ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.2(2009/04/04〜05) C
【位ヶ原山荘】
こちらは位ヶ原山荘。
山荘前で雪上訓練 |
吹雪の中、山荘の前では雪上訓練をされているグループに出会うことができました。
雪を切り出す |
のこぎりで雪をブロック状に切り出しています。
周囲にドーム状に積み上げる | イグルーの作成 |
そのブロックを一段ずつ重ねてかまくら状のドームを作って行きます。厳冬期のツアーコース脇で雪洞作りの練習をしているグループに出会うことはしばしばあります。雪洞は斜面に対して掘り進んでスペースを確保しますが、平坦な雪原ではこのようにかまくら状のドームを作って風雪をしのぐこともあるそうです。最後のドーム部分は積み上げるブロック同士のバランスだけで形状を保つ必要があるため、一番難しいとのこと。
「今日は何方かここで一夜を明かすんですか?」とお聞きした所、皆さん位ヶ原山荘に泊まられるとのこと...でも、イグルーの中は結構暖かいとの事でした。
こちらは厨房。今日はお手伝いの方がやって来られています。
和気藹々と... |
スタッフの方に色々お聞きしながら仕事を進めて行きますが、これまでスタッフ一人で黙々とこなしてきた状況も話し相手と一緒の作業は結構楽しいもの...
初めて山荘に泊り込んでの仕事、ノリクラを十二分に楽しむ |
今回、初めて位ヶ原山荘で泊り込んでの仕事は何もかも新鮮。ノリクラでの生活を十二分に楽しんでいます。
夕食の時間 |
そして、上空がだんだんフェードダウンしはじめる頃、位ヶ原山荘がもっともにぎやかなひとときが始まります。
左の画像の方々は、今朝、休暇村駐車場を出発する時にお会いしました。夕食の時間帯も外は雪が降り続き、明日はどこを滑ろうかと、お食事の最中でも頭の中を巡っています。そして、右の画像は先ほど山荘の前にイグルーを作っていらっしゃった登山の方々。明日は山頂を目指す予定とのこと。天候が少し気がかりな所です。
そして、こちらは山スキーヤー14名の大所帯。「今日はどこまで行かれましたか?」とお聞きすると、「今日はここまで!どこにも行っていない!山荘直行!」とメンバーから笑いが湧き上がります。本当は山荘に到着後、雪上訓練なども行う予定でしたが、天候が悪化してきて中止されたとのこと。メンバー構成はベテランからビギナーの方まで、そして、山スキーから始められた方からゲレンデスキーから入った方まで、様々な経験を持った方が揃っています。
左の画像の方は「年始にもお会いし、ここで出発のときに見送ってくれたよ。そのときは後姿しか映ってなかったけど...(笑)」と陽気に撮影に応えて下さいました。そして、毎週見て下さる右の画像の方、ノリクラに関して、そして、WebSiteについて色々話が盛り上がって行きます。
WebSiteは皆さんに見ていただき、そして、広めていただくことで、ノリクラそのものをよりよく紹介できる一つの手段へと成長させていただいていると実感いたします。
そんな楽しい夕食のひとときからメンバー同士の団欒へと時間が連続して流れて行き、今日一日を締めくくって行くのです。
【4月5日(日)、どんよりとした朝を迎える】
早朝6時、マイナス4℃。どんよりとした朝 |
一夜明けた4月5日(日)、早朝6時の気温はマイナス4℃。しっかりとノリクラの峰々が確認できるものの、どんよりとした朝から始まります。
薄雲の中から朝日 − 湧き上がる雲を赤く染める |
東の空からは雲に滲んだ朝日が昇りはじめています。それでも山麓から湧き上がる雲を赤く染める光景はやはり朝日の情景を感じるもの。
雲のベールの濃淡のグラデーションがなかなかの趣 |
上空を薄く覆う雲のベールをモノトーンに照らす朝の光景はその濃淡のグラデーションが重厚に輝き、力強い朝焼けとは異なった趣を感じさせるものです。
出発の準備 − 乾燥室は大混雑 |
朝食を終えた宿泊の方々は出発の準備に取り掛かります。山荘の乾燥室はご覧のように大混雑。
何とかブーツは履けても、今日はシールは外で... |
ブーツは何とか室内で履くことはできても、シールは室外で装着しなければならないほど...
雪上訓練を兼ねて鶴ヶ沢へ出発! |
右往左往した出発準備も何とか整い、今日は雪上訓練を兼ねて、鶴ヶ沢方面に向けて出発します。
そして、今回初めてお越しになったボーダーの方々も出発です。
地図を片手に山荘支配人に方角を確認します。
いつもWebSiteで見ているだけのノリクラの峰々に、これから自分たちが出発します。(→ Next)
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