどバーンが硬く、想像以上の悪戦苦闘振りでした。

その先のツアーコースも同じようなバーン状況で、下地に柔らかさを感じるようになるのは4番標識以降です。また、9時30分頃より降り始めた雪は次第に吹雪となり、お昼近くになると視界が煙るほどの勢いとなります。

12時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス10℃、視界は200〜300メートルです。深雪は10〜15センチ程度で、ツアーコース内では最もパウダーが楽しめるエリアです。ただ、こちらも新雪が積もってはいるものの、この新雪そのものがシールがグリップしない滑りやすい雪質に変化していて、登攀にはやや苦労させられる状態でした。

<位ヶ原>
13時の位ヶ原の気温はマイナス10℃、視界は200〜300メートルで行動には問題ない状態ですが、周期的に襲われる突風・地吹雪に行く手を阻まれます。そして、いつもなら北風が連続して吹いているものの、今日に限っては南西の風でした。それでも風の冷たさはいつもと変わりません。また、強風のため、所々でシールの効かないアイスバーンがむき出しになっていますので、ルートを探りながら登って行く必要があります。

また、摩利支天岳や屋根板方面に向かったスキーヤーの話では、上部エリアも新雪はなく、ツアーコース内の積雪状況とほとんど変わらないとのことでした。

<ツアーコースの積雪状況>
今週の降雪で積雪量は増加していますが、前述のとおり、パウダーが楽しめるエリアがほとんどなく、まとまった降雪に見舞われるまでは期待できない状態です。ただ、速報を書く16時現在の乗鞍高原は雪が降り続いています。このまま降り続けば、若干のバーン回復が期待できるかもしれません。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪105センチ。(先週と同じで、昨年より50ンチ少なく1月上旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪95センチ。(先週より20センチ増加、昨年より75センチ少なく1月上旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪135センチ。(先週より15センチ増加、昨年より120センチ少なく12月下旬〜1月上旬並み)

次回速報は2月9日(土)の予定です。(2019/02/09 16:45更新)

 

【2月9日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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■2019年2月2日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンはノリクラ雪渓カレンダーの連載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2019/02/02 09:30
晴〜曇 − 風も強くはっきりしない天気
(ツアーコース入口)
A 2019/02/02 10:40
新雪20〜30センチ前後 − 風にたたかれて若干硬め
(ツアーコース − 1〜2番標識間)

B 2019/02/02 11:55
地吹雪が続き、天候は回復せず
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2019/02/02 13:50
午後から急速に天候回復
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日からの強風が続き、午前中は曇から地吹雪のあいにくの天候でしたが、午後になって急速に回復し、もう少し早く天候が回復してくれたらと思う一日でした。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、吹雪の朝を迎えます。気温はマイナス4℃、夜明け前まで月がはっきり見える晴れた空が広がり、夜明けとともに急速に天候が悪化してきました。木曜日にまとまった降雪だったものの、昨日金曜日は終日強風に見舞われ、吹き溜まりには軽い雪があるものの、吹きさらしの場所は硬いアイスバーンとなっています。

乗鞍高原周辺の道路はほぼ圧雪状態となっていて、冬用タイヤ・タイヤチェーンが必要です。今日は午後になって日差しにめぐまれましたが、それでも路面積雪は溶けることなく残っていますので、天候にかかわらず、冬装備が必要な状態が続いています。

Mt.乗鞍は今日も通常通りの営業が始まります。8時過ぎになると上空には青空が広がり、天候回復を見せるものの、8時45分の営業開始と同時に、風がさらに強くなり、やまぼうしリフトは15分程度営業を行った後、運休となってしまいました。その他、鳥居尾根クワッドリフトも強風のため終日運休となった模様です。

<ツアーコース>
9時30分のツアーコース入口の気温はマイナス4℃、日差しはたっぷり降り注ぐものの、依然として山頂方面はすっぽりと雲に覆われ、やや強めの風が吹いています。体感的には日差しの暖かさは感じられず肌寒い状態。ツアーコース入口付近の新雪は20センチ程度で、朝一番で5名程度の方がラッセルしながら登って行きます。今日は土曜日ですが人出は少なく、夕方までに15〜20名程度しか入山されませんでした。

入口急斜面の積雪は20センチ程度あるものの、昨日の強風の影響でやや硬めで、表面の結晶もやや崩れた状態のため、シールが若干効きにくいコンディション。入口急斜面上端ではシールがスリップして転倒するスキーヤーの姿もありました。その先のツアーコースは思ったほどの積雪ではなく、下山滑走の際には、下地の硬い部分いスキーが当たる状態で、思いっきりパウダーが楽しめる状態とは言えません。降雪があっても強風で飛ばされている状況の模様で、積雪量は後述致しますが、3番標識・5番標識では先週よりも積雪量が減少しています。また、
上空では足早に雲が流れて行き、位ヶ原に近づくにつれて、ほぼ曇り空となって地吹雪に見舞われる状態となります。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス8℃、
視界良好ですが煙った状態続きます。この付近で30センチ程度の新雪があり、風にたたかれた様子もほとんどなく、おそらく、ツアーコース内で最も柔らかなパウダーが楽しめる状態です。なお、本日より、位ヶ原山荘の営業が再開されました、位ヶ原急斜面の右側樹林帯に赤布が枝先に敷設してありますので、それをたどって進むと位ヶ原山荘にたどり着くことが可能です(所要時間40〜50分)。位ヶ原山荘の営業は、グリーンシーズンが終了する10月末まで行われます。

<位ヶ原>
13時の位ヶ原の気温はマイナス10℃、視界は100メートル前後の濃霧で、冷たい強風にさらされて厳冬期らしい厳しさを感じますが、少しずつ上空が明るくなってきます。そして、13時30分頃から周期的に青空がのぞくようになり、14時前には剣ヶ峰・高天ヶ原、そして、摩利支天岳方面がくっきりと青空に浮かび上がります。冷たい強風に地吹雪が続くものの、いきなりの晴天とまぶしい太陽に少しばかりの暖かさを感じる状況です。

位ヶ原にも新雪が10〜20センチ程度降り積もっていて、きれいなパウダーが楽しめる状態ですが、ツアーコース位ヶ原急斜面から上がった11号カーブの西側付近で小規模な雪崩が発生しております。今シーズンは雪崩が発生するほどの積雪状況ではありませんでしたが、今後は雪崩に注意が必要と思われますので、屋根板、すべり台隣の3号カーブ横の斜面など、雪崩多発地帯は十分に注意してください。

<ツアーコースの積雪状況>
今週の降雪で積雪量は増加していますが、強風の影響で思ったほどの積雪増加とならず、昨シーズンの12月下旬から1月上旬並みの状態です。風の影響を受けやすい3番標識・5番標識では先週よりも積雪量が減少し、6番標識付近の谷など吹き溜まりやすい箇所は積雪量が増加しています。

・ 1番標識付近(標高 約2130メートル)で積雪105センチ。(先週より20センチ増加、昨年より50ンチ少なく12月下旬〜1月下旬並み)
・ 3番標識付近(標高 約2235メートル)で積雪75センチ。(先週より10センチ減少、昨年より75センチ少なく12月下旬並み)
・ 5番標識付近(標高 約2305メートル)で積雪120センチ。(先週より5センチ減少、昨年より120センチ少なく12月下旬並み)

次回速報は2月9日(土)の予定です。(2019/02/02 19:45更新)

 

【2月2日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【2018シーズンの掲載終了と来シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2018リクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVo.25(2018/10/27予定)をもって2018シーズンの連載を終了させていただきます。2019シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2018年

2019年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
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(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2018年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2018年12月〜2019年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2019年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2019年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2019年5月中旬頃を予定しております。


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