【速報バックナンバー 2023年10月分】

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◎ 10月  
■2023年10月31日(火)
      ■2023年10月28日(土)     ■2023年10月21日(土)     ■2023年10月17日(火)     ■2023年10月15日(日)     ■2023年10月14日(土)     ■2023年10月10日(火)     ■2023年10月8日(日)     ■2023年10月7日(土)     ■2023年10月5日(木)

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■2023年10月31日(火)     

※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

本日10月31日18時より冬季閉鎖
今年度のグリーンシーズンが終了
@ 2023/10/31
本日18時をもって、冬季閉鎖に張ります
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日10月31日18時をもって、乗鞍スカイライン、及び、県道乗鞍岳線は冬季閉鎖に入ります(休暇村〜三本滝間は11月14日まで通行可能)。また同時に、乗鞍のグリーンシーズンも終了となり、当WebSiteの今シーズンの掲載も終了します。長らくのご愛読ありがとうございました。

今年は10月21日(土)から連続10日間の積雪通行止となりましたが、2003年のマイカー規制以降では、乗鞍スカイラインでは過去3番目、乗鞍スカイラインでは過去2番目の長さとなりました。
なお、最も長かったのは、乗鞍スカイラインでは、2020年の10月17日〜31日で15日間。県道乗鞍岳線では、2021年の10月20日〜31日で11日間となっています。

【県道乗鞍岳線の冬季閉鎖】
<休暇村〜三本滝間> 2023年11月14日 18時00分〜2024年4月12日11時00分
<三本滝〜県境間> 2023年10月31日18時00分〜2024年7月1日6時00分(一部区間において春山バスのみ早期開通があり、開通後もマイカー規制が実施)

【乗鞍スカイラインの冬季閉鎖】
<平湯峠〜畳平> 2023年10月31日 18時00分〜2024年5月15日7時00分
ただし、現在、乗鞍スカイラインは災害により、昨年2022年9月より通行止めが続いていて、来年2024年に災害場所への仮設道路建設による仮復旧が計画されていますが、開通時期は未定です。また、災害場所を迂回するトンネル建設による本復旧は2027年とされています。

【当WebSiteの掲載】
グリーンシーズン終了により、毎週土曜日掲載の速報は、10月28日(土)掲載分をもって、今年度の連載を終了します。再開は12月中旬の見込みです。
ツイッターにて毎日更新の乗鞍スカイライン情報・県道乗鞍岳線情報は、10月31日(火)掲載分をもって終了します。再開は各道路の冬季閉鎖解除時です。
そのほかの情報に関しては、必要に応じて随時、掲載いたします。(2023/10/31更新)


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■2023年10月28日(土)     

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今シーズン最終号、秋から冬へと季節が進んでいます
@ 2023/10/28 09:30
一ノ瀬大カエデもそろそろ終盤
(一ノ瀬大カエデ)
A 2023/10/28 09:10
紅葉見頃は乗鞍高原の下部へ
(県道乗鞍岳線 − 裏通り)

B 2023/10/28 11:30
カラマツの紅葉が見頃を迎え、紅葉シーズンも終盤へ
(かもしかゲレンデ)

C 2023/10/28 14:20
最高気温0℃ − 吹雪で高さ1m以上の吹き溜まり
(県道乗鞍岳線 − 県境付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今回の速報は今シーズン最後の掲載となります。山麓の乗鞍高原では紅葉シーズンが続く一方、山頂方面は真冬の網の冷たさが続きました。なお、来シーズンの連載開始は12月中旬ごろを予定しております。

 

【目次】

<紅葉情報、乗鞍高原>
 

<積雪状況、位ヶ原〜県境>

<シャトルバス・自転車台数>

【2023シーズンの掲載終了と2024シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】


紅葉情報、乗鞍高原>
紅葉情報、乗鞍高原>

10月28日(土)速報 − 紅葉情報、乗鞍高原の画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空が広がる朝を迎え、気温は6℃ですが、次第に山頂方面は雲の覆われるようになります。観光センター前駐車場はクルマがゼロ台。真冬でも数台は駐車車両があるのに、これほど寂しい週末はありません。

先週10月21日(土)より、積雪凍結のため、三本滝以降は通行止めが続いていて、昨日はさらに降雪に見舞われて、県境付近では吹き溜まりが発生した模様。今期の通行可能期間は10月31日までの4日間を残すところですが、今後、開通の目途はありません。県境付近の積雪状況は、この後のコーナーにて詳しくお伝えします。

先週、乗鞍高原で見頃を迎えた紅葉は、さらに山麓へと進み、現在は番所よりも下部が見頃となっています。また、一ノ瀬大カエデは落葉が目立ち、ピークを過ぎてしまいましたが、今年は全体に色づきが見られるようになってから、2週間近くも紅葉を楽しませてくれました。
また、休暇村〜三本滝間ではカラマツの紅葉が見頃を迎えています。ただ、落葉のひどく、路面が一面に渡って、針のような細かな葉で埋め尽くされ、休暇村〜三本滝間を走行する自動車・自転車はスリップに十分ご注意ください。



積雪状況、位ヶ原〜県境>

10月28日(土)速報 −  積雪状況、位ヶ原〜県境 (クリックで拡大)】

▼ここからは山頂方面の積雪状況をお伝えします。12時の位ヶ原山荘の気温は3℃、三本滝あたりでは晴れているのに霧雨のような雨が降り続いていましたが、位ヶ原山荘付近に差し掛かるとみぞれとなります。なお、位ヶ原山荘は10月23日(月)に今期の営業を終了しました。大雪渓の避難小屋はまだ利用できるものの、山頂方面の山小屋は全て終了していますのでご注意くださいました。

天候は回復の兆しが全く見えません。位ヶ原山荘から宝徳霊神に、向かう登山道は積雪がありますが、一部で踏み固められていて、下山時にスリップしやすい状況が見られますのでご注意ください。また、登山道上の積雪は、位ヶ原山荘〜宝徳霊神の登山道の中間あたりから見られ、屋根板付近で10〜15センチ、宝徳霊神付近では15センチ程度で、吹き溜まりで30センチに達しています。

道路上の積雪凍結は一部を除いて、大雪渓あたりまではほとんどない状況です。先週、一度除雪が行われましたが、路面積雪は富士見沢付近より始まり、県境の手前では吹き溜まりが高さ1m以上に達し、道路を管理するパトロールカーも近寄れない状況となっていて、10月31日の最終日まで通行止が続く見込みです(11月1日より冬季閉鎖となります ※下記参照)。

県境周辺は常に強い風が吹くところで、こちらでは吹きさらしになっていて、14時の気温は0℃。周辺の木々は樹氷がびっしりと張り付く様子が見られました。現地は完全に厳冬期の世界となっていて、山小屋などの避難施設は全くありません。したがって、入山される方は冬山装備を万全に整えて入山されるようお願い致します。

※県道乗鞍岳線の冬季閉鎖
<休暇村〜三本滝間> 2023年11月14日 18時00分〜2024年4月12日11時00分
<三本滝〜県境間> 2023年10月31日18時00分〜2024年7月1日6時00分(一部区間において春山バスのみ早期開通があり、開通後もマイカー規制が実施)


<シャトルバス・自転車台数>
シャトルバスは10月18日に今期の営業を終了しました。三本滝以降の積雪通行止が続き、入山台数はゼロです。
来期の速報開始は12月中旬の予定で、ツアーコースを中心としたバックカントリースキー情報を連載予定です。(2023/10/28 23:30更新)

【2023シーズンの掲載終了と2024シーズンの速報・ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
今回の掲載をもって2023シーズンの速報連載を終了させていただきます。2024シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

2023年

2024年

  11月 12月 1月〜4月 5月〜6月 7月〜10月
速報 ×

○(※1)
(中旬より毎週土曜)

(※1)
(毎週土曜)

(※2)
(毎週土曜)

(※3)
(毎週土曜)

Twitter 随時 随時 随時 随時 随時
※1 <12〜4月>ツアーコースなど、厳冬期バックカントリースキーの情報を中心にお伝えします。
※2 <5〜6月> 山頂スキー・春山バスなど、春山スキー・春山登山の情報を中心にお伝えします。
※3 <7〜10月>夏山情報・道路情報・シャトルバス情報・自転車ヒルクライム情報・紅葉情報を中心にお伝えします。


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■2023年10月21日(土)               (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.8)      

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乗鞍高原は秋本番の紅葉風景。三本滝より上部は冬本番の銀世界
@ 2023/10/21 08:50
わずかな晴れ間に、ピークの輝きを放つ大カエデ 
(一ノ瀬大カエデ)
A 2023/10/21 09:20
柔らかな秋色に染まる
(善五郎の滝遊歩道)

B 2023/10/21 12:20
雪化粧の冷泉 − 初冬にしか見られない風景
(冷泉)

C 2023/10/21 13:55
積雪10cm − パトロール車両もこの先走行困難
(位ヶ原山荘上)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日お昼ごろから降り始めた雨は夜遅くから雪へと変わり、今日は積雪通行止となりました。山麓の乗鞍高原では秋本番の紅葉風景が広がる一方、三本滝より上部の山頂方面は冬本番の銀世界が広がり、秋と冬が混在しています。

 

【目次】

<紅葉情報、乗鞍高原>
 

<雪景色、三本滝から位ヶ原山荘>

<シャトルバス・自転車台数>


紅葉情報、乗鞍高原>
紅葉情報、乗鞍高原>

10月21日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、小雨が続く朝を迎えます。気温4℃と冷え込んでいますが、雲が低く垂れこめていて、気温ほどの寒さは感じません。

この1週間は日々刻々と状況が変化しましたので、ここでまとめておきます。
先週10月14日(土)は、1週間ほど続いた積雪通行止めが解除されて良い天気を迎えた中、久々にシャトルバスもヒルクライムにぎわった一日でしたが、翌10月15日(日)は再び積雪通行止めとなり、10月17日(
火)にはシャトルバスの今期営業終了が発表されました。
10月18日(水)も良い天気で、道路除雪が完了して自転車通行止が解除されました。
10月19日(木)も綺麗に晴れ上がって、一ノ瀬大カエデや乗鞍高原一帯では紅葉が見頃を迎えて賑わいました。
しかし、10月20日(金)は朝は晴天でしたが、昼過ぎから雨となり、夜遅くから山頂方面は雪となり、今朝は4日ぶりに再び積雪通行止となりました。

紅葉の見頃は乗鞍高原がメインで、夜泣峠あたりから楢の木坂や番所付近まで紅葉前線が降りています。
また、一ノ瀬の大カエデは10月17日(火)ごろから見頃に入ってきてますが、10月19日(木)の時点でもまだ緑の部分が残っていた状態から、今日は発色がさらに良くなって、ほぼピークの輝きを放つようになってきました。早朝は日の当たるタイミングが少なかったものの、一時期、山頂方面まで綺麗に晴れ上がったタイミングがあって、大カエデの発色状態・山頂の冠雪具合・青空の状態が全てそろったベストな三段紅葉となりました。

乗鞍高原周辺の紅葉は佳境に入り、今後はカラマツの紅葉が見頃に差し掛かると思われます。


雪景色、三本滝から位ヶ原山荘>

10月21日(土)速報 − 三本滝から位ヶ原山荘 (クリックで拡大)】

▼10時の三本滝ゲートの気温は7℃、青空が広がっていますが、小雨がぱらつく奇妙な天候。今日は宝徳霊神バス停付近にある5号カーブより先では路面凍結がひどく、許可者・自転車など全ての車両が通行止となっています。

三本滝ゲートでの雨も、かもしかゲレンデの先から雪へと変わり、摩利支天付近では吹雪に近い状態となります。この付近では車道には雪はないものの、登山道には積雪が見られるようになり、冷泉小屋から位ヶ原山荘方面の登山道は2〜3センチの積雪となってます。また、冷泉では白く雪化粧が施され、真っ白な幻想的な光景が見られます。厳冬期になると完全に雪に埋まってしまうため、初冬のこの時期しか見られない貴重な光景です。

13時の位ヶ原山荘の天候は雪・気温1.5℃、路面積雪は位ヶ原山荘付近から始まり、その先の直線部分では積雪10センチほど。ただ、凍結した路面に積雪が乗っているため、かなり滑りやすく、道路パトロールを行う車両もこの付近(位ヶ原山荘先の直線区間)でUターンせざるを得ない状況でした。

夕方には冷泉小屋付近まで路面積雪が見られるようになり、明日も積雪通行止が続く見込みで、この状況は当面続くものと思われますのでご注意下さい。

<シャトルバス・自転車台数>
前述のとおり、シャトルバスは10月17日(火)から営業終了となっています。また、本日は積雪通行止めのため、自転車入山台数はゼロです。

次回速報は10月28日(土)の予定で、これが今シーズン最終の速報となります。(2023/10/21 21:00更新)


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■2023年10月17日(火)  
 
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●一ノ瀬大カエデ見頃に。 ●シャトルバス、今シーズンの営業終了
@ 2023/10/17
一ノ瀬大カエデが見頃に
(一ノ瀬)
A 2023/10/17
積雪凍結のため、今シーズンの営業終了
(アルピコ交通)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 乗鞍高原一ノ瀬にある大カエデが見頃を迎えています。ピークに近い状態まで発色が進んでいて、2022年は10月19日ごろ、2021年は10月30日ごろ、2020年は10月21日ごろにピークを迎え、ほぼ例年並みの進み具合です。ピークを迎えると落葉が急速に訪れますので、お早めにお越し下さい。

▼ 乗鞍高原観光センターと畳平を結ぶシャトルバスは、10月5日(木)の初雪から10月11日(水)まで積雪のため運行休止され、10月12日(木)より運行が再開されたものの、10月15日(日)より降雪積雪のため、再び運行が休止されていました 。しかし、積雪凍結が続き、運行再開の目途が立たないため、本日10月17日(火)、今シーズンの営業終了が発表されました。
(詳細はアルピコ交通HPをご覧ください → https://www.alpico.co.jp/traffic/trafficinfo/kamikochi/

なお、昨年も10月25日に今シーズンの営業終了が発表され、過去には10月20日ごろから実質的に運行休止が続いた年がありましたが、2003年のマイカー規制開始以来、今年の運行終了の発表は最速です。
(2023/10/17更新)


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■2023年10月15日(日)  
 
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積雪通行止め解除から4日目、再び積雪通行止め
@ 2023/10/15
積雪
(県境付近)
A 2023/10/15
積雪
(県境付近)
B 2023/10/15
積雪
(位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 先週の初雪により、自転車通行止め・シャトルバス運休が先週木曜日10月12日に解除されてからわずか4日で再び通行止めとなりました。
朝6時30分の畳平は雨・0℃・風速2m・視界80mという天候ですが、昨晩から未明にかけて、雪が降っていて、積雪5センチを観測。このため、県境「ゲートは閉鎖。また、県道乗鞍岳線も大雪渓付近から降雪が始まり、県境付近で5センチの積雪のため、自転車通行止め・シャトルバス運休で、明日のシャトルバスも運休が決まっています。
(2023/10/15更新)


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■2023年10月14日(土)              (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.7)     

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積雪通行止が解除されて最初の週末 − シーズン終盤のヒルクライムを楽しむ 
@ 2023/10/14 09:30
今日は行けるぞ! − 自転車通行可、積雪凍結なし
(三本滝ゲート)
A 2023/10/14 10:10
紅葉に包まれて
(県道乗鞍岳線 − 29号カーブ)

B 2023/10/14 11:15
綺麗な青空に赤や黄色が冴える
(県道乗鞍岳線  − 荒田沢上 27号カーブ)

C 2023/10/14 12:55
気温5℃ − 完全防寒で下山
(大雪渓付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 積雪通行止めが0月11日(水)に解除されて最初の週末。三連休を棒に振ってしまったヒルクライマーがこぞって訪れ、シーズン終盤のヒルクライムを楽しむ様子が見られました。

 

【目次】

<観光センターから位ヶ原山荘(紅葉状況・ヒルクライム)>
 

<位ヶ原山荘から畳平>

<シャトルバス・自転車台数>


<観光センターから位ヶ原山荘
(紅葉状況・ヒルクライム)>
(紅葉状況・ヒルクライム)>

10月14日(土)速報 − 観光センターから位ヶ原山荘 (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、ほぼ曇り空の朝を迎えます。気温5℃ですが曇っているせいか、気温ほどの寒さはありません。県道乗鞍岳線・シャトルバスは10月末で終了し、そろそろシーズン終盤となってきましたが観光センター前駐車場は半分程度の埋まり具合で、思った以上に賑わい、7時の始発便は4台も運行されました。10月5日(木)の初雪が積雪となって、シャトルバスは1週間ほど運休となりましたが、10月12日(木)より運行が再開されました。

大雪渓・位ヶ原から始まった紅葉前線は徐々に山麓へと降りてきて、ようやく乗鞍高原にも到達し始めた模様で、観光センター周辺でも木々の色づきが感じられるようになってきました。一ノ瀬大カエデも色づきが始まっていて、現在は赤い部分と緑の部分が混在する状態で、昨年より若干遅めの進み具合です。

現在、紅葉が見頃を迎えているエリアは冷泉〜三本滝付近で、中でも状態が良いのは29号カーブ〜三本滝付近です。今日も多くのヒルクライマーが足を止めて、写真を撮る様子が見られました。

本日訪れたヒルクライマーの多くが「先週、来られなくて、今日がシーズン最後のチャンスになるかもしれないので来ました」と、おっしゃる方がたくさんいらっしゃいました。気温は位ヶ原山荘付近でも10℃前後と低く、中にはウインドブレーカーを着たまま登る方もいらっしゃるほどでした。

午前中は一時的に青空が広がる時間帯があったものの、ほぼ曇り空でした。


<位ヶ原山荘から畳平>

10月14日(土)速報 − 位ヶ原から畳平 (クリックで拡大)】

▼位ヶ原山荘までは紅葉を楽しみながらのヒルクライムでしたが、位ヶ原山荘を過ぎると風景が一変します。先週の降雪で紅葉は一気に落葉し、荒涼とした風景が広がっています。正午の大雪渓の気温は5℃、ほとんど風がないため、冷え込むというほどの寒さはありませんが、下山のヒルクライマーは真冬のスキー場にでも訪れるような完全防寒を整えて下って行きます。

畳平の13時の気温は5℃、これが今日の最高気温となりました。畳平バスターミナルには下り便を待つ列が、夏場のハイシーズン並みに長くなっていました。畳平総合案内所の方の話では、シャトルバスで畳平に訪れた乗客の8割が山頂登山に向かったとのことでした。山頂方面の登山道は一部積雪が残っている箇所があります。アイゼンが必要な状況ではありませんが十分に行動されるようお願いいたします。

また、畳平・山頂周辺の山小屋・宿泊施設(肩の小屋・銀嶺荘・白雲荘)は、三連休で営業を終了していて、現在、畳平バスターミナルと頂上小屋のみとなっていますのでご注意ください。

<シャトルバス・自転車台数>
本日シャトルバスはCダイヤで、始発7時便は4台で、8時便3台、9時便4台、9時30分便2台でしたが、下り便は14時便が4台、15時便は5台と、下山便で混雑が見られました。自転車は午前107台、午後7台で、合計114台はで、三連休以降のシーズン終盤で100台越えは珍しいことです。

乗鞍高原では21時ごろより雨となっていて、明日のシャトルバスは雨用のDダイヤとなっています。今後、上部で気温が下がれば、降雪・凍結の可能性もあり、通行止・シャトルバス運休の可能性もありますのでご注意ください。

次回速報は10月21日(土)の予定です。(2023/10/14 21:30更新)


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■2023年10月10日(火)  
 
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紅葉情報
冷泉〜摩利支天付近が見頃です
@ 2023/10/10
紅葉
(県道乗鞍岳線 − 28号カーブ)
A 2023/10/10
紅葉
(県道乗鞍岳線 − 28号カーブ)
B 2023/10/10
初雪は雪解けが進みました
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 冷泉〜三本滝付近で見頃が続いています。ただ落葉も目立ってきましたのでお早めに。10月5日の初雪・初冠雪は雪解けが進みました。(2023/10/10更新)

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■2023年10月8日(日)  
 
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三連休中日、積雪により自転車通行止めが続く
@ 2023/10/08
積雪
(大雪渓)
B 2023/10/08
山頂登山は冬山装備で
(大雪渓〜肩の小屋登山道)
B 2023/10/08
路面凍結のためシャトルバスは終日運休
★下山もシャトルバスをあてしない行動計画を★
(県境付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7時時点の畳平の天候は、曇・-1℃・風速1m・視界良好ですが、10時の畳平のの気温-3℃と逆に低下し、大雪渓では4℃までしか上昇せず。そのため、路面凍結が続き、今日も終日にわたって自転車通行止。シャトルバスは終日運休でした。

三連休中日を迎え、三本滝から山頂方面に向かう登山客が多く見られましたが、下りはシャトルバスの運行開始をあてにしていた登山客が多く見られました。ただ、今回のように終日運休となることは珍しくなく、下りも自力で下山するための体力・登山計画を完備して山頂登山に望んでください。また、単独事故が多くなっていますので、複数人での登山をお願いいたします。(2023/10/08更新)


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■2023年10月7日(土)              (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー → ノリクラ雪渓カレンダー 紅葉版Vol.6)   

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初雪から二日目 − 初冠雪と三段紅葉、そして、新雪スキー
@ 2023/10/07 08:35
初冠雪と三段紅葉
(県道乗鞍岳線 − 荒田沢橋下 28号カーブ付近)
A 2023/10/07 09:40
紅葉がきれいだった先週から一変して真冬の景色に
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓下 4号カーブ)

B 2023/10/07 11:00
路面アイスバーン − 自転車通行止・シャトルバス運休
(大雪渓前)

C 2023/10/07 12:40
新雪40センチ − 初雪スキーを堪能
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 初雪から二日目。真っ青な快晴が広がり、真っ白に浮かぶ初冠雪の乗鞍岳をバックにした三段紅葉、そして、ウインターシーズンを待てないスキーヤーが早速訪れ、パウダースノーを堪能することができました。

 


<観光センターから
位ヶ原山荘(紅葉状況)>
位ヶ原山荘(紅葉状況)>

10月7日(土)速報 − 観光センターから位ヶ原山荘 (クリックで拡大)】

▼ 早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空の朝を迎えます。気温は7℃と冷え込んでいます。三連休初日とあって、観光センター前駐車場にはシャトルバスに乗車しようと訪れた観光客のクルマが100台ほど見られます。しかし、シャトルバスが運行される県道乗鞍岳線は一昨日の初雪の影響で、位ヶ原付近からアイスバーン状態となっていて、シャトルバスは運休となり、三本滝ゲートから自転車通行止となりました。

朝一番は山頂方面には雲が残っていたものの、時間とともに雲一つない快晴となり、そこには真っ白に輝く、乗鞍岳が綺麗に浮かぶ光景が広がります。初雪から二日経過して、ようやく初冠雪を確認できました。昨年より1日遅く、過去10年平均より10日早い記録となりました。

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。ここからはマイカー規制となり、隣接する三本滝駐車場には、観光センターから移動してきた方々のクルマで満車状態。三本滝に向かう方や歩いて登る方々などの姿が多く見られましたが、比較的軽装な方が多く見られました。この後のコーナーで申し上げますが、森林限界を過ぎた先は、厳冬期の世界となりますので、厳冬期の冬山に準じた装備で行動するようお願いいたします。

先週は大雪渓・位ヶ原で見事な紅葉を見せてくれましたが、今週は三本滝ゲートから冷泉小屋付近まで見頃となっていて、初冠雪を迎えた乗鞍岳と快晴の青空をバックに、三段紅葉が楽しめるロケーションが広がります。

9時の位ヶ原山荘の気温は3℃、この付近までは路面状況も比較的よく、シャトルバスの運行ができないのが残念な状況ですが、この先の森林限界以降はまるで状況が異なります。

位ヶ原・大雪渓は冬景色>

10月7日(土)速報 − 位ヶ原・大雪渓は冬景色 (クリックで拡大)】

▼位ヶ原山荘を過ぎると、路面はアイスバーンとなり、歩いて登るにも足元を注意が必要なほど。スタッドレスタイヤ+四輪駆動でもスリップする状態です。そして、森林限界を超えた位ヶ原では、快晴の青空と真っ白の山岳風景が広がる厳冬期の様相を呈しています。10時の大雪渓の気温は1℃、三本滝から登ってきた登山の方々が続々と訪れています。

大雪渓より先、特に肩の小屋から先は、アイゼンなどの冬山装備がないと対応が困難な状況です。本日は雪が降りたてで、比較的やわらかい状態でしたが、今後、日数が経過すると、雪質が変化して硬くなり、登山靴だけでは対応が困難な状況となりますので、万全な装備のもと行動してください。そして、シャトルバスの運行開始をあてにして、登ってきた方も多く見られ、また、午後から登り始める様子もありましたが、午後には下山を開始しないと、三本滝までたどり着くことができませんので、計画的な登山行動をお願いいたします。

大雪渓付近までは、朝のアイスバーンは日中には溶けましたが、この先の富士見沢付近から県境にかけて、路面積雪・凍結がひどく、全く解消しない状態。特に県境は風が強く、県境を示す看板やガードロープなどの構造物は大きなエビのしっぽできていて、路面のアスファルトにもエビのしっぽが直接できている状況はなかなか見られません。10時の県境の気温はマイナス2℃、強風のため、体感的にはかなり寒い状態です。


大雪渓初雪スキー>

10月7日(土)速報 − 大雪渓初雪スキー(クリックで拡大)】

大雪渓入口付近では積雪10センチ程度で、とても滑走できる状態ではありませんが、上部では積雪がさらに増えて、滑走エリアである雪渓上部左側エリアでは深い所で40センチにも達する状態。そして、今日は夏スキーの常連スキーヤーの方が三本滝からスキー板を担いでやってきました。

大雪渓の雪質は、表面がやや締まった状態で、表面がややパックされた状態で、不意に逆エッジを取られてしまい、なかなか思うように滑走できませんが、次第に慣れてきて、何度も繰り返して、初雪スキーを堪能されていました。ただし、雪渓上部左側は斜度が30度以上ある急斜面のため、夏スキーでこのエリアを滑走された方以外は、対応が困難な状況のため、この記事をご覧になってお越しになることは差し控えてください。

正午の大雪渓の気温はマイナス1℃、ちょうど、正午を境に山頂方面から雲が流れ込むようになり、午後にはほぼ曇になってきました。


<シャトルバス・自転車台数
。入山への注意>
本日のシャトルバスは終日運休で、自転車通行止めでした。路面状況はよくなってきていますが、日陰部分や県境付近などは依然として積雪凍結が残っていて、走行が困難な状況が続いているため、明日も通行止め・シャトルバス
運休が続く可能性があります。

明日から天候が下り坂となっていますので、徒歩での入山をおすすめできる状況ではありません。特に雨交じりの雪となった場合、雪だけの厳冬期よりも低体温になりやすく、厳しいコンディションとなる可能性にご注意下さい。

次回速報は10月14日(土)の予定です。(2023/10/07 22:00更新)


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■2023年10月5日(木)  
 
※ 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の最新情報はツイッターにて随時発信しております → @norikura_org

初雪
昨年より1日早く、過去10年間で最も早く、平均日より10日も早い記録
@ 2023/10/05
初雪 − 位ヶ原山荘付近から積雪
(位ヶ原山荘)
A 2023/10/05
初雪
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓付近)
B 2023/10/05
吹き溜まりで積雪40センチ
(県道乗鞍岳線 − 県境付近)
B 2023/10/05
降雪はお昼ごろから
(畳平)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日、乗鞍岳で初雪が観測されました。

降雪はお昼ごろから始まり、岐阜県側乗鞍スカイライン終点にある標高2702メートルの畳平では、13時の気温がマイナス2℃で積雪2〜3センチを観測。昨年より1日早く、過去10年間で最も早く、平均日より10日も早い記録となりました。

長野県側の県道乗鞍岳線では、17時時点で、降雪は三本滝ゲート(標高1800m)の上あたりから始まり、冷泉小屋(標高2230m)から路面シャーベット、位ヶ原山荘(標高2350m)より路面積雪となり、県境付近(標高2716m)では積雪2〜3センチで、吹き溜まり部分では40センチにも達しています。
このため、乗鞍高原と畳平を結ぶシャトルバスは、畳平を出発する15時05分発の下り便を最後に、運行が打ち切られました。

雪は明日の明け方まで断続的に降り続く見込みで、明日10月6日(金)は、通行止め・シャトルバス運休の可能性がありますのでご注意ください。(2023/10/05更新)


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